【三ッ頭】 みつがしら 2580m |
【権現岳】 ごんげんだけ 2715m |
登山日 |
2020年2月15日(土) |
山域 |
八ヶ岳連峰
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コースタイム |
7時間38分 (休憩・撮影・装備替え・右往左往時間 約1時間18分含む ※歩行タイムは6時間20分)
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コース |
天女山入口(3:57)〜天女山(4:22)〜天ノ河原(4:35)〜[途中休憩 12分]〜標高2000mの看板(5:53)〜前三ッ頭(6:44-6:56 休憩12分)〜三ッ頭(7:27-7:38 装備替え・休憩11分)〜引き返し地点(8:21-8:44 右往左往23分)〜三ッ頭(9:19-9:23 撮影4分)〜[途中休憩・装備替え 11分]〜前三ッ頭(9:54)〜天ノ河原(11:05-11:10 休憩5分)〜天女山(11:19)〜天女山入口(11:35)
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天候 |
曇り時々晴れ |
駐車場 |
★天女山入口ゲート前のスペース トイレなし
※天女山公園線(県道620号線)は冬季は通行止めで閉鎖される為、天女山駐車場へは行けません。
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日帰り温泉 |
甲斐大泉温泉 パノラマの湯 |
備考 |
★トイレは天女山にありますが冬期は使用不可です。
★登山届は天女山入口のゲートと天女山駐車場に設置されています。
★権現小屋は冬季は営業していません。
★権現岳は双耳峰で一般的に頂上は東峰となります。西峰はギボシと呼ばれています。
★今回は権現岳直下のトラバース箇所で残念ながら敗退しました。
★この時期は積雪・凍結の状況によりコースタイムは大きく変わります。
★装備は防寒具・フルアイゼン・ピッケル等の冬装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【 行程予定イメージ図 】

【 予定の断面イメージ図 】
当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。
前日の阿弥陀岳山行後に帰宅予定であったが、土曜日も降水確率0%の予報なので延長を決定し、急遽、
権現岳に登る事にする。冬の権現は過去に2度ほど登ったことがあるため、下調べをしていないくても大丈夫
であろうと軽い気持ちで決め、阿弥陀岳で持って行ったロープ等の装備は要らないだろうとすべて置いていく形
とする。天女山駐車場は冬期通行止めとなっているため、冬期ゲート前に駐車して4時前に出発し、天女山駐車場
を目指し登って行く。天女山から一登りで天の河原に着き、しばらくはなだらかな登山道を進んで行く。前三ッ頭への登りで
急登となり一気に前三ッ頭へと登って行く。足元は凍結しているのでチェーンスパイクを効かせながらの歩行
となり、やはり積雪量は少ないなという感じだ。林の中で夜明けを迎え、写真を撮るべく急いで登り、展望地
より富士山を眺め一息入れる。足取りは重くは無いが、今日の最大の敵は靴擦れであり痛い足を引き摺りながら
ここまで登ってきている感じである。靴擦れの原因は昨日、阿弥陀岳下山後に立ち寄ったアウトレットで発見
し購入した安物の登山靴(※一応冬靴)をいきなり履いて登って来た事にあり、始めから予想出来ていたことではある。一気に
進んでは立ち止まり痛みが引くのを待つという普通ではありえない登り方で進んで行き、前三ッ頭へと到着
する。ここで暖かいココアで一息入れ三ッ頭を目指して先を進む。三ッ頭山頂でアイゼンとピッケルに装備を
チェンジし、いよいよ権現岳への登りとなるが、三ッ頭から見る権現はトレースが付いているようには見えない。
頂上直下のトラバースが気になるがなんとかなるだろうと進んで行きトラバースに差し掛かると案の定、今一
うる覚えで過去の記憶が無く合っているのか不安になってくる。とりあえず深い雪にトレースを付けながら
進んで行くが、途中で抜け口が判らなくなってしまった。左に回り込んで山頂へと抜けていくような気がするが
ちゃんと調べていなかったために不安になり進んでいいのかわからない。挙句に真上に伸びる急なルンゼを
途中まで登って見るも、上部の岩肌は凍っているようで登れないことは無さそうだが、登ってしまって降り口が
万が一わからなければロープでも無ければ撤退も出来ないと考え突き進むのはやめにする。しばらく右往左往
し考えるも思い付きで雪山に突入した自分のリサーチ不足と諦め無理はせずに下山することとする。まさかの
権現岳敗退に多少のショックはあるが、諦めは肝心と三ッ頭へと引き返す。あとは一気に往路を戻っていくが
下山は意外と早く感じられ思っているよりも早く駐車地へと帰還でき2日間の八ヶ岳山行は終了となった。
山頂を踏む事はできなかったが雪山は事前準備が大事だという事を再確認した山行となり良い教訓となった。

