【 霞沢岳 】  坂巻温泉より霞沢岳西尾根のピストン

トップページに戻る 登山紀行に戻る 2023年山登りに戻る



【霞沢岳】 かすみざわだけ 2645.8m

登山日 2023年2月12(日)
山域 北アルプス
コースタイム 7時間55分 (休憩約1時間1分含む ※歩行タイムは6時間54分)
コース 坂巻温泉(5:12)〜中ノ湯ゲート(5:40-5:45 休憩5分)〜西尾根取付き(6:23-6:31 休憩・アイゼン装着8分)〜[途中休憩 19分]〜霞沢岳(10:02-10:06 休憩4分)〜[途中休憩 12分]〜西尾根取付き(12:02-12:15 休憩・アイゼン収納13分)〜中ノ湯ゲート(12:42)〜坂巻温泉(13:07)
天候 曇り一時晴れ
駐車場 ★坂巻温泉の駐車場(AM5時にフロントが開くので1000円/日お支払いしてから駐車しました)
※上高地冬期閉鎖中のご宿泊を伴わない駐車のみの入出庫時間は5時〜21時となっているようです。
備考 ★中ノ湯ゲートに登山ポストと簡易トイレがあります。
★霞沢岳西尾根は冬季のバリエーションルートです。
※装備としてロープ・ハーネス・カラビナ・シュリンゲ・ヘルメット等を用意しました。
※核心部の岩峰にフィックスロープがあり持参のロープは使用しませんでした。
※フィックスロープが無ければ下りは怖いと思います。
★積雪期は雪の状況によりコースタイムは大きく変わります。
※今回は踏み固められたトレースもありガスで景色は無いもののコンディションは良い方でした。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

今冬シーズンの目標として阿弥陀岳南陵と霞沢岳西尾根はぜひ行っておきたいと考えていたが(毎年考えて頓挫している 気がするが・・・)、ようやく阿弥陀岳南陵をクリアすることができた。となると次なる目標は霞沢岳西尾根となるのは 必然でリフレッシュ休暇の一週間の休暇の計画を立て準備は万端というところで自然の猛威が牙を剥いてくる・・・大雪により中央 自動車道は通行止め、こんな状態で北アルプスなんて行けるのか!!と考えるも日程に余裕はあるものの車中泊と旅館 を織り交ぜた計画で宿を予約しているため、八ヶ岳近辺には行かなくてはならないのだ。出発当日に通行止め情報を見ながら 徐々に解除されていく中央道を確認し行けるのではないかと判断、サクッと八ヶ岳の山を登るか考えたが当初の計画通り 霞沢岳を目指して登山口となる坂巻温泉へと車を走らせなんとか無事到着することができた。目的の霞沢岳は穂高岳の 絶好の展望台であるため、今回の目的は絶景の写真撮影と称して暗いうちから坂巻温泉を出発して取付きへと歩いていく。 中ノ湯ゲートより釜トンネルを抜け西尾根の取付き部でアイゼンを装着し後はひたすら急坂を登って行く形となるのだが、 雲行きが怪しくガスがかかり展望が望めない状態である。冬季バリエーションルートとはいえただただ樹林帯の急登を 単調に登って行く尾根であるため、正直変化には乏しく森林限界までは我慢の登りが続いていく・・・ただ登りの斜度は かなりのものである。森林限界を越えると景色は一変し雪庇の張り出す尾根を進んでいく形になるが、残念ながらガスに包まれ やはり眺望は無い状態である。しばらく進むと核心となる岩峰が見えるが3本のフィックスロープがかけられており、 問題なく登って行ける。登りはロープに触らなくても問題は無し。ロープが付いているのは事前の情報で知っていたが この岩峰の下り用に持参したロープはやはり必要なさそうな感じである。岩峰を越え霞沢岳への最後のビクトリーロードも 何も見えずただ寒いだけの状況でいったいここまで何の目的にきたのだろうと考えながら山頂に到着、標識の向こうに 広がっているであろう穂高岳への眺望に思いを寄せながら早々に山頂を退散し往路を引き返していく。岩峰の下りも設置 されているロープを使用し簡単に下り、後は一気に急坂をくだっていき取付きへと戻ったが、残念ながら穂高岳はおろか 焼岳も1度も姿を見せてくれることなく終了となってしまった。後は長い道路歩きを経て坂巻温泉へと戻り温泉で寛いだ あと八ヶ岳方面へと移動となった。今晩は車中泊で明日もう1日山に登ってからホテルへチェックイン予定だが予報では 雨のためのんびりと過ごす1日になりそうである。

