【鈴鹿】 石谷川 沢登り

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登山日 2021年8月28日(土)
山域 鈴鹿
コースタイム 5時間57分 (休憩、約34分含む ※歩行タイムは5時間23分)
コース 石水渓駐車場(6:36)〜石水渓バンガロー前登山口(6:41)〜白糸の滝(6:58)〜大堰堤手前のゴルジュに寄り道(7:38)〜大堰堤上部(7:47)〜頂礼井戸の滝(8:02)〜7m滝(8:55)〜七つ釜入口(9:24)〜[途中休憩 7分]〜ガンサ谷出合(10:05) 〜白雲の滝(10:24)〜[途中休憩 6分]〜引き返し地点の滝(11:12-11:21 休憩9分)〜登山道合流地点(11:26)〜[途中休憩 12分]〜白谷コースと南尾根コースの分岐(11:48)〜大堰堤横の駐車地(12:14)〜石水渓駐車場(12:33)
天候 晴れ
駐車場 ★石水渓駐車場
★石谷川林道(大堰堤横付近)にも数台駐車可
備考 ★登山口に熊の目撃情報があり、注意するよう表示がありました。
★石谷川は泳げる箇所も多く滝やゴルジュなど変化に富んだ楽しい沢でした。
※白糸の滝・頂礼井戸・七つ釜・白雲の滝でロープを出しました。
◆石谷川の遡行には沢登り装備で入山しています。
◆記載した内容は遡行日によるものです。(※あくまでも個人遡行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

夏の連休後半より降り続いた雨の影響で沢には近づけない日が続いていたが、8月の終わりにしてようやく猛暑が戻ってきた。 尻つぼみに夏が終わってしまうのではないかと懸念していただけに、この晴れ間を逃す手はないと夏中に片付けておきたいと 考えていた石谷川へとチャレンジする事とし石水渓駐車場へとやってきた。駐車場で遡行準備を整え、まずは仙ヶ岳への登山道を 少し登り尾根を越え石谷川渡渉点まで歩き、そこから白糸の滝へと左岸側より下り白糸の滝より入渓する。いきなり滝から遡行 開始というなかなか緊張するシチュエーションの中、左岸側より白糸の滝に取付きロープを出して登るが、泥が堆積し足元が滑りやすく 緊張する出だしとなった。最初の難関を突破したことで若干緊張もやわらぐが、すぐ先で立派な釜を持った小滝が現れ鈴鹿の泳ぎ沢 入門といわれる石谷川の遡行開始となる。小滝を越えて進むと正面に形の良い4 m程の滝が現れ、ここも泳いで右岸壁に取付き 岩壁の中央付近にあるバンドを使いフリーで突破、相方はロープで確保し登ってもらう。ここを突破すると先程通過した登山道 との交差点となるが、大堰堤の手前まで偵察がてら淵を泳いで進んで行く。淵の奥にある滝で引き返し登山道より堰堤を越えて 再入渓するが、大堰堤横付近の駐車地に車を停めて大堰堤上から遡行を開始する沢屋さんも多いようである。穏やかな渓相を進んで行き 広い淵をもったナメ滝が現れ泳いで突破、再び泳ぎ沢のスタートとなる。再入渓より15分ほどで独特の良い感じの形状をした 頂礼井戸の滝12mが現れるが逆光でうまく撮影が出来ない。仕方が無く諦め突破に取り掛かるが滝を登るのは無理のため左岸 の岩棚よりロープを出して巻き上がるが苔付きで滑りやすく登りにくかった。頂礼井戸の滝を通過すると大きな岩がゴロゴロと した中を遡行していきCS5m滝に到着、我々では登れそうにないため右側より巻き上がる。直登と敗北(巻き)を繰り返し ながら進んで行き飛び込みポイントとなる7m滝に到達、左側の岩棚より登り上部より飛び込んで遊ぶらしいが思ったよりも 水深があるようには見えず底に付きそうな感じだったため、飛び込むのは止めて通過していく。この後も小滝を越えながら 進んで行く形になるが、ここの小滝は足場が無くツルツルな箇所が多く苦戦や敗北しながらの行程となり我々にとってはなかなか 難易度の高い沢である。七ツ釜ゴルジュに入りまずは泳ぎで突破し一段登るが、次に現れるCS5m滝を突破する事は無理そうな感じ。 左岸側の巨岩の右クラックより突破出来るようだが難しそうで登るには実力的に少々心もとない。。。無理をして怪我をしては 元も子もないので回避して左岸より高巻きしてCS滝上に懸垂下降で降り立ち沢へと復帰した。難所を突破したことで少し余裕が 生まれ遡行を続けて行くと堰堤が現れ左岸より簡単に巻きあがる。堰堤上部より暫く進むと最後のボスキャラである白雲の滝が 登場となる。ここは右側の岩壁を登るようなので下から眺めて登れそうか確認してみると、見た感じ情報にあった残置ハーケンを見つけられないが 登って行けそうな感じであるため取付いて見る。上部の方は意外と登りにくく緊張を強いられたが上部に1か所残置ハーケンが あり、そこで支点を取ることが出来たため安堵して落ち口に抜ける事ができた。ボスキャラを突破し達成感のなか遡行を進めて 行くと4mスラブ滝が現れた・・・ほとんど終了した感じでのんびりと遡行していたがサブボスが現れてしまった感じである。 滝はツルツルで登れそうにないので左側の凹角から登って行くが足の置き場が無いため、角に足を押し当て差し込むような感覚で慎重 に登りなんとか突破、簡単には終了させてくれない沢である。最後の関門をクリアすると本日の遡行終了地点と定めた二段の滝が 現れこの滝の下で遡行を打ち切る。この滝も登る人がいるらしいが難易度が高そうなため眺めるだけで終了とし最後なので釜で泳ぎ 滝に打たれて遊んでから少し戻り左岸側から少し登ると登山道へと合流した。後は白谷コースで下山し終了となったが、1日を通して 誰1人出会うことなく静かな沢旅を満喫できた。ここ数日、晴れ間が続いていたおかげか今日は1匹も蛭を見る事無く終わったのも 良い感じであった・・・マムシには遭遇したが。

