【日本コバ】 藤川谷(沢登り)〜藤川谷右岸尾根(登山道)

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【日本コバ】 にほんこば 934.2m   

登山日 2021年7月24日(土)
山域 鈴鹿山脈
コースタイム 6時間53分 (休憩・装備替え等、約43分含む ※歩行タイムは6時間10分)
コース 藤川谷登山口(6:56)〜1つめの登山道と交差地点(7:18)〜3m程の滝(7:57)〜10m滝落ち口付近(8:41-8:48 休憩7分)〜2つめの登山道と交差地点(9:28)〜[途中休憩 6分]〜登山道と交差3(10:46)〜登山道と合流地点(11:50-12:10 休憩・装備変更20分)〜日本コバ(12:27-12:37 休憩10分)〜藤川谷右岸尾根分岐(12:44)〜P521(13:27)〜藤川谷登山口(13:49)
天候 晴れ
駐車場 ★藤川谷登山口付近(藤川橋横)の駐車地
※今回は登山者用駐車場が満車だったので藤川谷登山口付近の駐車地に停めさせていただきました
★道の駅「永源寺渓流の里」の登山者用駐車場 , 道の駅にトイレあり
※道の駅から道路を挟んだ向い側の臨時駐車場が登山者用駐車場
備考 ★藤川谷は登れる小滝が多くありますが登れない滝を高巻きする箇所もあります。
※念のため相方にロープを出した箇所もありました。
★藤川谷右岸尾根はバリエーションルートです。
※目印はありますが支尾根の迷い込み注意箇所があります。
◆藤川谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

