登山日 |
2021年6月24日(木) |
山域 |
鈴鹿山脈
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コースタイム |
6時間26分 (休憩・装備替え等、約50分含む ※歩行タイムは5時間36分)
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コース |
国道沿いの駐車地(6:24)〜元越林道ゲート(6:35)〜猪足谷橋(6:48)〜元越谷下降地点(6:59-7:12 装備変更13分)〜仙ノ谷出合(7:26)〜元越大滝(7:55)〜中俣と右俣の分岐(8:37-8:48 休憩11分)〜仏谷出合(9:36-9:41 休憩5分)〜P930の南のコル(10:34-10:55 休憩・装備変更21分)〜水沢峠(11:07)〜左俣分岐(11:50)〜元越谷下降地点(12:20)〜元越林道ゲート(12:40)〜国道沿いの駐車地(12:50)
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天候 |
曇りのち晴れ |
駐車場 |
★国道477号線沿いの駐車地 , トイレ無し
※元越林道ゲート付近に数台駐車出来るようですが林道が荒れているようなので国道沿いに駐車
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備考 |
★元越谷は人気が高いコースのようです。(今回は空いていそうな平日に遡行しました)
★元越谷は深い釜が多く、へつりや直登できそうな小滝が多くあり楽しめました。
★二俣や支沢があるので進む方向には注意が必要です。
★中俣の登山道には目印がついていました。
※目印通りに進むと林道から外れてしまいました。
★今回、元越谷遡行時には蛭には出会わず済みましたが、下山時に山蛭に取付かれました。(要蛭対策)
◆元越谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【 行程イメージ図 】
【 断面イメージ図 】
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天気が良さそうだったので休暇を取り、第4弾となる沢登りへと出かける。今回は休日なら人が多そうだが平日
なら少ないだろうと踏んで元越谷を選択した。元越谷は検索すると多くの記録が出てくるが、その中でも主流の右俣を
遡行してみる事とし国道477号線沿いの駐車地から出発する。元越林道のゲート付近まで車で入っている人も多いようだが、狭い
林道は極力避けたいので歩けるところは歩いて行くようにしている。50分ほど林道を歩くが、
今日は比較的涼しいため暑さを感じないまま入渓地点まで到着した。入渓して穏やかなゴーロ帯の谷を進んで
行くと堰堤にぶつかりこれを左岸より2つ同時に高巻き、少し進むと最後の堰堤が現れ、こちらも左岸から高巻くと下降点
にロープが張られてあった。ここから本格的に遡行開始となるが、すぐに大きな淵が現れ、ここはへつりの練習がてら
左岸よりへつっていくも最後の抜け口付近がいきにくい。途中から上に上がると簡単に逃げられるが、なんとか最後までへつりきり
突破した・・・泳ぐと気持ちの良さそうな淵であるが今日は水温も低く冷えるため泳ぐ気にはならなかった。最初の
イベントを通過するとすぐに待っているのは最大の関門となるボスキャラ『元越大滝』の登場である。到着する前は自分
の中では直登できるだろうかと色々と考えていたのだが、見た瞬間、その気持ちは一瞬で吹き飛んでしまった。圧倒される
水量(正直初めて見るので水量が普段より多いのかどうかはわからないが。。。)に直登しようなどという考えは吹き飛び、
すごすごと左岸側より巻きにかかる。ただ全てを巻いてしまうのもなんとなく悔しかったため、落ち口へと行ってみると
残置スリングがあり持ってみるとハーケンがぐらついており、いかにも抜けそうな感じであった。落ち口の下側に