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【石水渓駐車場】
5分程道路を歩いて登山口へ

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【バンガロー前の一方通行の看板】
一方通行期間と時間は看板に記載

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【バンガロー前の登山口】
ここから少し登山道を歩く



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【登山道の石谷川渡渉地点@】
ここを渡って道を進み左岸から白糸の滝へ

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【『白糸の滝』から入渓】

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【白糸の滝の左岸壁に取付き登る】
ここはロープを出した



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【白糸の滝の広い釜を歩く相方】

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【白糸の滝の落ち口】
二人とも無事に登り切り安堵する
初めての石谷川遡行なので少し緊張

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【この小滝は水流の中を登る】
因みにこの小滝の釜は泳いだ



【同滝を登る相方】

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【へつりの練習もしておく】

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【ここは泳いで滝の流れの左へ】



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【流れの左脇を直登する】
岩壁の段差を利用して無事突破

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【同滝で相方には念のためロープを出す】

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【この滝の落ち口】
登山道渡渉地点に戻ってきた



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【大堰堤の手前まで少し寄り道する】
逆光で見にくいが奥に大堰堤が見えている

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【淵の奥にある滝で引き返す】

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【渡渉点に戻り登山道から大堰堤を巻く】



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【石谷川林道(大堰堤横付近)の駐車地】
石谷川林道はここまで車で入れる

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【駐車地から階段を降りる】
階段を降りると大堰堤上部に降り立つ

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【大堰堤上部は広く明るい河原】
ここから入渓する方も多いようだ



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【この先でまた川幅が狭くなっていく】

【河原とは景色が一変して癒しの渓相】

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【最初の美しい淵を持つナメ滝】



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【この淵は泳いで突破】

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【動物の顔のような岩】

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【小滝やナメ滝が続く】



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【大堰堤上部から15分で頂礼井戸の滝】

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【頂礼井戸(チョウライイド)の滝】
二段で12m程らしい
逆光で上段が白とびして撮影出来ず

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【ここは左岸の苔付きの岩棚から巻く】
初めてなのでここもロープを出した



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【頂礼井戸の滝の釜で撮影中の相方】

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【頂礼井戸の滝の落ち口】
花崗岩の一枚岩をすり鉢状に落ちている

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【別角度からの頂礼井戸の滝の上段】
直径2mの井戸はどれだろうか?



