【 鎌ヶ岳 】  三ツ口谷〜長石尾根の周回

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【鎌ヶ岳】 かまがたけ 1161m  

登山日 2022年1月4日(火)
山域 鈴鹿山脈
コースタイム 7時間14分 (休憩約38分含む ※歩行タイムは6時間36分)
コース 割谷駐車場(6:30)〜三ツ口谷分岐(7:05)〜[途中 アイゼン装着12分]〜三ツ口大滝(8:46)〜[途中休憩 5分]〜長石尾根分岐(10:36)〜[途中休憩 5分]〜鎌ヶ岳(11:42)〜[途中休憩 16分]〜三ツ口谷分岐(12:23)〜P884(12:32)〜弥一ヶ岳(12:55)〜犬星の滝(11:04)〜長石谷・長石尾根登山口(13:36)〜割谷駐車場(13:44)
天候 曇りのち一時雪
駐車場 ★割谷(中道登山口付近)駐車場 トイレ無し
※鈴鹿スカイラインが冬季通行止の時は湯の山温泉側からしか入れません。
備考 ★積雪期の三ツ口谷は夏道を十分に把握してからの入山が必須となります。
※冬季は人も少ないと思われ、トレースがなければトラバース道をラッセルする場合もあります。
※谷筋なので雪崩にも十分注意が必要です。
◆積雪期は雪の状況によりコースタイムは大きく変わります。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

以前より雪の多い時期に入って見たかった鎌ヶ岳の三ッ口谷、今シーズンのドカ雪状況であればすごく楽しめるのではないかと満を 持してチャレンジをしてみる事に。割谷駐車場へと車を止めてトレースの付いた鈴鹿スカイラインを三ッ口谷登山口まで歩き 入山してみると予想に反して三ッ口谷方面へと続くトレースがある。今日はガッツリラッセルと覚悟していただけに楽ができると 進んでいくと最初のトラバースでいきなりトレースが消えてしまった・・・上下に若干右往左往した形跡があるためどうやらここで 撤退した模様である。開始早々にトレースが無くなり(御在所の裏道で例えると七の渡しで引き返すようなもの?)期待を裏切られた 形となってしまったが当初の予定通り道を切り開いて進んでいくこととする。谷筋を進んでいくため基本的に斜度のきついトラバース がメインとなりルートを切り開いていくにもやや緊張する・・・すぐに慣れては来るのだが。堰堤手前で谷を横断し高巻くが、この登り がなかなかの深雪で思うように進めず苦戦を強いられる。ここから先も雪がかなり深くなっていき思うように進めずのろのろと確実に 前進を試みるもさすがは谷筋、一筋縄では突破させてくれない。沢沿いの水際を歩くと積雪量はましになるが水没し靴の中を濡らす 危険性があるし離れると雪が深くなかなか進むことができないというジレンマの中を根気強く雪をかき分けていく。三ッ口谷大滝分岐点まで 到達するとルート的には左岸の斜面を高巻く形となるが、やはり大滝は見ておかなければならないと見物に向かう。ただ、滝までの距離数十mが とてつもなく深く大変な労働となってしまう。必死で雪をかき分けなんとか滝へと到着したが、氷結しかけた滝は見応えがありやはり見ておかなければ ならないポイントである。難所を突破した後も延々と続くトラバースラッセルにもがきながら進んで行き、なんとか最後の滝まで到達した。 一つ一つの滝の寄り道ラッセルはかなりのアルバイトを強いられるが、やはり谷筋を登るからには見どころとして外せないところである。 最後の滝を高巻きして進むとようやく長石尾根との分岐点に到着、このまま谷を詰めるか迷ったが見所は終わったし何より体力的にしんどいので ここで谷から離れ長石尾根へと上がる形とする。長石尾根に上がると風が吹き抜け雪を飛ばしてくれているため格段に歩きやすくなり、 おまけに先行者1名のトレースもある。ここからラストスパートで鎌ヶ岳山頂まで上り詰め、鈴鹿の雪山で行きたかったルートをまた1つ 攻略することができた。山頂の鳥居はほぼ埋まりかけ、なかなかの積雪量を物語っており満足する景観に気分よく長石尾根を下山していく。 長石尾根には先行者のトレースがありさくっと下ることができるため一気に降り立ち、最後に谷を渡渉すると登山口へと到着した。 途中、疲れて凹みそうになりながらもなんとか踏破できたことで満足のいく山行となった。

