登山日 |
2021年5月23日(日) |
山域 |
鈴鹿山脈
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コースタイム |
8時間12分 (休憩、約36分含む ※歩行タイムは7時間36分)
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コース |
小又谷第一駐車場(5:33)〜ノタノ坂方面入口(5:52)〜ノタノ坂(6:12)〜茨川廃村付近(6:40-6:49 休憩9分)〜蛇谷出合(7:17)〜三筋滝(7:42)〜土倉谷出合(8:00)〜白瀬峠方面との分岐(9:16)〜標高約910mの二俣付近(9:30-9:50 休憩・装備変更20分)〜御池岳登山道八合目(10:12)〜P1148(10:29)
〜[途中休憩 7分]〜鈴北岳(10:53)〜御池岳(11:25)〜ボダンブチ(11:35)〜T字尾根下降点(12:02)〜P967(12:24)〜P918(12:42)〜P878(12:58)〜T字尾根登山口(13:25)〜小又谷第一駐車場(13:45)
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天候 |
曇りのち晴れ |
駐車場 |
★小又谷第一・第二駐車場 , 第一駐車場にバイオトイレ有り
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備考 |
★茶屋川と真の谷の遡行は沢靴でザブザブ進んでいます。
※登山靴だと何度も渡渉するので苦労すると思います。
★三筋滝の高巻きは古いロープを頼りに通過しましたがかなりの急斜面で危険でした。
★5m程の滝の高巻きトラバースも危険でしたが道を間違ったのかもしれません。
◆今回のコースは一部バリエーションルート含みます。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【 行程イメージ図 】
【 断面イメージ図 】
当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。
今年もコロナの影響は続き遠征は出来そうになく近場の山で遊ぶしかないという事で新しい試みをやってみようと沢装備を揃える事にした。
とりあえず沢靴・ネオプレンソックス・ネオプレンタイツを購入したため早速履いて試して見たくなるが、もちろんいきなりシャワークライミングなど出来るはずも無いので沢歩き
を楽しんでみようと気になっていた真ノ谷を詰めるべく君ヶ畑を起点に鈴北岳・御池岳を周回する事にした。駐車場を出発して小又谷作業道を少し進むと
いきなり難所に出くわしてしまう。小又谷の渡渉であるが水量が多くどうみても靴を濡らさずに渡ることはできないのである。アプローチ
シューズをいきなり濡らしたくも無く早々に裸足になり突破、沢靴を履いていればこんな事に気を取られることも無いのにと考えながら
靴を履き直す。ノタノ坂まで登り茨川へと下ったところでウォーミングアップは完了となり、ここで初めての沢靴へと履き替えようと靴を
確認すると相方の靴に今年初の蛭が付着していた。塩水で撃退したが沢用のタイツとソックスを履いていたため下半身は噛まれて血を吸わ
れる可能性が無さそうなので心強い。沢靴に履き替え茶屋川を渡渉しながら真ノ谷に向け遡っていくが、前回ここを歩いた際は渡渉の
連続に濡れないように飛びながら行くのに苦労したが今回はザブザブと気にすることも無く入っていける。ネオプレン素材のソックスやタイツ
はなるほどと思わせる優秀さで水に浸かっていてもあまり冷たさを感じる事が無く気持ちが良い。ただ川の水は前回よりも水かさが増して
いたため石の上などを飛びながら渡渉していた前回とは違い膝下まで浸からないと渡渉は不可の状態となっていた。濡れることが気にならない
渡渉は楽でどんどん突き進んで行き藤原岳西尾根の取付きがある蛇谷出合に到着、蛇谷を右に見送り茶屋川を遡行して行く。このルートは長靴でも
登って行けるような谷であり沢歩きといった感じであるため危険な箇所も無く三筋滝まで到着した。三筋滝を
高巻くために右岸にかけられているロープを頼りに急斜面を登る形となるが、ロープが無いととても登れるような斜度では無く落ちれば
ただでは済まない危険さを持つ高巻きで注意が必要である。しかも相方は手を置こうとする場所に蛭が待機していたと言っていたので
更なる危険も待ち受けているようである。三筋滝を高巻いた後はしばらく楽しい沢歩きとなり進んで行くが5mほどの滝に行く手を遮られた。
もちろん筆者達では登れるはずも無く右岸側より大きく高巻く形を取るが、この高巻きもなかなかの危険度で慎重に進み再び沢へと降り立つ。5m滝を
通過すると水量は減少し、しばらくすると水がいったん無くなるが再び現れ後はのんびりと水の中を進んで行く。真ノ谷は沢の中を歩いて
