【国見岳・御在所岳】 国見尾根〜中道の周回

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【国見岳】 くにみだけ 1170m 【御在所岳】 ございしょだけ 1212m

登山日 2018年1月27日(土)
山域 鈴鹿山脈 【鈴鹿セブンマウンテン・日本二百名山 - 御在所岳】
コースタイム 8時間54分 (休憩・装備装着等約1時間39分含む ※歩行タイムは7時間15分)
コース 鈴鹿スカイライン通行止ゲート(6:46)〜裏道登山道の登山ポスト(7:22)〜藤内小屋(7:59-8:09 休憩10分)〜国見尾根取付き(8:11)〜[途中 アイゼン装着20分]〜境石の碑(9:40-9:50 休憩10分)〜天狗岩・ゆるぎ岩(10:35)〜[途中休憩 6分]〜国見尾根分岐(11:06)〜国見岳(11:16-11:20 休憩4分)〜石門(11:28)〜国見峠(12:12-12:17 休憩5分)〜御在所岳(三角点)(12:54-13:15 昼食休憩21分)〜アゼリア前(13:27-13:34 休憩7分)〜富士見岩(13:44)〜キレット(14:15)〜地蔵岩(14:26-14:32 休憩6分)〜中道登山口(14:55-15:05 休憩10分)〜鈴鹿スカイライン通行止ゲート(15:40)
天候 雪時々曇り
駐車場 ★今回は鈴鹿スカイラインの通行止めゲート前の路肩に車を止めさせて頂きました。
※正規の駐車地ではありません。
★登山者用(旧料金所)無料駐車場(無料 54台 ※鈴鹿スカイラインから進入) トイレ無し
★登山者用(旧料金所)無料駐車場(無料 16台 ※湯の山温泉から進入) トイレ無し
※54台と16台の駐車場は行き来出来る時と出来ない時があります。
※冬期は鈴鹿スカイラインが通行止めなので湯の山温泉からしか進入出来ません。
立ち寄り湯 アクアイグニス片岡温泉
※湯の山温泉には立ち寄り湯(温泉旅館等)が多くあります。
備考 ★鈴鹿スカイライン(国道477号線)は12月中旬〜4月上旬頃まで冬季通行止めとなります。
★登山ポストは蒼滝大橋から少し上の裏道登山道沿いにあります。
★藤内小屋横(有料)とアゼリア前にトイレがあります。
★深雪時でトレース無しの国見尾根はかなり手強いです。(時間が掛かります)
★国見岳の標高は当サイトでは1170mとしています。
◆積雪期は雪の状況によりコースタイムは大きく変わります。
※今回は雪が多くトレースが無い箇所が多かったのでかなり時間が掛かっています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

先週の雪の無い釈迦ヶ岳山行から1週間、待望の最強寒波が到来し山は白銀の世界へと舞い戻った。山岳会の山行が2週連続で 雪が無いのは悲しいと思っていたので、この寒波は天の助けとばかり喜び勇んで出かける事とした。新雪で人が入っていない場所はと 考え、ターゲットは久しぶりとなる国見岳を選定し鈴鹿冬期通行止めゲート前より4人で入山する。鈴鹿スカイラインからすでに20p程の積雪があり かなり積雪がある事が期待できるが、体力が持つか不安にもなってくる… 本日は出発時から右膝が痛く体調的には不安を隠せないのである。 幸いにも藤内小屋まではトレースがあったため使わせて頂いたが、これから先の行程を考えるとここまでの体力消耗を抑えられた のは有難かった。藤内小屋から国見尾根へと向かう橋にはもちろんトレースは無く、というよりも藤内小屋を同時に出発したグループ がトレースを付けてくれていたようで裏道側にもトレースが無い状態であった。ここからは真っ白で足跡が無い白銀の世界へと突入 していくのであるが、いつも雪が多くなると1人でラッセルをしていただけに他にもラッセル要因がいると心強い。膝位のラッセルから 始まり標高を上げるにつれ徐々に深くなっていきハードさを増していく。小雪が降り続き展望を望むことは出来ないが、あまりある 雪の多さに新人のH君も雪に戯れ(埋もれ?)堪能できたのではないかと思われる。凍てつく揺るぎ岩・天狗岩を突破し、国見尾根分岐まで やってくると積雪量は一段と増し進むのにも苦戦する。なんとか国見岳山頂に到着するもまだまだ続くラッセルに悪戦苦闘(国見峠への下り の積雪が最も深く大苦戦)しながらやっとの思いで到着した国見峠には、まさかの事態で裏道からのトレースが付いていなかった。 ここまでで出発から5時間以上が経過しており一瞬ひるんでしまうが、気力を振り絞り御在所岳へ向け再びラッセルを再開する。ただ、さすがに 疲労の蓄積はかなりのもので歩みは延々と進まない。なんとかたどり着いた御在所岳山頂で昼食を食べて気力を回復させ(ただ寒かっただけではあるが…) 中道から下山していくが、中道は明瞭に踏み固められたトレースが付いており快適に下っていく。途中の地蔵岩辺りで筆者はアイゼンを外し(別の会員は装着のまま) 滑りながら下っていく。新雪が踏み固められた程度であればこちらの方が気持ちよく(こけても痛くない)快調に くだり登山口まで到着した。中道の登山口でコーヒーブレイクとし、後は通行止めゲート目指して雪が積もった道路を歩いて戻っていくが、朝6時46分に出発して 15時40分にようやく帰還したので、9時間弱もかかったことになる。なかなかハードな1日であったが、充実した山行となり疲れを癒すため 片岡温泉でゆっくりと汗を流してから帰路へとついた。