あったハーケンで自己確保を補強して登って見るが、水流に足を入れると水圧ではじかれてしまう。左岸壁よりを直登し落ち口へと抜け
なんとか突破、相方にはお助けシュリンゲを出し確保して登ってもらいクリアした。大滝の直ぐ上には4m程の滝があるが、
こちらも水量が多くとても取り付ける感じでは無かったため左岸側を高巻き落ち口へと抜け本日のメインイベントは終了
となった。元越大滝が終了すると、ここからが皆さんが良く書いている癒しの空間となり、綺麗な渓相を写真に撮りながら
進んで行くのだが、あまりに写真を撮りすぎて遅々として進まない。気持ちの良さそうな淵がいくつも出てくるが、予想以上に
涼しく水温も冷たく感じるため入る気にもならず、基本へつり重視で突破していく・・・まあこれもへつり練習と思えば
良しとしよう。基本的にへつりだけで突破できる沢らしいので濡れなくても抜けられるのであろうが、腰くらいの深さなら
浸かり小滝を直登しながら進んで行き標高620m付近の二俣に到着したが、大滝からここまで距離にして500mくらいのはずが
随分と時間を費やしてしまった・・・どれだけ写真を撮っているんだという感じだが、結果的に今日1日で2人合わせて400枚
以上の写真を撮っていたようであった。二俣地点で休憩がてらエネルギー補給を行った後、今回は右俣方面へと進んで行く。
ここから先は登れる小滝が連続して出てくるが、寒いためあまり浸かりたくなく標高が上がるにつれてへつり主体で突破して
行く形となってくる。仏谷出合を過ぎるとゴルジュに突入し2段の滝が現れるが、ここはシャワーを浴びながら突破、その後の
4m程の3条の滝も流芯を突破する。ゴルジュを抜けると10mほどの斜爆が現れるが、階段状のため容易に流芯を突破できる。
樋状の4m程の滝を突破するとイベントは終了となり、後は水量の減った谷を詰め上がって行く。P930のコルまで登りきると元越谷
右俣遡行は終了となり、後は水沢峠へと縦走路を進んで行く。本当は水沢岳に登ってから下山しようと考えていたが、既に
満喫したため水沢峠から降りることにした。水沢峠からは水の中を歩けるところは歩こうと中俣を途中まで下って行き、
懸垂下降しか降りれそうもない滝にさしかかった所で林道っぽい登山道に戻り下山していく。壊れた橋からは林道を下山するだけのはずなのに何故か?途中から外れてしまい
登山道らしき道を進むと蛭がウヨウヨと押し寄せてくる。林道が上に見えた所でいそいそと林道に戻り蛭から何とか無傷で逃れ一息つく。
元越谷左俣を遡行しに再び訪れようと考えているため、その際には間違えないように林道を忠実に歩いて見ようと思う。最後に
林道ゲート付近で沢に入って靴を洗い満喫した1日も終了となった。
【国道477号線沿いの駐車地】 準備をして6時24分に出発
【国道を3分程歩くと大河原橋】 大河原橋を渡り元越林道へ
【元越林道】 段差の箇所もあり車高の低い車は厳しそう
【元越林道の通行止めゲート】 右脇のスペースから林道の先へと進む
【元越橋】 水量が気になり川を覗いてみる
【猪足谷橋は渡らず左折する】 左折して林道を更に進む
【林道のこの付近から元越谷へ下降】
【駐車地から50分歩きようやく入渓】
【雰囲気が良さそうな元越谷の遡行開始】
【しばらくゴーロ状を進む】
【仙ノ谷出合付近を通過中】
【この堰堤と次の堰堤を一気に左岸巻き】
【堰堤につけられたコの字の杭】
【堰堤の左岸を巻中】
【振り返り見る巻いた2つの堰堤】
【魚がたくさん泳いでいる】
【光が差し込んで綺麗】
【最後の堰堤は少し手前から左岸を巻く】
【最後の堰堤の左岸を高巻中】 斜面のトラバースは滑落注意
【高巻きから元越谷へと下降する】 下降路にはロープが張ってあった
【下降中の相方】
【ようやく本格的に遡行開始】
【早速ザブザブ沢の中を進んでいく】
【最初の大きな淵はへつる事に】
【へつり練習のため慎重に進み】
【上に逃げた方が楽そうだがへつり続行】
【無事へつり切った!】
【同箇所をへつる相方】
【膝まで浸かりながらザブザブ進む】
【元越谷大滝(15m)に着いた】
【なかなか立派な元越大滝】
