【馬ノ鞍峰】 三之公川 明神谷(馬ノ鞍谷)遡行

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【馬ノ鞍峰】 うまのくらみね 1178m   

登山日 2022年10月29日(土)
山域 吉野川水系 三之公川 明神谷(馬ノ鞍谷)
コースタイム 6時間35分 (休憩、約41分含む ※歩行タイムは5時間54分)
コース 三之公林道終点(7:58)〜明神滝[滝下](8:28-8:34 撮影6分)〜入渓地点(8:42-8:48 休憩6分)〜二ノ滝[滝下](9:00-9:04 撮影4分)〜カクシ平谷と馬ノ鞍谷の分岐(9:48)〜3段25滝m[滝下](10:12)〜標高約870mの二俣(11:00) 〜7m滝[滝下](11:39)〜登山道合流地点(12:27)〜烏帽子山(12:31-12:49 休憩18分)〜尊義親王御墓の分岐(13:30)〜[途中休憩 7分]〜三之公林道終点(14:33)
天候 晴れ
駐車場 ★三之公林道終点に数台駐車可
備考 ★登山道に沢山ある橋は朽ちている物もあり通行には注意が必要です。
★馬ノ鞍峰からは登山道で下山しましたが道を外して三之公行宮址碑を見逃してしまいました。
◆明神谷(馬ノ鞍谷)は沢登り装備で入山しています。
★ロープは3段25m滝と標高980m付近の9m滝で使用しました。
※3段25m滝の核心は最上部の登りです。滝にバシャバシャ打たれる箇所があります。
※標高980m付近の9m滝の最上部も登りにくく少し苦戦しました。
★堰のような滝の上段と7m滝はヌメリが酷く滑って筆者の技量では登れませんでした。
※筆者はラバーソールなのでフェルトソールならマシなのかもしれませんが・・・
◆記載した内容は山行(遡行)日によるものです。(※あくまでも個人山行(遡行)日の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

【今シーズン沢登り 30回目】
先週の鳥渡谷に続き2週連続で台高の谷を遡行しようと三之公川明神谷へとやってきた。まさかこの時期に2回続けて台高まで 沢登りにやってくるとは思ってもみなかったので何が起こるかわからないものである・・・自分で計画しただけなのだが。。 三之公林道終点にある馬ノ鞍峰登山口前に駐車しまずは登山道を明神滝目指して登って行く。夏に来ればこの登山道は蛭の巣窟 と化しているらしく安心して歩ける今の季節に来たことは間違いではなかったかなと思われる。登山道を約30分ほど進み明神滝 滝下へと到達すると目の前にはこれぞ名瀑という感じの直瀑『 明神滝 』が美しい姿で現れる。しばらく写真撮影をした後、 登山道から巻き上がり明神滝の落ち口へと降り立ちここから遡行開始となる。平凡な谷を進んでいくと二の滝8mが現れ るが筆者の技量では登れないので左岸から巻き上がるが、これが目測を誤った模様で谷に降りる際に険しくいきなり懸垂で復帰する 形となってしまった。他の方の遡行記録を見る限り懸垂で降りる必要は無いはずでどうやら巻き方を間違った感じで反省点すべき 点であった。綺麗な水をたたえた淵をドボンに注意しながらヘツリ気味に遡行していくと堰堤のような2段(2m+2m)小滝が 現れ直登を試みるが一段目が低いくせにツルツルで手足を保持できる箇所が無く登る事が出来ない。右往左往しながら頑張って みたが流心を登りきる事が出来ずに右側から這い上がった。9m滝も直登は厳しそうなので右岸から巻き上がり進んでいくと 倒木の向こうに核心となる3段25m滝が現れる。下段は簡単に登る事が出来るが上部は傾斜がきつくなってくるので1段登った 場所でロープを出し上段を登って行く。それほど難しいことは無いが上部の抜け口で頭からシャワーを浴び滝行状態となるため ある意味これが核心と言われる箇所だろう。滝行によって体が冷えたためもう濡れる気にはなれず寒さに 震えながら遡行していくと5m斜滝の上に2段12m滝があらわれる。斜滝は直登し12m滝を眺めると登れそうな雰囲気もあるが 寒さで取付く気にはなれずにおとなしく右岸より巻き上がった。780m二俣を左に進み 5m滝・6m滝と立て続けに登れない滝が 現れ共に巻き上がる。いったん土砂で埋まった伏流箇所となり再び水流が現れ連瀑帯を抜けていくと下段 7m、上段9m滝が 登場する。まずは7m滝に取付いてみるもツルツルで登れず流れの右側に逃げて登り9m滝は左側から取付き右上気味に登って いくが上部はかなりヌメリがきつく抜け口は緊張を要した・・・手のホールドがしっかりしていたので助かった。相方はロープ で確保してから登ってもらい無事難所を突破、これで後は詰めあがるだけとなり水が涸れた谷の途中から右側の尾根に逃げ登山道へと 這い上がった。後は少しの歩きで馬ノ鞍峰山頂へと到着、下山は登山道で下る形となるので安心で足早に下っていくと途中道から 外れてしまい三之公宮史跡を見逃してしまうという失態を犯したが無事下山・・・相方は見所が見れなかったとさんざん愚痴を 叩いていたが聞く耳を持たず気にせず終了となった。

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【三之公林道終点にある山ノ神の祠】
林道終点に車を停めて身支度を整える

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【三之公林道終点登山口から登山道へ】
明神滝までは登山道を歩く

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【登山道には橋が沢山ある】
一部朽ちている橋もあり通行には要注意



