登山日 |
2021年7月23日(金 ※祝日) |
山域 |
鈴鹿山脈
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コースタイム |
7時間46分 (休憩・装備替え等、約58分含む ※歩行タイムは6時間48分)
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コース |
朝明渓谷駐車場(5:50)〜中峠分岐(6:12)〜羽鳥峰峠(6:43)〜羽鳥峰(6:46)〜ヒロ沢出合(7:18-7:37 休憩・装備変更19分)〜二条の滝(7:52)〜天狗滝(8:13)〜白滝谷出合(8:40)〜ツメカリ谷出合(9:07-9:13 休憩6分)〜スダレ状滝(9:55)〜標高約640mの二俣(10:29)〜裏見の滝(11:14-11:30 休憩16分)〜白滝谷乗越分岐(12:02-12:12 休憩10分)〜白滝谷合流(12:30)〜アマゴ谷出合(12:33)〜[途中 装備変更7分]〜白滝谷出合(12:51)〜羽鳥峰(12:56)〜中峠分岐(13:20)〜〜朝明渓谷駐車場(13:36)
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天候 |
晴れ |
駐車場 |
★朝明渓谷有料駐車場(広い駐車場 500円) , トイレ有り
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備考 |
★神崎川本流は花崗岩と神崎川の清流が美しいです。
※今回は神崎川本流を下ったので楽に遡行できました。
★ツメカリ谷は苔が多くかなり滑りやすかったです。
※ほとんど水線通しに歩き、ロープは使用しませんでした。
★白滝谷乗越分岐から白滝谷方面へ至る道は尾根と谷が入り組みわかりづらいです。
※地形図とGPSをフル活用して進みました。
◆神崎川本流とツメカリ谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
※泳ぎ沢なので念のためザックの中にスノーケリングベストを携帯しました。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【 行程イメージ図 】
【 断面イメージ図 】
当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。
3連休の天気予報は上々、絶好の沢日和となりそうな雰囲気である。初日はやはりガッツリと水に浸かって見ようと
ヒロ沢出合から神崎川を下りツメカリ谷を遡行する計画を立て、起点となる朝明駐車場へとやってきた。まずはヒロ沢出合
まで羽鳥峰を越えて行く必要があり、涼しいうちに登りを突破するため5時50分に駐車場を出発し登って行く。50分強で
羽鳥峰に到着するが、すでに汗だくで涼を求めて早々にヒロ沢出合へと登山道を下って行き7時20分頃に出合へと到着、沢装備
へと変更する。出合では先行者1名が休憩しており我々の準備中に神崎川を先行し下って行った。沢装備に変更後、我々も出発
となるが、入渓地点よりいきなり深場となっており、泳ぎからのスタートとなる。気合を入れて水に入るもやはり冷たいが
すぐに慣れた?気持ちになり泳ぎ渡る。下りとはいえ初めての本格的な泳ぎはザックの浮力に戸惑い予想以上に泳ぎにくく
慣れるのに時間がかかりそうだ。神崎川の水は想像していたより綺麗で、最初の淵に到着すると今まで沢登りを始める前には見る事が
無かった景観にみとれてしまう・・・。遠くから眺める事はあってもここを泳いで下って行くとは夢にも思っていなかっただろう。
淵を泳ぎ切った後も水線通しで極力下って行き、二条の滝の落ち口へと到着、ここは右岸より釜へと降り立ったが、この滝は
別名『スライダー滝』とも言われるようで滑り台として遊べる場所らしい・・・正直、滑るのも飛び込むのも怖いので回避。
淵や深場が現れるたびに泳いで下る形となるが、こんなに泳いだのは何十年ぶりだろう。明るく開けた河原を進んで行くと
川幅が急激に狭まり轟音が聞こえてくると、天狗の滝落ち口が現れた。天狗の滝は飛び込む人もいるらしいが、もちろんそんな
度胸は無く、右岸側についている登山道を伝って神崎川へと復帰する。(降り口にはフィックスロープ有)天狗滝を過ぎて少し
