【入道ヶ岳】 大岩谷(沢登り)〜池ヶ谷(一般道)の周回

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【入道ヶ岳】 にゅうどうがたけ 905.6m   

登山日 2021年6月5日(土)
山域 鈴鹿山脈 【鈴鹿セブンマウンテン − 入道ヶ岳】
コースタイム 7時間42分 (休憩・装備替え等、約43分含む ※歩行タイムは6時間59分)
コース 小岐須渓谷駐車場(6:40)〜大石橋(7:08-7:15 沢装備装着7分)〜カワラコバ方面引き返し地点(7:29)〜作業道(7:36)〜最後の堰堤(8:12)〜紺屋谷出合(8:55-9:02 休憩7分)〜松ノ木谷出合(9:25)〜白滝2段40m落ち口(9:56-10:03 休憩7分)〜10m滝(10:19)〜イワクラ尾根上(11:47)〜[途中休憩 9分]〜椿大社奥宮(12:41)〜入道ヶ岳(12:47-13:00 休憩13分)〜避難小屋(13:39)〜池ヶ谷登山口(14:01)〜小岐須渓谷駐車場(14:22)
天候 晴れ時々曇り
駐車場 ★小岐須渓谷山の家横の駐車場 , トイレ有り
★大石橋から少し先に駐車スペースが有り ,トイレ無し
備考 ★今回は大岩谷を遡行しましたが、谷沿いを平行するように登山道があります。
※一部の滝は高巻して突破しました。
★白滝を過ぎてから沢が分かれる箇所が数か所あるので進む方向に要注意です。
★最後は谷の右岸の尾根でイワクラ尾根に乗りましたが急坂で悪路でした。
※谷の左岸沿いに目印が付いていたのをイワクラ尾根通報ポイント3から確認しました。
★大岩谷の高巻時や池ヶ谷下山時に山蛭に取付かれました。(要蛭対策)
◆大岩谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

ヤケギ谷に続く第2弾の沢登りとして選択したのは入道ヶ岳の「大岩谷」。あまりメジャーな沢では無さそうだが、リサーチの結果では 我々のレベル的に丁度良いのでは無いかと考え再び小岐須渓谷へとやってきた。小岐須渓谷駐車場で出発準備を していると真横を流れる小岐須渓谷本流のから異様な音が聞こえてくる。今週降った雨のおかげでかなり増水している模様で、 大石橋に向う途中も下を流れる仙ヶ谷の水量を見ながら少し不安になってくる。大石橋 で沢装備を整え作業道を経由していざ入渓するも、初めの小滝を越えた所で何かおかしいと気付きGPSと地形図を確認すると、いきなり間違えており大岩谷 ではなくカワラコバ方面へと進んでいた。引き返し更に作業道を進んで1つ目の堰堤を越えた所で再入渓すると正面に淵を たたえた小滝が現れた。淵が深くて泳がないと取り付けそうにないため諦め、再度林道へと戻り2つ目の堰堤を越えた 所で再入渓、3つ目、4つ目の堰堤を右岸から巻き最終5つ目の堰堤を左岸より巻き上がった所でようやく本格的に遡行開始となる。 ここまでくるのにバタバタして時間を費やしてしまったため、次回来る際には作業道を最後まで進んだ後に入渓しようと心に決める。 大岩谷は初心者にも優しい谷という事で選んだ沢であったが、今日は水量が多く小滝を越えて行くのにもかなりの水圧で体力を 消耗してしまう感じで、沢登り2回目の我々にとっては中々のハードルである。2m程度の小滝を越えながら進んで行く と5mの苔滝が現れるが、かなりの水量のため直登はやめて左岸から巻き上がる。沢は増水して意外と深い箇所が多くなっているので へつりながら進んで行き、紺屋谷との出合を右に進むと黒い岩が印象的な5m滝が現れる。ここは流れの右側をフリーで登り、相方 にはロープで確保し登ってもらう。松ノ木谷出合を左に進んでいくと本日のメインイベント白滝へと通ずるが、その前に前衛と なる6m滝が立ちはだかる。ここはロープを出して左岸を登り(木で支点構築)突破すると、お目当ての『白滝』が現れる。 二段で落差40mの白滝は増水の影響でかなりの迫力があり、我々では歯が立たないのは明白である。(元々登る気などは無かったが) 白滝は左岸側より巻き上がり落ち口に着くと足元には蛭が取り付いていたため食塩水で撃退し落ち口で休憩を取る。落ち口 より下を眺めてみるもののやはり登れる気は到底しなかった。休憩後に遡行を再開すると横長な3m程の滝が現れ直登を試み、色々と 試してみるも水流が激しく登れる気がしない・・・沢屋への道は遠いと痛感しながら右岸を巻き登る。登れる小滝も多いので楽しみ ながら進んで行くと10m滝が立ちはだかるが、ここも登れないので左岸を高巻く。高巻くたびに蛭がワラワラと寄ってくるため 蛭対策は常に万全を期して注意を怠る事はできない・・・恐るべし鈴鹿の沢。階段状の滝を越えたあたりから水量も減少して 遡行も終了となり後は稜線に向って詰めるだけであるが、ここで右岸の尾根に逃げて登ろうとしてしまったのが間違いで、予定よりも 標高70mも高い場所まで急な尾根を詰めあがってしまった。本来合流するべき鞍部まで下りそこからイワクラ尾根を進み入道ヶ岳 山頂まで到着する頃には6時間が経過するというドタバタ遡行となり、腹ペコ状態でなんとか辿り着いたという結果であった。 山頂で昼食休憩を取った後に池ヶ谷登山道を下山したが、次回来る際にはもっとスムーズに遡行出来るようにしたいところである。

