比良 ヘク谷(沢登り)〜サカ谷道

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登山日 2022年6月4日(土)
山域 比良山地 安曇川(あどがわ)水系 ヘク谷
コースタイム 8時間38分 (休憩・撮影・装備替え等、約52分含む ※歩行タイムは7時間46分)
コース 駐車地(7:19)〜ヘク谷出合(7:26)〜2段8m滝[滝下](8:28)〜[途中休憩 16分]〜2条12m滝[滝下](10:15)〜2段15m滝[滝下](10:55)〜18m滝[滝下](11:52-11:58 撮影6分)〜標高約765m支谷分岐(12:39)〜標高約810mの二俣(12:58)〜[途中休憩・装備変更 16分]〜小女郎ヶ池(14:11-14:16 撮影5分) 〜レスキューポイント・サカ谷道1(14:41)〜サカ谷横断箇所(15:31-15:40 休憩9分)〜葛川橋(15:43)〜駐車地(15:57)
天候 曇りのち晴れ
駐車場 ★ヘク谷出合付近の駐車地 , トイレ無し
※国道367号線の坂下トンネル北側から側道に入ると駐車地あり
備考 ◆ヘク谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
★ラバーソールで遡行しましたが滑りやすく慎重に進みました。
★ヘク谷は直登できそうな小滝が多くあり楽しめました。
※前半に小滝と戯れて時間を使いすぎてしまい後半に小滝と遊ぶ時間が無くなってしまいました。
★初心者がいるのでロープは4ヶ所で使用しました。
※お助け紐も小滝登りで出番がそこそこありました。
★サカ谷道は目印もあり標識もありますが一部不明瞭な所もありました。
★今回、ヘク谷では蛭を見かけませんでしたがサカ谷道で蛭に取りつかれました(要蛭対策)
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行(遡行)の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

【今シーズン沢登り 10回目】
比良エリア初見参!!という事で週末を利用し1泊2日のキャンプ場泊で沢登りを企画し4人で滋賀県へとやってきた。 行程としては初日にヘク谷を遡行してキャンプ場へ移動、宴会晩餐で楽しみ2日目は白滝谷を遡行するという企画であるが、 以前南紀で同様のプランを立てた際に初日夜の宴会時にすでに2日目遡行する気力を完全に失っていたという 前例があるため、今回は果たして2日目に遡行する意欲が残っているのか?というのが鬼門である。(前回は2日目 完全に雨予報というのもあったのだが)駐車地よりすぐに川に降り立ち安曇川を渡ると対岸にあるヘク谷に即入渓で お手軽なスタートを切るが、この先は予想以上に苔で滑りやすかった。これまで遡行した谷の中で1,2を争う滑りやすさ にいきなりの洗礼を受け、いつも以上に慎重に歩を進めていく。いつも通り登れそうな小滝は直登していくが、まだ水温が低く冷やっこい。 それでもシャワーを浴びながら直登していく。水線通しに時には滝行状態になりながら、時にはお助け紐で 1本釣りしながら強引に登ってもらい遡行を続けていくが、小滝が多すぎてどの滝が遡行図に載っている滝なのか到底 同定ができない状態のまま進んでいく。2条の滝は右側の2段8mをロープを引いて登り、中間の2人はタイブロックを 使用し登ってもらった。次々に現れる連瀑帯に飽きることはないが登れずに巻いた滝も意外と多く、まだまだ修行不足は 否めない感じであった。2条12m滝は左側から取付き中央よりの水線にいったん入り左側の水流落ち口へと登りクリア、 後続はロープで確保し登ってもらった。次なるボスキャラは2段15mとなるが、ここは右側の岩壁にプロテクションを取りながら 登り上部は立ち木で支点を取りなんとか無事に突破、1つ1つの滝にロープをだし突破していく為かなり時間が押して きた感じである。ヘク谷最大の滝である18m滝は滝行スポットのようだが寒すぎて全員拒否、我々の実力ではもちろん 登れないので左岸より高巻いて行く。その後も小滝を登りながら遡行を進めて行き水流が少なくなった所で詰めとなるが、 たいした登りも無くあっさりと小女郎池へと到達した。小女郎池は綺麗な高原の別天地のような穏やかな場所で多くの ハイカーが休憩していた。今まで誰にも出会わなかっただけにここが人気の場所なんだなという事を実感する。小女郎池 で和むと後は宴会モードで下山へと取り掛かり一目散にビールを目指して下山していく。16時前に駐車地へと帰還、すぐに キャンプ場へと移動しテント設営後、シャワーを浴び沢装備一式をロープに干し待望の宴会開始となった。夕食のメニュー はタイ風チキンカレーや角煮,炭火であぶったウィンナーなどお腹一杯に満喫し楽しむことができた。明日は果たして 無事沢登りに出かける気力が残っているのであろうか。

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【ヘク谷出合付近の駐車地】
準備をして7時19分に出発

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【安曇川への下降地点】
国道の高架下を歩いてすぐの所

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【安曇川は難なく渡渉出来た】
増水時は渡渉が困難になるらしい



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【渡渉するとすぐヘク谷出合に着く】
初めての比良の遡行が楽しみ

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【ヘク谷に入ってすぐの所にある石垣】
洞窟みたいな穴が気になる

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【まずはゴーロ帯を進んで行く】
今日は2代目となるNEW沢靴で遡行!



