登山日 |
2023年5月20日(土) |
山域 |
鈴鹿山脈
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コースタイム |
5時間57分 (休憩・装備替え等、約34分含む ※歩行タイムは5時間23分)
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コース |
小岐須渓谷駐車場(7:07)〜大石橋(7:31-7:37 沢装備装着6分)〜10mの滝(8:02)〜[途中休憩 16分]〜7mの末広がり滝(9:18)〜標高約650mの二俣(9:44)〜ヤケギ谷通報ポイント7(10:31)〜馬乗り岩(11:06)〜宮指路岳(11:11)〜[途中休憩 12分]〜ヤケギ谷通報ポイント7(11:47)〜ヤケギ谷とカワラコバの分岐(12:32)〜宮指路岳登山口(12:39)〜小岐須渓谷駐車場(13:04)
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天候 |
晴れ |
駐車場 |
★小岐須渓谷山の家横の駐車場 , トイレ有り
★大石橋から少し先に駐車スペースが有り ,トイレ無し
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備考 |
★ヤケギ谷の遡行は初級のようです。
※正面突破できる小滝が多く楽しめました。
※二俣や支沢があるので進む方向には注意が必要です。
★ヤケギ谷登山道は落ち葉で滑りやすいので滑落注意です。
★蛭対策が必要です。(今回は3人で33匹の蛭に取りつかれ実害ありでした)
◆ヤケギ谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【 行程イメージ図 】
【 断面イメージ図 】
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【今シーズン沢登り 5回目】
増水したヤケギ谷を3人で遡行する事にした。この谷は記念すべき初めての沢登りで選んだ谷で思い出の場所である。初遡行は
事前に下調べした10m滝の直登ができるか不安いっぱいで挑んだが、今回はその時から50回以上も沢に通っているため
ずいぶんと印象が変わるのではないかと内心どんな感じに思えるか期待して出かけてみた。結果としては印象が変わるという
よりも出だしから水量が全く異なり増水した谷は別物にしか見えず正直比較対象にならないといった結論であった。
核心の10m滝も前回は乾いた岩を登ったが、今回は増水して2条の流れとなっており濡れた岩を登る感じとなり流石に
初沢の時のような緊張感は無かったが高さがあるので慎重に登って無事突破、後続はロープで確保し登ってもらった。
2つ目の核心となる7m末広がりの滝はかなりの水量で所見であればきっと巻いていたであろうが、一度登っているだけに
流れの中にスタンスやホールドがある事はわかっており、躊躇することなく直登する事ができた。後続は豪快に
シャワーを浴びながら登り、上から見ていても寒そうな感じであった。二俣を過ぎたところにある二条10m滝は水量
の多さで一条の滝となっておりこれはあっさりと左岸より巻き上がる。この巻きがシビアで一番の核心はこの巻きかも
知れない感じである。ヤケギの大ナメも水量があると見応えが増しており、それほど良いイメージを持っていなかった
ヤケギ谷の印象が一変して良い谷に見えてきたから水量というのはある程度多くないと駄目だなと感じ入る事ができた。
水が涸れるといつもなら嫌な詰めとなるが、ここは詰めがほぼ無くすぐに宮指路岳山頂に到着するのも好印象で沢を
始める方にはかなり良い谷ではないかなと思える。後は登山道を下山するだけだが、この登山道が難関でゾンビのように
