登山日 |
2017年11月25日(土) |
山域 |
北アルプス 【日本二百名山 - 燕岳】
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コースタイム |
9時間59分 (休憩 約2時間6分含む ※歩行タイムは7時間53分)
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コース |
第一駐車場(5:54)〜中房温泉登山口(6:04-6:12 休憩8分)〜第一ベンチ(6:47)〜第二ベンチ(7:16)〜第三ベンチ(7:49-7:53 休憩4分)〜富士見ベンチ(8:30)〜合戦小屋(9:09-9:40 休憩・装備替え31分)〜合戦沢の頭(9:55)〜燕山荘(10:47-11:10 休憩23分)〜燕岳(11:52)〜燕山荘(12:26-13:14 休憩48分)〜合戦沢の頭(13:42)〜合戦小屋(13:51-13:55 休憩4分)〜富士見ベンチ(14:09)〜第三ベンチ(14:26)〜第二ベンチ(14:50)〜第一ベンチ(15:09)〜中房温泉登山口(15:36-15:44 休憩8分)〜第一駐車場(15:53)
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天候 |
曇り時々小雪
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駐車場 |
★中房温泉登山者用無料駐車場(中坊温泉登山口の500Mほど手前) 3ヶ所で約120台との事
※夏秋シーズンはずぐ満車になる大人気の駐車場です。
※今回は朝6時前で第一駐車場はほぼ埋まっていました。
※第一駐車場に簡易トイレが有ります。
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立ち寄り湯 |
中房温泉 湯原の湯 , 安曇野蝶ヶ岳温泉 ほりでーゆー四季の郷
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備考 |
★登山届は中房温泉登山口に設置されています。
★第1駐車場に簡易トイレ、登山口に綺麗なトイレがあります。
※この時期の合戦小屋は冬季休業中です(簡易トイレが使用可)。
※燕山荘でもトイレをお借りできると思います。
◆初冬ですが雪が多く時間がかかりました。(雪の状況で歩行時間は大きく変わります)
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【 行程イメージ図 】

【 断面イメージ図 】
当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。
日本列島に寒気が入り込み、北アルプスは大荒れ模様となっている。週末の土曜日は麓の天気は晴れだが、山では強風が残り、
日曜日は風は残るものの山でも晴れの予報となっている。この状況で登れる山を検討した結果、比較的に安全で
登山口となる中房温泉にまだ車で入れる燕岳へと出かける事としてみた。防寒対策は万全にリュックに詰め込み中房温泉を出発
し、合戦小屋目指して標高を上げていく。登山口から雪化粧しており標高を上げるにつれどんどんと深さを増してくる積雪は完全
に冬山の様相となっており、富士見ベンチまで登るとほとんど標識も埋まりかけている状態となっていた。合戦小屋でワカンを
装着し合戦尾根に突入していくが、風雪が強く旗を頼りにトレースを辿り登って行く。トレース以外の場所を踏んでしまうと太腿
まで沈み込み脱出に苦労してしまう。(深い時には腰まで埋まってしまう)トレースとそうでない箇所の高低差が無いため大勢
の人が踏み固めている場所とそうでない場所の区別がつかないのである。視界が悪い中、苦戦しながら登って行きなんとか燕山荘
まで辿り着くと稜線上の一段と強い烈風が肌を刺すように襲い掛かってくる。燕山荘前でワカンからアイゼンへ履き替え、ストックもピッケルに
持ち替え、更に暴風装備を施し山頂を目指すも、刺すような寒さで肌をさらすと凍傷になりそうな感覚に陥る… 大袈裟な感じもするが寒さが痛いと感じる
登山も久しぶりである。普段なら山頂まで爽快な気分で散歩するような感じの登山道も風雪に打たれ視界が悪く道すらわかり
にくい状態となっている。とてもじゃないが写真をゆっくり撮れる状態では無いので、登頂後はすぐに燕山荘へ向けて引き返す。
燕山荘まで戻ると小屋内に逃げ込み、昼食休憩としてビーフシチュー定食を注文する。小屋の中は暖かく先程までの極寒の地から天国に来たような
感じとなり、暖かい食べ物に癒されついつい長居したくなってくる。明日で小屋締めのため宿泊は今日が最終日となるが、このまま
泊まっていきたい衝動をかき消し再び荒れる寒空の下へ飛び出していくと後はひたすら合戦尾根を下っていく。合戦尾根の頭
を過ぎると吹き付ける風もましになり、ようやく寒さからも開放されのんびりと下るだけであるが、この辺りより遅々として歩みが進ま
なくなっていく… 何故だか今年初めて履いた冬靴の靴擦れが酷く痛みで歩けないのである。(今まではこんな事なかったのに・・・) 痛い足を我慢し引きずりながら亀のような
速度で歩いて行きなんとか中房温泉まで到着したが、車に戻り靴下を脱ぐと両足の薬指・小指の皮が剥げ変色してしまっていた。
予想以上の靴擦れになんでだろうと考えたが、これからの季節、冬靴は必須のアイテムとなるので改善策を早急に立てる必要がある
と実感した1日となった。もはや冬靴を履くのに恐怖すら覚えてしまっているのではあるが。。。

