【 鎌ヶ岳 】 カズラ谷(沢登り)

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【鎌ヶ岳】 かまがたけ 1161m   

登山日 2022年5月2日(月)
山域 鈴鹿山脈 【鈴鹿セブンマウンテン − 鎌ヶ岳】 鈴鹿川水系 内部川 カズラ谷
コースタイム 6時間18分 (休憩・装備変更等、約51分含む ※歩行タイムは5時間27分)
コース 宮妻峡駐車場(7:10)〜カズラ谷登山口(7:16)〜1つ目の堰堤(7:24-7:35 入渓準備11分)〜標高約500mの支沢との分岐(8:20)〜標高約540m二俣(8:45)〜S字状スラブ滝(9:17)〜三俣(9:49-10:05 休憩16分)〜標高約810m二俣(10:36)〜登山道合流(11:05-11:20 沢装備収納・休憩15分)〜カズラ谷分岐(11:27)〜岳峠(11:43) 〜鎌ヶ岳(11:53-12:02 休憩9分)〜岳峠(12:11)〜カズラ谷分岐(12:23)〜カズラ谷登山口(13:23)〜宮妻峡駐車場(13:28)
天候 晴れ
駐車場 ★宮妻峡駐車場(無料 下の駐車場は広い) , トイレ無し
★カズラ谷の登山口に数台程の駐車スペースがあります。
備考 ◆カズラ谷は沢登り装備で遡行しています。
★下山に使用したカズラ谷コースの登山道は落ち葉が堆積して滑りやすくなっていました。
★カズラ谷の滝は全て直登可能との事でしたが幾つか巻いてしまいました。
★S字状スラブ滝12mでカムを使用しました。
★登山道は目印標識が整備された快適な登山道です。
◆記載した内容は登山(遡行)日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

【今シーズン沢登り 5回目】
1日おきに降る雨により沢の水量は多そうであるが、多少増水していても行けそうな沢という事で鎌ヶ岳のカズラ谷を 遡行する事にした。カズラ谷は以前より行きたかった谷であるが、記録を見る限りクライミング要素が高そうな感じ に思え、筆者達の技量で大丈夫かなと思いながら後回しになっていた谷である。宮妻渓駐車場を出発してカズラ谷登山道 を歩いていき左の間ノ谷方面に無名滝(過去はカズラ滝という看板があった気がする)が現れると登山道を 離れ右にある堰堤上部よりカズラ谷へと入渓する。堰堤上部で沢装備を整えていると後方より1人の登山者が通過して 行ったため、こんなところにバリエーションルートでもあったのかなと思い装備を整え進むと先ほど抜いていった 登山者が渡渉出来ずに右往左往していた。どうやら我々につられて道を間違って入ってきてしまった模様で正規の登山道を 教えて引き返してもらった。いよいよ遡行開始となるが、すぐに堰堤が現れ左岸より巻いたところで再入渓し本格的な 遡行開始となる。小滝をいくつかこなしていき谷幅が狭くなってくるとゴルジュの入り口が現れ突入して行くと今回の 遡行で最も怖かった5〜6mほどの滝が現れる。ここは滝の左側より取付き直登するが落ち口に上がるところが水量も 多くて厳しくかなりの緊張感となる。そのままフリーで上がるのは怖いのでハーケンを打ちたいが良い場所が見当たらず、 ロープの流れも角度も良くない場所だが何とか打ち込み思い切って体を持ち上げた瞬間ハーケンが抜けてかなり肝をつぶしての突破と なってしまった・・・支点の構築を更に学習しておかないといけないと反省しきりとなった。自分としての核心を なんとか突破しその後は小滝を越えながら遡行していくが先ほどの滝の記憶が脳裏に焼き付いてより慎重になり ながら進んでいく状態であった。流心突破や小さな巻きも加えながら進んでいくと10m滝が現れた。こちらは階段状 であり簡単に突破することができた。そのあとに現れるスダレ状5m滝は左側より小さく巻いて登ったが基本的に カズラ谷の滝は全て直登が可能らしくまだまだ修行が足りない感じである。標高540m付近の二俣を左に進んでいくと 筆者にも直登できる滝が続けざまに現れ気持ちにもゆとりが出てくる。標高570m辺りの10mの滝は右岸のルンゼから巻いて すぐ上にある8m斜滝を登るために斜面をクライムダウンした。その後も幾つか滝を越えて進んで行き 黒岩の滝は左側より直登、簡単な10m斜滝を こなすと最大の核心と言われるS字状スラブ滝が現れる。カムで支点を取りながらS字状スラブ滝を突破したが初めの ゴルジュ滝の恐怖があったため、ここはそれほど緊張することも無く突破することができた。その後標高650mの二俣 を左に取りぐいぐいと高度を稼いでいくと 15m 飛瀑が現れる。ここは頭上から降り注ぐシャワーの中を突破する必要が あるため、全身ビショビショになりながら突き抜けていく・・・相方も滝行状態でもがきながら登ってきた。標高810m の二俣を左に取ると登山道へと上がり終了となるが水流のある右へ進路を取り最後まで遡行していく形とする。最後の 斜滝10mは滑りやすくやや苦戦するも突破したところでほぼ水流は無くなりそのまま登山道へと詰めあがり遡行終了と なった。後は登山道で鎌ヶ岳の山頂を踏みカズラ谷登山道を下山し終了となったが筆者にとってはなかなかハードルが 高い印象で思いで深い遡行となった。