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【大きな岩がゴロゴロした箇所を遡行中】

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【CS二条5m程】

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【登れる気がしないので右側から巻いた】



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【ここはチャレンジするも撃沈(巻いた)】

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【この斜滝の釜は泳ぐ】

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【ゴーロ帯】



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【出来るだけ水線通し進んで行く】

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【このケルンは何かの目印だろうか】

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【ベッドみたいな岩】



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【上にへつり過ぎ身動きが取れない相方】

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【仕方ないのでお助け紐出動】

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【飛び込む人もいる7m滝】



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【滝下まで泳いで行ってみた】

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【7m滝は右岸のバンドから巻いていく】

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【筆者にはここの飛び込みは無理そう】



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【この淵は泳いで進む】

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【この滝は左の緩い流れへと登った】

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【ここも何とか直登出来た】



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【この岩間の滝は無理・・・】
大人しく巻いた

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【その後も泳いだり】

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【小滝を越えたり】



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【岩間の滝に挑んだりしながら進む】

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【遂に七つ釜の入口に来た】

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【七つ釜ゴルジュは泳いで突破】



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【相方も無事に泳ぎ切った】

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【七ツ釜滝のCS滝を撮影中】

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【七ツ釜滝のCS滝】



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【巨岩の右のクラックが登れるみたい】
う〜む、ここを登る自信がない

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【振り返り見る七つ釜の淵】

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【クラックは回避して左岸を高巻】



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【懸垂下降で沢床に復帰】

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【難所を突破して安堵して遡行開始】

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【ここは滑りやすく登り難かった】



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【相方は上部で行き詰まりお助け紐出動】

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【ナメ滝の連瀑帯】

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【懲りずに小滝を直登】



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【ガンサ谷出合(二俣)は右へ】
左がガンサ谷

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【このナメ滝は泳いで取付いた】

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【すっかり泳ぎに慣れた相方】



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【七ツ釜コースの標識】
ここが林道の終点

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【少し進むと堰堤が出てくる】
この堰堤は右(左岸)から巻く

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【インゼル】
左右どちらに行ってもすぐ先で合流



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【ジャコウアゲハかな】

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【白雲の滝 10m程】

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【登れそうなルートを確認中】



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【流れの右側を斜上する】

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【緊張しながら登って行く】

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【白雲の滝の落ち口】
上の方に残地ハーケンがあった



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【このすぐ上が登山道の渡渉地点A】

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【まだ懲りずに岩間滝に挑む】

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【そしてザブザブ進む】



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【ここは無理そうなので回避】

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【左岸から巻いていく】

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【ここは泳いで滝に取りつく】



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【ここで岩に擬態中のカエルを発見】

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【擬態中のカエルさん】
ぱっと見は分からず踏みそうになった

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【擬態中のカエルさん】
よく見ると分かる



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【CS3m程の滝】
釜は泳いで左側(右岸)から巻いた

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【同滝の右岸へ取付く相方】
相方は水際から這い上がるのに苦戦

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【4m程のスラブの滝】
この滝まで来ると引き返し予定地点は近い



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【スラブの滝は左側の凹角から登る】
ツルツルで登りにくいが足先を差し込むようにして慎重に登り無事にクリア

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【相方はお助け紐を要求】

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【4m程のスラブの滝の落ち口】
予定していたルートを無事に登れて満足



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【後は少し進むと】

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【引き返し予定地点の二段の滝5m程】

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【滝に打たれたり泳いだりして遊ぶ】



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【遊んだ後は滝を見ながらしばし休憩】
今回はここで遡行終了とする

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【少し沢を下り左岸から登山道へ】
数メートル登ると登山道へ合流

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【白谷コース登山道で下山開始】
他に誰一人会わず静かな遡行だった



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【白谷コースと南尾根コースの分岐】

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【少し進むと林道の終点】
ここから大堰堤横まで林道を歩く

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【大堰堤付近まで戻ってきた】
後はサクっと駐車地まで戻り終了




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