神崎川本流 (コクイ谷出合からの下降)

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登山日 2022年7月24日(日)
山域 鈴鹿 愛知川水系 神崎川本流
コースタイム 10時間13分 (休憩・装備替え等、約1時間21分含む ※歩行タイムは8時間52分)
コース 朝明渓谷駐車場(5:53)〜根の平峠(6:44-6:48 休憩4分)〜コクイ谷出合(7:22-7:37 入渓準備15分)〜タケ谷出合(8:18)〜[途中休憩 8分]〜大瀞(9:11)〜広沢出合(10:07-10:18 休憩11分)〜天狗滝(10:53)〜白滝出合(11:24-11:42 休憩18分) 〜ツメカリ谷出合(12:11)〜赤坂谷出合(14:08-14:22 休憩14分)〜水管橋(15:20-15:31 沢装備収納11分)〜国道421号線沿いの駐車地(16:06)
天候 晴れ
駐車場 ★神崎川通行止めゲート付近の国道421号線沿いの駐車地
★朝明渓谷駐車場(有料・トイレ有り)
※今回は車を1台国道421号線沿いの駐車地に止めてからもう1台で朝明渓谷駐車場に移動しました。
備考 ◆神崎川本流の下降は沢登り装備で入渓しています。
※ロープは使用しませんでしたが急流の渡渉箇所でお助け紐を使用しました。
※今回はスノーケリングベストやライフジャケットを着用しています。
★神崎川本流は水も綺麗で花崗岩の造形美などがあり人気の川です。
※淵や瀞など泳ぐ箇所があります。
※遡行や下降の難易度は水量により大きく変わります。(今回は水量は少し多めだと思います)
※今回数か所で飛び込みしましたが飛び込む場所の見極めや障害物に十分注意が必要です。
※神崎川本流は泡立つ滝に流されないよう十分に注意が必要です。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行(川の下降)の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

【今シーズン沢登り 18回目】(※今回は下降) 
神崎川の魅力に取りつかれ一度興味本位でやってみたかった企画がコクイ谷出合から神崎川を下降するという計画である。この企画は昨年から 密かに考えており、今回Mさんの協力を得て実行に移す機会がやってきた。本当はクラ谷から下降していきたかったが、筆者達の力量では長すぎる 感じがしたのでコクイ谷出合より下降することに落ち着き、まずは終了地点となる紅葉尾方面に集合し車を1台デポしてMさんの車で 朝明渓谷駐車場へと移動する。下降だけとはいえ長丁場であるため、6時前に駐車場をコクイ谷出合へと向け出発する。根の平峠 を越えてコクイ谷出合まで進んでいくが、ここで少々同行の2人に疑問が生じている模様、なぜ?わざわざコクイ谷出合まで行く 必要があるのだろうかという事である・・・並行している愛知川を見ながら遡りわざわざ下降する必要があるのかというごく当たり前 の疑問である。その回答は単純明快で筆者が出合まで行って下降したかったというだけの事なので気にせず進み、コクイ谷出合より 予定通り入渓する。もちろん川の中を歩いてみたかったというだけなので、入渓後はしばらくは何の変哲もない河原歩きが続きイベント など何もない平凡な川歩きが続いていく。たまに出てくる深場もこれから嫌というほど泳ぐことを考えると序盤は抑えてへつり ながら進む事にした。大瀞付近まで下って来ると水深も深くなり泳ぎも交えて突破し、いよいよ本番といった感じとなってくる。 大瀞を突破するとゴルジュが現れ瀑流がゴルジュ内の滝に流れ落ちている・・・さすがにこの流れに飛び込むことはリスクが高く どうしたものかと眺めていると一段降りた岩棚を少しへつった場所からなら飛び込めそうな感じである。スノーケリングベストを ここで装着、一段降りへつった先からダイブし後は流されて無事難所を突破することができた・・・遡行なら大変だが流される だけなので難関とは言わないだろうが。一度濡れてしまえばここから先は水泳大会の幕開けとなり、積極的に水に浸かり泳いでいく スタイルに変貌、足が届いても泳げるところは泳ぎ流されながら下っていく。ヒロ沢出合の河原で休憩を入れるが、出発してすでに 4時間以上が経過している。休憩後は再び瀞場の泳ぎから再開、へつりの練習をしたり小滝上部から飛び込んだりと遊びながら 下っていくと天狗の滝の落ち口へと到着、天狗の滝は登山道を使って巻き下る事にした。天狗の滝を飛び込む人もいるらしいが、この滝を飛び込むのは 筆者的に怖すぎて無理である。天狗の滝を見物しながら一息入れ再び泳いで下降していくと下谷尻谷出合へと到着、いつの日か下谷尻谷も 遡行してみたいと考えている。出合を越えると今回最長の泳ぎポイント長瀞が現れるが、長瀞の向こうに遡行してきている沢屋さん 達の集団が見える。今日はかなりの水量であるため、遡行は大変だろうなと思いながら我々は楽々泳ぎ下り流されて通過していく。 長瀞を通過すると見所もいったん無くなるためツメカリ谷出合まで河原歩きを交えながら進み、ツメカリ谷を突破したところから再び 泳ぎが本格化していく。ここから先は先週の赤坂谷周回時の下降と同コースとなるため、1週間ぶりの再訪といった感じではあるが、 やはり神崎川の見所はS字形に屈曲した花崗岩の美しい箇所でこの爆流を遊びながら下っていく。もちろんやばい箇所は巻き 下っていく形である。S字型部の抜け口はいつもならキャニオニングのツアー客で賑わっているため、こそこそと通過していく形と なるが、本日は時間も遅いためか誰もおらず貸し切り状態、せっかくなので飛び込んで遊んでみる。その下流にある6mジャンプ スポットでも飛び込みを行い1日中水遊びを堪能して水管橋まで下ったところで脱渓、全身疲れ果てた感じで終了となった。 後は駐車地まで林道を歩いて終了となるが、子供のころ海で1日中遊び脱力感でヘトヘトになっていた感じを思い出すような 心地よい疲労感で念願だった神崎川川下りも満足の達成感とともに終了した。