【中房温泉第一駐車場】 出発時にはほぼ満車状態だった

【雪が降る中、道路を500m程歩く】 道路も真っ白だ

【中房温泉登山口】 登山届を出してトイレに立ち寄っておく

【新雪の登山道を登り始める】 雪で消えたのかトレースが無い

【予想以上の冬景色】 2015年11月22日に来た時は雪は無かった

【登山口から35分で第一ベンチに到着】 少し下った所に水場があるはず

【標識によると燕山荘まで後4.5q】

【徐々に積雪量が増えていく】

【第一ベンチから30分程で第二ベンチ】

【標識によると燕山荘まで後3.8q】 登るにつれ標識が雪に埋まっていく

【誰の足跡も無い真っ新な登山道】 プチラッセルで体力を消耗する

【第二ベンチから30分強で第三ベンチ】 ここで休憩を取ると後続者が先に進んだ

【第三ベンチからはトレースを辿る】 先頭から解放され少し楽になった

【富士見ベンチ】 標識がだいぶ埋まっている

【合戦小屋まであとひと踏ん張り】 麓の晴れ予報とは異なり雪が止む気配なし

【合戦小屋まで登って来た】 ここで補給休憩後、ワカン装着

【ワカンで登るも埋まる埋まる】 なかなか前に進まない

【合戦沢ノ頭】 この先あたりから風が強まって来た;;

【視界が悪い中、コツコツと歩を進める】 燕山荘直下は冬道を歩く

【燕山荘の南から西側に回る】 西側に回った途端、暴風・・・

【燕山荘前で装備替えをしていざ燕岳へ】 強風と視界の悪さで撮影はほぼ無理

【稜線上の岩氷】 凍てつく世界の中、旗の目印通り進む

【何とか燕岳に登頂!】 寒いので即退散

【メガネ岩】

【イルカ岩】 イルカさんも寒そうだ

【燕山荘まで戻って来た】 寒さから逃げるように小屋へ

【燕山荘でビーフシチュー定食を注文】 しばしストーブの効いた部屋で温まる

【残念ながら稜線上から展望は望めず】 そそくさと下山開始

【続々と登山者が登って来る】 時間的にお泊まり組かな

【トレースから少し外れるとこんな感じ】 身長180越えの筆者が太腿まで埋まる

【午後2時半頃、ガスが抜け始めた】 あと2時間早くガスが抜けてくれれば

【第一ベンチを過ぎるとすっかり青空】 下山中に靴擦れが起こりペースダウン

【第一駐車場まで無事戻って来た】 本日の山行も何とか無事終了
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