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【斜面の下に明神谷が見えている】

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【注意書きの案内板】

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【トラバース道はスリップ注意】



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【明神滝とカクシ平の分岐点】
下降して明神滝を見に行く

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【お手本の様な直瀑『明神滝』40m】

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【明神滝の釜は深そうだ】



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【明神滝が流れ落ちる岩壁も迫力がある】

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【大きな倒木の上を恐る恐る歩いて】

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【お決まりの構図で記念撮影】



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【明神滝は登れないので登山道に戻る】

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【分岐に戻りカクシ平方面へ】
少し進み斜面から明神谷へと下りた

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【明神滝の落ち口】
木々達が少し色づいていて良い感じ



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【明神谷に入渓して遡行開始】

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【少し平凡な沢を進むと】

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【ニノ滝が現れた】



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【ニノ滝 8m】

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【ニノ滝を眺める相方】

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【ニノ滝の釜も深そう】
そして釜の青色が美しい



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【ニノ滝を左岸より高巻き開始】

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【適当な所で沢床に下りようとしたが】

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【下れず懸垂下降する羽目に・・・】
下調べではここの高巻きで苦戦している感じではなかったので痛恨のルートミス



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【懸垂下降する相方】

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【無事沢床に降り立つが時間を要した】
大きく巻きすぎたのかな・・・

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【気を取り直して遡行再開】



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【ドボンが嫌で必死にへつる相方】

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【水が綺麗でとても美しい淵】
ここは右岸側をへつった

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【陽の光が暖かく癒される】



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【また平凡な沢を少し進むと】
写真の場所はインゼルっぽい所だった

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【倒木が残念な美しい淵が現れた】
この淵は左岸側をへつった

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【堰のような滝(2m+2m)】
上の2m滝と格闘するが滑って登れず



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【流心は登れなかった上の2m滝】

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【上の2m滝上からの景色はこんな感じ】

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【平流の先に二俣が見えてきてた】
苔の緑が目に優しい



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【カクシ平谷(左)と馬ノ鞍谷(右)の二俣】
我々は右の馬ノ鞍谷へ進む
倒木などで一部荒れている所もあった

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【岩が詰まる4m滝は流れの脇を直登】

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【4m滝は難しくは無い】



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【9m滝の直登は厳しそうだ】
大人しく右岸のルンゼから巻く事に

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【右岸のルンゼからの9m滝】

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【9m滝の落ち口】



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【その後は小滝を登ったり】

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【倒木が残念な細い淵をへつったり】

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【水線を歩いたりして進んで行く】



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【核心部である3段の滝が見えた】
遡行図にはロープを出して直登とあった

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【全容が見えない3段25m滝】
両岸の岩壁を割って落下する滝らしい

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【とりあえず下段に取付いて見る】
下段は難なく登れた



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【下段を登り切った岩棚でロープを準備】

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【振り返り見る下段の滝】

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【ロープを引いて最上部まで登った】



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【岩棚で登る準備をする相方】
上から見ると高度感がある

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【最上部でガッツリ滝に打たれる相方】
10月末でこの滝行は寒すぎる・・・

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【3段25m滝の核心はこの最上部の登り】
ちょっと登り難いが無事に突破できた



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【3段25m滝の落ち口】
最上部は二条の流れになっていてる

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【体が冷え寒さに震えながら先へと進む】
もう水をかぶりたくはない;;

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【斜滝5mの上に斜滝2段12mがある】



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【斜滝5mは簡単に登れた】

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【斜滝2段12mは登れそうだが巻く事に】

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【寒い寒いと言いながら水線を歩く】



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【最高のお天気で日差しが有り難い】

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【標高約780mの二俣は左へ進む】
右の谷の方が本谷

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【なかなか立派な木】



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【5m滝は登れず右岸から巻いた】

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【そして次は6m滝が現れる】

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【6m滝も筆者には登れず巻く】



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【6m滝の左岸側を登る相方】

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【岩屑で埋まった伏流箇所を登って行く】

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【左岸側のガレ】



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【遡行図にある脆い壁はこれだろうか?】
伏流はこの辺りで終了

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【3段のナメ滝を越えて行く】
 

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【倒木が多く荒れている】
 



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【連瀑帯を登って行くと】

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【7m滝(下)と9m滝(上)が現れた】
遡行図では滝身の直登可とあったが・・・

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【7m滝に取付くがツルツルで登れない】
木を跨いで右に逃げ流れの右から登った



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【9m滝は左(右岸)側から取付いた】

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【足場や手掛かりはあるがヌメリで滑る】

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【最上部は登りにくく苦戦した】



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【9m滝で相方にはロープを出した】

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【9m滝の落ち口】
7mと9m滝は思っていたより手強かった

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【後は山頂目指し詰め上がるだけだ】
進むにつれ倒木や浮石で歩きにくくなる



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【岩屑の急斜面になり谷筋の詰めは断念】

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【左岸側の登れそうな斜面に取付き登る】

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【急斜面を登り登山道を目指す】



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【登山道に合流すると紅葉がお出迎え】

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【この辺りはちょうど見頃かな】

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【登山道を一登りすると馬ノ鞍峰に到着】



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【山頂で休憩してから登山道で下山開始】

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【所どころ痩せ尾根になる】

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【単発に出てくる見頃の紅葉】



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【1073mの標高点付近の大木】

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【この標識の所から尾根とお別れ】
目印に沿って下りて行く
急斜面の所は滑りやすかった

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【尊義親王御墓の分岐】
寄り道はせずそのまま下る



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【谷筋を歩いていたら登山道から逸れた】

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【そのせいで三之公行宮址碑を見逃した】

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【後は登山道を忠実に歩き終了となった】




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