【 宮指路岳 】ヤケギ谷(沢登り)〜ヤケギ谷コース(登山道)

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登山日 2021年5月29日(土)
山域 鈴鹿山脈
コースタイム 6時間2分 (休憩・装備替え等、約56分含む ※歩行タイムは4時間6分)
コース 小岐須渓谷駐車場(6:30)〜大石橋(6:54-7:05 沢装備装着11分)〜10mの滝(7:52)〜7mの末広がり滝(8:42)〜[途中休憩 10分]〜標高約650mの二俣(9:13)〜ヤケギ谷通報ポイント7(9:57)〜馬乗り岩(10:34)〜宮指路岳(10:35)〜[途中補給休憩 18分]〜ヤケギ谷通報ポイント7(11:15-11:32 装備変更・休憩17分)〜ヤケギ谷とカワラコバの分岐(12:03)〜宮指路岳登山口(12:08)〜小岐須渓谷駐車場(12:32)
天候 曇りのち晴れ
駐車場 ★小岐須渓谷山の家横の駐車場 , トイレ有り
★大石橋から少し先に駐車スペースが有り ,トイレ無し
備考 ★ヤケギ谷の遡行は初級のようです。
※正面突破できる小滝が多く楽しめました。
※二俣や支沢があるので進む方向には注意が必要です。
★ヤケギ谷登山道は落ち葉で滑りやすいので滑落注意です。
★今回山蛭を見かけませんでしたが、蛭対策は必要だと思います。
◆ヤケギ谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

先週の沢靴試し履きを経て本格的な沢登りに挑戦する事にした。第1弾となる初沢登りに選んだのは初心者でもなんとかなりそうな宮指路岳の ヤケギ谷である。小岐須渓谷駐車場に6時過ぎに到着し準備をして6時半に入渓口付近の大石橋まで林道を歩いていく。大石橋 で沢靴に履き替えハーネスを装着、作業道へと入り2つの堰堤を越えた場所から入渓する。まずはウォーミングアップとなる小滝が連続して現れ、沢靴 のフリクションを確認しながら歩く。なんといっても初の本格的な沢登り、慎重に足元を注意しながら斜滝を越えていき、沢靴の状態にも 慣れてきたところで今回最も懸念していた10m滝が目の前に現れる。初めから巻くつもりであれば緊張もしないが、ネットで調べた感じでは簡単で 登りやすいと書かれているため、なんとか直登しようと密かに誓い緊張感の中ここまでやって来た。眼前に見る10m滝は予想していたよりも 垂直に見え怯んでしまうが、とりあえず状態を確認するため滝下まで近づき様子を伺うと、ホールドは多くありそうでなんとか登れそうな感じに見える。 流芯はさすがに厳しいため、左岸側の岩壁から取付き登って行くと脆い岩が何枚か剥がれたが無事フリーで登り切ることが出来た。 巻く気満々であった相方には立ち木で支点を作りロープで確保し登ってもらい、無事に10m滝をクリアする事ができなんとか初級なら沢登りも やれそうな自信が少しついた感じである。難関を突破するといい感じの小滝が次々と現れ、難所突破の開放感からか気持ちよく登って行くことが できる。標高490m付近の二俣を左に進み筆者は基本小滝を流芯突破していくが、相方は正反対で極力、流芯を避け気味に登ってきているようだ。 倒木がルートを塞ぎ歩きにくい箇所もあるが、比較的容易に初級沢を満喫しながら進んで行くと、次なるポイントとなる末広がりの滝 7mが現れる。これは右岸側の流芯を登っている画像を見ていたため、実際に滝下から見てみると登って行けそうな感じなので同じように 取付いて登って見る。ホールドも有りそれほど難しくも無く突破できたが、かなりシャワーを浴び背中に水が流れ込み結構冷える… やはり 直接水が入ると冷たく震えてしまう。相方には先程同様にロープで登ってもらおうかと思ったが、かなりシャワーを浴びるのを見て左岸側を とっとと巻いて登って来ていた… 軟弱なやつである。標高650mの二俣を右に入ると高さ10mの二条の滝が現れる。美しい直瀑であるが ここは手も足も出ないので左岸から高巻く。この高巻きがなかなかの悪場で緊張を強いられる・・・沢登りあるあるのようだが、高巻きの方が 怖かったりもする。危険な高巻きを突破した後はスラブ滝の左岸を軽快に登っていくと、ヤケギの大ナメ40mが姿を見せる。大ナメは快適に 登れるため渓相に癒されながら進む事ができ、観光地では味わえない気分を堪能する。ただ慣れない沢歩きのせいか、この辺りから蓄積した 疲れが出始める。大ナメを通過して少し進むと登山道と合流しここで沢登りを終了する方も多いようだが、せっかくなので源流部まで沢を詰めて いく事とする。意外と水流は続き適度に現れる小滝を楽しく登りながら水が無くなる源頭部まで登り詰めると、ほぼ稜線付近ですぐに稜線へと 飛び出すと馬乗り岩へと到着した。あとは山頂を踏み下山するだけでヤケギ谷登山道を下り、谷と交差する通報ポイント7地点で沢靴を洗い 登山靴に履き替え蛭に怯えながら下山となったが、蛭を見かけることが無く無事に生還した。初の沢登りはなかなか満足できる内容で 予想以上に楽しかったため、今年の夏は沢通いをしてみようと考えている。目指せ今シーズンの沢制覇 : 10 本以上!!

