【硫黄岳】 いおうだけ 2760m 

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登山日 2013年11月17日(日)
山域 八ヶ岳連峰 
コースタイム 7時間40分 (休憩約1時間16分を含む ※歩行タイムは6時間24分)
コース 赤岳山荘駐車場(5:51)〜林道終点(6:44)〜赤岳鉱泉(7:44-7:59 休憩15分)〜赤岩の頭(9:26)〜オーレン小屋との分岐(9:28-9:55 休憩27分)〜硫黄岳(10:16-10:26 休憩10分)〜オーレン小屋との分岐(10:45-10:52 休憩7分)〜赤岳鉱泉(11:41-11:58 休憩17分)〜林道最終地点(12:48)〜赤岳山荘(13:31)
天候 快晴(午前中は文句なしの晴天)
駐車場 ★やまのこ村・赤岳山荘 1000円/日 , 赤岳山荘前に有料トイレがある
★八ヶ岳山荘駐車場 500円/日 
※八ヶ岳山荘からやまのこ村もしくは赤岳山荘へは約2.6km程の林道ですが、狭くガタガタした箇所もあるので車高の低い車は注意が必要です。
日帰り温泉 八ヶ岳山荘 , 尖石温泉 縄文の湯 , 道の駅 蔦木温泉 つたの湯
備考 ★登山届は赤岳山荘前にに設置されています。
★赤岳山荘前と赤岳鉱泉に有料トイレがあります。
★まだ積雪も深くないので道は分りやすく、迷う箇所はありませんでした。
※初冬の八ヶ岳の入山なので、しっかりとした冬装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 美濃戸から硫黄岳へのピストン日帰りコース】


断片図

【断面イメージ図 駐車場から頂上まで標高差1070m程の日帰りコース】




【承認番号 平24情使 第800号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。



山行のつぶやき

前日の燕岳登山が予定外の日帰り山行となったため急遽暇になった日曜日、そのまま自宅に帰るのも勿体無かったので 道の駅に車中泊し、今シーズンの厳冬期登山目標である八ヶ岳の偵察を兼ねて硫黄岳へと登って見る事にした。北アルプスほどは雪が無いだろうと 高を括ってやってきた登山口の美濃戸は既に薄らと白くなっており驚きである。一昨日の降雪は八ヶ岳にもかなりの積雪をもたらした模様で、 赤岳鉱泉までの登山道は一面白銀の世界に変わっていた。何度も沢の橋を渡りながら北沢を詰めていき赤岳鉱泉まで来るとクライミング用の練習壁 が聳え立ち出迎えてくれる。この練習壁は冬になると『アイスキャンディー』となりアイスクライミング用の練習壁となるらしい。小屋前はテント泊の登山者で 賑わっており、各々出発の準備をし目的の方面に出かけていくがそのほとんどが赤岳へと向かう登山者のようである。筆者等は赤岳へと向かう 登山者とは別れ硫黄岳方面へと林の中を進んで行く。赤岩のコルまで上がってくると雪を纏った八ヶ岳主稜の山々が素晴らしい景観で出迎えて くれ、まさに『八ヶ岳劇場開演』といった感じである。写真撮影をし硫黄岳山頂へと登って行くが今日は風もそこそこあり冷えるため、昨日 登場する事が無かった冬装備も装着し気分良く登頂達成である。ここまでは絶好調だったのであるが…。山頂には登山者もおらず写真撮影が 頼めないので、三脚を立てセルフタイマーで記念撮影を実施した直後にアクシデントが起こってしまったのである。シャッターが押された瞬間、突風が吹き三脚が 横倒しになると共に、一眼レフのレンズが飛んで転がっていったのである…。一瞬何が起こったのか判らず悲壮感一杯で近寄って確認して見ると 倒れた衝撃でレンズの接続部が折れはじけ飛んでいたのである。カメラ破壊のショックに山頂での景色を堪能する気分も失せ、赤岩のコルまで戻り望遠レンズ を取り付け確認して見ると、何とかカメラ本体だけは無事である事が判明し少しほっとする。ただレンズが故障してしまったので新しいレンズ購入に 小遣いが無くなる痛い出費の事を考えると、重い足取りを引きづりながら赤岳鉱泉へと下って行く。赤岳鉱泉からは往路をのんびりと引き返して 行くのだが林道まであとわずかな所でまたしてもアクシデントを起こしてしまう。沢沿いの道を歩いていた所、雪の下の凍結箇所で足を滑らせてしまった のである。滑った瞬間踏んばろうとしたが踏ん張りがきかずそのまま何が起こったのかわからないまま、体が軽くなり背中から落下して しまった模様である。高さは約 1.5m 程であり背中から沢の脇にに落下したようであるが、リュックが衝撃を和らげたのか背中から腰にかけての痛みは 幸いにも全く無かった。しかし落下の反動で頭を打ってしまい大きなたんこぶが出来てしまった。平坦で何でもないような道でも最新の注意を払って歩かないと ダメだと心に言い聞かせる苦い経験となってしまった。それにしても滑った瞬間と落ちた後の事だけ記憶にあり、落ちている途中の過程は全く わからなかったので、本当に滑落した時の気分もこんな感じなのかなと考え反省点で一杯の山行となった。稜線でこんなミスは絶対に起こせないので、 最新の注意を図って行こうと改めて痛感しながら、色々とアクシデントが重なった八ヶ岳登山が終了した。

