【遠足尾根〜孫太尾根 青川峡からの長丁場周回日帰りコース】

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【大鉢山】 おおはちやま 522m  【竜ヶ岳】 りゅうがたけ 1099m
【静ヶ岳】 しずがだけ 1088m  【銚子岳】 ちょうしだけ 1019m 
【藤原岳】 ふじわらだけ 1140m  【丸山】 まるやま 651m 

登山日 2012年11月3日(土)
山域 鈴鹿山脈 【鈴鹿セブンマウンテン − 竜ヶ岳 ・ 藤原岳 , 日本三百名山 − 藤原岳】
コースタイム 10時間18分 ( 休憩とロスタイム1時間4分含む ※歩行タイムは9時間14分)
コース 孫太尾根登山口(5:32)〜大鉢山登山口(6:03)〜大鉢山(6:50-6:55 休憩約5分)〜遠足尾根出合(7:40)〜裏道登山道分岐(8:17)〜治田分岐(8:32)〜竜ヶ岳(8:47-8:54 休憩約7分)〜治田分岐(9:06)〜セキオノコバ(9:38)〜静ヶ岳(9:50-9:55 休憩約5分)〜セキオノコバ(10:05)〜銚子岳入口(10:33)〜銚子岳(10:38-10:46 休憩約8分)〜銚子岳入口(10:50)〜治田峠(11:20)〜迷い尾根(11:40)〜孫太尾根分岐(12:01)〜藤原岳(12:51-12:55 休憩約4分)〜[途中昼食休憩 15分]〜孫太尾根分岐(13:47)〜草木(14:17)〜丸山(14:45)〜[道迷いロス 20分]〜孫太尾根登山口(15:50)
天候 曇り時々晴れ (風が強くとても寒かった)
駐車場 ★孫太尾根登山口駐車スペース(※お墓の前です。10台程 無料)  トイレなし
※11月の土曜日の朝5時頃と下山時の16時頃共に車は自分たちのみでした。
日帰り温泉 阿下喜温泉  あじさいの里
備考 ★藤原岳の標高は三角点が無いので1120m〜1144mで表記されます。
※当サイトでは1140mを採用しています。
★今回のルートにトイレはありません。
★大鉢山へのルートは西・中・南ルートがありますが、中ルートが一番マシのようです。
※初めてで下りに使うと分かりにくい箇所があるかもしれません。
★孫太尾根はアップダウンが多く長いルートです。初めての下りでは一部わかりにくい箇所もありました。
※参考までに孫太尾根の各ピークの標高は草木(834m),丸山(650m),神武祠(387m)との事です。
★青川峡〜治田峠は林道が崖崩れの為通行止です。
※登山者も立ち入らないようにと注意書きがあります。(2012年11月現在)
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 鈴鹿山脈の健脚向け周回コース】


