【シャッポ山・千石山】 千石平林道からシャッポ山〜瀬戸越の周回

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【シャッポ山】1180m 【千石山】せんごくやま 1380.5m

登山日 2022年3月20日(日)
山域 台高山脈 
コースタイム 7時間20分 (休憩、約36分含む ※歩行タイムは6時間44分)
コース 駐車地(7:09)〜ヌタハラ谷出合(7:23)〜千石平登山口(7:27)〜尾根取付き(7:53)〜P817(8:34-8:45 休憩11分)〜シャッポ山(9:43-9:51 休憩8分)〜P1206(10:07)〜千石山東峰(10:47)〜千石山(11:03)〜瀬戸越(11:23)〜赤ー滝谷渡渉地点(12:41-12:48 休憩7分)〜千石平林道終点(12:57-13:07 休憩10分)〜千石平登山口(14:11)〜ヌタハラ谷出合(14:14)〜駐車地(14:29)
天候 曇り(一時的に青空が覗いた)
駐車場 ★千石平登山口手前の駐車地 2台程
※駐車地までの道は道幅が細く未舗装の所もありデコボコもあります。
※我々はデコボコ道回避のため里川付近の林道脇のスペースに停めさせて頂きました。
備考 ★千石山の別名は『奥ノ迷峰(おくのまよいみね)』です。
★2か所ある渡渉地点は雪解け水と前日の雨で水量が多く相方は靴を脱いで渡っていました。
★千石谷からシャッポ山へと登る尾根は急坂・岩場・トラバースと危険な所が多くあります。
※尾根取付き〜シャッポ山は見逃しているのかもしれませんがほぼ目印はありませんでした。
※トラバースは落ち葉が多く堆積しており雨上がりで濡れてかなり滑りやすく緊張しました。
※念のためゴルジュハンマーを持参しましたが使用しませんでした。
★シャッポ山〜瀬戸越までは目印も適度に付いており特に問題なく歩けました。
★瀬戸越〜千石平林道終点までは道は不明瞭でトラバースも多く慎重を要する所がありました。
※所々で目印はあるもののルートは分かりづらく道迷い注意です。
◆バリエーションルートを含みますので地形図・コンパス・GPSは必須だと思います。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

シャッポ山の稜線はアカヤシオでピンクに染まるという情報を聞いたので、アカヤシオの季節に山岳会の山行として行けないかなと 考え下見に出かける事にした。宮ノ谷への分岐を越え未舗装路となった里川付近にあるスペースに駐車して千石平登山口方面へと 林道を歩き登山口を越えたあたりで谷へと下降していく。谷まで降りるとここでいきなり難関が待ち構える・・・シャッポ山の登り が険しいという事ばかりに気を取られ全くのノーマークであったが、目の前には千石谷の渡渉が待ち構えていたのである。見る限り 濡れずに渡れそうな箇所は見当たらず雪解け水により水量も多い。一瞬いきなりの撤退も頭によぎるが、そうもいかないので覚悟を 決めて渡渉する事にして堰堤上を裸足で渡渉して行くが冷たさのあまり途中で足が麻痺して動かなくなりそうになる・・・戻るに戻れないし行く しかないとなんとか突破したがさすがに雪解け水の渡渉はかなり堪えた。1つ目の難関はクリアしたがもともとこの渡渉は眼中にも 無かったイベントであり、ここからがシャッポ山への登りとなる。いきなり急登から始まるが基本的に台高のバリエーションは いつもこんな感じなのでこれは想定済み、途中きわどいトラバースなどもありながら標高を稼いでいく。標高700m付近の岩場は 左から回り込み登ったがトラバースが厳しく滑りやすかったため岩場を直登した方が良かったかも知れない。四足歩行を交えながら 喘ぎ登り正面の岩壁に行き詰まると、登り最大の難関となる長く滑りやすいトラバースとなるのだが、最近はきわどいトラバースばかりを 経験しているのでどんなのが普通なのか麻痺してよくわからなくなっている。トラバースが終了し岩壁の横を上部に抜けると登りの 難所は終了となり後は緩やかにシャッポ山へと進んで行くだけとなる。シャッポ山山頂手前より足元には雪も見え始め風も強く予想 以上に寒い・・・すっかり春山気分で来ていたため気持ち的にも結構堪えた。シャッポ山から千石山へと続く稜線はヒメシャラの 木などが綺麗で散策気分で歩く事が出来た。そして千石山に近づくにつれ全く期待していなかった樹氷が美しく出迎えてくれた。予定外の樹氷 の出現により撮影タイムとなり恒例の数うちゃ当たる大作戦の開始となる。ピンボケを量産しながら奇跡の1枚を目指して大量の写真 を取りまくるだけであるが、なかなか奇跡の1枚が現れないのが難である・・・相方には1枚に入魂しろと言われるが到底無理である。 綺麗な樹氷林を抜けながら千石山へ到着するも寒いので山頂は素通りで突破、瀬戸越へと下っていく。瀬戸越付近では本日唯一の 青空が一瞬覗き青空と樹氷の写真を撮り満足した所で後は千石林道へと下山するだけと高を括っていたが、この下りが恐ろしく難儀であり ルートを外しながら下っていたせいもあるであろうが、本当にこんなところを通るのかというようなきわどいトラバースの連続で正直 2度と行きたくないルートに堂々とランクインする形となった。苦労しながら千石林道までたどり着いた所で昼食休憩を取り、後は長い林道 歩きで駐車地まで戻ったが、山岳会でこのルートを企画して歩く事は無いであろうと確信した山行となった。

