【釈迦ヶ岳】 しゃかがたけ 1091.9m |
【猫岳】 ねこだけ 1058m |
登山日 |
2023年1月28日(土) |
山域 |
鈴鹿山脈 【鈴鹿セブンマウンテン - 釈迦ヶ岳】
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コースタイム |
8時間11分 (休憩・撮影等、約26分含む ※歩行タイムは7時間45分)
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コース |
朝明渓谷駐車場(7:00)〜庵座谷登山口(7:14)〜小峠(8:17)〜三段の滝(9:46-9:51 撮影5分)〜[途中休憩 8分]〜中尾根との分岐(10:17)〜釈迦ヶ岳(最高点)(11:21)〜釈迦ヶ岳(三角点)(11:34-11:39 休憩5分)〜猫岳(12:32)〜[途中休憩 8分]〜白滝谷道分岐(13:46)〜羽鳥峰(14:05)〜猫谷林道と猫谷の分岐(14:39)〜朝明渓谷駐車場(15:11)
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天候 |
晴れ→曇り→雪→晴れ(なんとも忙しい天気だった) |
駐車場 |
★朝明渓谷有料駐車場 , トイレ有り
※冬季の朝明渓谷までの道は凍結・積雪の場合があります。(今回は道路に雪有り)
※トイレは凍結により水が流れず使用できない場合があります。(今回は使用不可状態)
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立ち寄り湯 |
片岡温泉 アクアイグニス |
備考 |
★朝明渓谷駐車場は釈迦ヶ岳・水晶岳・国見岳など色々なルートが選択できる拠点です。
★トイレは朝明渓谷駐車場にあります。
★登山ポストは朝明渓谷駐車場(庵座・中尾根の入口)にあります。
★積雪期の釈迦ヶ岳は迷いやすい箇所もあるので注意してください。
★庵座谷・猫谷は沢を渡る箇所があります。増水時は注意です。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【 行程イメージ図 】
【 断面イメージ図 】
当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。
最強寒波が到来し鈴鹿の山にもかなりの積雪量をもたらしてくれたおかげで雪山完全復活となった週末、登る
山を物色するも怖いのは最強寒波によって混乱した交通状態で登山口まで車でたどり着けるかという事であった。悩んだ結果、選択
としては毎回ベタではあるが、駐車場までは問題なく行けそうな朝明駐車場を起点として庵座谷〜釈迦ヶ岳〜羽鳥峰周回という筆者
定番の雪山コースに落ち着き朝明駐車場に向け出発した。朝明駐車場までの道のりは積雪があったが問題なく走行でき、一面雪景色
と化した駐車場に到着、期待ができる出だしである。お目当ての庵座谷方面は予想通りトレースは無く登山口付近で20pほどの
積雪がありツボ足ラッセルハンターとしては嬉々として突入していく。序盤から膝上ラッセルを強いられながらトラバース道を
進んでいき、小峠付近に到着するのに1時間20分ほど要し、なかなか今日の釈迦は手強そうな感じである。庵座の滝を通過する付近では
深いところは太腿上のラッセルとなりペースダウンを余儀なくされるが、雪と戯れながら進み三段の滝まで到達する。三段の滝下で
休憩するか悩むがルンゼを登ってから休憩しようと考え雪深いルンゼに突入していく。勾配がある上に深い雪に苦戦し雪に溺れる
ようにかき分けながら腰上ラッセルをこなしルンゼを突破したところで休憩を取る。ここで休憩中に単独登山者と2名のPTが追い
抜いていったため、これでラッセル遊びは終了かと少し残念に思っていたが、休憩後トレースをたどるとすぐに追いつき、即座に
先頭に復帰してしまった・・・先に進んだ登山者の方達はこの深い雪に苦戦しほとんど進まなかった模様で、結局この後、最後まで先頭でラッセルをする形となった。
最高点直下の急登も深い雪をかき分けながら突破し無事無人で真っ新な最高点まで到達、ここから三角点まで進むとこちらも真っ新
な山頂が出迎えてくれラッセルを先頭で行ってきたものだけに許される優越感を今回も味わうことができた。山頂からは羽鳥峰を
周回して下山する予定であるが、こちらもトレースは無い感じであったので、まだまだラッセルは続く形になるが、これが楽しみで来て
いるため行かない手は無い・・・後続の方たちにもラッセルは私がやるので良ければ周回しますかと聞いてみたが、そのままピストン