進むと左に下谷尻谷が現れるが、薄暗くいかにも険谷そうな雰囲気を醸し出している・・・我々には荷が重すぎ無理であろう。
下谷尻谷の出合を過ぎると今回のハイライトとなる長瀞40mが現れる。長瀞を泳いで渡ると後は穏やかな渓相となり白滝谷
出合へと到着、先行の方はここから白滝谷登山道を戻って行かれるようであった。ここからツメカリ谷出合までは釣り人も
いたため、極力水には入らず河原を歩いていき9時過ぎにツメカリ谷出合へと到着した。休憩後、ツメカリ谷の遡行を開始するが
先程までの神崎川本流と渓相は一変し沢床は苔に覆われすこぶる滑りやすくなるとともに苔の匂いなのか独特の匂いがする。
ここはラバーソールの我々にとっては注意が必要な沢であるようだと思いながら1度思いっきりすっころんだのだが。。。
3m程の二条の滝がかかるゴルジュ帯は左岸側をへつり気味に進み岩壁より容易に突破、続く2m程の二条滝は右側の流心を登った。
ツメカリ谷は赤坂谷との周回で下りに使う方が多く飛び込みながら下っていく形を取る谷のようで深い釜が多い。泳いで取付く
滝が多くあるが、泳ぎは既に満喫済なのでへつりも入れながら進んで行くと、ゴルジュ帯の中に飛び込みポイントでもある5m程の
滝が現れる。飛び込む = 深いという訳でここは泳いで取付き右岸側より突破、上から覗くとやはり飛び込むには躊躇してしまう。
今日は遡行で登るだけなので飛び込む事は無いが、ここの水深はどのくらいあるのだろうと気になるところである・・・。飛び込む高さ
よりも飛び込んだ際に底に当たらないかという恐怖心が過去に足の骨折の実体験があるだけに記憶に刷り込まれている
のである。4m程の斜滝の流芯を登った後、しばらく明るいゴーロ帯を進むと6mのスダレ状滝が現れる。左岸側より簡単に巻けるが
左岸側水流脇より取付いて見るも苔で滑りやすく途中で一歩が中々踏み出せない。タワシで磨いたり右往左往しながらなんとか
突破したがかなり登りにくかった。ちなみに相方はそそくさと巻き上がっていた。ここも飛び込みのメッカらしいが、もちろんそのまま遡行を
継続し飛び込みは無しである。標高640mの二俣(赤坂谷からはこの辺りに乗り越えてくる模様)には遡行図には4mほどの滝となっているが、
目の前にある滝は正直4mには見えず7-8mくらいはありそうな感じがする。足元が崩れているので落差が増えたように思えるのかもしれないが。
この滝も直登して登り、そこから先は泳いで取付き小滝を
越えるを繰り返していく。10m多段と階段状の滝を簡単に越えて行くと最後の見所ポイントとなる裏見の滝5mが現れ、この谷もクライマックス
を向える。裏見の滝は文字通り滝の裏側に行ける滝で、取り付いて見ると滝の裏が通路になっていた。ツメカリテーマパーク
もこれにて終焉となり、後は時折に現れる小滝を越えながら白滝谷道への乗り越し地点へと進んで行く。乗越地点へと到着し谷の分岐
が入り組む白滝谷道への迂回ルートは判りにくいためGPSを駆使ながら進んで行き、適当なところで無事に白滝谷へと合流を果した。
水流が無くなりかけたところで沢装備を解き白滝谷道を少し詰めると稜線へと乗り上げ、後は羽鳥峰より猫谷を下り駐車場へと下山
し水と戯れまくった1日が終了となった。
【朝明渓谷駐車場】 5時50分、朝日がまぶしい中で出発
【旧千草街道登山口】 登山口を横目に道路を直進
【中峠分岐】 本当は大瀞から遡行したかった
【猫谷と林道の分岐】 サクっと羽鳥峰峠に行きたいので猫谷へ
【羽鳥峰峠】 駐車場から53分で到着した
【一応、羽鳥峰の山頂を踏んでおく】 下山は猫谷林道になるかも
【羽鳥峰峠から羽鳥峰湿原は近い】
【羽鳥峰湿原】
【初めて歩くヒロ沢登山道】
【沢の横断箇所からのヒロ沢】 ヒロ沢登山道は歩きやすく快適
【ヒロ沢の大きそうな滝】
【ヒロ沢出合まで降りてきた】 1名の先行者が休憩中 筆者達もここで休憩と装備変更をする
【入渓地点は深そう・・・】
【入渓早々、泳いで進む】
【泳ぎが不安だった相方も問題なさそう】
【最初の淵、凄く美しい・・・】
【この淵も泳いで突破】
【水線通しに下って行く】
【流れに足を取られぬよう慎重に進む】
【花崗岩と神崎川の清流に心が洗われる】
【二条の滝の落ち口の手前】
【右岸沿いに釜へと下る】 ここの釜も泳いで突破した
【水流が多い立派な二条の滝】 天然の滑り台として遊ぶ方もいるそうな 通称:夫婦滝・スライダー滝など
【廊下帯を進んでいく】
