【 継子岳 】  濁河温泉から小坂口登山道のピストン

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【飛騨頂上】 ひだちょうじょう 2811m 【継子岳】 ままこだけ 2859.1m

登山日 2019年12月21日(土)
山域 御嶽山
コースタイム 8時間37分 (休憩・撮影等、約1時間35分含む ※歩行タイムは7時間2分)
コース 仙人滝遊歩道入口前駐車場(5:35)〜[途中休憩 5分]〜ジョーズ岩(6:35)〜湯ノ花峠(6:53-7:03 休憩10分)〜のぞき岩避難小屋(7:31-7:36 休憩5分)〜おたすけ水(8:06)〜森林限界付近(8:22-8:43 休憩と装備替え21分)〜飛騨頂上(9:42-9:46 撮影4分)〜摩利支天方面の引き返し地点(10:00)〜飛騨頂上(10:06-10:11 休憩5分)〜継子岳(10:43-10:48 撮影5分)〜飛騨頂上(11:12)〜森林限界付近(11:36-12:03 休憩と装備替え27分)〜おたすけ水(12:10)〜のぞき岩(12:29)〜湯ノ花峠(12:51-12:58 休憩7分)〜ジョーズ岩(13:12)〜[途中休憩 6分]〜仙人滝遊歩道入口前駐車場(14:02)
天候 曇り後晴れ(稜線上は強風)
駐車場 ★仙人滝遊歩道入口前市営駐車場(無料,遊歩道入口にトイレあり)
※遠くなるようですが、他にも市営駐車場があるようです。
※冬期はトイレが使用出来ないと思われます。
立ち寄り湯 濁河温泉市営露天風呂 , 飛騨小坂温泉郷 ひめしゃがの湯
※濁河温泉では他にも日帰り温泉が可能な宿泊施設があります。
備考 ★小坂口登山道は2018年6月28日の豪雨で道が崩落したため登山道が一部変更されています。
★登山ポストは仙人滝遊歩道入口にあります。
★森林限界からはアイゼンとピッケルを使用しました。
★御嶽山は活火山で現在入山規制区間があります。事前に情報確認をお勧めします。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

本格的な雪山登山復活として御嶽摩利支天山にチャレンジすることとしたが、当初予定していた日は暴風の予定だったため1日登山日を遅らせ 濁河温泉駐車場へとやってきた。今日も風は強い予報であったが前日よりは多少ましな感じだったので、行けるところまでいってみようと決断 し登山道を登り始める。序盤は薄らと雪化粧している程度で風も無く順調に標高を稼いでいくと、行く手に白く染まった摩利支天が姿を現す。 遠望する摩利支天付近は雪煙が上がっており、どうやら予測通り風は強そうな感じである。森林限界まで登って行き、正面に継子岳が現れた所で 装備チェンジしてアイゼンとピッケルを装着する。前回は継子岳西斜面を直登したが、今はまだ積雪量が少なく斜面が雪で埋まり切っていないため 夏道で飛騨頂上へと登って行く。積雪量は深い所で膝付近といったところだが、トレースは無く久しぶりのラッセルによる疲れに追い打ち をかけるように風が強くなっていく。飛騨頂上手前ではすでにかなりの強風となっており、稜線に出ると立っているのも辛いほどの暴風が吹き付け 体を持っていかれそうになる。五ノ池小屋の風裏で先に進むか悩むが行けるところまで行って見ようと考え摩利支天に向け出発してみるが、 とてもじゃないがまともに歩ける状態では無く殆どが台風姿勢のまま耐えているような感じとなる。五ノ池小屋から標高50mほど登った所でこれは流石に無理と 判断し五ノ池小屋へと引き返す事になった。このまま下るのももったいないので継子岳を往復しようと稜線を逆方向に向かって進んで 行くが、反対方向に行ったからと言って風が治まるはずも無く暴風に耐えながらの稜線歩きとなる。たまに現れる風裏が天国のように感じられ ながらも継子岳山頂へと無事到着し展望を満喫と言いたいところだが、寒いため写真を撮ると早々に退散して飛騨頂上まで引き返す。後は往路を 森林限界まで下っていく途中で後続の登山者とすれ違い始める。話を聞くとみんな目指しているのは摩利支天山という事であったが、 あの風の中はたして辿り着けた方はいるのかなと思ってしまう… いたとすれば我々がヘタレであったという事であろうか。森林限界付近で 昼食休憩を取りここでようやく一息つき安堵したが、久しぶりの雪山の洗礼に冬山に帰って来たなという実感がわき、登頂はできなかったが充実感 は得ることが出来た。森林限界より下は危ないところも無いのでのんびりと下山し予想以上に時間がかかった登山は終了となった。下山後は 温泉に入ったあと鶏ちゃん定食を食べ帰路へとついた。