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【赤岳山荘の有料駐車場】
この季節は午前6時前はまだ真っ暗

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【南沢と北沢の分岐箇所】
北沢へ行くので林道を進む

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【雪が積もった林道を歩く】
前々日にかなり雪が降ったようだ



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【林道最終地点の橋を渡る】
橋を渡り左へ折れると南沢へ入る

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【登山道は一面の雪景色】
新雪を踏みしめながら歩く

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【雪を纏った柳川北沢】
今日も写真を撮りながら進もう



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【何度も橋を渡り進む】
沢をジグザグ縫うように橋がある

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【大同心(右)と小同心(左)】
クライマーさんが登る岩山

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【赤岳鉱泉に到着】
ここで一息いれよう



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【赤岳鉱泉のテント場】
皆さんとても寒そうでした

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【鉱泉前の分岐から硫黄岳方面へ】
赤岳に行く方のほうが多そうだなぁ

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【おー 赤岳が見えてきた】
樹林帯の隙間の眺望を楽しもう



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【階段の箇所もある】

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【お次は阿弥陀岳の登場】
冬の阿弥陀も登って見たいなぁ

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【阿弥陀岳のアップ】
何処から見てもカッコイイ山だ



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【青空に映える赤い実】
何の実なんだろう

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【更に樹林帯を登って行く】
展望が無い箇所は黙々と登る

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【森林限界で視界が開けた】
それにしても文句なしの晴天!



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【目指す硫黄岳が正面に鎮座】

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【赤岩の頭で満足げな相方】

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【分岐箇所で撮影タイムとしよう】



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【硫黄岳】

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【穂高連峰と槍ヶ岳】

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【横岳〜阿弥陀岳】



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【横岳】

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【赤岳】

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【阿弥陀岳】



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【オーレン小屋との分岐】
オーレン小屋方面は冬季単独入山禁止

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【さぁ快晴の硫黄岳へ登ろう】
登山道にはトレースが付いている

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【斜面を慎重に登って行く】



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【のんびりと登ってくる相方】
遠景に見えるのは中央アルプスかな

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【もうすぐ頂上】
登るごとに風が強くなってきた

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【硫黄岳の頂上に到着!】
天気が良いのに人が少ない



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【硫黄岳の爆裂火口】
風で雪煙が舞っている

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【天狗岳・蓼科山方面】
冬の天狗も行って見たいなぁ

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【三脚を立て記念撮影♪】
そしてその直後、悲劇が・・・



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【名残惜しいが下山しよう】
ピストンなので来た道を下る

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【最高の展望ともいよいよお別れ】
後ろ髪引かれながら樹林帯へ入る

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【大同心沢はクライマーさんの道】
一般登山者は入山禁止



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【赤岳鉱泉のクライミングウォール】

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【大同心と小同心】

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【美しい雪の結晶】



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【後は北沢と林道を下るだけ】
右に見えているのは峰の松目

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【沢には氷が出来ていた】
これからもっと凍るのだろう

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【赤岳山荘からの阿弥陀岳】
無事下山して本日の山行も終了〜



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【おまけ@】
赤岳山荘前の氷瀑

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【おまけA】
カモシカと睨めっこ

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【おまけB】
縄文の湯からの八ヶ岳




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