【 鈴鹿 】赤坂谷(遡行)〜ツメカリ谷・神崎川本流(下降)

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登山日 2022年7月18日(月 ※祝日)
山域 鈴鹿 愛知川水系 神崎川 (赤坂谷・ツメカリ谷)
コースタイム 9時間3分 (休憩・装備替え等、約45分含む ※歩行タイムは8時間18分)
コース 駐車地(6:18)〜神崎川林道通行止ゲート(6:21)〜仙香谷・赤坂谷下降地点(6:59)〜入渓地点(7:03-7:16 入渓準備13分)〜赤坂出合(7:24)〜鬼女谷出合(9:00)〜仙香谷出合(9:52)〜[途中休憩 14分]〜ツメカリ谷への乗越開始地点(11:12) 〜ツメカリ谷合流地点(11:35)〜ツメカリ出合(12:41)〜取水堰堤(13:50)〜[途中休憩 7分]〜赤坂谷出合(14:18)〜脱渓地点(14:23-14:34 沢装備収納11分)〜駐車地(15:21)
天候 晴れ
駐車場 ★神崎川通行止めゲート付近の国道421号線沿いの駐車地
備考 ◆赤坂谷・ツメカリ谷・神崎川本流の遡行や下降には沢登り装備で入山しています。
※相方の為にロープとお助け紐を何度か使用しました。
※今回はスノーケリングベストを着用しています。
★赤坂谷は登れる小滝が多くありますが登れない滝を巻く箇所もあります。
※また大きく深い釜もあるので遡行時の水量にもよりますが浸かる(泳ぐ)箇所があります。
★ツメカリ谷の下降で飛び込みが出来る深い釜の箇所が数か所あります。
※飛び込みの際は飛び込む場所や障害物に十分注意が必要です。
★神崎川本流は泡立つ滝に流されないよう注意が必要です。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行(遡行)の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

【今シーズン沢登り 17回目】
鈴鹿の沢登りゴールデンルートとして有名な赤坂谷〜ツメカリ谷周回へと満を持して出かけてみる。両方の谷を昨年 共に遡行してルートは把握できているが、やはり王道としてこの周回は外せないと考え計画した形となる。杠葉尾に駐車して まずは仙香谷出合下降点まで林道を歩いて行くが、林道から眺める神崎川は最近の降雨でなかなか水量が多そうな感じに見える。 神崎川に降り立ち沢装備を整えた後に少し遡って赤坂谷出合より赤坂谷の遡行開始となるが、こちらもかなりの水量となっている。 昨年に遡行した際には難なく登れた小滝も水量が多く水圧に負けて巻きを混ぜながら遡行して行く。ハの字状に広がる二条の滝 などは取付こうものなら即吹き飛ばされそうな水流で水の恐ろしさを感じさせられた。淵を泳ぐにも流れが速く岩にしがみつき ながら小滝に取付き登る感じで、気合で遡行して行くと大釜を持つ8m斜瀑に到着。こことその上部にある10m滝の突破が赤坂谷 の核心部となるが難しい訳ではなく、この谷1番のアトラクションポイントとなっている。流れも速そうなのでロープを引き 左側の縁沿いに泳いで8m斜滝の水流左側の岩を直登していく。水量が多く流心に足を突っ込むことはとても出来なかった・・・斜滝を クリアするとすぐに10m滝が現れるが、こちらは一段と取付くのが厳しそうな水流となっている。左の岩棚から巻き上がる事は 可能であるが、せっかくなので泳いで取付く事にして釜に突入していくが、予想通りかなりの水流で押し戻されながらもなんとか 岩壁に張り付き岩を這い上がった。相方はロープをつないでいるが泳ぎ&岩棚に上がるのに大苦戦しながら這い上がってきた。 10m滝を越えると核心も終了となり楽しく小滝を突破しながら遡行となるのだが、水量の多い今日は1つ1つの小滝の突破も登り ごたえがあり飽きがこない。ナメも現れ初め綺麗な渓相の谷を遡行して行くと、次なるアトラクションポイントとなる5m二条 の滝が現れる。見た瞬間に登れそうもなく巻きかと思うが、この滝は左側の滝奥にある岩の下をくぐり這い上がる事ができる隠れた スポットとなっている。岩の下をくぐるには滝の真下を通過する必要があり、滝行の洗礼を受ける事になる。かなりの 水圧を全身に受けながら突破して岩の下に潜り込み、岩をくぐった奥から岩の上に登り落ち口へと抜けて行くのだが、意外と這い上がる のに苦戦を強いられてしまった・・・前回は簡単に登れた感じがしたのだが・・・相方は筆者の苦戦具合を目の当たりにしてそそくさと左岸より簡単に巻いて来た。 これ以降はナメが増え始めいよいよ鈴鹿の赤木沢と言われるナメ滝エリアへと進んで行く。赤木沢に行ったことがないため、どんな感じかは知らないが・・・ L20m,L40m と続いていくナメ滝は赤坂谷を代表する景観であり何度も来たくなる王道ルートというのも納得できる感じの場所 で、休憩スポットとしても良い感じの場所である。ナメエリアが終了するとそろそろ赤坂谷とお別れで、下降ルートとなるツメカリ谷 への乗越へと進む。昨年は釈迦ヶ岳まで詰めあがったが、この先はただひたすら長く平凡な谷にうんざりし、もう二度と山頂まで 詰めるのは止めようと思った思い出がある。ツメカリ谷への乗越は予想していたよりも簡単に抜けられ、25分弱でツメカリ谷へと 抜けることができた。ここからツメカリ谷を下降して行くのだが、ツメカリ谷下降は有名な飛び込みスポットであり、滝壺に飛び込み ながら下っていく形となる。下降し始めてまず現れる飛び込みスポットがスダレ状滝となるが、これが飛び込み最大の難所となる。 苔で滑りやすい落ち口から前傾斜した滝を前方に飛ぶ形となるので、助走をつけると滑ってこけそうだしその場から勢いをつけて飛ぶ のもかなりの勇気が必要となる。(手前の岩に当たりそうで怖い・・・)やや緊張気味に飛び込んだが後続に続くはずの相方は滝上で 固まりどうしてもあと1歩踏み込む勇気が出ない模様である。しばらく悩んでいたがギブアップして巻き降りてきたが仕方がない ところであり、来年の宿題ができたと思えばよいであろう。次の飛び込みポイントはゴルジュ内の滝となるが、ここは1段下がった ところから相方も無事飛び込むことができた。この後は高さの無い飛び込みを2回ほどこなしツメカリ谷の下降は終了、神崎川へと 合流した。後は神崎川を流されながら下っていく形となるが、水流が多く流れが速いためへつりも入れ注意しながら無理をせず泳ぎ 下る形となる。見所のS字ゴルジュ下では大勢のキャニオニング客で賑わっており、脇をそそくさと通過し抜けていくと、その 下流にある 6m飛び込みスポットは誰もいなかったため飛び込んで遊んでみた。相方はここも飛び込みは拒否していた・・・ 後は赤坂谷下降点まで戻り脱渓、林道に上がって道路を歩いて駐車地に戻り、水と戯れまくった1日が終了となった。ゴールデンルートと 言われるだけのことはあり、楽しく沢を満喫でき毎年通ってしまうだろうなと考えながら帰路についた。

