御在所岳の前尾根で岩登り練習

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【御在所岳】 ございしょだけ 1212m  

登山日 2021年7月17日(土)
山域 鈴鹿山脈【鈴鹿セブンマウンテン・日本二百名山 - 御在所岳】
コースタイム 9時間35分 (休憩と準備と順番待ち約1時間30分含む ※クライミングと歩行タイムは8時間5分)
コース 蒼滝大橋駐車場(5:14)〜藤内小屋(5:39-5:47 休憩8分)〜藤内壁出合(6:05)〜前尾根取付き(6:12-7:10 準備と順番待ち58分)〜櫓(12:08 ※今回は登らず)〜P1(12:21-12:36 休憩15分)〜裏道合流地点(12:39)〜御在所岳(三角点)(12:56)〜ございしょ自然学校(13:07-13:16 休憩9分)〜国見峠(13:33)〜藤内壁出合(14:05)〜藤内小屋(14:22)〜蒼滝大橋駐車場(14:49)
天候 小雨がぱらついた後は曇り(ガスで岩が濡れており視界が悪かった。下山後、麓は晴れていた)
駐車場 ★蒼滝大橋駐車場(無料 10台程) トイレ無し
※数十メートル先とトンネルを越えた所にも駐車スペースがありますが週末はすぐ埋まります。
備考 ★登山ポストは蒼滝大橋から少し上の裏道登山道沿いにあります。
★藤内小屋に有料トイレ、ございしょ自然学校前に公衆トイレがあります。
※駐車場にトイレは無いので道の駅菰野に立ち寄っています。
★前尾根はクライミングルートです。一般登山者の通行は不可です。
※前尾根はクライミング装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)





山行のつぶやき

山岳会のMさんと岩登り練習として前尾根に登ろうと裏道駐車場へと早朝5時にやってくると、小雨交じりで辺りは真っ白のガスに覆われていた。 ここで少し様子を見ているうちに4名のクライミングの先行者が通り過ぎて行ったので我々も準備をして出かける事とするが、これが今日1日を大きく左右する 分岐点となってしまった。裏道を登り前尾根取付き点まで向かうと予想通り先行していった4人PTが準備しており、ここから待ち時間との戦い が始まるのであった。取付きから見上げるP7はベタベタに濡れており登りにくそうな感じであるが、とりあえず先行者が取り付く様子を 見てからどうするか決めようとのんびりと待つも中々出番がやってこず、筆者達が取付くまでに1時間弱待機となる。この後は1ピッチごとに長い 待ち時間との戦いとなり、当初の予定では前尾根をさくっと登って10時くらいには一ノ壁に移動して岩登り練習を行う予定としていたが、結果的 に前尾根を抜けるのに昼を過ぎ、待ち疲れて一ノ壁に行く元気も無く終了した1日となった・・・やはり前尾根は1番に取りつかないと厳しいと実感。 P7は濡れて登りにくかったが慎重に突破していき中間点のビレイポイントで先行者が詰まっていたため、ここで一旦ピッチを切るが、P7の取付きを見ると行列が伸びている。 後続二人が登る前に次の終了点までロープを伸ばし、時間差で二人同時に登ってもらう。初めて前尾根にチャレンジするMさんには濡れた岩で酷な感じであるが、 ここまでくればなんとしてでも登ってもらうしかない。P6もベタベタなのでA0ありで突破しP5はコンテで抜けて行くが、前のPTは慎重を 期して確保し登っていたため、ここでも随分と待つ形となる。この辺りから後続も渋滞が増えていき大盛況の前尾根になってきたが、2PT目で この待ちっぷりはなかなかである。後続はもっとしびれを切らしているであろう。P4を突破しP3に入った頃にはほとんど待ち時間で 動いて無いにも関わらず妙に疲れてくる・・・ずっとザックを担いだままだからであろうか。P3を抜ける頃には空腹でP2ヤグラはとっとと 通過しP1展望岩で昼食休憩、これから一ノ壁に向かう気力など到底なく一応、御在所山頂を踏み裏道を下山していった。前尾根初見参のMさんに とっては濡れた岩に渋滞と苦難な1日となったが、前尾根の洗礼を色々な意味で肌で感じられて良かったのではないかと思うことにする。 結果的に前尾根を登ってこれほど時間を要したことは過去になかったが、これも良い経験となり次回からは絶対に1番最初に取りつこうと心に 誓った山行であった。そして妙な疲れといつもならない筋肉痛が残った1日でもあった・・・何故に?

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【藤内壁出合】
麓は晴れ予報だったのにガスが・・・

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【藤内壁が一切見えない】
取りあえず前尾根取付きへと登る

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【テスト岩】
このすぐ奥が前尾根の取付き



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【P7ノーマルルート(V)】
順番待ちで1時間弱取付きで待機した後、ようやくクライミングスタート

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【P7の1P目の終了点からの取付き】
下を覗くと順番待ちが増えていたのでピッチを切らず次の終了点までロープを伸ばす

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【Mさん前尾根初挑戦】
今日は岩が濡れていていつもよりハードルが高いが右往左往しながらも登り切った



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【P7の核心部のリッジ】

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【P6のリッジルート(W)】

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【MさんもP6に取付く】



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【P5ノーマルルート(V)】

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【P4凹角ルート(V)】

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【P3スラブA(V)】



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【P3のBスラブ(V)】

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【P3のチムニー(IV)】

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【チムニーに挑むMさん】



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【P3のCスラブ(V)】

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【P2の櫓(W)は今日はパス】

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【P1の展望岩で補給休憩】
待ち時間が長くて疲労感が凄い



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【裏道に合流】

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【一応、御在所岳の頂上を踏む】

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【裏道から下山して終了】




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