登山日 |
2013年11月16日(土) |
山域 |
北アルプス 【日本二百名山】 |
コースタイム |
10時間27分 (休憩約2時間を含む ※歩行タイムは8時間27分)
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コース |
第一駐車場(5:09)〜中房温泉登山口(5:20-5:28 休憩8分)〜第一ベンチ(6:02)〜第二ベンチ(6:32)〜第三ベンチ(7:02-7:08 休憩6分)〜富士見ベンチ(7:41)〜合戦小屋(8:16-8:28 休憩12分)〜合戦沢の頭(8:50)〜燕山荘(9:50-10:08 休憩18分)〜燕岳(11:03-11:23 休憩20分)〜燕山荘(12:02-12:45 休憩43分)〜合戦沢の頭(13:19)〜合戦小屋(13:31-13:39 休憩8分)〜富士見ベンチ(13:57)〜第三ベンチ(14:23)〜第二ベンチ(14:44)〜第一ベンチ(15:01-15:06 休憩5分)〜中房温泉登山口(15:28)〜第一駐車場(15:36)
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天候 |
快晴(初冬なのに稜線状はあり得ない程無風で暖かかった) |
駐車場 |
★中房温泉登山者用無料駐車場(中坊温泉登山口の500Mほど手前) 3ヶ所で約120台との事
※夏秋シーズンはずぐ満車になりますが、今回は朝5時頃でも空きがありました。
※第一駐車場に簡易トイレが有ります。
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日帰り温泉 |
中房温泉 湯原の湯 , 安曇野蝶ヶ岳温泉 ほりでーゆー四季の郷 |
備考 |
★登山届は中房温泉登山口に設置されています。
★第1駐車場に簡易トイレ、登山口に綺麗なトイレがあります。
※この時期の合戦小屋は冬季休業中です。燕山荘ではトイレをお借りできました。
★合戦小屋からはアイゼンを装着しています。
※初冬の北アルプスの入山なので、しっかりとした冬装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【行程イメージ図 中房温泉から燕岳へのピストン日帰りコース】

【断面イメージ図 駐車場から頂上まで標高差1370m程の日帰りコース】
【承認番号 平24情使 第800号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の
数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。
数年がかりで冬山装備を揃えているがようやく小屋泊ならなんとか行ける装備を揃える事が出来たので、冬山入門コースである
初冬の燕岳へと出かける事とし登山口となる中房温泉まで深夜車を走らせる。入門コースとはいえ積雪期の北アルプスにどきどきしながら準備を
整えていくが、この時期でも山小屋『燕山荘』が開いているのは心強い限りである。暗闇の中、出発早々当りは薄らと雪化粧しており、予想より
雪が多そうだなと感じながら登って行くと、第1ベンチ付近では既に一面の銀世界へと変化している。どうやら前日までにかなりの積雪があった模様
であるが、打って変って今日は晴天で暖かく文句の付けようのない登山日和の予報である。気持ちの良い新雪を踏みながら標高を稼いでいく。
合戦小屋で休憩を取りここからはアイゼンを装着して登って行くのだが、予想以上に暖かく快晴無風と言う天気に服装はインナーのみで問題無しという
状態に、今朝までの緊張感が嘘のように拍子抜けしてしまう感じすらある。合戦小屋の頭付近まで来ると真っ白に雪化粧した北アルプスの山々が
見渡せ、荘厳な景色に見とれ撮影タイムとなる。ここから景色を眺めながら冬道へと切り替わった登山道を燕山荘目指し登って行き、遂に念願の北アルプス
の稜線まで到着した。予想では、稜線 ⇒ 強風 ⇒ 極寒の世界 ⇒ 完全防寒装備 の予定であったが、稜線に出てもほぼ無風という予想外の結果に
最早せっかく揃えた防寒具の出番は無く少々複雑な気持ちである。燕山荘テラスからの絶景は雪の鎧を身に纏った荘厳なパノラマ世界を展開しており
大撮影大会の始まりである。満足するまで写真撮影を行った後は (満足=いい写真とは言えないのであるが…) 完全にトレースの付いた快適な稜線
歩きを燕岳山頂まで往復しようと出発すると、山荘スタッフの方と一緒になりトレースが間違っているのでこちらに付いてきて下さいと声を掛けられる。
「了解です」と快く返事し後を着いて行ったものの、ワカンですいすい歩くお兄さんの後ろは雪が踏み固められておらず、一歩一歩が膝上まで沈み込み
燕岳山頂直下まで到着するまでにフラフラになってしまった。正直あっちのトレースを歩かせてくれないかなと軟弱な事を考えながらの歩行であった。
山頂では『立山・剱連峰』や『後立山連峰』など北部の峰々の景色を堪能している内に自分の心の中で満足感で一杯になり、これ以上の展開は
もう無いのかなと思い始めてきた。燕山荘まで戻り暖かい小屋食メニューの誘惑に敗北し 『カレーライスとビーフシチュー』 を相方と頂いたところでお腹も心も
完全にお腹一杯と勝手に判断し、小屋泊の予定を日帰りに変更し下山する事とした。下りは苦労して登った急坂も雪道で歩き易く一気に滑り落ちる
ように下山し満足した1日となった。初の雪山北アルプスは稜線上で手袋を外しても手がかじかまないほど暖かく、贅沢な悩みながら冬服の出番が
無かったのが唯一残念な結果であった。