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【神崎川林道通行止ゲート】
ここから林道を3q程歩く事になる

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【仙香谷・赤坂谷の下降地点】
ここから急坂を少し下ると神崎川に着く

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【入渓地点で沢装備を準備する】
この短い急坂で蛭が靴に付いた



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【赤坂谷出合まで神崎川本流を遡行】

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【神崎川を少し遡ると赤坂谷出合】

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【赤坂谷に入り遡行して行く】



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【大きな岩が中央にある小滝】
最近の雨続きで水量が多い

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【大岩の左岸側の流れを登った】

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【淵をひと泳ぎした後小滝を登る】



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【ここはへつり気味に進む】

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【水流に逆らいながら何とか登った】

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【振り返るとこんな感じ】



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【二段の滝】

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【因みに昨年の7月の水量はこんな感じ】
昨年は一段目を流れの左側から登ったが、今日は無理せず左岸側より巻いた

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【二段目の滝は昨年同様に左岸巻き】



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【水量が多くても登れそうな小滝は直登】

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【ハノ字の二条滝は速攻で諦め巻いた】

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【淵を泳いで小滝に取りつく】



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【水流に負けじと縁にしがみつく相方】

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【ゴーロの区間は短く退屈しない】

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【積極的に水に入り泳ぐ】
昨年はこの小滝を登ったが今日は巻いた



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【核心部の樋状8mの斜滝】

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【8m斜滝は流れの左側を登った】
流れの左側は階段状で難しくは無い
釜は念のためロープを引いて泳いだ

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【樋状8mの斜滝の大釜を泳ぐ相方】



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【樋状8mの斜滝を登る相方】

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【直ぐ上にある10m滝】

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【右岸の岩棚を歩けるが釜を泳ぐ】



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【滝下には近づけず岩棚へと登った】

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【岩壁に這い上がろうと奮闘する相方】

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【岩棚から滝身の左端を登る】



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【足元をすくわれないよう慎重に登った】

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【10m滝の落ち口に来ると核心部も終了】

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【10m滝の直ぐ上の斜滝も水量豊富】



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【相方は斜滝の流れの脇を登って来た】

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【鬼女谷出合の二俣は右へ】
左が鬼女谷(何とも怖い谷の名前・・・)

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【鬼女谷出合からすぐ先の釜を泳ぐ】



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【泳いだ後、2m程の小滝を直登した】
増水により昨年より登れる小滝が少ない

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【次々と深めの釜を持つ小滝が現れる】

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【スラブの大岩の左側を登った】



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【小滝の水流と格闘中】

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【同小滝でもがく相方】

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【この辺りは小滝が沢山あった】



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【美しいナメ滝】

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【ナメ滝ゾーンを遡行中の相方】

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【仙香谷出合(標高617mの二俣)】
ここは右の赤坂谷へ(左は仙香谷)