昨日の疲れも残っているが、せっかくの晴れ予報に家にいる訳にはいかないと本日も沢登りを決行、日本コバの藤川谷へ入渓する。 早朝の6時過ぎに道の駅に到着するも道路を挟んだ向かい側の登山者用駐車場は既に満車で止める場所が無い。こんなに早く埋まる事があるのか? と思いながらも仕方がないので藤川谷登山口付近の駐車地へと移動するとまだ空いており車を停める事ができ一安心、予定していた道路歩きが無くなり行程が短縮 となった。沢装備の準備をして入渓となるが、登山道に入りすぐに入渓しようとするもどこから沢に降りるのかわからず少々とまどう。なんとか 踏み跡伝いに降りる事ができたが、どうやら登山道には入らず藤川橋横の左岸側より簡単に入渓出来ると後で調べて知った。 藤川谷に降り立ち早速入渓するも沢の水は前日のツメカリ谷よりもかなり冷たく感じる。少し進むと堰堤が現れ右岸から巻き上がり平流を進むと登山道と交差 する。ここまでイベントはほぼ無いため、次回来ることがあればここから入渓した方が良いかなと思われる。ここからが本格的な遡行開始 となり軽快に小滝をクリアしていくが、もちろん基本は流芯突破、最初の連爆帯も簡単に直登して行ける。次に現れる小滝はなかなか立派な 釜を持っており深そうなので右岸側を巻き取付く・・・冷たい水にまだ浸かりたくはない。小滝を快調にクリアしていくと正面に3-4m程の 直瀑が現れる。今回の沢登りの核心となり岩登り要素の詰まったこの滝の攻略を目的として来たといっても過言ではない・・・大袈裟だが。 まずは泳いで滝に取りつくも最初の一手の這い上がりが判らず、右往左往しながら迷っているうちに体が冷え切ってしまう。なんとか左側 より這い上がり、そこから滝をまたいで右側に足を移動させた所で足が滑り落下してしまった。一旦、陸に上がるも寒さで震えが止まらず 何故にこの沢はこんなに水が冷たいんだと不思議に思う。屈辱の落下であったが、次は相方が荷物を置いて空身でチャレンジすると一撃で 登り切ってしまった。とりあえずザックを先にロープで引き上げ再度、空身でチャレンジすると意外にスムーズに登る事が出来たが、次回 は荷物を担いだ状態で登れるようにしたいところである。この滝でかなりの時間を費やし遡行を再開するが、次に現れる似たような感じの 4m滝は手が出せる滝では無く左岸より高巻きをする。この高巻きを大きく巻き過ぎて続く10m滝も一緒に巻く形となってしまった。出来れば10m滝を下から眺めてみたかったが登れない 滝のため、今回は懸垂下降してまで見に行く必要は無いかと先へ進む事にした。遡行再開するとなかなか立派な二段の滝が現れるがここも迷わず 直登、上部に行くほど滑りやすく少々緊張したため相方にはロープで確保し登ってもらった。二つ目の登山道交差地点へと到達するも 標高はまだ470m程で既に入渓して2時間半が経過している・・・毎回沢登りで思うのだが、ガイドブックに載っている参考タイムより必ず 倍くらいの時間がかかっているのは歩くのは遅すぎるのか?写真を撮りすぎているせいか?基本歩ける所は全て水線通しに歩いている せいであろうか?と考えてしまうが、まあ全てだろうと思われる。その後も小滝を登って行くが、それにしてもこの谷はやたらと蛙が多く 持てるホールドがあると思って手を置こうとするとホールドでは無く蛙だったという事もあり何度か本当に蛙を触ってしまった。驚いて いきなり手を放して落下でもしたらシャレにならないので注意が必要である。小滝を登り倒して標高を稼いで行き3回目の登山道との交差 地点まで来るとようやく標高も640m付近まで登っている。もちろん遡行を継続すると小滝の連爆帯が現れ順調に標高を稼いで 行く。最後の砦として三段の滝が現れもちろん直登していくが、3段目は傾斜も少々きつめであったので相方にはロープを出して登って もらった。小滝ゾーンが終了すると浸食された石灰岩が自然の造形美のような感じで不思議な空間を作り出しており、しばし見入ってしまう。 石灰岩の岩壁をすぎると平流となり、次に登山道と交差する地点で脱溪し沢装備を解除する。後は日本コバ山頂へと登山道を登り山頂で 昼食休憩を取る。休憩後は藤川谷右岸尾根より下山する事として笠松尾根から別れ右岸尾根を進んで行く。初めて歩く右岸尾根は急坂ではある がそれほど歩きにくい訳でもなく最短で登山口に降りれる感じであったため、次からもこの道を使用して下山しようと思う。最終的には 藤川谷登山口付近で合流し無事下山完了、下山した神崎川は大勢の川遊びの方々で賑わっており誰にも出会わなかった沢とは別世界の様相で あった。川遊びの人達を眺めながら荷物を片付け帰路へとついたが、今年の夏は水遊びを堪能していると実感でき、いつになく充実した感じと なっている。

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【藤川谷登山口】
入渓準備をして7時前に出発

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【登山道からの藤川橋】
藤川橋の左岸脇から降りれたらしい

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【登山口からすぐの右岸から何とか下降】
一応、踏み後らしき道は付いていた



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【入渓地点は標高290m程】
駐車地からすぐ入渓出来るのは嬉しい

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【入渓地点からの藤川谷】

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【少し進むとすぐに堰堤が出てきた】
この堰堤は右岸から巻く



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【堰堤を巻いた後、平流を進む】

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【1つ目の登山道と交差する地点】
次来る時があればここから入渓しよう

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【この赤っぽい苔が滑る滑る】
ラバーソールなので要注意・・・



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【ナメ滝を軽快に進む】
今日も出来るだけ水線通しに歩く予定

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【少し深い所も出てきた】

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【最初の見どころである連爆帯】



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【連爆帯の小滝は楽しそう】

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【この滝は簡単に直登】

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【同滝の釜を登る相方】



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【次の小滝の釜はちょっと深そう】

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【釜はへつって滝は流芯突破】

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【同滝の釜をへつる相方】



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【次の1m程の小滝の釜もへつった】

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【癒しのナメの中を進む】

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【どんどん小滝を越えて行く】



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【そろそろ釜にも積極的に浸かる事に】

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【次の連爆帯に来た】

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【お目当ての3m程の滝】



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【泳いで滝に取り付こうと右往左往】

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【何とか滝の左側に取付いた】

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【右側に足をかけた途端に落ちた・・・】



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【相方が空身でチャレンジ】

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【同様に右側に足をかけて】

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【1回目で登り切った】



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【3m程滝の落ち口】
ザックはロープで引き上げて回収後、空身でチャレンジしたらあっさり登れた