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【駐車地からしばし千石平林道を歩く】
車でまだ先に行けるがガタガタ道を回避

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【夜に降ったのか所々に水溜りがある】
今から登る急坂が落ち葉で滑りそうな予感

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【ヌタハラ谷出合】
ここは左折して橋を渡る



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【千石平登山口手前の駐車地】
車はここまで入れる

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【千石平登山口】
このすぐ先に車止めの鎖がある

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【林道から谷への下降口】
登山口から60m程進んだ辺り



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【踏み跡を辿り谷へと下りて行く】

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【倒木にステップが切ってあった】

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【奥ノ平谷出合】



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【千石谷の渡れそうな所を物色中】
雪解け水と雨のせいか水量が多い

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【靴を脱いで堰堤上を渡渉した】
水が冷たすぎて足の感覚が麻痺しそう

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【シャッポ山へと至る尾根の取付き】
ここからが本日のメインイベント



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【パンチの効いた急坂を登る】

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【シャッポ山までで唯一目にした目印】

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【そして取付きから一登りすると】



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【明瞭な尾根に乗り藪漕ぎしながら登る】

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【自然の物とは思えない四角の岩】

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【この岩場箇所は難なく登れる】



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【尾根芯を登って行く】
枝にザックが引っかかり進みづらい

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【標高700m辺りの岩場(一つ目の難所)】
岩場は直登出来るようだが左から巻く事に

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【左側の巻き道は細く危険だった】



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【難所を過ぎると傾斜が緩み一息つける】

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【P817の登りは急坂・・・】

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【四足歩行で登る相方】



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【取付きから約40分でP817に到着】
ここで補給休憩にする

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【その後もヤセ尾根を登ったり】

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【足場の悪い急坂を登って高度を稼ぐ】



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【先方に見えるのがシャッポ山だろうか】

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【下山時に歩く予定の千石平林道】

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【標高約1000m、足元に薄っすらと雪】



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【なかなか立派な大木】
枝ぶりも良く見ごたえがある

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【立派なブナの木を見ながら小ピークへ】

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【その小ピークから下ると二つ目の難所】



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【左側の谷から水の音がする】

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【正面の岩壁は左側から巻く】

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【いよいよ難所のトラバース道へ】



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【堆積した落ち葉の斜面は滑りやすい】

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【ルートを見極め慎重に進む】

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【トラバース道はまだ続く】



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【ここを登れば二つ目の難所は終了】

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【そしてシャッポ山への登りへ】

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【一登りすると緩斜面になった】



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【大木が混じる美しい尾根】

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【青空が覗いてテンションが上がる】

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【ヒメシャラ若木が多い】



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【2時間34分でシャッポ山に到着】
山頂で補給休憩にする

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【千石山目指し縦走開始】
この尾根はアケボノツツジが有名らしい