写真をクリックで拡大します

【坂巻温泉を5時12分にスタート】
他のPTの方もほぼ同時刻に出発されていた

写真をクリックで拡大します

【赤怒谷トンネルを通過中】
西尾根取付きまでトンネルは四個もある

写真をクリックで拡大します

【西尾根取付きまで4q程の道路歩き】
道路脇には雪があり車に注意しながら歩く



写真をクリックで拡大します

【中ノ湯ゲートに到着】
ここで登山届を提出

写真をクリックで拡大します

【中ノ湯ゲートにある簡易トイレ】
簡易トイレを有難く使わせて頂いた

写真をクリックで拡大します

【釜トンネル内に除雪車があった】
金曜日の大雪時は大忙しだったのだろう



写真をクリックで拡大します

【四個目のトンネル「上高地トンネル」】
上高地トンネルを抜けると取付きは近い

写真をクリックで拡大します

【霞沢岳西尾根取付き(標高約1510m)】
取付きに進む前にアイゼンを装着

写真をクリックで拡大します

【2分ほど平坦地を進み斜面に取りつく】
最初からトレースがしっかりと付いていた



写真をクリックで拡大します

【急斜面を一登りすると尾根に乗った】
取付きから霞沢岳の標高差は1130m程

写真をクリックで拡大します

【断続的に急坂が続く西尾根】

写真をクリックで拡大します

【穂高連峰方面】
残念ながら雲がかかり全容が見えない



写真をクリックで拡大します

【眼下に見える梓川】

写真をクリックで拡大します

【急坂を登り高度を稼いで行く】

写真をクリックで拡大します

【トラバース気味に進む所もある】



写真をクリックで拡大します

【標高約2070mの尾根が合流する所】

写真をクリックで拡大します

【眺望の無い樹林帯を更に登って行く】

写真をクリックで拡大します

【標高約2400mでピッケルに変更】



写真をクリックで拡大します

【木々が少なくなると風が吹き抜け寒い】

写真をクリックで拡大します

【森林限界付近まで登って来た】
残念ながらガスに包まれ眺望が無い・・・

写真をクリックで拡大します

【雪庇が張り出す尾根を進む】



写真をクリックで拡大します

【懸念していた岩峰が見えた】
この岩峰の下りが筆者の懸念箇所
一応、懸垂出来る装備は持参して来た

写真をクリックで拡大します

【岩峰へ慎重に取付く】
岩峰にはフィックスロープが付いていた

写真をクリックで拡大します

【岩峰は問題なく登って行けた】



写真をクリックで拡大します

【怖がりの相方も順調に登って来た】
このルートは昔から計画していたが相方が拒否していたため先送りになっていた

写真をクリックで拡大します

【ナイフリッジも問題なく通過】

写真をクリックで拡大します

【それにしても残念過ぎるお天気】
穂高の写真を撮りに来たのに全く見えず



写真をクリックで拡大します

【何とも寒々とした景色】

写真をクリックで拡大します

【霞沢岳の山頂はもう目前】

写真をクリックで拡大します

【上空に一瞬、青空が覗いた!】



写真をクリックで拡大します

【霞沢岳の山頂に到着】
結局、眺望は望めず往路を下山して行く

写真をクリックで拡大します

【振り返り見る霞沢岳山頂方面】
登りの時よりは少し視界がある

写真をクリックで拡大します

【また一瞬だけ青空が!】
この後も一瞬の青空は何度かお目見え



写真をクリックで拡大します

【もうすぐ核心部の岩峰】

写真をクリックで拡大します

【岩峰を慎重に下って行く】

写真をクリックで拡大します

【相方も問題なく下りて来た】
フィックスロープが無ければ怖いと思う



写真をクリックで拡大します

【後は往路をどんどん下山していく】
少しでもと願うが結局、穂高は見えず

写真をクリックで拡大します

【焼岳も見えそうで見えない・・・】

写真をクリックで拡大します

【取付きに戻り後は長い道路歩きで終了】




トップに戻る  トップページに戻る