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【鈴鹿スカイライン通行止めゲート】
ゲート前に駐車して出発

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【鈴鹿スカイラインは20pほどの積雪】
先週とは大違いの雪の多さ

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【朝日が上がった!】
綺麗な朝焼けを見ながら道路を歩く



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【蒼滝トンネルの手前が裏道の入口】
少し登ると登山ポストがある

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【七の渡し】
凍結箇所がありドキッとした;;

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【四の渡し】
雪が激しくなって来た・・・



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【雪に埋もれた北谷沿いを歩く】
藤内小屋まで後少し

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【藤内小屋に到着】
テーブルに積もった雪は蒲鉾みたい

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【国見尾根分岐の橋はノートレース】
予想通り誰も歩いていないようだ



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【ノートレースの橋に足を踏み入れる】

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【橋を渡ってすぐが国見尾根取付き】

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【ラッセルのトップバッターは新人H君】



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【急坂になりアイゼン装着後先頭を交代】
筆者が先頭を務める

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【積雪は徐々に増えまともに歩けない】
絶不調の筆者には苦難の道程;;

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【筆者のトレースを辿り登る赤い作さん】
後続でも雪深く結構しんどい



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【境石の碑】
ここから少しの区間が超急坂の難所
雪を掻き落としながら進まねばならない

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【超急坂の難所の先頭は筆者】

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【雪が深すぎて中々進めない・・・】



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【腰まで埋まりながらのラッセル】
ここでかなりの体力を消耗・・・

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【後続の会員達も雪まみれ】
何とか難所を登りきった

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【P1004から南側に巻くように少し下る】
道幅が狭いので要注意



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【展望所から国見尾根を眺める】
どんよりした天気で展望はあまり見えず

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【岳不動尊のルートは通行止め】
崩落箇所があり危険なため通行禁止

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【風が吹き抜ける所は身が凍る寒さ】
今日は寒波の影響で気温がかなり低い



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【先頭を再びH君に交代】
初ラッセルに苦戦しながらも頑張っている

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【標高1100m弱辺りで樹氷がお目見え】
山頂付近の樹氷は期待できそうだ♪

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【ゆるぎ岩(左)と天狗岩(右)】
残念ながらモノクロ世界



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【樹氷とゆるぎ岩】

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【下から見上げた天狗岩】

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【登るにつれ樹氷が立派になって行く】



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【しばし樹氷の撮影タイム】
中々青空と樹氷のコラボに出会えない

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【傾斜が緩み広尾根になった】
広尾根のノートレース時は道迷い注意

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【磁石で方向確認しながら歩を進める】
傾斜がない区間のラッセルが一番しんどい



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【国見尾根分岐までやってきた】
国見峠からの道もノートレースだ;;

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【積雪は更に深くなりペースダウン】
石門は帰りに立ち寄る事にして頂上へ

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【国見岳直下をラッセル中のH君】
もがきながら着実に前に進んでいる



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【ようやく国見岳に到着】
出発して4時間半も掛かった・・・

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【一面のガスで頂上からの展望は望めず】
雪も止まず寒いので石門へ行こう

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【少し戻り石門へ寄道】
この数十メートルは赤い作さんがラッセル



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【太腿まで埋まりながら前進中】

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【深雪で身動き出来なくなったので救出】

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【なんとか石門を見る事が出来た】



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【国見尾根分岐に戻り国見峠を目指す】
国見尾根分岐から少しの間は相方が先頭

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【展望岩付近の雪が深いので筆者が先導】
H君は雪に埋まりもがき中

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【雪が止まぬ中コツコツとラッセル】
国見峠から誰も登って来ないなぁ・・・



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【展望岩付近の樹氷】

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【展望岩付近の樹氷】

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【展望岩からは何も見えないので通過中】



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【国見峠に向けて下りていく】
深雪時はこの区間の道が分かりにくい

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【あぁ もう全然前に進まない;;】
U字状の道の箇所で踏み抜くと脱出困難

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【少しガスが晴れて御在所岳がお出まし】
国見峠まで後ほんの少し



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【かなりの時間を要して国見峠に到着】
えぇ!まさか裏道にトレースが無いなんて

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【国見峠で相談の結果、御在所岳へGO】
再びラッセル地獄へと踏み出す

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【ショートカットすべく冬道を登る】
気力を振り絞り交代しながら登って行く



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【御在所岳(三角点)に到着】
東屋で昼食を食べてから下山開始

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【遊歩道も積雪たっぷり】
スノーシューハイクを楽しむ方々がいた

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【アゼリア前のびっこソリ広場】
風が強く寒い中、逞しく遊ぶちびっこ達



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【冬の風物詩 氷瀑】

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【下山は中道から】

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【中道はトレースバッチリ】



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【鎖場・ロープ場・岩場は慎重に通過】

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【6合目のキレット】

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【キレットの岩場を登り中】



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【地蔵岩】

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【5合目展望岩からの御在所岳方面】

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【花崗岩が点在する登山道】



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【おばれ岩】

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【踏みしめられた雪道を快調に下山】
中道はやはり人が多い

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【中道登山口まで下りて来た】
スカイラインを歩いて駐車地に戻り終了




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