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【宮妻峡駐車場(下の駐車場)】
駐車場から登山口まで林道を進む

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【林道わきの藤の花】

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【カズラ谷登山口】
ここから少し登山道を歩く



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【1つ目の堰堤を登山道で越える】
やはり昨日の雨で水量が多そうだ

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【1つ目の堰堤上から登山道を離れる】
堰堤上で装備を整えカズラ谷に初入渓

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【入渓して最初の出てくる2m滝】



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【2つ目の堰堤は左岸から難なく巻ける】

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【登れそうな小滝を越えていく】
倒木が残念な感じ

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【同小滝を登る相方】
水が冷たいので今日はカッパ着用



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【徐々に両岸が迫ってきた】

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【ゴルジュの入口が見えた】

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【小滝を登りゴルジュへと入って行く】



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【ゴルジュにかかる滝を登って行く】

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【今回一番怖かった滝】

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【取付きが滑って登りにくい】



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【落ち口に上がる所が怖かった】

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【取付きで苦戦中の相方】

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【すぐ上の滝は流心突破】



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【ゴルジュの滝を通過中】

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【4m程の滝は流れの右側を登った】
滝身突破はもう少し水量が少ない時にチャレンジしてみたい所だ

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【左岸の支谷を見送り進むと5mナメ】



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【5mナメは軽快に登れる】

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【5mナメを登る相方】

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【10m滝】



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【滝身の左側から取付き登る】

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【階段状になっていて問題無く登れた】

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【10m滝を登る相方】
上から見ると高度感がある



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【スダレ状5m滝】

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【5m滝は小さく巻いてしまった】
カズラ谷の滝は全て直登可能らしい

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【穏やかな渓相の中を進む】



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【この小滝を越えるとゴーロ帯になる】

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【標高約540mの二俣は左へ】

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【すぐ先の二俣も左へ】



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【2段8m滝】

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【この滝は快適に登って行ける】

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【2段8m滝の上部】



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【2段8m滝を登る相方】

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【この10m滝は早々に諦め高巻き決定】

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【右岸のルンゼから高巻する事にした】
まだまだ技量不足を痛感・・・



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【8m斜滝を登るため沢床に下りる】

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【8m斜滝は難なく流心突破】

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【8m斜滝を登る相方】



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【この滝は難なく直登】

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【相方もお助け無しで同滝を直登】
滝が次々に現れて退屈しない

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【こんな感じの所を少し進むと】



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【黒岩の滝】

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【黒岩の滝は滝身の左側を直登した】

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【相方には念のためロープを出した】



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【10m斜滝は簡単なので相方が先に登る】

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【10m斜滝を登る筆者】

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【S字状スラブ滝12m】



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【カムで支点を取り無事に登り切った】

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【登る気満々の相方】

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【水流に負けじとS字スラブを登る相方】



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【標高約650mの二俣は左へ】
右の谷に滝が有るので進まないよう注意

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【ガリーの谷を登って行く】

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【ここの登りは一部滑りやすかった】



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【登って】

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【流心を登って〜】

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【どんどん登って】



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【更に登って】

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【高度を稼いで行く】

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【三俣(標高約720m)まで登って来た】
ここで一息ついてから真ん中を進む



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【ガリーを登って行くと】

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【二俣の右から飛瀑15mが落ちている】

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【飛瀑に取付くが水量が多く滝行状態】



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【全身ずぶ濡れになりながら登る】

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【滑りやすいが足場や持つ所はあった】

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【滝行状態でもがく相方】



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【岩間滝は難なく直登】

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【この滝は一部登り難い所があった】

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【相方には念のためロープ出した】



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【2条の滝は登れず巻いてしまった】

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【巻いた滝から振り返る見るカズラ谷】

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【水が少なくなり源頭部っぽい感じに】
奥に見えている標高810mの二俣を右に進む事に。左に進むとカズラ谷登山道に出る



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【二俣を右に進むとまだ小滝が現れる】

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【小滝は直登】

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【奥に斜滝10mが見えてきた】



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【10m滝下部は滑りやすく登り難い】
苦戦する筆者を見て相方は逃亡

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【10滝上部を直登中】
相方は高巻き地点から高みの見物

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【10m滝の落ち口】
相方いわく高巻きも楽ではなかったらしい



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【登山道がもう目前!】

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【登山道に出た所で沢装備を解く】

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【イワカガミ】



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【カズラ谷分岐から鎌ヶ岳へ】

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【ハルリンドウ】

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【お気に入りの展望地からの鎌ヶ岳】



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【アカヤシオ】

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【鎌ヶ岳の山頂に到着】

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【後は登山道でサクっと下山】



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【間ノ谷にかかる滝を最後に撮影】

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【水量が多く良い感じ】

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【今日も沢山撮影してしまった・・・】



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【1つ目の堰堤より下から沢に入る】

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【新緑を見ながらカズラ谷を下降する】

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【登山口の渡渉地点で靴を洗い終了】




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