【鈴鹿】 石谷川 沢登り

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登山日 2022年8月27日(土)
山域 鈴鹿
コースタイム 6時間27分 (休憩、約44分含む ※歩行タイムは5時間43分)
コース 石水渓駐車場(6:58)〜石水渓バンガロー前登山口(7:05)〜入渓地点(7:15)〜白糸の滝[滝下](7:32)〜大堰堤上部(8:18)〜頂礼井戸の滝[滝上](8:40-8:49 休憩9分)〜7m滝[滝下](9:18)〜[途中休憩 13分]〜七つ釜入口(9:58)〜ガンサ谷出合(10:36) 〜白雲の滝[滝下](10:49)〜引き返し地点の滝(11:45-12:07 休憩22分)〜登山道合流地点(12:16)〜白谷コースと南尾根コースの分岐(12:31)〜大堰堤横の駐車地(13:05)〜石水渓駐車場(13:25)
天候 曇り
駐車場 ★石水渓駐車場
★石谷川林道(大堰堤横付近)にも数台駐車可
備考 ★登山口に熊の目撃情報があり、注意するよう表示がありました。
★石谷川は泳げる箇所も多く滝やゴルジュなど変化に富んだ楽しい沢でした。
※白糸の滝・頂礼井戸・七つ釜・白雲の滝でロープを出しました。
◆石谷川の遡行には沢登り装備で入山しています。
◆記載した内容は遡行日によるものです。(※あくまでも個人遡行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

【今シーズン沢登り 20回目】
ケンちゃんに沢登りに連れて行って欲しいと言われていたが、計画を立てるたびに天候不良で延期を繰り返し既に1年が 経過してしまった。今回5度目くらいの計画の末、ようやく天気も持ちそうな感じで満を 持して石谷川に出かける事となった。8月はガッツリと沢に行っているはずが(計画だけは色々と考えていたが) 蓋を開けてみると1か月以上間隔が空き久しぶりの遡行となるため、我々も楽しみに準備をして出発する。駐車場 を出発してバンガロー前の登山道より登り、尾根に乗った所で右に進路を取り石谷川へと下っていく。最後は急な 斜面を下って石谷川へと降り立ち遡行開始すると直ぐに堰堤が現れ、左岸より巻き上がったところから本格的な遡行が 始まる。石谷川は泳ぎ沢入門と言われるだけあり直ぐに泳ぎポイントが現れ、早速水流に突っ込み真夏の沢登りを 堪能していく。美しい渓相の三ツ淵を突破して小滝を越えながら進んでいくが、最近の雨でかなり水量は多く小滝に 取付くだけでも一苦労、沢初見参のケンちゃんは水流に押し返されながらも水遊びを満喫していると初めの難所、 白糸の滝が現れる。ここはロープで確保して滝の右側の岩壁より登り木の根で中間支点を取ると左へトラバース気味 に進み落ち口へと抜けるが、昨年登った際より簡単に感じた。(白糸の滝の釜は昨年より深くなっているかんじ) 白糸の滝上部は釜が連続する小滝となるが、突破するのに緊張を感じるような中々の水圧で、念の為そのまま ロープを引いて進んでいく。登山道渡渉点の真下にある滝は流れの左側の岩壁を直登、見た目は登りにくそうだが 取付くと段差を利用し比較的楽に登る事ができる。この滝を越え登山道を過ぎると和やかな淵が現れ泳いで突破し 右岸のバンドを登ると大堰堤にあたる。この大堰堤を左岸から林道へと巻き上がり階段で沢へと下降すると序盤が 終了となる。もともと増水していることが懸念されたため、ここから遡行を開始しようと考えていたが、序盤で十分に 楽しめたため短縮しなくてよかった。堰堤上部は穏やかな渓相となりしばらくのどかに進んでいくと、独特な景観を している丁礼井戸の滝が現れる。ここは左岸の岩棚から越え落ち口へと登るが、滝上から見る景観は一見の価値有りで、 この谷の景観スポットと思っている。登れそうな小滝は直登しながら遡行していくが、水量が多いため水圧にはじかれ 登れない滝も多く徐々に体力が消耗していく。7m滝は右岸より巻き上がるが、飛び込み台にもなっているため ケンちゃんは飛び込んで遊んでいた・・・元気だな。最大の難所となる七つ釜の突破は念のためロープを引いて 泳ぎ入り口の淵を突破すると核心のCS滝が現れる。前回は巻き上がったが今回は巨岩右のクラック部より突破 を試み、カムで支点を取りながら這い上がっていくと上部に張り出した木の根が邪魔をしてザックが引っかかりなかなか 抜けれず焦ってしまった。無事突破して満足ではあったが、次回登る際にはザックは置いて空身で登り後で引き上げる 形にしようと考えている。核心を越え後続を引き上げ達成感に浸りながら遡行を再開、ナメを楽しみ進んでいくと 堰堤が現れ、これを越えると白雲の滝のお出ましとなる。ここは右側の壁を左上気味に登って行き落ち口に抜ける形を 取るが、落ち口付近に残置ハーケンがあり支点を取る事ができる。沢は終盤に近付くが、まだまだ手強い小滝が現れ (増水しているからというのもある)突破や巻きを交えながら進むとCS3mほどの深い淵を持った滝が現れる。 淵を泳いで左側の岩棚に上がる形となるが、水流が激しく岩棚に登るのにも大苦戦、なんとか這い上がったが後続は 登れずシュリンゲで引き上げる形で突破した。最後のスラブ滝を左の凹角から登ると滝場の遡行は終了となり二段 5mの滝下で遡行を終了、ここで休憩を取り登山道に這い上がった後は登山道を下山し終了となったが、遡行の途中で 右足脹脛に違和感を覚えかなり痛みが走ってしまった。過去に筋肉断裂の怪我を負っているだけに肉離れの兆候は 危険でだましだましゆっくりと下り事なきを得たが、下山が厳しいコースであったらやばかったところであった。 石谷川は横に登山道が付いているため、いつでもエスケープが可能で手軽に遡行出来る良い沢だと思うため、毎年 通ってしまいそうなお気に入りの沢となっている。

