登山日 |
2022年10月22日(土) |
山域 |
台高 中奥川支流 鳥渡谷
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コースタイム |
4時間39分 (休憩・撮影、約35分含む ※歩行タイムは4時間4分)
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コース |
駐車地(7:34)〜入渓地点(7:37)〜鳥渡谷出合(8:07)〜オイ滝[滝下](8:20)〜ツボノ谷滝[滝下](9:27-9:33 撮影6分)〜[途中休憩 13分]〜鳥渡滝[滝下](10:30)
〜大鯛滝[滝下](11:00-11:07 撮影7分)〜大鯛滝落ち口(11:15)〜[途中休憩 9分]〜駐車地(12:13)
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天候 |
曇り後晴れ |
駐車場 |
★林道沿いの広い路肩スペースに止めさせて頂きました
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備考 |
◆中奥川・鳥渡谷は沢登り装備で入山しています。
※ロープは使用しませんでしたが、スリングはお助け紐として使用しました。
★木馬道は一部崩れている所があるので注意が必要です。
◆記載した内容は山行(遡行)日によるものです。(※あくまでも個人山行(遡行)日の記録です)
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【今シーズン沢登り 28回目】
10月も下旬になってきたが、以前から気になっていた台高の谷に行って見たくなり調べた感じあまり濡れなくて初級者向けな感じの鳥渡谷へと出かける
事とした。白髭岳への登山道の駐車地に車を停め、そのまま谷に降りるとすぐに中奥川の入渓地点となるが、いきなり綺麗な景観
が目に飛び込んでくる。入渓地点が対岸への渡渉となっており、渡渉ヶ所のすぐ下は滝というなかなかのシチュエーションに朝一から
緊張スタートとなる。見た目には流れが速いように見え、すぐ下が滝壺になっているため不安がよぎるが、実際に渡渉
してみるとそれほどでもなく簡単に渡渉できる・・・ただし水量が多い時は要注意。渡渉後は中奥川をしばらく遡行していくが、
水が青色に澄んでおり綺麗な渓相をした川である・・・これがよく言われる○○ブルーというやつだろうか。中奥川で唯一の
難所となるのが綺麗な淵を持つCS滝部の乗り越えになるが、夏なら水線を突破すると気持ちよさそうな場所である。今の季節は
寒いので左岸側からへつっていくが苔で滑りやすく落ちるとドボンするため嫌が応にも緊張する。無事に突破するとほどなく
鳥渡谷との分岐となり二条の滝がかかっている。滝の左側にはロープがかかっているが、ロープは使わずに登り鳥渡谷の遡行
開始となりすぐにオイ滝が見えてくる。オイ滝はたいしたことは無いと思っていたが、目の前まで行くと深い釜をたずさえた立派
な滝で予想よりも断然良い感じである。オイ滝は左岸より上部にある堰堤と一緒に巻き上り落ち口に戻りここからは水線での
小滝突破エリアが続いていく。定期的に現れる深い釜は巻いたりしながら進んでいくと目の前に大岩壁が現れ、その奥にツボノ谷滝
が流れ落ちている。ツボノ谷滝は岩壁に囲まれた空間の良いアクセントとなっており、特異な景観を作り出していて良い感じの
場所となっている。ここは右岸より高巻き落ち口へと戻ると小滝が続くゴーロ帯となり楽しく越えていける区間で退屈せずに
遡行していけるが、しばらくすると堰堤にあたりここからいったん道路に上がる。この先はいくつか堰堤が続いているようなので
道路を歩いていき、金剛童子谷との分岐手前で再び谷に戻り遡行を再開するとすぐに鳥渡滝が現れる。この滝は見た感じ普通の
滝であるが特異なのがすぐ横に立派な階段が設置されているという事でこれ以上ないくらい簡単な高巻きとなる。階段で突破
すると後は最終地点の大鯛滝を目指すのみとなり直登できる連瀑帯を進んでいくとお目当ての大鯛滝と滝下に1人の登山者が
見えた。本日初めて会う登山者と会話をするとどうやらここには良く来ておられる方のようで、今日は林道を使って大鯛滝と上に
ある隧道の写真を撮りに来たという事であった。我々も大鯛滝の写真を撮った後、左岸より上部にある木馬道まで巻き上り手彫り
の隧道を通過して落ち口まで見に行ったところで本日の行程は終了、後は木馬道から林道へと降り立ち道路を通って駐車地まで
帰還し終了となった。
※ 今回の沢登り計画としては2日間の予定で台高の谷を遡行する予定(簡単な鳥渡谷は2日目の予定)であったが、昨晩家を出て
100q近く走ったところで痛恨の忘れ物に気づき、一旦家まで帰還。再びやってくるというほぼ2往復の行程となったため精神的
に疲れて、初日に簡単な鳥渡谷を回して遡行した形となり1日で帰還となった・・・しかもその忘れ物は予備が車の中にあるという
笑い話のような落ちまでついていた。

