【木梶山】 木梶山北側の谷(沢登り)〜木梶山北尾根(登山道)

トップページに戻る 登山紀行に戻る 2021年山登りに戻る



【木梶山】 きかじやま 1230.4m   

登山日 2021年7月25日(日)
山域 台高山系
コースタイム 4時間27分 (休憩・装備替え・寄り道等、約47分含む ※歩行タイムは3時間40分)
コース 木梶不動尊(7:38)〜林道分岐(7:57)〜入渓地点(8:02-8:07 装備変更5分)〜斜滝(8:46)〜標高約930mの二俣(9:08-9:13 支沢の滝に寄り道6分)〜7m滝(9:18)〜[途中休憩13分]〜木梶山(10:35-10:45 休憩・装備変更10分)〜北尾根分岐(10:51)〜[途中休憩8分]〜林道合流(11:33)〜入渓地点(11:36-11:41 休憩5分)〜林道分岐(11:46)〜木梶不動尊(12:05)
天候 晴れ
駐車場 ★木梶不動尊前の駐車場( 6台程・トイレ無し )
※駐車場までの道は細く未舗装の箇所もあります。
備考 ★木梶山の北側の谷は苔が美しい癒しの渓相が多くありました。
※支沢との二俣が数か所あるので進む方向に注意が必要です。
※7m滝は通常高巻するべき滝です。今回はロープを出してフォローのみで登っています。
※7m滝は少し手前の左の支沢から高巻した方が安全のようです。
★木梶山の北尾根はバリエーションルートだと思いますが目印が多くありました。
◆木梶山の北側の谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

3日連続の沢登り、さすがに疲れているのでガッツリと登る気にはなれないため、遡行距離が短く初心者向きの沢を検索し木梶山の北側にある谷を遡行 する事にした。木梶不動尊前にある駐車地に車を停め入渓地点に向け木梶林道を歩いていくと目の前に何やら動いている ものがいる。何だろうと思い近寄って見るとモグラが必死に林道を横断しているが、これまでの予想とは違い随分と動きが早く、始めはネズミ かと思ってしまったほどであった・・・ネズミにしては遅いのだが。写真を撮ろうとするが早くてブレブレの写真しか撮れず落葉の下に 潜ったかと思うと一瞬で消えてしまった。モグラがこんなに機敏に動くとは予想外の発見であった。木梶林道の途中でを左の林道に別れ木梶川へと下って 行き、川の出合より入渓する形となる。木梶川の支流である左に分かれる谷が今回目的の北谷(正式な谷の名は不明)で 準備を整えたあと遡行を開始する。北谷(仮称)は苔に覆われなんとも癒しの渓相の谷であり写真を撮るには絶好のスポットでは無いかと思われ、 連日の遡行の疲れを癒すにはちょうど良い感じの沢である。元々、難しい沢は行けないので沢屋から見ればどれも癒しの散歩沢なので あろうが。