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【石水渓駐車場】
道路を少し歩いて登山口へと向かう

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【バンガロー前の登山口】
登山口から登山道へ入る

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【登山道から外れ石谷川へと下りて行く】
気になっていた目印に沿って歩く



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【最後は急斜面を下り沢に降り立った】

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【7時15分、石谷川に入渓】
丁度良い感じの場所で入渓となった

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【入渓してすぐ堰堤が現れた】
この堰堤は左岸から巻いた



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【堰堤を越えると穏やかな渓相】
沢デビューのケンちゃんは御機嫌

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【そして早速泳ぎポイントが出てくる】
石谷川は泳ぎ沢入門コース

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【三ッ淵】



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【振り返り見る三ッ淵】
エメラルドグリーンの淵が美しい

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【水量が多く小滝登りも苦戦】
水流に逆らうのが大変

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【同小滝を登るケンちゃん】



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【泳いでは登るを繰り返す】

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【水流に押し戻されるケンちゃん】

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【7時32分、白糸の滝に到着】



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【白糸の滝の左岸壁に取付き登る】
釜を泳いで左岸壁に取付いた

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【木の根で中間支点と取った】
初見の昨年より楽に登れた

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【昨年来た時より釜が深い】
昨年は釜の中央まで歩けたのに



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【ちなみに昨年の釜の深さはこんな感じ】

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【白糸の滝の左岸壁を登るケンちゃん】

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【白糸の滝の落ち口】



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【白糸の滝の落ち口から直ぐ上の滝へ】

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【水量が多く流心突破は出来ず断念】

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【そのままロープを引いて登って行く】



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【ヘツリ気味に進むケンちゃん】

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【登山道の渡渉地点よりすぐ下の滝】
水流が強く泳ぐのが危険なのでへつる事に

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【流れの左脇を直登する】
岩壁の段差を利用して登って行ける



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【二番手の相方も難なく突破】

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【少し泳いで取付くケンちゃん】
全員無事に登り下流の遡行が終了

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【8時8分、登山道の渡渉地点@】
当初は大堰堤の上から入渓予定だったが、下流の遡行は楽しく省略しなくて良かった



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【登山道の渡渉地点の直ぐ上の淵を泳ぐ】

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【そして右岸のバンドを登る】

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【この堰堤は右岸から巻く】



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【大堰堤は左岸の登山道で巻いた】
ケンちゃんは積極的に水に浸かっていた