断片図

【断面イメージ図 アップダウンが多い長丁場日帰りコース】




【承認番号 平23情使 第733号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。



山行のつぶやき

今年の遠征シーズンも終了し久しぶりにガッツリと鈴鹿の山を堪能しようとロングコースの予定を立てる事とする。どこに行こうか 悩んだ結果、まだ行った事の無いコースで長時間歩こうと思い、青川峡をベースに『竜ヶ岳〜藤原岳』を周回して見ようと思い立つ。事前にインターネットで情報を 収集すると山と高原地図には載っていないが青川峡から竜ヶ岳へ直登出来るコースがある模様であり、そこから周回し孫太尾根を下れば1周出来る と考えいざ出陣する事とする。なかなかのロングコースとなるため孫太尾根登山口をまだ暗いうちに出発し大鉢山登山口へと移動する。ここから 大鉢山まではハイキングコースらしいが、道は崩れかけており滑りやすくハイキングの人が本当に登れるの?と言った感じの道である。所々崩れかけた 歩きにくい登山道を一登りすると展望の開けた大鉢山山頂へと到着する。ここからは登山道不明ゾーンであるが忠実に尾根沿いに歩いて行くと 遠足尾根登山道に合流する。(遠足尾根までの道は登りで使うと大丈夫だが下りは道を外す恐れがありそうである。一応テープやペンキの印はある。) 遠足尾根からは急に道が 良くなり一気に歩きやすくなる。草原状の竜ヶ岳山頂付近に点在する赤く染まったシオヤシオの景観に見とれながら進んで行き竜ヶ岳山頂へと 辿り着くが、山頂は風が吹き荒れ寒く人が誰もいない状態であったため退散し静ヶ岳へ向け早々に出発する。静ヶ岳付近の池の紅葉で写真撮影 タイムとし『静ヶ岳・銚子岳』と順調に進んで行き治田峠までやってくると、ここからの下りは土砂災害のため通行止めとなっていた。青川峡 付近の土砂被害は凄いらしく復旧の目途は立つのだろうか?と言った感じのようである。治田峠をあとに孫太尾根分岐までは何の問題も無い 縦走路が続いているが本日の難所はここから待ち構えているのであった・・・。藤原岳山頂への登りは所々、登山道が崩れている上にこんなに急登 なの?と目を疑うような急坂を登り、何とか辿り着いた山頂付近で昼食を取った。その後、孫太尾根分岐まで戻りやっとここからは下るだけと思い安堵の 気持ちで下り始めると本当の最難関はここから始まったのであった・・・なんということでしょう!! 下り始めて早々に大きく崩れた登山道を注意 しながら渡り慎重に下っていくが落葉の季節『踏み跡』が殆ど見えずテープのみを頼りに下って行くような形となる。目印のテープを探しながらゆっくりと 下るが途中数回テープを見落とし道を少し外してしまい正規のルートを探し直すという状況に陥る。(出来るだけ尾根を意識しながら下る。) しかし標高 600mの丸山付近で黄色テープの次が見つけられず、完全に下りの道を見失うこととなってしまった。迷走しながら 探していると時刻も 15時を過ぎ時間的にもまずい状況となってきた。ここで真剣に悩む・・・このまま道を探す or 藤原岳山頂まで登り返し表道から ヘッドランプを頼りに下るか?と・・・体力的には厳しいが今なら登り返しても行けるであろうと考えているうちに運よく正規のルートを発見する事が出来た。 そこからは必死にテープだけを探しながら何とか登山口まで下りる事が出来事無きを得た。今回のコースは稜線上は問題は無いと思われるが落葉の季節 には道が不明瞭になり分かりにくくなるため、登下山には注意が必要となると思われる。まあ筆者らが方向音痴なだけなのであるが…。


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【孫太尾根登山口の駐車スペース】
写真は下山時の16時頃のもの
車は自分たちの1台のみだった

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【まだ夜が明けない5時半に出発!】
30分程道路を歩き青川峡キャンプ場を
めざし住宅街の中を適当に進んで行く

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【迷わず大鉢山登山口まで到着】
この登山口は大鉢山の中ルート
大鉢山は3つのルートがあるのだ



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【大鉢山のルート案内図】
どのルートも50分となっている

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【最初は道は分かり易い】
木の段差の箇所は一部崩れている

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【この斜面の崩壊箇所は直進】
直進すると左下の目印の木がある



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【岩々しい道がしばらく続く】
この辺の道は分かり易い

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【朝焼けの藤原岳が見えた〜】
本日の最終目標は藤原岳の予定

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【むむ、どこが道なんだろう;;】
踏み跡がバラバラで分かりにくい



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【おー! 尾根まで登ってきた】
この手前で目印発見!

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【大鉢山展望台に着いた!】
うわぁ 朝日がまぶしい;;

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【大鉢山は展望が良い】
今から登る竜ヶ岳を眺める



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【次は遠足尾根出合を目指そう】
少し下り目の前の尾根を登る

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【尾根を意識しながら歩く】
油断するとすぐ道をはずれてしまう

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【この辺は青い印が多く分かり易い】
目印に感謝しながら進む



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【藪こぎをしながら登って行く】
果たして合っているのか・・・

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【おー!! 遠足尾根に出たぁ!】
道が合っていて一安心

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【遠足尾根は歩きやすい】
紅葉もなかなか見ごろだなぁ



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【樹林帯から視界が開けた】
左上の竜ヶ岳を目指し笹原を歩く

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【裏道(ホタガ谷)の分岐】
裏道は2012年11月現在通行止め

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【分岐から急坂になる】
風が強くて登りでも寒い〜



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【急坂の途中で振返り撮影タイム】
左半分の紅葉がすばらしい!

