【釈迦ヶ岳】 流れ谷(沢登り)〜中尾根(一般道)の周回

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【釈迦ヶ岳】 しゃかがたけ 1091.9m   

登山日 2021年6月26日(土)
山域 鈴鹿山脈 【鈴鹿セブンマウンテン − 釈迦ヶ岳】
コースタイム 6時間29分 (休憩・装備替え等、約32分含む ※歩行タイムは5時間57分)
コース 朝明渓谷駐車場(7:15)〜林道入口(7:27)〜入渓(7:35-7:42 沢装備装着7分)〜標高約530mの二俣(8:45)〜標高約600mの二俣(9:35-9:46 休憩11分)〜標高約780mの二俣(10:41)〜[途中休憩 7分]〜登山道合流地点(11:51)〜[装備替え 12分]〜釈迦ヶ岳(最高点)(12:15)〜釈迦ヶ岳(三角点)(12:20)〜釈迦ヶ岳(最高点)(12:25-12:31 休憩6分)〜釈迦白毫(12:38)〜鳴滝コバ(13:06)〜朝明渓谷駐車場(13:44)
天候 曇り
駐車場 ★朝明渓谷有料駐車場(広い駐車場 500円) , トイレ有り
備考 ★流れ谷は直登出来る滝が沢山ありました。
※1ヶ所10mの滝を大きく巻きましたが、後の滝はほぼ直登しました。
★流れ谷は支流分岐が数か所有るので地形図・GPSを駆使して進みました。
★流れ谷で山蛭に取りつかれました。(要蛭対策)
◆流れ谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

中1日で第5段となる沢登りで選択した沢は釈迦ヶ岳の流レ谷。リサーチをした感じでは今までの沢よりも少しグレードが 上がっている感じがするため、緊張気味に朝明駐車場をスタートする。といっても初級沢なのだが。 駐車場からまずは道路を流レ谷出合まで下りそこから私有地のような林道に入っていくのだが、実は出発前に問題が 発生していた。一昨日、元越谷を遡行した後に洗って干しておいた沢靴のソールを忘れてしまったのである。大丈夫かと 躊躇するものの履いてみると案外歩けそうな感じであるため、遡行を開始するがやや靴の締まりは悪く 若干遊び気味の沢靴を履いてのスタートとなってしまった・・・前途多難な遡行の始まりである。林道を進み堰堤を4つ程 越えた地点より入渓するが、すぐに堰堤にぶつかり巻き上がる。再度、入渓を試みるもまたしても堰堤に阻まれなかなか 沢を進ませてくれない。再度巻き上がりようやく遡行開始となるが、ここまでですでに蛭には取り付かれていた。塩水 で退散いただき遡行していくが、しばらくは平穏な流れの中、小滝を越えながら進んで行くと8mの斜爆が見えてくる。 ここは難なく流芯を突破していくと高さはないが2m程のCS滝が現れる。ここは左右の壁に足を突っ張って突破、 相方には念のためお助けシュリンゲを投入して突破してもらう。流木で荒れた箇所もある小滝を越えて行くと、初めの 難所となる8m滝が現れた。見た感じ流心を行くのはまず無理と判断し高巻くかどうか考えるも、右岸側の岩壁から 登って行けそうな感じであったためロープを出し登って見る事とする。途中、1か所カムで支点を作り突破したが、 苔で滑りやすく緊張しながらの突破となった・・・フリクションの効かない岩はやはり恐ろしい。標高530m地点の二俣 右に進んでいくとゴルジュ帯に突入、5m滝を直登し相方にはロープを出したが、ここで1度フォールしぶら下がっていた。 次のイベントとなる10m滝は左岸側の壁から登れそうな感じもしたが、落ち口がよくわからなかったため安全を見て 右岸側より巻き上がる事とした。この先も我々にも楽しめるちょうど良い滝が続きロープを出しながら進んで行くが、 やはり今までの沢に比べて最も岩登りの要素が強い感じに見える・・・我々のレベルがたかが知れているのではあるが。 標高600mの二俣を左に折れてもまだまだ登れる小滝が続いていき楽しませてくれる。初心者レベルであってもやはり 登れる滝が多いというのは嬉しいものである。標高690mの二俣を左に進んでいくとちょっと立派な斜爆が現れるが、 階段状のため普通に流芯を登って行ける。倒木が多くなり隙間を縫うように進むと7mの斜爆が現れるが、これも簡単に 直登可能、標高780mの二俣を右に進むといよいよ本日の行程も終盤となる。分岐してすぐに4m程の滝が現れ流れの 右脇を登ってみるも苔で滑りやすく少々緊張する。せっかくなので流芯も登って見ようと考え懸垂で一旦降り、トップ ロープで流芯をチャレンジしてみるも全然登れそうになく撃沈・・・沢屋は凄いなと痛感しながら右岸壁を登り返す。 ここで右足の靴が緩く踏ん張りが効かないなと思いながら確認してみると沢靴のワイヤーが切れてしまっており、まだ 買って履いたのは今回で7回目なのに耐久性はこんなものなのかと衝撃を受けた。後は水量も少なくなり尾根へ向かって 詰めていく形となるが、靴が緩いので取りあえずゴム紐で補強し急場をしのぐ。急斜面を詰めていき松尾尾根へとなんとか 到着、大陰のガレ付近で沢装備を解き釈迦ヶ岳へと登頂すると大勢の登山者で賑わっていたため、即退散し中尾根を下山。 中尾根の下山は細かいアップダウンがあり選択ミスをしたかなと思いながらも一気に下り無事終了となった。やはり岩登り 練習をきちんとしておかなければこの先はなかなか厳しいなと感じた沢登りとなった。