【一段上に登るも水しぶきが凄い】 流芯を登って見たかったが無理そう とりあえず左岸脇へと取付く事にする
【近くで見ると中々の迫力】
【元越大滝の釜を進む相方】 相方の腰くらいの深さだ
【左岸のガレのルンゼへ巻く人もいる】
【筆者達は滝の落ち口へ】
【落ち口の流芯に足をやると水圧が凄い】
【相方にはお助け紐を出す】 落ち口には残置ハーケンがある
【元越大滝の落ち口】 一番の難所が無事終了した
【元越大滝のすぐ上にある4m程の滝】 水量が多いため、ここも直登を断念
【先ほどの4m程の滝を左岸から巻く】
【細い溝状の箇所は流れが速い】
【ここからが元越谷のハイライト】
【花崗岩の元越谷癒し区間】
【今日の課題はへつりの練習】
【噂通りとても美しい谷】
【左岸をへつるも腰まで浸かる;;】
【次々と深い淵が現れる】
【エメラルドグリーンの淵が美しい】
【小滝が多く続く】
【ナメ滝を軽快に遡上中の相方】
【撮影しているとイモリが近づいて来た】
【いくつ小滝と淵を越えたことやら】
【時折り釜に入り小滝を直登】
【トイ状の箇所を遡上中】
【同箇所を通過中の相方】
【その後もへつったりザブザブ進んだり】 癒しの渓相区間でかなり時間を費やす
【この4m程の滝は右岸をへつった】 この滝を越えたら中俣と右俣の分岐(二俣)
【4m程の滝の落ち口】 ここまでで体力を消耗しガス欠(腹ペコ)
【標高約610mの二俣からの中俣方面】 二俣(分岐点)で補給休憩にする
【今回は二俣の右俣へ】
【ゴーロ状を遡上中】
【右俣も小滝が多い】
【美しい2m程の滝】
【この滝は直登】
【直登出来る小滝が多く楽しい】
【相方も次々に小滝をクリアする】 撮影しながらの遡上で忙しそう
【標高約670mの二俣は左へ】 この先、支沢が数か所有るので要注意
【3m程の滝は水量が少ない右を登った】
【連爆は流芯を登った】
【同滝を登る相方】
【標高が上がるにつれへつりが増える】
【美しいこじんんまりとしたナメ滝】 この区間も癒しの渓谷だった
【仏谷出合(標高約720m)は直進】 右側の滝の方へ行くと仏谷
【仏谷方面の滝】
【ゴルジュの奥に二段5m程の滝がある】 一段目3m程の滝に取りつく筆者
【一段目の滝を登る相方】 シャワーは浴びるが難しくはない
【2段目2mの方が少し登りにくい】
【2段目で奮闘中の相方】
【4m程の3条の滝は直登】
【ここは相方にお助け紐を出す】
【岩壁が迫るようなゴルジュ】
【ゴルジュにある小滝】
【ゴルジュの小滝を遡上中】
【10m程の滝は難しくはない】
【筆者は流芯を直登する】
【相方は流芯の脇を登って来る】
【樋状4m程の滝】
【ここも難なく登れる】
【沢床の苔の緑が美しい】
【沢の水量が少なくなってきた】
【もう沢の水も無くなりそう】
【もうP930の南のコルは目前】
【P930の南のコルに着いた】 駐車地を出発して5時半もかかった 見どころが多く撮影枚数が二人で375枚! ここで装備変更して補給休憩
【P930辺り】
【振り返ると奥に入道ヶ岳が見える】
【宮越山(水沢岳)を見ながら水沢峠へ】 もう疲れたので宮越山の寄り道は断念
【水沢峠】 ここから左折して中俣の登山道へと下る
【中俣の登山道は谷沿い】 目印も付いていた
【沢靴を履いたままなので沢の中を歩く】
【支沢の滝に軽く取付いてみたりもした】
【谷のすぐ横に登山道が平行している】
【流石にこの滝は懸垂でないと無理】
【登山道(林道?)へ戻る】
【左俣に架けられた壊れた橋】
【壊れた橋から見る堰堤】 あの堰堤付近が中俣と左俣の分岐
【次に遡行してみたい元越谷左俣方面】 左俣も見どころが多そう
【後はサクっと林道降りるつもりが…】 ついつい目印につられ進んでしまった
【林道から離れトラバース道へ】 この区間は山蛭がウヨウヨ;;
【蛭から逃げるためここから林道へ復帰】 靴に取りついた蛭を塩水で落とし被害なし
【ここからは忠実に林道下った】 駐車地まで戻り無事終了
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