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【その上も滝が続いている】
倒木が二本の滝は直登した
その上に見えるのが4m程の滝

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【この4m程の滝は右岸から巻く】
見るからに登る事が出来無さそう



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【少し巻くつもりが高く巻きすぎた】
すぐに懸垂下降するつもりだったのに

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【10m滝の落ち口まで来てしまった】
10m滝を下から見損ねてしまい残念・・・

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【休憩後、気を取り直して遡行開始】



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【緑と白のコントラストが美しい】

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【二段の滝】

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【奥の滝は見ごたえあり】



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【この滝も直登】
上部の方が滑りやすく少し緊張した

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【相方には念のためロープを出す】

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【まだ標高420m程・・・】



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【とても綺麗な幅広の滝】

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【別角度でもう1枚】

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【これぐらいの水量なら流芯も快適】



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【倒木を平均台のようにして進む】

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【今にも落ちそうな相方】

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【倒木にもめげず流芯突破】



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【癒しの渓相】

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【2つめの登山道と交差地点】
恐ろしい事にまだ標高470m程・・・

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【その後も小滝をよじ登って行く】



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【どんどん登らねば】

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【滝が入り組んでる所】

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【この滝は登れず巻いた】



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【カエル】

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【カエル】

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【カエル】



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【その後も小滝を登って】

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【登って】

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【ひたすら登る】



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【ゴーロ帯をしばし詰めて行く】

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【階段状の滝は難なく流芯突破】

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【ようやく標高640m付近まで来た】



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【3つめの登山道と交差する地点】
登山道に後ろ髪を引かれつつ遡行を続行

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【この斜滝から連爆帯になる】

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【この斜滝は難なく登れるが倒木が邪魔】



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【次々に出てくる小滝を順調に登る】

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【この滝はどうしようかと少し悩む】

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【シャワーを浴びながら突破】



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【標高700m程でもこんな小滝が続く】

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【この滝も慎重に登れば問題無し】

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【この滝も直登】



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【最後は三段の滝】

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【まずは1段目】

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【1段目を登る相方】



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【2段目】

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【そして3段目】

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【3段目は相方にロープを出した】



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【石灰岩の岩壁】
この窪みはベットみたいで人一人寝れる

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【石灰岩の岩壁沿いを進んで行く】

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【自然の造形美】



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【岩壁は思っていた以上に長い】

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【振り返り見る石灰岩の岩壁】

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【あとは少し平流を進む】



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【標高約800mの二俣を左へ】

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【次の登山道合流地点で脱渓】

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【装備変更後、登山道で日本コバへ】



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【日本コバの山頂に到着】
ここで補給休憩

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【山頂から笠松尾根方面へ進む】
下山は藤川谷右岸尾根を選択

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【笠松尾根と別れ藤川谷右岸尾根へ】
分岐点を地形図・GPSで確認



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【初めて歩く藤川谷右岸尾根】
意外とたくさん目印が付いている

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【この二重テープ箇所から東へ】
南の支尾根の迷い込みに注意

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【しばし明瞭な尾根を下る】
この区間で小ピークの登り返しがあった



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【標高838m付近は広尾根】
ここも支尾根の迷い込みに注意

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【キノコ】
これが椎茸だったら中々のサイズ

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【立派な木もあった】



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【ここは直進せず南東へ曲がる】
曲がったら急坂になる

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【写真では伝わらないがかなりの急坂】
後は明瞭な尾根を下って行く

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【ここがP521だろうか】
鞍部から少し登り返した小ピーク



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【だいぶ下ってきた】

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【登山口付近に降りてきた】

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【登山口に戻り無事終了】




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