で下山していかれたようであった。こんな日に周回する物好きもそうはいないかという感じである。羽鳥峰までの周回コースも
深い雪との格闘で吹き溜まりにハマると腰上まで埋まる積雪の中、苦労しながらも猫岳を突破し羽鳥峰へと到着した
ところでアクシデント発生・・・買ったばかりのストックが岩に挟まり折れてしまうというショックな出来事が起こってしまった。
恐る恐る相方に報告すると予想通り冷たい冷ややかな視線が突き刺さってきたのであった。下山は猫谷を下っていくがこちらにも
トレースは無く終始ラッセル三昧の1日となり、周回に8時間強を要してしまった。雪と戯れ充実した1日となった釈迦ヶ岳登山は
無事満足して終了することができた。
【朝明渓谷駐車場】 駐車場は一面雪で覆われていた
【駐車場までの道にも雪が積もっていた】 4WDとスタッドレスで問題なく走行出来た
【庵座谷・中尾根の登山口】 動物以外のトレースは無し
【新雪にトレース付けながら進んでいく】
【駐車場から少し進むと庵座谷登山口】
【最初の渡渉地点】
【恐々渡渉する相方】 石に雪が積もって足場が分からず苦戦
【吹き溜まりでは既に膝上ラッセル】
【油断すると夏道から外れ軌道修正する】
【小峠】 駐車場から1時間17分もかかってしまった
【トラバース道のラッセル】 夏道を把握していないと厳しいと思われる
【筆者のトレースを辿る相方】 今日は絶好調なので相方の出番は無いかも
【展望地で『庵座の滝』を撮影】 落葉の季節は滝が良く見える
【庵座の滝】
【今から歩くトラバース道】 フィックスロープは雪に埋まっている
【滝を見ながらトラバース道を進む】 この時点では時折青空が覗く良い天気
【太腿ラッセルになるとペースダウン】 思うようには前に進めない
【この急坂箇所も時間を要した】
【渡渉地点の石で滑り雪まみれ・・・】 ドボンすると致命的なので気をつけねば
【三段の滝】
【三段の滝の左側の急坂が登山道】 ここで休憩するか悩むが先に進む事に
【いざ、急勾配のラッセル開始】
【三段の滝横の急勾配を登り始めた相方】
【この急勾配のラッセルが本日の核心】
【雪が深くもがきながらのラッセル】
【三段の滝横の急勾配もあと少し】 ここで単独登山者の方が登って来た 結局、この短い急勾配で10分もかかった
【三段の滝を越えた所で補給休憩】 休憩していると単独登山者の方と2人組PTの方が先へと進んで行かれた
【休憩後、すぐに追いつき再び先頭へ】
【大蔭(おおかげ)】
【一部、夏道から大きく外れて登った】
【草付きの急坂は風が強いので雪が浅い】
【猫岳】 青空は消えどんよりした空になった
【大蔭のガレ】
【再び樹林に入ると雪が深くなる】
【今から登る急斜面】 写真では急坂がイマイチ伝わらない
【急斜面を登る相方】 釈迦ヶ岳最高点まであと少し
【釈迦ヶ岳最高点に到着】
【釈迦ヶ岳最高点の霧氷】 駐車場から4時間21分もかかってしまった
【最高点から三角点へと向かう】
【冬の最高点〜三角点は大好きな道】
【冬季恒例の雪庇の撮影 その1】
【冬季恒例の雪庇の撮影 その2】
【釈迦ヶ岳三角点】 三角点は雪に埋もれている
【分岐に戻り羽鳥峰方面へ進む】 羽鳥峰方面もトレース無し
【雪が深いので道が分かりづらい】 木の枝が近くかがんで通る箇所もあった
【モノクロの世界の樹氷】
【貸切の登山道を満喫】
【相方もまだ元気で楽しそう】
【すり鉢状の道は雪深く腰くらいの所も】
【今から登る猫岳】 朝の好天は去り雪が降り出した
【雪が降る中、猫岳へ気合の登り】
【振り返り見る釈迦ヶ岳(右)】
【猫岳の山頂に到着】
【猫岳からの釈迦ヶ岳と大蔭のガレ】
【猫岳付近の樹氷】
【ここも筆者のお気に入りの雪原】
【雪原越しの猫岳】
【ほぼ一人でラッセル、足は意外と動く】
【猫岳・釈迦ヶ岳(最高点)・大蔭のガレ】 釈迦ヶ岳がずいぶん遠くなった
【晴れていれば眺望が良い縦走路】 今は残念な天気で眺望はあまり無い
【小さなアップダウンが続く道】
【やっと白滝谷道分岐まで来た】
【羽鳥峰はもう目前】
【出発して7時間5分で羽鳥峰に到着】
【羽鳥峰から羽鳥峰峠へ】
【羽鳥峰峠から猫谷コースを下る】
【猫谷コースも本日のトレース無し】 今日は予定通りラッセル三昧
【猫谷第一(なわだるみ)堰堤】 ここから本日のトレースが付いていた
【第二堰堤横のロープ場】 ラッセル終了でトレースを辿り下る
【猫谷第二(なわだるみ)堰堤】
【猫谷と猫谷林道の分岐】 晴れ・曇り・雪・晴れと忙しい天気だった
【後は林道を歩いて戻り終了】 雪がたっぷりで満足の山行となった
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