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【割谷駐車場(写真は下山時)】
駐車場に雪が積もっていた

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【冬季通行止めのスカイラインを歩く】
三ツ口谷の入口までスカイラインを進む

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【武平峠・表道・三ツ口谷の入口】
なんと予想に反してトレースがある



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【三ツ口谷分岐】
ここから三ツ口谷へ入る

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【三ツ口谷にまさかのトレース】
この雪深さならトレース無しと思っていた

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【三滝川を横断】
昨年は三滝川の一部を遡行と下降をした



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【昨年、沢登りとして遡行した三ツ口谷】

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【三ツ口谷に入ってすぐトレース終了】

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【ここで撤退した模様】



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【トラバース道にトレースを付けて行く】
夏道を把握していないと積雪期は厳しい

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【『この先滑落注意』の看板の箇所】

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【滑落に注意しながら慎重に進む】
積雪期は尾根道より谷の方が難易度が高い



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【堰堤の手前で三ツ口谷を渡る】

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【堰堤は右岸から越える】
急斜面で足が沈み込み思うように進まない

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【堰堤の上に来た】
空は暗く思っていたより天気が良くない



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【とにかくコツコツと前に進まねば】

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【何度も三ツ口谷を横断しながら進む】

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【沢床は雪が少ないが靴が濡れるリスク】



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【のろのろ進んでいると雪が降り出した】

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【しんしんと雪が降る静寂の三ツ口谷】

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【相方と先頭を交替しながら進む】



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【時々、腰まで埋まり身動きできず】
もう少しで三ツ口谷大滝のはずなのだが

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【三ツ口谷大滝を見たくて奮闘中】
大滝は目前なのに雪深すぎて苦戦;;

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【三ツ口谷大滝】
ラッセルして見に来た甲斐があった!



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【三ツ口谷大滝】

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【三ツ口谷大滝】

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【高巻き道の急坂を登るのも一苦労】



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【急坂を登り切りトラバースする】
このトラバースの先が大滝の落ち口

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【三ツ口谷大滝の落ち口】

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【落ち口から斜上して行く】



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【大滝経由のルートで標識の所に来た】
大滝迂回路は崩壊中の情報を見たような

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【この斜面を横断して行く】
雪崩や滑落に注意すべき箇所も多い

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【3時間20分経過、まだ標高850m付近】
予想はしていたがかなり時間がかかる



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【所々にある登山道の目印】

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【最上部の滝が見えてきた】

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【写真を撮りに滝下へ向かう】



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【三ツ口谷最上部の滝】

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【少し氷瀑っぽくなっている】

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【最上部の滝の高巻もまた一苦労】



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【急坂を登ったらトラバースして行く】

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【長石尾根が近づいて来た】

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【やっと長石尾根分岐に着いた】



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【疲れ果てたので分岐から尾根へ上がる】
このまま三ツ口谷を詰めるのは無理と判断

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【分岐から数分で長石尾根に乗った】
長石尾根には本日と思われるトレース有り

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【風が吹き抜けている所は雪が少ない】
あと標高160m程登れば鎌ヶ岳山頂だ



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【谷筋より尾根の方がまだ歩きやすい】

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【所々、雪深い】

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【今日は雪が降ったり止んだり】



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【山頂はもう目前!】
この少し手前で先行者の方とすれ違った

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【鎌ヶ岳山頂に到着】
出発して5時間12分もかかってしまった

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【山頂の鳥居はほぼ埋まっている】
風が強く寒いので即下山開始



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【長石尾根を最後まで下りていく】

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【下りは早い】

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【弥一ヶ岳】



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【だいぶ下りて来た】

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【この分岐来ればゴールは近い】

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【長石谷・長石尾根登山道】



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【ここを渡渉すれば】

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【長石谷・長石尾根登山口】

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【あとは道路を歩いて駐車場に戻り終了】




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