【烏帽子山】 南紀 高田川 栂谷(沢登り)

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【烏帽子山】 えぼしやま 909.5m   

登山日 2022年10月8日(土)
山域 那智山 ・ 熊野川水系 高田川
コースタイム 7時間38分 (休憩、約53分含む ※歩行タイムは6時間45分)
コース 栂の平橋(7:07)〜栂の平滝[滝下](7:20)〜標高約235m二俣(7:55-7:59 休憩4分)〜ヤケベー(8:47-9:02 休憩15分)〜ガンガラ滝[滝下](10:11)〜[途中休憩 17分]〜標高約520mの三俣(11:22)〜標高約590mの二俣(11:42) 〜登山道合流(12:39)〜烏帽子岩(12:48-13:05 休憩17分)〜烏帽子山(13:10)〜烏帽子山・俵石登山口(14:37)〜栂の平橋(14:45)
天候 曇り後晴れ
駐車場 ★栂の平橋南側の路肩スペースに数台駐車可
★烏帽子山・俵石登山口付近に駐車地あり
※県道高田相賀線は舗装路ですが狭くなっている箇所もあります。
備考 ◆高田川 栂谷は沢登り装備で入山しています。
※ロープは使用しませんでしたが、スリングはお助け紐として使用しました。
※ナメで有名な谷なのでラバーソールに外付けのフェルトソールを使用しました。
※ヤケベーと呼ばれる高さ70〜80mに及ぶ大岩壁は圧巻です。
★烏帽子山から烏帽子山・俵石登山口までの登山道は標識も目印もあり迷いませんでした。
◆記載した内容は山行(遡行)日によるものです。(※あくまでも個人山行(遡行)日の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

【今シーズン沢登り 27回目】
山岳会メンバー6人で南紀まで沢登り遠征を企画、2日連続で南紀の初級沢を遡行して夜は一棟貸の宿で宴会という予定になっている。 沢登りを始めた頃はこんな人数で遠征に行く事になるとは思ってもいなかったので嬉しい誤算である。初日の目的地は 南紀の癒し系ナメ谷として有名な栂谷で昨年10月に引き続き2回目の訪問となった。栂の平橋付近に駐車して 橋の袂から入渓する。今日はナメがメインとなるため外付けのフェルトソールをつけて遡行を開始する。入渓して少し進むと 最初のポイントとなる美しい二段のナメ滝である栂ノ平滝が現れ、いきなりメンバーのテンションが上がる。下段は水流を直登し上段 は水流を避けて左岸側より上がる。次に現れるナメ滝は夏なら滑り台にはもってこいの場所で流れの左側を登ったがMさんだけ は果敢にチャレンジし滑ってお約束のドボンをしていた。次に現れる幅広の滝は流れの右側をサクッと直登、その後も巻いたり 直登したりしながら進んで行くと一際大きな釜を持つナメ滝が現れる。季節は10月だがそんなことはお構いなしに真ん中を 突っ切るように泳いでナメ滝に取付き突破すると後続は・・・もちろん付いて来る事も無く全員左岸より巻き上がって きた。軟弱者どもめと思っていたが正直内心寒かったので普通の選択だろうとも思われる。という事で次のナメ滝の釜も大き かったが全員へつりでの突破となった。このナメ滝を登ったところで今年も水流の中を必死で耐えるカエルを発見、なんで こうなるのだろうと思いながらしばらく見ていると流れに耐え切れずにウォータースライダーで滝下まで流されていった。 次に現れた深い釜はやはり泳いでおかねばと筆者とついにMさんも参戦し泳いで突破、南紀特有のスケールの大きなナメを 堪能しながら進んでいくと栂谷名物のヤケベーと斜滝が現れる。大岩壁の景色の中に流れ落ちる斜滝はこの谷を代表する景観で、 ここで休憩を取りしばらく景色を楽しむ。大迫力の岩壁を前に斜滝も怖く感じるが8m程のこの斜滝は取付いてみると意外と簡単 にフリーで突破することができる。滝上からは癒しのナメロードが始まり、特にヤケベーをバックに遡行する様は絵になる光景 である。癒しの渓相区間をそれぞれ撮影しながら思い思いに進んで行き一際存在感のある老木が現れると渓相は一変し 大岩が積み重なるガンガラ滝が登場する。見た感じそれほど特徴的な感じの滝ではないし流心に沿って大木が倒れているのが 残念な感じである。ここは流れの右側の大岩地帯を登って突破、登る途中から振り返り見る老木はカブトムシのようにも 見える。その後も再びナメが続き遡行していく形になるが、さすがナメ谷と言われるだけあってナメの他の見所がほとんど無い谷と なっている。ナメも終了し水が涸れ適当に詰めあがって行くと登山道に合流、ここから登山道を登って展望の良い烏帽子岩で 休憩後、烏帽子山経由で登山道を高田方面へ下り初日の沢登りは無事終了した。下山後は温泉に入りスーパーで買い出し後、 宿泊地に移動して夜は久しぶりの宴会を楽しんだ。2日目の朝は本降りの雨、予報的にも諦めてはいたが(前日の時点で沢に 行く気などもはやなく飲んだくれモードのメンバーもいたが)中止とし帰路についた。

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【栂の平橋の横から沢に下りる】
橋のすぐ近くに駐車させて頂いた

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【高田川、栂谷に入渓】
本日は賑やかに6人で遡行開始

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【外付けフェルトソールを着用】
ナメが有名な谷なのでラバーでは不安



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【まずはゴーロ帯を進む】

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【初っ端から腰下まで浸かる・・・】

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【入渓して13分で『栂の平滝』に到着】



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【ナメ越しに見る『栂の平滝』】

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【『栂の平滝』は美しい2段のナメ滝】
昨年の10月に遡行した時は、下段の上部で流芯から右側に逃げてしまった