【登山者用第一駐車場】 写真は下山時の物 まずは500m程道路を歩き登山口へ

【中房温泉登山口】 登山ポストやトイレなどがある 日帰り温泉も隣接していて大変便利

【登り初めてすぐ雪が出現】 初冬の北アルプスを楽しめそうだ♪

【第一ベンチに到着】 燕山荘まであと4.5km

【第一ベンチ】 20mほど下ると水場がある

【有明山方面】 夜が明けて明るくなった

【新雪を踏みしめて登る】 少しずつ積雪も増えていく

【朝日に染まる山肌に見とれる】 青空と雪とモルゲンロート 贅沢だ♪

【朝日が昇った〜】 木々の隙間から光が差し込む

【第二ベンチに到着】

【第二ベンチ】 朝日が差し込んで所々オレンジ色に 染まっているのがいい感じ♪

【更に樹林帯を登って行く】

【開けた場所で撮影タイム】 今日は山々がよく見えている!

【左奥が東天井岳】 稜線の積雪具合はどんな感じだろう

【青空に映える雪を纏った木々】 今のところ雲一つない青空だ

【第三ベンチに到着】 燕山荘まであと2.8km

【第三ベンチで休憩】 今の所、全然寒くないなぁ

【すり鉢状の道もある】

【富士見ベンチを通過】 燕山荘まであと2.8km 次なるチェックポイントは合戦小屋

【中々立派なツララ】

【視界も開けて展望も良くなった】 撮影で度々足が止まる

【大天井岳方面】 よ〜く見ると大天荘がある(中央辺り)

【冬季休業中の合戦小屋】 ここでアイゼンを装着する

【次は合戦沢の頭を目指そう】 冬靴+アイゼンで足元が更に重い;;

【おっ! 槍の穂先が出現】 よく見ると小槍も見えている

【最高の展望を楽しみながら登る】 それにしても暖かいなぁ

【合戦沢ノ頭】 燕山荘まであと1.3km

【振返ると雲海が広がっていた】 ガスも少しずつ上がって来てる;;

【稜線の燕山荘までもう一息】 朝早く出たおかげでまだ人は少ない

【針ノ木岳方面】 奥が針ノ木岳と蓮華岳、手前が唐沢岳

【餓鬼岳】

【表銀座縦走路と東鎌尾根】

【燕岳】

【鎖場の箇所】 アイゼンを装着済みなので特に問題なし

【ここから冬道となる】 右の旗2本箇所が夏道

【燕山荘はもう目前!】 稜線からの景色が楽しみだ♪

【燕山荘まで登って来た〜】 ここでしばし撮影タイム

【山男(石造)と燕岳】 山男は燕山荘の玄関前に鎮座

【槍ヶ岳】 本日は文句なしの展望

【西鎌尾根と笠ヶ岳方面】

【鷲羽岳】

【水晶岳〜野口五郎岳方面】

【そろそろ燕岳へ行こう】 稜線でも風はほとんど無い

【大定番のイルカ岩】 これははずせない

【穂高連峰〜槍ヶ岳】 撮影で中々前に進まない

【雪も深くなりキツイキツイ】 山小屋の方に誘導され進んで行く

【燕岳が近づいてきた】 あの頂きまでもう一息

【めがね岩】 登らないようにと注意書がある

【ようやく燕岳に到着〜】 ラッキーな事に少しの間、貸切だった

【頂上でのんびり撮影タイム】 撮影してるとガスがモコモコと・・・

【針ノ木岳・立山方面】 北方面は一段と雪深そうだなぁ

【立山】

【剱岳】

【白馬岳】

【鷲羽〜水晶岳】

【鷲羽岳】

【水晶岳】

【さぁ 燕山荘へ戻ろう】 これ以上無い展望に大満足

【いよいよ雲も出てきたなぁ】

【帰りはだいぶと歩き易い】 人が沢山歩いて雪がしまってきた

【美しい風紋】 幻想的な景色に癒される

【燕山荘で贅沢に昼ご飯】 匂いにつられて注文してしまった

【燕山荘のテント場】 皆さん整地に忙しそうだ

【昼食後、懲りずに撮影タイム】

【燕岳とゴリラ岩】

【稜線には花崗岩が点在】

【ガスが沸き立つ大天井岳】

【槍ヶ岳はまだ見えている】

【それにしても最高の展望だった】

【大満足なので下山しよう】 登って来た道を下りていく

【雪面とコバイケイソウ】 何だかつくしみたいに見える

【下山時は雪はだいぶ解けていた】 本日の山行も無事終了〜
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