【承認番号 平22業使 第8号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」 承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。 山行のつぶやき昨年は登山復活宣言!という事で比較的精力的に山行計画を立て登山に出かけてきた。今年はそれ以上を目標に早速、
初登山に出かける事とした。年末年始の寒波によって山は雪が積もっているだろうという事で久しぶりの鈴鹿雪山登山へとやってきた。
蒼滝駐車場へ車を止め裏道登山道を通りまずは藤内小屋を目指す。いつもの冬であれば積雪は多くても膝程度なのであるが今年は登山開始
早々麓付近から20p程の積雪となっている。かなり雪が多いなと感じながら登って行き藤内小屋までたどりつく頃には既に膝下当りの積雪と
なっていた。藤内小屋からは裏道を経由して御在所岳を目指すのが冬季の一般的ルートとなっており、この日も登山者が多く見られたが周回コースを
取ろうと国見尾根経由で国見岳へ登り裏道から下山しようと迷わず国見尾根方面へとコースを取る。国見尾根方面へは先行者のトレースが全く
付いておらず新雪の状態であったが積雪期に何度か登った事があるため、道は分かるであろうと軽く考え登って行く。ただこの考えが甘かった
のであるが・・・急登の尾根道は登るにつれ雪が深くなり足が取られなかなか進めない状態となってくる。急斜面を無理矢理登って行き正直
何度も引き返そうかと悩みながら標高を稼いでいく。山頂付近まで行く頃には雪の深さは腰近くまで達し完全にラッセルを強いられる状態で
ここで天候が崩れると本当に遭難する恐れがあるなと感じながら進み周回最高地点となる頂上付近まで行った所で愕然となった。ここまで
くれば逆から登ってくる登山者のトレースであとは歩きやすいと考えていたのだが結果的には無人でありトレースも全く付いていない状況であった。。
体力的にかなり消耗していたのだがここで立ちすくむわけにもいかず、今回は国見尾根分岐から右方向へすぐの国見岳頂上踏破は無理をせずあきらめ
左方向の国見峠へと目指し再びラッセルを開始し下っていく。国見峠までなんとか
やってくるとここで藤内小屋以来の登山者と遭遇しほっと一安心する事ができた。ここからは登山者に踏み固められたトレースをたどり下山する
だけであるので安心出来たが、積雪が多い状況の中トレースも無い状態で無謀に突き進むのはつつしもうと思ったのであった。下山途中藤内小屋で
頂いたレモンティーは冷えた体にはたまらなく美味しく感じたのであった。冬季国見尾根コースは経験者向けで雪山初心者はあまりお薦め出来ないと
思われる。 |