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【仙人滝遊歩道入口前市営駐車場】
出発時は筆者の車だけ(写真は下山時)

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【災害により登山道が変更になっている】
前の登山道より距離が500m程長くなった

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【変更後の登山道入口】
駐車場から1分ほど歩いた所にある



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【新しく整備された登山道】
6時過ぎでもまだ真っ暗

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【ここで以前の登山道と合流】
仙人滝遊歩道方面は通行止

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【小坂口登山道を登って行く】
危険箇所があるので注意喚起の看板あり



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【ジョーズ岩まであと200m】

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【ジョーズ岩(写真は下山時)】

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【降ったばかりの雪が少しずつ増す】



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【1時間20分程で湯ノ花峠に到着】
旧登山道使用時は1時間程で来れた

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【本日目指す予定の摩利支天】
果たして辿り着けるだろうか

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【蛙岩】
前回来た時は雪に埋まり冬眠中



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【半分弱まで来たのかな】

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【胡桃島キャンプ場分岐を横目に通過】

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【のぞき岩避難小屋】



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【のぞき岩からの摩利支天】

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【雪の下は凍結(チェーンスパイクを装着済)】

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【着々と高度を稼いでゆく】



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【急に景色が一変し銀世界へ】

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【おたすけ水 標高2450m地点】

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【もうすぐ森林限界】



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【森林限界付近】
この辺りで補給休憩と装備替え

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【振返り見る北西方面の眺め】
森林限界に出ると風が強い;;

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【継子岳西斜面】
昨年の4月の残雪期には直登が出来た



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【摩利支天】

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【昨晩に雪が降ったのでトレース無し】

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【この標高でも動物の足跡がある】



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【樹氷】

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【奥に見えているのは北アルプスかな】

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【摩利支天方面はまだ曇り空】



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【雪が深くなりラッセル状態】

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【前方にはもう動物の足跡もない】

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【相方と交代しながらラッセルで進む】



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【先行する相方】

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【筆者達以外にまだ誰一人見えない】

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【風が強い所は雪が浅い】



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【飛騨頂上が近づいて来た】

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【風裏だとほっと一息つける】

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【風雪紋】



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【足元がガチガチの斜面】
強風でよろけそうになる相方

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【飛騨頂上神社】
風が強すぎなので五ノ池小屋裏に避難

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【雪煙が舞い上がる摩利支天】
とりあえず行ける所まで進んで見る事に



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【 摩利支天 】



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【人を寄せ付けない美しさの摩利支天】

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【見事な岩氷】

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【強風に耐えながら登る相方】



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【強風と言うか暴風なのでここで撤退】

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【五ノ池小屋に戻って来た】

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【雪に埋まった五ノ池】



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【強風が伝わる1枚】

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【摩利支天を断念したので継子岳へ】

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【継子岳が近づいて来た】



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【振返り見る摩利支天と御嶽山剣ヶ峰】

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【御嶽山剣ヶ峰】

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【継子岳頂上付近】



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【岩氷の風景の中を進む】

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【乗鞍岳】

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【継子岳の広い頂上はもう目前】



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【強風の稜線に苦戦の相方】

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【継子岳頂上】

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【継子岳頂上から御嶽山を眺める筆者】



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【 御嶽山剣ヶ峰と摩利支天 】



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【歩いて来た稜線】

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【風が一瞬止んだ状態】

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【殆どが雪煙が舞うこんな状態】



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【継子岳から稜線を引き返す】
飛騨頂上まで戻り早く下ろう

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【寒さから逃げるように下って行く】
下り始めるとどんどん人が登って来た

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【下って行くと強風から解放された】
休憩しながら往路を戻り無事終了




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