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【朝明渓谷駐車場を5時53分にスタート】
車を杠葉に1台置いて移動して来た

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【駐車場から800m程で千草街道分岐】
旧千草街道に入りまずは根の平峠を目指す

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【登山道を黙々と歩き根の平峠に到着】
一息ついてからコクイ谷出合を目指す



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【本日の入渓地点のコクイ谷出合】
足元を見ると靴に奴ら(山蛭)が・・・

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【沢装備を整えた後コクイ谷出合で入渓】
登山道の渡渉地点となっている所

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【7時37分、神崎川本流の下降を開始】
水面に光が反射してとても美しい



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【まずは水線通しに下って行く】

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【前半の深場はヘツリで突破】

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【まだ穏やかな流れの所が多い】



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【8時3分、上水晶谷出合に到着】

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【何とも癒しの渓相】

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【タケ谷出合付近の渡渉地点辺りかな】



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【8時18分、タケ谷出合に到着】

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【歩きにくいゴーロを下降中】

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【クラシ谷出合を過ぎた辺り】



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【水中のアカハライモリを見ながら休憩】

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【8時45分、オゾ谷出合に到着】

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【穏やかな渓相から雰囲気が変わった】



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【Mさんいよいよ水遊び開始】

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【爆流箇所はヘツリで突破】

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【こんな感じの所を下りて来た】



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【深そうな淵をヘツリ中】

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【振り返り見る良い雰囲気の淵】

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【朽ちた橋が架かる大瀞に到着】
大瀞の中は思っていたより深く無い
奥に人が見える辺りが登山道の渡渉地点



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【手前の方は泳ぐ事も出来た】

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【大瀞を過ぎるとゴルジュが現れる】

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【ゴルジュへと入って行く一行】



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【何処から突破しようか思案中の筆者】

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【ゴルジュ内部にかかる滝】
さすがにこの爆流に飛び込むのは無謀
攻略の前にスノーケリングベストを着用

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【一段下りて岩壁をへつる】
足場と持つ箇所があるのでへつれる



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【泡立つ流れが途切れた所で飛び込む】
飛び込んでも問題ない十分な深さだった

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【後は流されて無事に難所を突破】

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【以降は積極的に水に浸かる】



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【小滝で滑り台をして遊んでみる】
いまいちスベリが悪くズボンが破れそう

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【流れの強そうな所はへつりで進む】
先週よりはましだがまだ水量は多い感じ

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【美しい瀞場に来た】



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【瀞場は気持ちよく泳いで下る】
遡行ではなく下降なので楽々