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【石谷川林道(大堰堤横付近)の駐車地】
石谷川林道はここまで車で入れる

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【駐車地から階段を降りる】
階段を降りると大堰堤上部に降り立つ



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【大堰堤上部は広く明るい河原】

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【河原とは景色が一変して癒しの渓相】

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【淵を泳いでナメ滝へ取付く】



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【動物の顔のような岩】
ハリネズミみたい

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【美しいナメ滝ゾーン】

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【8時28分、頂礼井戸の滝に到着】



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【頂礼井戸(チョウライイド)の滝】
二段で12m程らしい

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【頂礼井戸の滝】

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【ここは左岸の苔付きの岩棚から巻く】
難しくは無いが一応ロープを出した



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【苔付きの岩棚を登るケンちゃん】

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【頂礼井戸の滝の落ち口で休憩】

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【頂礼井戸の滝の落ち口(別角度から)】



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【ゴーロを少し進む】

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【瀑流と化したCS二条5m程】
もちろん登れず巻く

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【登れそうな小滝はチャレンジする】
やはり水量が多く手強い・・・



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【スリングで一本釣りされるケンちゃん】

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【その後もザブザブと釜を進み】
暖かかった水温も徐々に冷たくなってきた

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【登れそうな小滝は登って行く】



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【ベッドみたいな岩】
これぞ本当のウォーターベット

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【大岩を越えたりして進む所も有る】

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【9時18分、7m滝に到着】
この滝は飛び込みスポット
ケンちゃんが泳いで深さを確認してくれた



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【そして右岸より飛び込む】

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【7m滝は右岸から巻く】

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【7m滝の落ち口】



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【ヘツリ気味に登ったり】

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【水線通しに登ったり】

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【小滝を越えたりして楽しく遡行中】



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【それにしても美しい渓相】

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【岩間滝を越える筆者】
増水で昨年より登れた小滝は少ない・・・

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【9時58分、七ツ釜のゴルジュの入口】
念のためロープを引いて泳いで行く



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【七ツ釜の入口の淵を泳いぐ相方】

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【水流と格闘するケンちゃん】

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【七ツ釜のゴルジュにあるCS滝】



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【巨岩の右のクラックを登る】

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【恐々登る相方】

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【ラストはケンちゃん】
ケンちゃんは中間支点のカムを2個回収
前回登れなかったクラックを登れて満足



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【ここは負けじと流心を登った】

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【ケンちゃんも奮闘中】

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【ナメ滝の連瀑帯】



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【ケンちゃんは果敢に水線突破】

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【ガンサ谷出合(二俣)は右へ】
左がガンサ谷

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【小滝が次々と現れ楽しい】
石谷川はとても良いルートだと思う



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【堰堤が現れた】
この堰堤は右(左岸)から巻く

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【インゼル】
左右どちらに行ってもすぐ先で合流

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【10時49分、白雲の滝に到着】



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【白雲の滝の流れの右側を斜上する】
ここもロープを出して登る

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【上部は慎重に登る】
上の方に残置ハーケンがあった

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【白雲の滝を登るケンちゃん】



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【この滝上が登山道の渡渉地点A】

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【ケンちゃん滝行中】
初沢を満喫してくれたようだ

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【その後も水流に揉まれながら遡行】



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【ここも無理そうなので回避】

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【左岸から巻いていく】
ケンちゃんも様子を伺い中

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【小滝はまだ次々と現れる】



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【泳ぐところもまだまだ出てくる】

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【遡行終了予定地点が近づいて来た】
石谷川は退屈な区間が無い気がする

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【CS3m程の滝】
釜は泳いで左側(右岸)から巻く



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【水際から這い上がるのに全員苦戦】

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【ケンちゃんと相方にはお助け紐出動】

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【4m程のスラブの滝】



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【スラブの滝は左側の凹角から登る】

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【凹角から登るケンちゃん】

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【そして水流に揉まれながらもう一登り】



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【11時45分、二段の滝5m程】
今回はここで遡行終了とする
滝を見ながらまったりと休憩

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【少し沢を下り左岸から登山道へ】
数メートル登ると登山道へ合流

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【後は白谷コース登山道で下山】
下山中に一組遡行している方に出会った
この下山道で蛭に何度も襲われた・・・
ケンちゃんと相方が献血してしまった




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