苔の綺麗な小滝を登りながら進んで行く形になるが、どれも簡単に直登出来る滝で3日目に遊ぶ沢としてはもってこいである。 ところどころに現れる滑滝も良い感じで綺麗な写真を撮りたいと撮影を試みるが、出来上がりの写真はどれも今一で防水カメラでは無く一眼レフを持ってくればと 悔しい思いをするが、この渓相はやはり行って直に見て堪能していただきたい所である。進んで行くと前方に立派な綺麗な 7mほどの斜滝が現れ迷わず流芯から取付いてみるも、上部に行くほどにツルツルになりまさに滑り台の様相となっている。最上部付近まで 進むと身動きが取れなくなり、少しでも滑ると下まで滑り落ちる恐れがあるので緊張するが、必死にタワシで擦りまくりグリップを効かせる 事でなんとか突破する事ができた。しかし安易に取付くのはお勧めできない滑り台滝であった・・・ちなみにこの滝は横を簡単に巻き上がれる。 相方は少し登った所で左岸側に回避し登って来た。その後も小滝を登りながら標高を稼いで行き930m二俣に到着、方向は左に進むが右の 支沢に良い感じの多段の滝がかかっており、せっかくなので登って遊んでみる。2段目まで登って見るとまだ上にも斜爆は続いていたが、ここで 二俣に引き返し本沢の遡行を再開すると奥に少々立派な滝が見えてきた。この谷で最大となる7m滝となるが、下から眺めてみるとなんとなく 登れそうな感じがしてきた。相方に登って見ようかなと言ってみるが、遡行記録もわからないような滝にいきなり登るのだ危ないと言われ (もっともな意見である)相方に先に巻いて登ってもらい、フォローでチャレンジしてみることとする。取付きはスラブ状で足場が 無いが、手がガバであるため一気に体を持ち上げ登って行けるのだが上部に行くとホールドが薄くしかも苔で滑りまくる状態に緊張が走る。正直、 これをリードで登っていれば支点を取る所も無く、完全に行き詰っていた感じであり、無理をしなくて良かったと心底安堵した瞬間であった。 当たり前の話だが遡行記録もわからず誰も登っていないような滝を登る際は、見た目にホールドがありそうでも決して無理をしないようにしなければならない と身をもって体験し十分に反省したところで一息入れ遡行を再開する。難所を突破した後は徐々に水流が減少していき詰めの様相となってくるが谷筋を 詰めあがって行く。途中、水が完全に無くなり倒木で歩きにくくなってきたため、谷から右岸尾根に逃げ上がりそこから尾根を木梶山頂へ 登り3日連続の沢登りも無事完了となった。山頂で休憩を取った後は木梶山北尾根を下っていくが、バリエーションルートと思っていた尾根 は予想以上に目印が多くしかも登山道テープがずっと続いており、迷う心配の無いような感じで普通の登山道かなと錯覚させられた。入渓地点 まで下り、木梶川で涼んだ後は再び木梶林道を駐車地へと戻り終了となったが、ちょっと涼みに行く沢にはちょうど良い感じでお気に入りの谷となった。