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【小岐須渓谷山の家横の駐車場】
ここから大石橋まで林道を歩く

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【大石橋】
ここで沢装備を装着

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【カワラコバ・ヤケギ谷登山口】
この登山口横の作業道へ入る



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【勘違いでカワラコバ方面へ進む】

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【カワラコバ方面の谷】

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【少し登るが間違いに気づき引き返す】



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【作業道に戻り今度こそ大岩谷方面へ】
しばし作業道を歩く

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【ギンリョウソウ】
1つ目の堰堤を越えた所で沢に下りてみる

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【小さいながら綺麗な滝があった】
釜が深そうなのでまた作業道へ戻る



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【2つ目の堰堤を越えた所でまた入渓】

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【3つ目の堰堤は右岸から巻く事に】

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【堰堤を越えると浅く穏やかな沢】



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【更に進むと流れも速く深い場所も】

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【4つ目の堰堤も右岸から巻く事に】

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【足元に注意しながら進んで行く】



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【最終堰堤(5つ目)】
作業道もここで終点となっている

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【最終堰堤は左岸を巻く】
登山道もここで沢を渡渉する

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【最終堰堤を越えたので本格遡上開始】
次回は作業道最終点で入渓しよう



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【2M程の滝】

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【端っこの方を登ってみる】

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【上部のナメも滑らず歩けた】



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【ここはちょっと深い】

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【同箇所を通過中の相方】

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【2M程の斜滝】



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【コケ滝(約5M斜滝)が見えた】

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【水量が多いコケ滝は左岸を巻いた】

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【コケ滝の落ち口】



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【意外と深くへつり中】

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【奮闘中の相方】

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【紺屋谷出合の二股は右へ】



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【黒い岩の滝5Mの右の脇に取付く】

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【筆者はフリーで慎重に登る】

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【相方には念のためロープを出した】



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【松ノ木谷出合の二股は左へ】

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【大岩谷を詰めていく】

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【へつりの練習をする相方】



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【水量が多いため深い所が多い】

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【練習のため行けそうな所は水流を登る】

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【白滝の前衛6M程でロープを出した】



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【白滝が見えた】

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【迫力がある白滝2段40M】

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【白滝は左岸の登山道で巻く】



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【白滝上段の落ち口で休憩】
ここの巻いた登山道には蛭がウヨウヨ

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【落ち口を覗き込んで見る】
やはり白滝は登れる気がしない

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【この滝の直登は筆者には中々厳しい】
しばし格闘するも結局、脇を巻いた;;



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【連続する小さな滝】

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【初見だがとても楽しい】

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【4M程の滝は直登できた】



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【10M程の大きな滝が見えてきた】

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【10M程の大きな滝】

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【約10M滝は少し手前で左岸を巻いた】
この巻道も蛭がウヨウヨ・・・



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【約10M滝の落ち口】
靴に蛭が付いていて格闘・・・

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【数か所谷が枝分かれする】
地形図・コンパス・GPSで都度確認

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【水流をはずれがちの相方】



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【階段状の滝】

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【階段状の滝を登り中】

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【ここを過ぎた辺りから水量が減った】



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【目立つ登山道のテープ】

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【いよいよ水量が乏しい】

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【鍾馗蘭(ショウキラン)】



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【あの鞍部がイワクラ尾根のはず】
直登しようか悩むも右岸の尾根に逃げた

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【右岸の尾根に逃げたのが失敗】

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【鞍部より標高70m程高い所に出た】
足場の悪い急坂だったし次回は却下



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【鞍部から大岩谷を見る】
よく見ると左岸に目印が付いている

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【この鞍部がイワクラ尾根3だった】
次回は谷をそのまま詰めてここに出よう

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【仏岩】
イワクラ尾根を歩き入道ヶ岳へ



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【椿大社奥宮】
参拝させて頂く

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【入道ヶ岳】
ようやくのんびりと補給休憩

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【池ヶ谷(登山道)でサクっと下山】
駐車場まで無事戻り終了




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