【羽鳥峰】 朝明渓谷から白滝谷登山道〜白滝谷(沢登り)

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【羽鳥峰】 はとみね 823.1m   

登山日 2021年8月1日(日)
山域 鈴鹿山脈
コースタイム 6時間37分 (休憩・装備替え等、約54分含む ※歩行タイムは5時間43分)
コース 朝明渓谷駐車場(6:07)〜猫谷と林道の分岐(6:36)〜白滝谷分岐(7:13)〜渡渉ヶ所(7:36-7:42 休憩6分)〜白滝谷出合(8:05-8:27 休憩・装備変更など22分)〜二段8mの滝(9:06)〜白滝(9:52)〜渡渉ヶ所(10:32-10:52 休憩20分) 〜アマゴ谷出合(11:39)〜白滝谷分岐(11:50)〜羽鳥峰(11:55)〜〜猫谷と林道の分岐(12:14)〜[途中休憩 6分]〜朝明渓谷駐車場(12:44)
天候 雲り時々晴れ
駐車場 ★朝明渓谷有料駐車場(広い駐車場 500円) , トイレ有り
備考 ★白滝谷出合に至るまでに山蛭対策が必要です。
※今回は特に猫谷林道で蛭がうじゃうじゃいました・・・
★白滝谷は沢登り入門ルートのようです。
※特に困難箇所は無く小滝もほぼ直登出来ました。ただ水量により難易度は変わります。
※沢と並行して登山道があるので途中で脱渓しやすいと思います。
◆白滝谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

山岳会の体験沢登り企画として、初めてでも問題なく歩けそうな鈴鹿の白滝谷を選択し4人で遡行する事になった。朝明駐車場を 起点に周回する予定としているため、まずは入渓までのアプローチに羽鳥峰を越えて白滝谷出合まで下る必要がある。 駐車場を出発して羽鳥峰へと進んで行くが、湿気が多く蒸し暑いので猫谷と林道の分岐で蛭を避けようと林道ルートを取るも これが失敗であった。蛭を回避するはずの林道は蛭の宝庫で、次々に足元に取りつくやつらを塩水で撃退しながら進んで行くが、 稜線に上がるまでに筆者だけで5匹の蛭が取付き、あきらかにルート選択ミスだと冷たい視線を向けられたのであった。稜線からは 遡行する予定の白滝谷を眺めながら並行する登山道を下っていく形となるので、水量など谷の状況がわかって安心感がある。 神崎川まで下り白滝谷出合で沢装備に変更して白滝谷の遡行開始となるが、その前にここまで歩いて火照った体をクールダウン するため、神崎川で少し泳いで体を冷やす・・・やはり神崎川は気持ちが良い。体も冷えた所で遡行を開始、まずは簡単な 小滝を越えながら進んで行く。数個の小滝を越えた所で廊下が現れ谷の雰囲気が良くなりミニゴルジュ間が出てくる・・・ 結果的に印象に残っているのはこの区間のみであったが。廊下の中はいくつか小滝が連続しており、途中少し深めの釜も軽快 に越え進んで行くと二段8mの斜瀑が目の前に現れる。ここは流れの右側を登って見るが、後続はあっさりと簡単な左側を 登って来た。二段目は流れの中を突破して廊下を脱出、再び簡単な小滝をクリアしながら遡行していく。初心者向けの谷と いう事もあって確かにまったりと登るにはちょうど良い感じではある。ただ、今年10回以上行った沢の中では白滝谷が一番 見所が少なく容易な印象ではある。現れる小滝は基本的に横を簡単に越えていけるが、それをやってしまうとただの 平流歩きと変わらなくなってしまうため極力流芯突破を心掛けながら進んで行くと、目の前に立派な2段15mぼ斜瀑が現れた。 傾斜が緩いのでどこからでも登れるが敢えて水流の多い箇所を登って行き2段目も水流の中を突破、後続メンバーも難なく 登ってきた。次の楽しみは白滝と思いながら張り切って進んで行くが一向にそれらしき滝は見当たらない・・・15m斜瀑の 後に白滝が現れると頭の中に勝手にインプットしていたが、遡行図を見直してみるとどうやら先程の斜瀑が白滝だった模様で ショックを受ける。こんなことならもう少し遊んでおけば良かったと後悔しながらも仕方が無いので先へと進むと見覚えの あるナメの風景が現れる。どうやら下りで交差した赤ナメの渡渉点まで早くも到着してしまった模様で、ここで昼食休憩を 取ることとする。昼食後に遡行を再開して平流を少し進むと、溝状の2m滝が現れ迷うことなく流芯を突破、この辺りまで標高を 上げてくるとかなり水も冷たく感じられシャワーを浴びるには少々寒くなってくる。再びしばらく平流を進んで行くと最後 の滝となるチョックストーンの先にある滝が現れる。ここも腰まで浸かりながら直登したところで本日のイベントは終了、 後はのんびりと谷を詰めていき水流が少なくなったところで白滝谷登山道を登って行くが、途中急激に雲行きが怪しくなり 遠雷が鳴りはじめたため、沢装備は解除せずそのまま急いで 羽鳥峰越えを目指す。 猫谷へと入ると雷も遠のいたようで一安心する。どうやら鈴鹿山脈の滋賀県側でのみ天候が崩れたような感じで 稜線を越えてくることは無いような感じであった。そのまま猫谷を下り駐車場手前の河原で沢装備を洗い無事終了となったが これまでの沢歩きの中で最短での遡行時間で抜ける事ができ、初めて沢登りを体験するにはちょうど良い感じの沢であった。