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【一際目につく大木】

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【やがて小滝が出てくる】

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【登れそうな小滝は積極的に直登】



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【ここは右の滝を登れず左を登った】

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【果敢に登るMさんはもはや滝行】

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【G君も躊躇なく水流に入る】



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【ここもシャワー浴びながら登る】

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【同滝で後続にお助け紐を出した】

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【ここは水線通しに快適に登れた】



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【2条の滝(左7m・右2段8m)】

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【ロープを引いて右2段8mを登る】

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【落ち口へと上がる所がちょと嫌らしい】



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【中間の二人はアッセンダーで登る】

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【G君、落ち口に上がるのに苦戦中】

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【上から見るとこんな感じ】



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【ラストのMさん2段8m滝で奮闘中】
2段8m滝を突破するのに20分程掛かった

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【2条の滝のすぐ上の滝に大きな倒木】
滝が倒木で埋まるのは残念

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【倒木のせいでトンネルになっている】
潜ろうか悩むも巻く事にした



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【連瀑帯】

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【この滝は登れず左岸側から巻いた】

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【美しい渓相の中、斜滝を直登】



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【同斜滝を登るG君】
この斜滝は軽快に水線通しに登れた

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【筆者はこの斜滝をフリーで直登】
後続には念のためロープを出す事にした

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【シャワーを浴びながら登るG君】
水が冷たいと言いながらも果敢に挑戦



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【同斜滝を登る相方】
ここは皆、苦もなく登れたようだ

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【この滝や】

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【この滝など登れず巻いた所もある】



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【大きな岩のゴーロ】
ゴーロの日が差す所で休憩にした
シャワー(滝行?)で冷えた体を温める

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【体が温まった所で遡行再開】

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【凝りもせず小滝登りに勤しむ】



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【ようやく2条12m滝(奥)に来た】

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【ちょっと小ぶりなガマ君】

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【ロープを引いて2条12m滝を登る筆者】



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【2条12m滝の左へ進んで登った】

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【G君が2番手で2条12m滝に取付く】

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【2条12m滝の上部がやや厳しく苦戦中】



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【相方は止まることなく登って来た】

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【Mさんも上部で苦戦しながらも突破】
2条12m滝を突破するのに25分掛かった

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【苔むしたゴーロ】



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【ここは釜が深く右側をへつって登った】

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【そして最後の難関、2段15m滝】

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【少し上がった所にカムをセット出来た】



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【滝身右の岩場を登って行く】
苔で滑りやすいので慎重に登った

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【立木で中間支点を取った】
リードの筆者は壁際を登った

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【2番手のG君奮闘中】
途中、手掛かり足掛かりが乏しい所があるが上部手前までは止まる事なく登って来た
沢登り3回目とは思えない登りっぷり



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【上部で大苦戦中のG君】
ロープの流れを考慮して筆者より一段下から登って貰ったが、岩がヌメっていて登り難いようで時間が掛かっていた

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【滑るわ〜と言いながら登って来た相方】

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【ラストのMさんもなんとか登り切った】
2段15m滝を突破するのに45分程掛かった
すっかり体が冷えしばし小滝は巻く事に



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【2段15m滝のすぐ上にある滝】

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【木漏れ日が冷えた体を温めてくれる】

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【癒しの渓相】



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【ヘク谷最大の滝18m】

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【18m滝は登れないので撮影タイム】

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【滝行スポットのようだがMさん拒否】



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【18m滝は左岸から高巻きする】
この高巻きはさほど苦もなく通過

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【18m滝の落ち口付近】
時刻は既に12時頃、ちょっと急がねば

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【倒木が残念な樋状斜滝7m】
倒木が邪魔なので巻く事にした



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【お助け紐で吊り上げられるMさん】

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【まだこんな感じの滝が出てくる】

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【ここに来て水流に突っ込むG君】



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【標高約765m支谷分岐付近】

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【樋状の滝】

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【釜が深い所はへつる】



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【テンポを上げて遡行して行く】

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【標高約810mの二俣にある植林小屋跡】
ここで時刻は13時頃・・・
まだ標高250m程登らねばならない

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【小滝を巻いたり登ったり】



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【何故かぺっちゃんこのカエル君】

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【二俣は地形図とGPSを確認して進む】

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【水が少なくなってきた】



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【ナメ滝はパスして右岸巻き】

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【大きな岩がゴロゴロ】

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【岩場をよじ登って行く】



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【ここが源頭部かな(標高950m付近)】
水がチョロチョロと出ていた

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【年輪模様みたいな岩】
岩場が終わった所で沢装備を解く

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【後は小女郎ヶ池を目指して登るだけ】
結局ヘク谷では誰にも出会わなかった



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【小女郎ヶ池はもう目前】

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【14時11分、小女郎ヶ池に到着】

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【小女郎ヶ池】



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【とても美しい小女郎ヶ池】

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【小女郎ヶ池と蓬莱山】

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【サカ谷道で下山開始】



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【レスキューポイントサカ谷道1】
目印はあるが一部不明瞭な所もあった

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【サカ谷道をどんどん下って行く】

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【サカ谷横断箇所で休憩】
休憩していると靴に蛭が付いていた



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【坂下町の集落が見えてきた】
葛川橋を渡ると後は道路を歩くだけ

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【サカ谷道の案内図】
この近くに登山ポストもあった

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【道路沿いのお花畑】
駐車地に15時57分に戻り無事終了



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【急いで宿泊地のキャンプ場に移動】
施設に許可を頂き沢装備を乾かす

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【晩御飯はタイ風チキンカレーなど】
他に洋風角煮など御馳走だった♪

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【七輪でおつまみも焼いて舌鼓】
明日に備えて9時頃に就寝




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