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【大きな岩のゴーロ】

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【懲りずに小滝を越えていく】

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【明るく緑が綺麗な谷】



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【この釜を泳いで岩間滝を登った】

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【ナメ滝の連瀑帯へと入って行く】

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【ナメ滝の連瀑帯】



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【癒しのナメ滝ゾーンは楽しい】

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【水量が多いので水線通しは楽では無い】

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【二条の滝(5m程)】
ここは左の滝下より奥に潜り込んで岩の隙間から這い上がり滝の上部を登る



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【水量が多いので奥に進むのが大変】

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【何とか岩の隙間から這い上がって来た】

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【あとは滝の上部を登る】



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【相方は左岸側から巻いて来た】

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【そしてまた連瀑帯になる】

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【ナメ滝 L8mは滝身を登った】



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【美しいナメ多条L20m】
赤坂谷は『関西の赤木沢』とも称される

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【振り返り見るナメ多条L20m】
幅広いナメ何処からでも歩ける

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【ナメ滝L20m】



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【ナメ滝L20mは滝身を直登】

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【ナメ滝L20mの途中で振り返り見る】

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【ナメ滝L20mの上部】



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【圧巻のナメ滝L40m】
何度も訪れたいと思う癒しの渓相

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【ナメ滝L40mを登る相方】

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【ナメ滝L40mは樋状の所もあった】



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【ナメ滝L40mの上部でまったりと休憩】

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【立派な二条の滝】

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【右側の2段のナメ滝の方を登った】



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【2段のナメ滝を登る相方】

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【2段のナメ滝上部でお助け紐を出した】
水流が激しく相方は大苦戦

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【ナメ滝2条6m】
見所が次々と現れる赤坂谷



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【この小滝を登るとツメカリ谷方面分岐】

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【ツメカリ谷への乗越開始地点】
左岸にある支沢へと入って行く

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【乗越開始地点には目印が沢山あった】
前回は赤坂谷を詰めたので乗越は初めて



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【尾根まで支沢を一登りする】
赤坂谷から7分ほどで尾根に着いた

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【赤坂谷左岸尾根の目印多数の鞍部】
尾根を乗越してツメカリ谷方面へ下る

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【尾根から斜面を少し下ると谷に着く】
谷に着いたら後は沢沿いを下って行く



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【ツメカリ谷に合流した】
赤坂谷からツメカリ谷に23分で来れた
懸念していた乗越は問題なく通過できた

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【ツメカリ谷の標高約640mにある滝】

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【ツメカリ谷を下降して行く】



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【左岸が大きく崩壊している所】

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【スダレ状滝の直ぐ上にあるナメ滝】

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【飛び込みスポットのスダレ状滝】



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【思い切って飛ぶ】

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【無事、飛び込み成功】

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【怖くて飛べない相方(結局巻いていた)】



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【4m程の斜滝の横を下りて来た】

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【そしてゴルジュの出口に掛かる5m滝】

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【一段下がってから飛び込む】
昨年ツメカリ谷の遡行時に深さは確認済み



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【スダレ状滝よりは怖くなかった】

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【腰が引けてる相方も】

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【5m滝は飛び込めた】



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【2m程の小滝も飛び込み】

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【そして泳いで下る】

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【高さが無いと相方もご機嫌で飛び込み】



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【ゴルジュ】

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【3m程の二条の滝も飛び込み】

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【3m程の二条の滝の釜を泳ぐ相方】
この二条滝は右岸側の一段下がった所から飛び込んだ(相方も飛び込めた)



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【後はゴーロを少し下ると】

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【神崎川本流に合流(ツメカリ谷出合)】
ここから神崎川本流を下降して行く

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【ツメカリ谷出合にいたカジカカエル】
岩に擬態していて可愛い



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【長瀞を泳ぐ】

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【流されながら下るので楽】

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【水量が多いので小滝は巻いて行く】
今日は水線通しは厳しくヘツリを多用



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【S字形の屈折箇所に来た】

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【キャニオニングの方で賑わっている】

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【ここから降りて少し先で川に入った】



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【S字形の屈折箇所の一部を泳いで通過】
白く泡立ち流れが強い所には近づけない

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【同箇所を泳ぐ相方】

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【水量が多いとルート取りが難しい】
安全そうな所を探して右往左往



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【爆流3m上の横断箇所で流される相方】
水流が強そうだったので、安全のためお助け紐で確保しておいて良かった

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【3m程の爆流】
この辺りもキャニオニングの方で賑わう所だが時間的なものなのか無人だった

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【飛び込み箇所からの3m程の爆流】



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【飛び込み場所から】

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【ジャンプ】

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【相方は撮影場所から泳いで来た】



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【取水堰堤】
堰堤は右岸の登山道から巻く

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【その後も泳いだりしながら下る】

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【ようやく入渓地点に帰って来た】
ここで脱渓して沢装備を収納
長い林道歩きをへて駐車地に戻り終了




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