【泳ぐ事に慣れてきた相方】
【エメラルドグリーンの美しい淵】
【この淵も泳いで突破中】 泳ぐなんて何十年ぶりだろう・・・
【少しへつって様子を見る】
【ここも深そう】
【もはや躊躇なく泳ぎで突破】
【光が差し込み水面がキラキラ】
【時々へつりの練習もしてみる】
【深そうな所は積極的に泳ぐ】
【明るい河原を進んでいく】
【何か奥が暗そうな所に来た】
【ギリギリまで進むと天狗滝の落ち口】
【天狗滝は右岸の登山道から巻く】
【少し登山道を進んで】
【ここから神崎川に降りる】
【天狗滝】
【天狗滝】
【再び廊下帯へと入っていく】
【そしてまた泳いで下って行く】
【美しい渓相に撮影枚数が増えていく】 まだツメカリ谷遡行もあるのに・・・
【その後も廊下帯を進む】
【下谷尻谷出合】 下谷尻谷の遡行は筆者達には難しそう
【遂に楽しみにしていた『長瀞40m』】
【長瀞も気持ちよく泳いで突破】
【長瀞の端っこを泳ぐ相方】
【振り返り見る長瀞】
【明るい河原に出たら白滝谷は近い】
【白滝谷出合】
【白滝谷出合からは明るい河原を歩く】
【穏やかな渓相】
【中州を進む】
【大きな岩が目印のツメカリ谷出合】
【休憩後、ツメカリ谷の遡行開始】
【沢床は苔がびっしり・・・】 ツメカリ谷は苔で滑りやすい
【水線通しに進んでいく】 沢靴がラバーソールなのでツルツル滑る
【これが4m滝なのかな】
【大きな倒木が挟まっている】
【ゴルジュ帯へと入って行く】 ここの釜はそこそこ深い ここは左岸の壁にへつり気味に進んだ
【3m程の二条の滝】
【右の流れ付近から左岸壁を登った】 特に難しくもなくクリア出来た
【同滝に取付く相方】
【2m程の二条の滝】
【ここは右の流芯を登った】
【同滝の釜を歩く相方】
【振り返り見るゴルジュ帯】
【2m程の滝】
【ここは流芯を登った】 釜は泳いで滝に取りついた
【同滝の釜を泳ぐ相方】
【少し明るい河原を進む】
【ゴルジュ帯を進むと滝が立ちはだかる】 逆光で滝の撮影は残念な感じ・・・
【5m程の滝】
【ここも深いので釜を泳いで突破】 下降時にはここを飛び込む方もいる
【右岸側から難なく登れた】
【同滝の釜を泳ぐ相方】
【同様に右岸側を登っていくる】
【5m滝の落ち口(飛び込み怖そう)】
【ザブザブ進むと斜滝が見えた】
【4m程の斜滝】
【この滝は流芯を突破】 ただ水圧が凄くシャワーを沢山浴びる
【同滝を登る相方】
【しばし明るいゴーロ帯を進む】
【お目当てのスダレ状滝が見えた】 なんとも美しい渓相
【6m程のスダレ状滝】
【釜を泳いで滝に取りついてみる】 タワシで磨くも苔で滑りやすく大苦戦
【右往左往の末なんとかクリア】 相方は左岸側からそそくさと巻いていた
【ここは飛び込みのメッカらしい】 飛び込みは筆者達にはハードルが高い
【スダレ状滝の直ぐ上にあるナメ滝】
【左岸側が大きく崩壊した箇所】
【小滝を見るとついつい登ってしまう】
【ミヤマカワトンボ】 とても綺麗なトンボ
【標高約640mの二俣】 この二俣は滝がある右の方へ進む
【これが4m程の滝だろうか】
【この滝は流芯を突破】
【同滝を登る相方】
【深い釜をもつ小滝】
【その後も小滝を水線通しに越えていく】
【泳いだり】
【登ったりを繰り返す】
【アカハライモリ】
【10m多段は容易】
【10m多段を登る相方】
【10m階段状の上部の滝】
【10m階段状を登る相方】
【2m程の斜滝】
【標高約700m二俣は右へ】
【裏見の滝(5m)】
【滝の裏側に行けるのが名の由来】
【横から見るとこんな感じ】
【ナメ滝】
【これが4m程の滝だろうか】
【同滝を登る相方】
【まだ太腿くらいの深さの所がある】
【二条の滝】
【樹林帯を進んで行く】
【これが最後の小滝かな】
【最後の小滝を登る相方】
【振り返り見るナメ床】 流石、人気の沢は見どころが沢山
【白滝谷乗越分岐から白滝谷方面へ】 ケルンや目印があり分かりやすい
【白滝谷へと至る道は不明瞭】 尾根と谷が入り組み迷いやすい
【アマゴ谷を経由せずに白滝谷に出た】
【白滝谷を少し登るとアマゴ谷出合】
【白滝谷の沢の中を歩く】
【白滝谷分岐】 この少し手前で装備変更をした
【また来てしまった羽鳥峰】 猫谷林道の分岐を見過ごした;;
【羽鳥峰からの金山方面】 猫谷から駐車場へと戻り無事終了
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