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【小岐須渓谷山の家横の駐車場】
6時半に出発してまずは林道を歩く

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【1.5q強歩くと大石橋に着いた】
ここで沢装備に変更する

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【宮指路岳登山口横の作業道へ入る】
宮指路岳登山口から進んでも良いと思う



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【1つ目の堰堤を見送る】

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【2つ目の堰堤を右岸から巻く】

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【堰堤を越えて7時14分に入渓する】



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【入渓してすぐの二俣は左へ】
右の谷はカワラコバ方面

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【左のヤケギ谷は少し荒れた渓相】
倒木や流木がチラホラ

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【初めての沢登りなので慎重に遡行開始】



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【小滝の流芯を登る】

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【同滝を登る相方】

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【なだらかな斜滝を登っていく】



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【小滝が次々と現れる】

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【相方は流芯の脇にすぐ逃げる】

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【2段になった小さな斜滝】



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【ちょっと立派な2段の斜滝】

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【同滝を登る相方】

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【難所の10m滝まで来た】



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【沢登り初心者の筆者が登れるか思案中】

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【まず1段登って見る】

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【手掛りもありそうなので左岸脇を登る】



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【無事にフリーで登り切った】

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【相方にはロープを出す】

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【10m滝を登る相方】
レベルは低いがクライミング練習の成果が沢登りで生きていると思われる



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【ヤケギ谷は黒い岩肌が多い様子】

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【難所の10m滝が終わり楽しそうな相方】

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【その後も小滝を登っていく】



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【標高約490mの二俣付近】
この二俣は左へ、右はヤケギ谷登山道

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【どんどん小滝を正面突破していく】

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【相方は相変わらず流芯から逃げ気味】



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【浅い釜が多いのでザブザブ進める】

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【ここも流芯 を登った】

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【癒しのナメ滝ゾーン】



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【倒木が道を塞ぎ歩きづらい】

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【大きな岩がゴロゴロした所】

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【岩の横をすり抜けて行く】



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【今のところ初沢登りは順調】

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【庭園みたい】

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【第二関門の末広がり滝7mに取付く】



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【流芯の端を添うように登る】

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【登り方が分からずちょっと苦戦】

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【何とか無事にクリア】



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【相方は末広がり滝を左岸から巻いた】
ロープを出そうかと聞くと首を振られた

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【傾斜がある所で高度を稼ぐ】

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【標高約650mの二俣は右へ】
直角に曲がるような感じになる



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【二俣を右に入ると奥に二条滝が見える】

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【CS二条の滝10mは美しい直爆】

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【近寄って見るが登るのは無理そう】



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【CSの二条滝は左岸から高巻する】
この高巻が中々ハイリスク
落ち葉で滑りやすいトラバースが危険

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【スラブ滝ゾーンの横を通過中】

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【そしてヤケギの大ナメ40m】



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【大ナメは快適に登れる】

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【大ナメを登る相方】

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【大ナメのすぐ上の小滝】



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【この滝は正面突破は無理だった】
何処から登ろうかしばし思案はしてみた

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【そして右端からこそっと登った】

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【S字状の滝】



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【S字状の滝を登る相方】

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【標高約750mの二俣は左を選択】
右を選択すると程なく登山道にあたる

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【小滝はまだ続く】



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【ヤケギ谷、通報ポイント7】
ヤケギ谷登山道に合流した

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【通報ポイント7から更に谷を詰める】
せっかくなので源頭部まで詰めてみたい

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【まだ小滝が出てくる】



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【この辺りの茶色い岩肌は脆かった】

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【上部はナメ滝っぽい箇所が多い】

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【ここも滑りやすく岩が脆い】



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【まだ小滝が出てきた】

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【もう小滝の水が少ない】

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【標高約930m辺り、そろそろ源頭かな】



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【谷を詰めたら馬乗り岩に出た】
大石橋から3時間40分もかかった;;

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【宮指路岳】
馬乗り岩から宮指路岳はすぐ近く

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【下山はヤケギ谷登山道】
サクっと下って初沢登りは無事終了




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