【駐車地から沢に下りる】

【数分下ると中奥川の入渓地点】

【入渓地点で対岸に渡る所が難所】

【足を滑らせたらこの滝壺に落ちる】

【無事に対岸に渡れて一息つく】 増水時の渡渉はかなり大変になるようだ

【最初の難所を越えると平流】

【深そうな淵】

【この季節、水線通しは厳しく脇を歩く】

【CSがある淵】

【この淵は左岸からへつる】

【木の根を持ちながらシビアなへつり】

【最後は岩棚へと登り無事突破】

【上から見るCS】 ここは夏でも水線突破は無理そうだ

【振り返り見るCS】

【CSより上流はこんな感じ】

【少し歩いて温まったので水に入り進む】

【大岩が目印の鳥渡谷出合】

【二条の小滝がかかる鳥渡谷へと進む】

【小滝横にあるロープは使わず登った】

【鳥渡谷に入るとオイ滝が見えて来る】

【美しい渓谷】

【深そう釜は回避して脇を進む】

【オイ滝】

【なかなか立派なオイ滝】 釜も大きくて深そうだった

【滝見物中の筆者】

【別角度からのオイ滝】

【オイ滝は左岸から高巻き】 ちょっと大きく巻きすぎてしまった トラバースする時は滑落注意

【オイ滝の直ぐ上の堰堤も一緒に巻いた】

【堰堤の上から見るオイ滝の落ち口】

【カッパのおかげで小滝を越えて行ける】

【シャワーを浴びながら小滝を登る相方】

【小滝が混じるゴーロで苦にならない】 小滝で遊びながら進むので気がまぎれる

【登れそうな小滝は果敢に取付く】

【定期的に深場が現れ、巻いたり】

【膝くらいならザブザブ進んだりして】

【シーズン終盤の沢を楽しむ】

【美しい釜を持つ岩間滝】 この岩間滝は登れず巻いた

【左岸の大岩壁とツボノ谷滝】

【なかなか壮大な景色】

【写真では伝わらないが見事な岩壁】

【ツボノ谷滝】

【ツボノ谷滝を眺める相方】

【ツボノ谷滝の釜も深そうだった】

【ツボノ谷滝は少し戻り右岸から高巻く】 右岸で登れそうな所に適当に取付いたが足場は良くなく慎重に登りトラバース道へ

【ツボノ谷滝の落ち口】 高巻きを終えるとちょうど落ち口に着いた

【苔が良い感じのゴーロ帯】

【そしてまた小滝を楽しく越えて行く】

【相方も寒いと言いながら登って来る】

【ここは簡単そうな所を選んで登った】 10月下旬の台高なのに予定より水線を進む事が出来て満足(カッパは偉大だ)

【同箇所を登る相方】

【この区間のゴーロも退屈せずに遡行】

【堰堤群】 堰堤が続く所はしばらく林道を歩いた

【金剛童子谷(左)と鳥渡谷の分岐点】 分岐の手前で沢に戻った

【長い階段が横にある鳥渡滝】

【分岐瀑の鳥渡滝】

【階段を使わせて頂いて滝を越える】

【後は最後の大鯛滝を目指して進むのみ】

【へつりの練習】 この時期、失敗は許さない・・・

【小滝の連瀑帯は流心突破】

【相方端っこに寄りながら登っている】

【水量多めの連瀑帯は中々大変】

【こんな所にヒキガエル君が2匹も】

【大鯛滝が見えた!】

【ここを登れば大鯛滝の滝下に着く】

【落差30mはある段瀑の大鯛滝】

【早速、撮影開始】

【上部に見える木々が少し紅葉している】

【滝裏に行けるみたいだが寒いので断念】

【落ち口を見るため左岸から高巻き】

【少し登ると大鯛滝の上部が見えた】

【木馬道に乗り大鯛滝を見ながら進む】

【崩れている箇所があり滑落注意】

【手彫り隧道】 それにしても凄い所に隧道を掘ったもんだ

【大鯛滝の落ち口まであと少し】

【大鯛滝の落ち口】 ここで引き返して木馬道で下山開始

【木馬道は一部崩れているので注意】 踏み後は明瞭なので迷う事はなかった

【この階段を下りて林道付近に出る】

【後は林道を歩いて駐車地に戻るだけ】
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