現れるやつらを撃退しながら進むというホラーエリアのような登山道で苦手な方は絶対に立ち寄らない方が良い鈴鹿
でも有数な奴らの多発地帯となります・・・本日のヒルカウンター 33匹
【小岐須渓谷山の家横の駐車場から出発】 まずは林道を歩く(※写真は下山時)
【1.5q強歩くと大石橋に着いた】 この少し先にも駐車場がある
【宮指路岳登山口横の作業道へ入る】 宮指路岳登山口から進んでもすぐ合流する
【前方の堰堤を右岸から巻いてから入渓】 ヤケギ谷は2021年5月以来2回目 ヤケギ谷入渓後すぐの二俣を左に進む
【今日は前日の雨で水量が多い】
【水量に負けず小滝は流心突破】
【小滝が次々と現れる】
【2段の小滝】
【果敢に水線を攻めるケンちゃん】
【2段の斜滝は端っこを登った】
【岩間の小滝も水量が多いと大変】
【1つ目の難関、10m滝が見えた】
【筆者がロープを引いてフリーで登る】
【手掛り足掛かりはあるが気を張る】
【シャワーを浴びながら無事登り切った】
【2番手のケンちゃんはタイブロックで】
【10m滝を恐る恐る登るケンちゃん】
【10m滝の落ち口】
【10m滝すぐ上の小滝】 豪快に水線通しに進んで行く
【登れる小滝がまだまだ出てくる】
【標高約490mの二俣付近】 この二俣は左へ、右はヤケギ谷登山道
【快適に登れるはずの斜滝だが】
【水量が多いと一苦労】
【幾つか倒木で荒れている所がある】 木を潜ったり乗り越えたりして進んだ
【小滝の釜はそんなに深く無い所が多い】
【その後も楽しく小滝を登って行く】
【癒しのナメゾーン】
【大きな岩がゴロゴロした所】
【岩の横をすり抜けて行く】
【水線通しの遡行は楽しい】
【2つ目の難関、末広がり滝7m】
【ここもロープを引いてフリーで登る】
【水流に負けず無事登り切った】
【7m滝の取付きで苦戦中のケンちゃん】 滝行状態で取付くのも大変だった
【滝行状態から抜け出して左端へ】 ヌメリは無く足場はしっかりとある
【上部は左端沿いを慎重に登って行く】 末広がり滝7mは水流が激しかったのでタイブロックを使用せずにケンちゃんが登った後、相方用にロープダウンした
【相方も豪快にシャワーを浴びてクリア】 末広がり滝7mで3人とも全身ずぶ濡れ
【体は冷えるが懲りずに水線を進む】
【標高約650mの二俣は右へ】 直角に右へ曲がるような感じになる
【二俣を右に入ると奥に二条滝が見える】
【CS二条の滝10mは美しい直爆】 この滝は手も足も出ないので巻く
【CSの二条滝は左岸から高巻する】 この高巻が三つ目の難関と言った感じ
【落ち葉で滑るトラバースは要注意】
【無事CS二条の滝10mを巻けた】
【スラブ滝ゾーンの横を通過中】
【そしてヤケギの大ナメ40m】
【大ナメは快適に登れる】
【左の流れに取りつくも撃沈】
【左の流れを断念し右の流れから登る】
【大ナメすぐ上に小滝は右岸から巻いた】
【この滝も登れず右端から巻いた】
【S字状の滝】
【S字状の滝は難なく登れる】
【標高約750mの二俣は左を選択】 右を選択すると程なく登山道に合流する
【小滝はまだ出てくる】
【標高約780m、腰まで浸かると冷たい】
【ヤケギ谷、通報ポイント7】 ヤケギ谷登山道に合流した
【通報ポイント7から更に谷を詰める】 せっかくなので前回と同ルートを選択
【谷巾が狭くなってきた】
【この辺りの茶色い岩肌は脆い】
【小滝を登りながら高度を上げて行く】
【苔で滑りやすい所もあるので注意】
【水も細くなりそろそろ源頭】
【藪っぽくなると馬乗り岩が近い】
【シロヤシオの花が満開】
【谷を詰め上がると馬乗り岩に出る】
【宮指路岳の山頂】 後はヤケギ谷登山道を下るだけ
【ヤケギ谷登山道が結構曲者】 落ち葉で滑りやすく何度か尻もちをついた
【そして登山道で蛭の猛攻に遭う】 蛭カウンター33匹で実害有り・・・
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