【天女山入口の交差点(写真は下山時)】 ゲート前に駐車可能

【天女山入口ゲート】 ここに登山ポスト有り

【天女山登山道入口】 ゲートを直進してすぐ左側に入口がある

【標高160m程登り天女山に到着】 冬期以外は天女山駐車場まで車で来れる

【駐車場の奥から登山道へと入る】 ここにも登山ポストがある

【天ノ河原】 展望も良くベンチもあるので休憩に最適

【天ノ河原からの夜景】 三脚が無いから上手く撮れない;;

【しばらくは緩斜面をダラダラ歩く】 少し進むと雪道になって来た

【途中でチェーンスパイク装着】 昨日買ったばかりのキーンの靴

【標高2000mの道標地点】 標高約1800mから徐々に勾配が強くなる

【樹林帯の隙間から朝焼けが見える】 早く眺望箇所まで登らねば

【急いで急坂を登る筆者 】 何としても朝焼けを撮影したい!

【「ここが一番きつい」と書かれた標識】

【標識のきつい坂を登り中】

【前三ッ頭が見える展望地】

【朝焼けの金峰山方面】

【富士山】

【北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈岳】

【 奥秩父の山々 】

【朝日を撮るべく前三ッ頭へ急ぐ】 展望地で待つか悩んだが登る事に

【前三ッ頭に辿り着く前に朝日が昇る】 あぁ、間に合わなかった;;

【前三ッ頭に登って来た】 急いで撮影タイム

【 金峰山から朝日が昇る 】

【もう少し早く撮りたかった朝日】

【なんとも癒される淡い色の富士山】

【北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈岳】

【これから登る三ッ頭】

【三ッ頭への登り】

【編笠山】

【前三ッ頭分岐】 三ッ頭まで15分とあるが5分程で着く

【三ッ頭まで後少し】 残念ながら樹氷は無かった

【三ッ頭に到着】 標識によると権現岳まで1時間

【 権現岳・阿弥陀岳・赤岳 】

【ギボシと権現岳】

【赤岳】

【三ッ頭から権現岳に向け出発】

【鞍部に下りて来た】

【フカフカの雪】

【権現岳が近づいて来た】

【権現岳と阿弥陀岳】 眺望の良い稜線歩きを存分に楽しむ

【むむ!トラバースにトレースが無い】 嫌な予感が・・・

【雪庇の出来る稜線は慎重に進む】 風が強い時は要注意

【雪庇越しの権現岳】 ガスで視界が悪い時は怖そう

【権現岳の急坂を登って行く】 先行者の方はトラバースの下で右往左往

【トラバースにトレースは無い】 ルートを見極めて進む事にする

【トラバースゾーンを踏みしめ進む】 写真では伝わらないが雪は深い

【先に進むがルートが不安なため撤退】 この先は雪が固くちょっと怖い感じだった

【ルンゼも途中まで登って見た】 登れそうだが下りが怖いのでここも断念

【ちなみに撤退箇所はこんな感じ】 頂上までもう少しだったので残念

【三ッ頭と富士山】 不完全燃焼だが下山開始

【中岳と赤岳】 後ろ髪を引かれながら往路を戻り終了
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