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【坂を登り切ると治田分岐だ】
竜ヶ岳をピストンして分岐に戻ってくる

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【分岐から竜ヶ岳までは15分程】
ここからは紅葉を撮影しながら進もう



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【シロヤシオと竜ヶ岳】
真っ赤に染まったシロヤシオは見事

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【斜面は一面のシロヤシオの紅葉】
緑と赤のコントラストが美しい

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【このシロヤシオも綺麗だなぁ】
そろそろ頂上へ登らねば・・・



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【竜ヶ岳の頂上に到着〜】
なんと!誰もいなくて貸切だ

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【次は分岐に戻り静ヶ岳を目指そう】
分岐に戻る途中で数人とすれ違った

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【さて静ヶ岳を目指し出発だ!】
本日は長丁場なので先へ進まねば



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【登山道は分かり易い】
登山道案内図が設置されている

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【1〜20番まで制覇できるかなぁ】
治田分岐が[1]で藤原岳が[20]なのだ

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【美しい池を発見!】
紅葉が水面に映りとても綺麗
しばし撮影タイムとする



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【静ヶ岳への分岐(案内図[5]番)】
この付近がセキオノコバらしい

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【静ヶ岳の直下は急坂だ】
先程の分岐からピストンとなる

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【静ヶ岳に着いた〜】
樹木に囲まれて展望は無いなぁ



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【次は銚子岳を目指そう〜】
とても美しい森だなぁ

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【一面の落ち葉の上を歩く】
フカフカの絨毯のようだ

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【あれが銚子岳だな!】
この先から急坂へと突入する



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【銚子岳入口の分岐(案内図[7]番)】
ここから銚子岳までほぼ横移動

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【銚子岳に到着】
ここも樹木で展望はほぼ無い

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【治田峠までガンガン下る;;】
銚子岳から250mほど下るのだ



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【これは何の花だろう?】
造花みたいな花だなぁ

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【目指す藤原岳はまだ遠い】
気合いを入れ直し進むとするか

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【治田峠(約760m)まで降りてきた】
さぁここからは登りだ



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【治田峠〜青川峡は通行止め】
大きな看板が立っています

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【次は孫太尾根分岐を目指し登る】
意外と細かなアップダウンがある;;

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【迷い尾根(案内図[12]番)】
特に迷う箇所はなかった



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【おー やっと晴れてきた〜】
目の前の山は多志田山だろうか
あれを越えて行くのかな?

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【孫太尾根分岐(案内図[16]番)】
多志田山への尾根経由ではなく
藤原岳は左へ山腹を行くと書いてある

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【これホントに登山道なのか;;】
この箇所は直進では無く手前の
横木から少し下ると目印がある



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【案内図[18] 道はあってるらしい】
歩きにくい道で疲れが倍増だ;;

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【心が折れそうな急坂を登る】
目印は多いが道は不明瞭で登りにくい

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【ふう 尾根まで登り切った!】
なんか岩々しいところに着いた



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【遂に藤原岳の展望丘に来た〜】
頂上は沢山の人で賑わっていた

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【さて 嫌な道を下るとするか】
下りは意外とサクサクと歩ける

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【案内図[16]から孫太尾根へ】
初めての孫太尾根へ突入だ



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【大きく崩れている道】
雨の日はちょっと厳しそうだ

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【なんか前方に小山が見える;;】
巻道もあるが登ってみる事に

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【看板を探すも良く解らない】
どうやら「草木」というピークのようだ



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【なんかまた少し登りになった・・・】
どうやら「丸山」への登りらしい
そして丸山ピーク付近で迷ってしまった

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【尾根のテープに辿り着いた〜】
黄テープに騙され大きく道迷い;;
地図と磁石を取りだし尾根へと戻る

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【花崗岩の露岩の道を下っていく】
丸山から急坂の下りとなる
丸山から下は目印が多くわかりやすい



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【おー 下界が近づいてきた〜】
青川峡キャンピングパークが見える
ちなみに右の小山が大鉢山だ

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【目印に導かれ林道を降りてきた】
振返って見た時、左の道から来た
登りに使うときは左へ入りましょう〜

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【孫太尾根登山口に無事下山】
なかなか歩き応えのあるコースだった
道さえ良ければお勧めなのだが・・・




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