写真をクリックで拡大します

【木梶不動尊】
木梶不動尊前の駐車地から出発

写真をクリックで拡大します

【駐車地から木梶林道を歩く】
駐車地のゲートは閉まっていた

写真をクリックで拡大します

【10pくらいの動物】
動きが速くて撮影が出来ずブレた



写真をクリックで拡大します

【林道分岐】
ここで木梶林道と別れ木梶川へ下る

写真をクリックで拡大します

【木梶川に降りてきた】
ここから入渓

写真をクリックで拡大します

【木梶川の左の沢へ入る】
右側に見えているのが木梶川



写真をクリックで拡大します

【木梶山の北側の谷を遡行開始】
第一印象は「 苔が綺麗 」

写真をクリックで拡大します

【最初の滝の釜は太腿くらいある】

写真をクリックで拡大します

【今日も出来るだけ水線通しに進む】



【腕があれば良い写真が取れそうな沢】

写真をクリックで拡大します

【小滝は基本、流芯を登って行く】

写真をクリックで拡大します

【岩に擬態中?のカエル】



写真をクリックで拡大します

【ナメ滝】

写真をクリックで拡大します

【今日は水量が少なそうな感じ】

写真をクリックで拡大します

【倒木が無ければ良い写真スポット】



写真をクリックで拡大します

【倒木を避けて撮影すると近すぎる】

写真をクリックで拡大します

【イワタバコ(岩煙草)】

写真をクリックで拡大します

【イワタバコと小滝】



写真をクリックで拡大します

【何とも癒しの渓相】

写真をクリックで拡大します

【苔むしたゴーロ帯】

写真をクリックで拡大します

【水線通しに遡行中】



写真をクリックで拡大します

【美しいナメ】

写真をクリックで拡大します

【ナメを歩く相方】

写真をクリックで拡大します

【奥にちょっと立派な斜滝が見える】



写真をクリックで拡大します

【7mくらいはありそうな斜滝】

写真をクリックで拡大します

【滑りそうだが流芯を慎重に登る】

写真をクリックで拡大します

【一番上がかなり滑るので苦戦】



写真をクリックで拡大します

【タワシで足場を磨き無事突破】

写真をクリックで拡大します

【相方は滑る上部は左岸に逃げた】

写真をクリックで拡大します

【斜滝の落ち口】
ちなみにこの滝は左岸から簡単に巻ける



写真をクリックで拡大します

【ここは深そうだったのでへつった】

写真をクリックで拡大します

【ここは倒木の上を歩くと膝くらい】

写真をクリックで拡大します

【相方は倒木に気づかず腰下まで浸かる】



写真をクリックで拡大します

【その後も小滝をどんどん越えていく】

写真をクリックで拡大します

【倒木に阻まれ四苦八苦】

写真をクリックで拡大します

【水量が少なくちょっと残念なナメ】



写真をクリックで拡大します

【標高約930mの二俣は左へ】
だが右の支流の多段の滝が気になる

写真をクリックで拡大します

【支流の多段の滝】

写真をクリックで拡大します

【支流の多段の滝に取付いてみた】



写真をクリックで拡大します

【支流の二段目の滝まで登った】

写真をクリックで拡大します

【支流の滝から見る二俣地点の相方】

写真をクリックで拡大します

【まだ上に滝があるが二俣地点に降りる】



写真をクリックで拡大します

【本流に戻り遡行開始】

写真をクリックで拡大します

【奥に見えるのが7m滝かな】

写真をクリックで拡大します

【お目当ての7m滝】



写真をクリックで拡大します

【フォローで7m滝を登るも中々手強い】
相方が左岸から高巻(滑落注意)して7m滝の落ち口へ上がりロープを出してくれた

写真をクリックで拡大します

【7m滝の落ち口】

写真をクリックで拡大します

【気を取り直して遡行開始】



写真をクリックで拡大します

【溝状の滝を登る相方】

写真をクリックで拡大します

【標高約1000mの二俣は左へ】
この先も数か所二俣が出て来るので注意

写真をクリックで拡大します

【倒木が目立つ沢を詰めて行く】



写真をクリックで拡大します

【もう水量がかなり少なくなってきた】

写真をクリックで拡大します

【水が滴る程度の箇所でも登ってしまう】

写真をクリックで拡大します

【水も無くなり後は谷を詰めるだけ】



写真をクリックで拡大します

【ガレている上に倒木が多く歩きづらい】
このまま谷を詰めれば木梶山のはず

写真をクリックで拡大します

【もう少しの所で我慢出来ず尾根へ】
谷から尾根へ逃げてしまった・・・

写真をクリックで拡大します

【尾根を経由して木梶山に到着】
ここで装備変更と休憩をとる



写真をクリックで拡大します

【木梶山から梅尾方面に少し進む】

写真をクリックで拡大します

【ここから木梶山の北尾根へ下る】

写真をクリックで拡大します

【予想以上に目印が多い】



写真をクリックで拡大します

【標高約1000mの小ピーク】

写真をクリックで拡大します

【だいぶ下って来た】

写真をクリックで拡大します

【林道に合流】



写真をクリックで拡大します

【荒れた林道を歩き木梶林道へと戻る】

写真をクリックで拡大します

【入渓地点に寄り道して木梶川を撮影】

写真をクリックで拡大します

【相方の帽子にトンボが止まった】



写真をクリックで拡大します

【雲ヶ瀬本滝に寄り道】

写真をクリックで拡大します

【中々迫力がある雲ヶ瀬本滝】

写真をクリックで拡大します

【駐車地に戻り木梶不動滝を撮影】




トップに戻る  トップページに戻る