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【朝明渓谷駐車場】
6時7分、雷が怖いので早めに出発

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【旧千草街道登山口】
登山口を横目に道路を直進

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【中峠分岐】
ハト峰方面へ



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【猫谷と林道の分岐】
今日は林道を選択するがすぐ後悔する

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【猫谷林道には蛭がうじゃうじゃ】
塩水を靴にかけながら速足で進む

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【ガレ場も急ぎ足で通過】
今日は晴れ予報のはずだがガスが濃い



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【猫谷林道分岐まで登ってきた】

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【少し進むと白滝谷道分岐】

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【白滝谷登山道で白滝谷出合まで下る】



【アマゴ谷出合】

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【下りながら白滝谷の水量状況を確認】

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【渡渉ヶ所で休憩】



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【渡渉ヶ所は美しい赤ナメ】

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【廃屋横を通過中】

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【白滝谷出合の標識まで降りてきた】



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【神崎川を見ながら入渓準備】

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【神崎川の深場でしばしクールダウン】

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【Mさんは水中が一番生き生きしている】



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【白滝谷出合から遡行開始】

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【初め大きな石がゴロゴロ】

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【少し進むと綺麗な小滝が現れた】



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【この小滝は流芯を登る】
釜は意外と深くほぼ泳ぎ状態

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【高身長のUさんでもこんな感じ】

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【この小滝もなかなか良い感じ】



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【この小滝も流芯突破】

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【沢登り初挑戦のUさんも軽快登る】

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【ガスが晴れたのか明るくなってきた】



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【ザブザブ進むMさん】

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【廊下の入口】

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【お目当てのゴルジュ帯へ】



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【へつりを練習するMさん】

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【頑張れもう少し!】

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【岩間の滝を越えていく】



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【岩間の滝に取付くMさん】

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【この小滝も直登】
左岸から難所も含めて巻けます

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【水流の中はヌメっていて滑りやすい】



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【この倒木の先がちょっとした難所】

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【この深く小さな釜がちょっとした難所】
小さいがゆえに水流に押し戻される
右岸の壁に沿うように遡る

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【水圧に負けず登るのがちょっと大変】



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【Mさんも水流と格闘中】

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【無事に小滝を登り切った】

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【Uさんも水流と奮闘の末クリア】



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【ゴルジュ帯を更に進み】

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【簡単な小滝は軽快に越えて行く】

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【二段8m程の斜滝の下段】



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【この滝は流れの右脇を登る】

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【皆は簡単な左脇を登ってきた】

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【一段目の落ち口】



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【二段目は水流の中を登る】

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【同箇所を登るUさん】

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【ここは左端の水量が多い所を登った】



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【シャワーを浴びながら登るMさん】

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【その後も釜をザブザブ進む】

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【岩間の滝をお助け紐で登る相方】



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【白滝目指して進んで行く】

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【連続する小滝をこなして行く】

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【木漏れ日の中の遡行は気持ちが良い】



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【緑が美しく雰囲気の良い渓相】
苔で滑りやすい石が多々あるので注意

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【遂に白滝(15m斜滝)にやってきた】
白滝は傾斜が緩いので何処からでも登れる

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【敢えて水量が多そうな所から取付く】



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【1段目の取付からの白滝】

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【1段目の上で振り返るとこんな感じ】

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【白滝の2段目の滝】



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【水流の中を登っていける】

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【2段目の上で振り返るとこんな感じ】

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【多段の滝】



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【すっかりなだらかな渓相になった】

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【Uさんも初沢登りに慣れてきたようだ】

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【岩間の滝をついつい登ってしまう】



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【大きな岩がゴロゴロ】

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【細長い釜を持つ小滝】

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【釜に入ってみると意外と深い】



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【振り返り見るとこんな感じ】

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【渡渉ヶ所の赤ナメまで戻ってきた】

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【赤ナメでしばし休憩タイム】



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【平流を少し進むと】

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【溝状の滝(2m程)が現れた】

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【ここも迷わず流心突破】



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【同滝で水面から上がれず右往左往】

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【シャワーを全身に浴びながら奮闘中】

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【小滝を無事に登り切り泳ぎで癒され中】



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【しばらく平流を進んで行く】

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【癒しの渓相】

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【綺麗な水と苔のコラボが良い感じ】



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【最後のお目当ての滝に来た】

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【チョックストーンの奥に溝状の滝】

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【もちろんここも流心突破】



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【釜は意外と深い】

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【難なく小滝を突破してイベント終了】

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【後はのんびりと谷を詰めるだけ】



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【遠くで雷が鳴り始めたので登山道へ】
沢装備のまま登山道へ入り急ぐ

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【まだ青空が覗く羽鳥峰】

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【羽鳥峰峠から猫谷を下る】
沢装備のまま駐車場まで戻り終了




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