いると快適であるが水から出てしまうと荒れており逆に歩きにくそうなのでなかなか出ることができない。水流が細くなったところで諦め
水から脱出しアプローチシューズに履き替えるとともに着替えも済ませた。後は涸れた真ノ谷を詰めていく形であるが、今まで冬に横断する
ことしかなかった真ノ谷も新緑の緑と苔むした岩により一面緑の世界となっており目を癒してくれる。苔むした岩の斜面を登りきった所で
一般道と交差し、そこから県界稜線へと登り鈴北岳を目指す事とするが、稜線に上がると先程まで暖かかった気候が風とガスにより肌寒く一気
に季節感が変わってしまった。ここから先はガスで景観が無くなってしまったため鈴北岳は山頂に着いた瞬間に突破し御池岳へと進んで行く。
御池岳を突破してもガスが晴れる気配は無くボタンブチも何も見えないまま突破、T字尾根下山口付近で昼食休憩を取り後はT字尾根を下山
するだけであるがこの下山が思わぬ試練となる。アプローチシューズが合わないのか爆弾を抱える右足の踵が痛みはじめ足を引きずるように下り
かなりしんどい山行となってしまった。この傷跡だけは一生付き合っていかなければならない形になるため
うまく付き合っていきたいところである。
【小又谷第一駐車場】
【小又谷作業道へ入り進んでいく】
【ノタノ坂方面の入口】
【鉄橋を渡る】
【ノタノ坂へと登って行く】
【ノタノ坂から茨川方面へ進む】
【このトラバースは滑落注意】
【廃村の茨川集落付近に下りて来た】
【初めて買ったおNEW沢靴に履き替えた】
【沢靴なのでザブザブと茶屋川を渡渉】
【茶屋川沿いを緩やかに登って行く】
【何度も渡渉しながら進む】
【藤の花】
【蛇谷出合が見えてきた】
【蛇谷出合にある藤原岳西尾根の取付き】
【蛇谷を右に見送り茶屋川を遡行】
【緑が美しくて癒される】
【善右衛門谷出合】
【沢靴で遡行するのが新鮮で楽しい】 本格的に沢登りを始めてみようかな
【三筋滝】 水量が多いと三筋になるのだろうか?
【三筋滝】
【三筋滝は右岸(左側)から高巻き】
【この高巻きは急斜面なので滑落注意】
【『蛭が!』と叫びながら登る相方】 なんとこの急斜面で蛭が待ち構えていた 設置されていたロープを頼りに無事通過
【高巻きから無事に茶屋川に復帰】
【川幅が狭くなってきた茶屋川を遡る】
【土倉谷出合(左が土倉谷)は右へ】
【小滝を越えていくのも新鮮で楽しい】
【景色も楽しみながら先へと進んでいく】
【5m程の滝は筆者達には登れない】
【少し戻り右岸から高巻きする事に】
【ここをトラバースしたがかなり危険】
【なんとか無事に沢に復帰出来そうだ】 もう少し上から高巻きした方が安全なのかもしれない。もしくは左岸からなのかな
【沢に復帰した所は標高約750mの二俣】
【沢登りっぽく沢中を遡行する】
【沢靴はグリップも効いて快適】
【4m程の滝は流れの横を直登出来た】
【4m程の滝を怖々登る相方】
【ここを過ぎると】
【一旦伏流になるがすぐ水は出てくる】
【白瀬峠の分岐を探しながら進んで行く】
【それにしても緑が本当に美しい】
【ここが白瀬峠との分岐だと思われる】
【真ノ谷を遡行して行く】
【もう水の流れも無くなりそうだ】
【標高約910mの二俣は左へ】
【沢靴から登山靴に履き替え登って行く】
【苔むした真ノ谷】
【苔で滑りやすい真ノ谷を登って】
【急坂を登って】
【標高を稼いで行く】
【黄緑色のヤッケの相方は真ノ谷に同化】
【苔ゾーンが終わると傾斜が緩んだ】
【御池岳登山道の八合目】
【P1148経由で鈴北岳へ向かう】
【P1148への登り】
【P1148はこの辺りだと思われる】
【ドリーネ(すり鉢状の窪地)】
【残念な事にガスで視界が悪い・・・】
【鈴北岳の山頂に到着】
【次は御池岳を目指す】
【元池方面との分岐】
【一面の苔の絨毯】
【ガスで苔に水滴がついて綺麗】
【視界不良で迷わぬよう慎重に進む】
【真ノ池】
【ここから標高120m程登れば御池岳】
【御池岳への最後の登りは足元ドロドロ】
【ドロドロの登山道・・・】
【御池岳山頂、次はテーブルランドへ】
【天狗の鼻】
【振り返る見る天狗の鼻】
【ボタンブチ】
【幸助ノ池】
【東池】
【ドリーネ】
【T字尾根の下降点】
【急坂のT字尾根を下って行く】
【やはり緑には癒される】
【イワカガミ】
【傾斜が緩み美しい二次林を進む】
【以前来た時より標識が新しいような】
【鞍部から一登りでP967】
【大きく曲がった木】
【P918】
【イワカガミが群生する登山道】
【T字尾根の美しい林】
【P878】
【植林帯に入り下って行く】
【天狗堂は晴れているな・・・】
【最後は植林帯の急坂を下る】
【T字尾根登山口に下りて来た】
【後は林道を歩いて駐車場に戻り終了】
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