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【林道の入口】
朝明渓谷駐車場から道路を歩き林道へ

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【如何にも蛭が出そうな林道】
ここはそそくさと進む

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【この堰堤から入渓を試みる事に】
流れ谷橋から堰堤は4つあったらしい



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【沢装備を整え入渓】
入渓前に足元をチェックすると靴に蛭が

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【2分程歩くと堰堤】
この堰堤は左岸の道から簡単に巻ける

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【堰堤を巻いて2分程進むとまた堰堤】
少し手前から最終堰堤の左岸を巻く



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【先ほどの最終堰堤の上に来た】

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【いよいよ本格的に遡行開始】

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【水中のカエルを発見】



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【左岸の支沢】

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【1m+3mの連爆は直登】

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【同箇所を遡行中の相方】



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【奥に8mの斜滝が見える】

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【8mの斜滝も難なく直登】

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【同滝を登る相方】



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【小滝が続く】

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【CSの二条滝】

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【CSの二条滝も直登】
足を突っ張って登り無事クリア
相方は足が届かず苦戦でお助け紐出動



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【相方も何とかCSの二条滝クリア】

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【その後も小滝の流芯を登っていく】

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【荒れた箇所もある流れ谷】



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【難所の8m滝まで来た】

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【ロープを出して滝の右岸脇を登る】

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【同滝を怖々登る相方】
滑りやすいのでかなり慎重に登った
ちなみに中間支点はカムで取った



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【大きな倒木もあり歩きづらい】
前方に二俣が見えてきた

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【標高約530mの二俣】
この二俣は右の谷へ進む

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【二俣の左の谷はこんな感じ】



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【二俣の右の谷にある最初の小滝】

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【そしてゴルジュの滝へ】

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【この5m程の滝も直登】



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【相方には念のためロープを出した】

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【すぐ上のCS滝も流芯を登った】

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【ここも相方にはロープを出した】



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【CS滝を登る相方】
この滝で相方は滑って軽く落ちた
ロープにぶら下がり事なきを得た

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【次の難所の10m滝に来た】

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【滝の左岸脇が登れそうだが巻く事に】



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【10m滝の右岸を巻いて落ち口に来た】
右岸の巻道は落ち葉で滑りやすかった

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【このCS滝が意外と登りにくい】
水量が少ない方に取りついてみる

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【CS滝で格闘するも滑って登れない】
結局少し左から巻いてしまった



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【この滝も直登】

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【上部がちょっと登りにくい】

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【上部で右往左往する相方】



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【CS3条の滝】

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【CS3条の滝は左岸の脇から取付く】
脇から最後は流芯へと登った

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【CS3条の滝の落ち口】



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【標高約600mの二俣は左へ】

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【まだまだ小滝が続く】

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【連爆は直登する】



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【同箇所を登る相方】

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【階段状の滝】

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【階段状の滝は登りやすい】



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【階段状の滝を登る相方】

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【階段状の滝の落ち口からの流れ谷】

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【小滝はまだ続く】



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【この斜滝も直登】

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【標高約690mの二俣は左へ】

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【流れ谷は小滝が多い】



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【前方に大きめの滝が見えて来た】

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【ちょっと立派な斜滝】

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【この斜滝も直登】



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【一番上辺りがちょっと登りにくい】

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【この斜滝も相方にはロープで確保】

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【しばらくはこんな感じの渓相】



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【倒木の枝の隙間を進む】

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【7m程の滝も直登】

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【同滝を登る相方】



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【標高約780mの二俣】

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【標高約780mの二俣を右に進んだ】
流れ谷をリサーチした時に、この二俣付近から中尾根に登っている人もいた

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【最後の4m程の滝】
何処から登るか思案中



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【滝の右脇を登ってみた】
上部は苔で滑りやすく苦戦;;

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【懸垂で降りて流芯にトライするも撃沈】

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【すっかり水量も少なくなった谷】
前方に約820mの二俣が見える



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【前方に約820mの二俣は左へ】

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【ガレた谷を詰めていく】

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【適当な所で尾根に乗ってみた】



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【尾根が藪で歩きづらく再び谷へ】
落ち葉が積もった急斜面を詰める

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【ようやく登山道に合流した】
釈迦白毫と松尾尾根の頭の間に出た

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【中尾根下山口(釈迦白毫)】
中尾根から下山だが山頂を踏みに行く



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【大蔭のガレ】
ガスガスの中を進む

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【釈迦ヶ岳(最高点)】

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【釈迦ヶ岳(三角点)】
中尾根から下山して終了




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