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【泳ぎが大好きなMさんには天国】

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【右岸の崩壊地】
この辺りはお金谷出合付近と思われる



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【Mさん渾身のヘツリ中】

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【結局ドボンで流される】

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【どんどん下降していく】



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【10時7分、ヒロ沢出合に到着して休憩】

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【ヒロ沢出合の直ぐ近くにある淵】

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【この淵は泳いで突破】



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【そしてこの美しい淵も気持ちよく泳ぐ】

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【美しい淵を泳ぐ相方】

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【流れが緩やかな所は水線通しに下る】



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【チェックポイントの二条の滝付近】

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【二条の滝(滝上)】

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【二条の滝は少し右岸寄りからジャンプ】
天然の滑り台として遊ぶ方もいるそうな



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【Mさんもジャンプ】
釜は深いが障害物などに要注意

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【ジャンプ後に二条の滝の釜を泳ぐ相方】
通称:夫婦滝・スライダー滝など

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【花崗岩の渓谷美の廊下を進んで行く】



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【その後も泳いだり】

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【へつったりしながら進む】

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【ここは左岸を少しへつってから泳ぐ】



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【Mさんもへつって爆流の先へ】

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【細い廊下の先は広く緩やかな流れに】

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【10時53分、天狗滝の落ち口に着いた】



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【落ち口から見る天狗滝】

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【天狗滝は右岸の登山道で巻く】

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【そして虎ロープの所から沢に下りる】



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【天狗滝】

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【天狗滝】

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【天狗滝見物も終え下降再開】



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【細い流れの所を泳いだり】

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【広く緩やかな所を泳いだりして下降】

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【下尻谷出合がある廊下へ】



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【11時9分、下尻谷出合に到着】

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【そして長瀞40mまでやって来た】

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【長瀞40mを泳ぐ】
長瀞の向こうに沢屋さん達が見える
我々は下降なので長瀞も楽々



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【振り返り見る長瀞40m】

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【11時24分、白滝谷出合に到着し休憩】
ヒロ沢出合〜白滝谷出合は見所が多い

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【白滝谷からは河原歩きが多い】
ツメカリ谷出合まであまり見所も無い



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【この区間にも泳げる所はある】

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【12時11分、ツメカリ谷出合に到着】
ツメカリ谷出合を過ぎると見所が出てくる

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【早速、見所の長淵が現れる】



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【長淵も泳いで行く】

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【花崗岩がとても美しい神崎川】
ここに来るまでに何枚撮影したことやら

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【ここはヘツリ気味に進み流れに乗った】
流れが強い所は慎重に通過した



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【そして花崗岩の造形美が美しい淵へ】

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【泳いで来た花崗岩の造形美が美しい淵】

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【目印の大岩の所は流れが強く近づけず】



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【ようやくS字形の屈折箇所付近に来た】
ここは左岸から巻いて行く

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【S字形の屈折箇所の爆流】
白く泡立つ爆流は危険で入れない

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【爆流の先で水に入り流されて遊ぶ】
短い区間流されてすぐ陸に上がった



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【爆流を避けてS字形の屈折箇所を泳ぐ】

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【S字形の屈折箇所を通過中の相方】

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【ここは滑り台をして突破】



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【S字形の屈折箇所のジャンプスポット】

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【Mさんも少し戻ってジャンプ】
珍しく貸し切りで楽しく遊べた
入れ違いでキャニオニングの方達が来た

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【3m爆流の滝上】
この滝上付近で右岸から左岸に渡渉
渡渉には安全のためお助け紐を使用した



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【3m爆流】
キャニオニングの方達の邪魔にならないようここで少し遊ばせて頂く事にした

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【飛び込みスポットからジャンプ】

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【3m爆流を背に泳ぐ相方】



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【13時38分、取水堰堤(上)に到着】
堰堤は右岸の登山道で巻く

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【カジカカエル】
今日はカジカカエルをよく見かけた

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【シマヘビの黒化型(カラスヘビ)】
黒化型を始めて見た



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【ワニの口みたいな岩】

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【14時8分、赤坂谷出合に到着して休憩】

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【林道には上がらずまだ下降して行く】



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【流れが強い所もあり慎重に通過】

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【最後の見所、30mゴルジュ】

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【30mゴルジュも泳いで下る】



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【今日は本当によく泳いだ】

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【15時20分、導水管の水管橋に到着】
水管橋付近で脱渓する

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【後は林道を歩いて駐車場に戻り終了】
10時間を越える長丁場で疲れた




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