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【今回、下段は流れの中を登った】



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【下段を上から見るとこんな感じ】

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【上段は大人しく左岸側を登った】

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【栂の平滝の落ち口】



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【ナメ滝で滑ってドボンしたMさん】

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【Mさん以外は流れの左をサクっと登る】
このナメ滝の釜はそこそこ深い

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【幅広の滝】
この滝の釜もそこそこ深そう



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【幅広滝の右端は容易に登れる】

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【幅広滝の落ち口】

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【幅広滝上のナメ】



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【巨岩の横を進む】

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【倒木が刺さった滝が見えてきた】

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【倒木が刺さった滝】
この滝の直登は筆者達には無理



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【倒木が刺さった滝の左岸側から登った】

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【大岩の岩間滝(右)は登れず巻いた】

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【淵に浸かったりしながらゴーロを進む】



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【この小滝を越えると二俣】

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【標高約235mの二俣を右へ進む】

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【二俣を右に進んですぐにあるナメ】



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【このナメは軽快に歩ける】

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【3m程の斜瀑は直登】
ここの釜もそこそこ深い

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【斜瀑の釜を胸まで浸かり進むUさん】



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【楽しく水線突破して行く】

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【この小滝は後続にはお助け紐を出した】

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【ナメ滝の大釜を泳ぐ筆者】
季節は秋(10月)、南紀といえども寒い



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【筆者以外はヘツリで突破】
ナメ滝に取付く所がツルツルで苦戦
取付きでプチドボンするメンバーもいた

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【ナメ滝に取付けたら流芯を登れる】

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【次のナメ滝の釜も大きい】
ここは全員、左岸をヘツリで突破
このナメ滝を登った所にカエルがいた



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【流されまいと姿勢が低いカエル】
頑張る姿に皆で応援したが・・・

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【耐えきれずナメの滝を流されていった】
見事なウォータースライダーだった

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【ナメ滝の上からは美しいナメが続く】



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【大岩とナメ】

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【この小滝の釜は深い】
ここは筆者とMさんが泳いで突破
残りのメンバーは迷わず巻いていた

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【スケールの大きい美しいナメ】
このナメを登ったらヤケベーが現れる



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【ヤケベーと8m程の斜瀑】

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【8m程の斜瀑の端を登る筆者】
ヤケベーは高さ70〜80mにも及ぶ大壁
ヤケベーを見ながらしばし休憩を取った

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【8m程の斜瀑の落ち口】



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【8m程の斜瀑の端を全員登って行く】

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【G君もスルスルと登って行く】

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【上から見るとこんな感じ】



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【斜瀑の上からはナメが続く】

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【この辺りが栂谷の一番の見所かも】

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【ヤケベーを背後にナメを歩くメンバー】



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【癒しのナメロード】

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【傾斜の緩いナメ滝は軽快に登れる】

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【道を塞ぐように鎮座する大岩】
斜爆上から続いたナメは一旦終了



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【その後は小滝を登ったり】

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【美しい渓相を写真に収めたり】

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【へつり気味に進んだりする】



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【幅広のナメが現れた】

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【幅広のナメは楽しく歩ける】

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【この岩間滝は歯が立たず巻いた】



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【癒しの渓相に撮影枚数が増える】

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【写真左上の支沢の滝を見に行く】

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【標高約430mの支沢の滝】



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【本流に戻ると老木とガンガラ滝】

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【杉の老木の存在感が凄い】
まだまだ頑張って年数を重ねてほしい

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【滝の右側の岩をよじ登って行く】



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【一部登り難い所でお助け紐を出した】
ガンガラ滝は岩を登らずに高巻きも出来る

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【振り返り見る杉の老木】

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【小さなステージみたいな岩】



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【浅めの大きな釜のナメ滝】
右岸よりへつりナメ滝に取付いた
体が冷えてもう水に浸かる気にはなれない

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【このナメ滝は問題なく登れる】
 

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【真下から見るとこんな感じ】
 



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【上から見るとこんな感じ】

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【ナメ滝上部は樋状】

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【まだ懲りずに小滝を越えて行く】



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【釜が三角形っぽい形のナメ滝】
このナメ滝は傾斜のキツイので登れず

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【振り返り見る三角釜のナメ滝】
この傾斜ではウォータースライダーも無理

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【三角釜ナメ滝の上はナメが続く】



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【S字の流れのナメ】

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【標高約520mの三俣にあるナメ滝】
三俣の左(右岸)に通常は枯れた滝がある

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【増水により右岸の枯れ滝に少し水が】



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【三俣を直角に曲がりナメ滝を右岸巻き】

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【ナメ滝10mの落ち口より三俣を見る】

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【ナメ滝すぐ上のナメは傾斜があり緊張】



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【また癒しのナメロード】

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【舗装路みたいなナメ】

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【振り返り見る美しいナメ】



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【その後はゴーロになったり】

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【ナメになったりを繰り返す】

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【標高約590mの二俣は左へ】
この先も枝沢との分岐があり迷いやすい



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【7m程の斜滝を直登】

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【7m程の斜滝と格闘中のAさん】

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【7m程の斜滝の上のナメ】



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【所々に現れる枝沢に注意しながら進む】

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【水も涸れ後は適当に登って行く】

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【無事登山道に合流】



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【一登りで烏帽子岩に着く】
烏帽子岩からは眺望が良い

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【烏帽子岩に付けられた梯子と鎖】

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【烏帽子岩】



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【烏帽子山の山頂】
山頂は眺望も無いのでそのまま通過

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【山頂から俵石・高田方面へ下山】
目印も標識も整備された登山道は快適

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【烏帽子山・俵石登山口まで下りて来た】
後は林道歩いて駐車地に戻り終了




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