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【P1206への登り】
今日は風が冷たく寒い



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【P1206はもう目前】

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【P1206は南の支尾根に進まぬよう注意】

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【美しい林の尾根を進んで行く】



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【桧塚〜ナメラ山方面】
桧塚〜ナメラ山は既に踏破済み

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【たこ足みたいな木】
残念ながら枯れているようだ

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【樹氷が出てきた!】
まさか樹氷に出合えるとは思ってなかった

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【繊細な樹氷をまとったヒメシャラ】

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【吹き溜まりの雪を踏みしめて歩く】
今シーズンはよく雪を踏んだ



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【大きな木が多い】

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【立派なヒメシャラ】

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【季節を変えて訪れたいと思わせる尾根】



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【傾きながらも逞しく枝を伸ばす木】

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【標高が上がるにつれ樹氷が美しくなる】
う〜む、撮影が忙しく前に進まない

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【千石山東峰への登り】



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【曇り空でもこれはこれで美しい景色】

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【背が高い木々達に圧倒される】

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【絵になる木が多く撮影枚数が増える】



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【千石山へと続く道】

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【癒しのモノクロの世界】

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【雪庇もあった】



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【樹氷のトンネルを登って行く】

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【千石山(東峰)に到着】

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【東峰付近の樹氷もお見事】



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【東峰を後にして千石山を目指す】

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【樹氷のトンネル】

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【この辺りの樹氷は特に美しい】



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【東峰の鞍部付近】

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【3月中旬とは思えない綺麗な樹氷達】

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【東峰の鞍部からテント適地が見えた】



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【立派なブナの木】
人と比べると大きさが良くわかる

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【立派なブナの木】

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【赤倉山・池木屋山方面との分岐】
ここまで来れば千石山はあと少し



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【樹氷のトンネルを更に進むと】

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【三角点のある千石山に到着】

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【今から歩く瀬戸越方面】



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【千石山付近の樹氷】

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【千石山付近の樹氷】

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【千石山付近の樹氷】



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【振り返る見る千石山】

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【千石山の鞍部にある背の高い木々達】

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【瀬戸越手前の小ピークで少し青空が】



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【小ピークから瀬戸越は痩せ尾根】

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【ここに来て青空と樹氷のコラボとは!】

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【幸せすぎる景色を十分に楽しんだ】



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【4時間14分で瀬戸越に到着】

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【瀬戸越の樹氷】

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【瀬戸越の樹氷】



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【瀬戸越からの笹ヶ峰】
シャッポ山〜瀬戸越はとても良い尾根

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【瀬戸越から千石平林道を目指し下る】
この時は後はサクっと下山だと思っていた

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【笹ヶ峰方面の斜面は一面の樹氷】
そろそろ樹氷ともお別れ



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【尾根の途中で一際目立つ立派な木】
目印に丁度良い感じ

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【尾根から沢に降りて来た】
ここから道が不明瞭で迷いやすかった

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【小さな沢を横断したりしながら進む】
目印は一応あるがすぐ見失い右往左往



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【きわどいトラバース道がいくつもある】

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【道は不明瞭で歩きづらい】
所々で正規のルートを外しているのかも

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【林道終点までの道のりが長く感じる】
この区間は地形図とGPSをフル活用



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【神経を使うトラバース箇所】

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【下るにつれ目印が増えてきた】

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【赤ー滝谷へ下りる道は滑落注意】



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【赤ー滝谷に下りて来た】
赤ー滝谷を沢登りする人もいるようだ

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【赤ー滝谷の渡渉地点】
筆者はジャンプして対岸に渡った

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【相方はまた靴を脱いで渡渉】
水冷たい!と叫びながら渡っていた



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【渡渉を終えると林道終点まであと少し】
瀬戸越からの道は想像以上に悪路だった

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【赤ー滝谷に架かる立派な滝】

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【遂に千石平林道終点に出た】
写真は振り返り撮影



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【林道終点からの千石山】
林道終点で景色を見ながら休憩

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【千石山にはまだ樹氷があるようだ】
今日は本当に寒い日だった

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【シャッポ山を眺めながら林道を下る】
後は長い林道歩きで駐車地まで戻り終了




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