【木曽駒ヶ岳】 きそこまがたけ 2956m  【茶臼山】 ちゃうすやま 2653m 

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登山日 2012年6月23日
山域 中央アルプス 【,新日本百名山,花の百名山− 木曽駒ヶ岳】
コースタイム 11時間19分(※休憩時間1時間10分含む 歩行タイムは10時間9分)
コース 駐車場(4:10)〜車両通行止め地点(4:32)〜幸ノ川渡渉地点(4:51)〜五合目(6:00 休憩5分)〜七合目避難小屋(6:53 休憩5分)〜八合目(7:41)〜(この区間途中で朝ご飯休憩 13分)〜玉ノ窪小屋(9:02 休憩7分)〜頂上木曽小屋(9:38)〜木曽駒ヶ岳(9:49 休憩12分)〜西駒山荘(11:43 休憩5分)〜桂木場分岐(12:11)〜茶臼山(12:41 休憩23分)〜八合目(13:36)〜五合目(14:26)〜つり橋(15:03)〜駐車場(15:29)
天候 晴れ
駐車場 ★木曽駒高原スキー場駐車場(50台程 最奥の駐車場 ヒルトップ横)  トイレなし
 ※スキー場は現在休業中です。
★福島Bコースの林道の車両通行止め地点に駐車スペース(5台程)がありますが、 ヒルトップより先の
林道は立入禁止の看板があるので木曽駒高原スキー場駐車場に停める方がいいかなと思います。
日帰り温泉 信州きそふくしま代山温泉 せせらぎの四季
備考 ★登山ポストは登山口から数分歩いた分岐にあります。
★トイレは7合目避難小屋に有料トイレがあります。(冬季用・夏季用があります。)
★各小屋に有料トイレはあると思いますが、小屋閉時の使用可否は確認していません。
 ※玉ノ窪山荘と西駒山荘は7月上旬営業開始
★6月末頃でも福島Bコースはフルアイゼンを持参したほうがいいです。
★車中泊なら19号線にある道の駅「日義木曽駒高原 ささりんどう館」がお勧めです。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 コガラ登山口からの周回コース】


断片図

【断面イメージ図 ハードな日帰りコース】




【承認番号 平23情使 第733号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。



山行のつぶやき

数年越しの目標の1つであった木曽福島からの日帰り木曽駒ヶ岳山行に行こうと突然思い立ち、登山口となるコガラ登山口に やってきた。(数年越しの目標なのに前日に天気を見て突然思いつくとはなんといい加減な事か・・・) 今まで何度か登山口近くまではやってきた 事があったのだが、突然の豪雨などで登れず遠い存在の山の1つとなっていた。(誰もがそんな山の1つや2つあるのではないだろうかと思う) 残雪が気になったのでこの時期の福島Bルートを事前調査しようとインターネットで検索するが全く出てこず、情報が得られぬまま一抹の不安を感じながらも歩き始める。 林道を抜け川を1度渡渉した所から急登となり、7合目避難小屋まで林の中の道を一気に登り詰めて行く。避難小屋からは麦草岳方面と木曽駒ヶ岳直登方面に分かれるが長丁場 であるため、少しでも時間を稼ぎたいと直登コースを選択する。徐々に残雪が増え始め雪渓をいくつもトラバースしながら進んで行くと、前方上部に玉ノ窪山荘 が現れてくるが嫌な予感がする・・・。というか見るからにその手前の急な雪渓を直登しなければ到着出来ないのが分かっているのである。。。 誰も歩いた形跡の無い雪渓を進んでいき小屋直下の急登までやってくると予想以上の急な斜面にびびりながらも12本歯フルアイゼンの前爪を 立てながらゆっくりと慎重に登って行く。足を滑らせたら一番下まで止まらないなと考えながらキックステップで踏み込み、なんとか登り切った 頃には足を持っていかれ完全にばててしまった。予想外の疲労でへろへろになりながらなんとか山頂まで到着したが正直周回はしんどいなと 感じピストンも考えたが、あの雪渓を下る方がもっと怖いと考え予定通り茶臼山方面へと縦走する事とする。稜線には所々残雪があるもののアイゼンを はめる程の事も無く進んで行くが、雪道はどうしても踏み込んで行かなければならないため、体力は消耗し途中足が攣りそうになりながら進む 状況となった。(正直数年振りの事である)茶臼山からは今まで歩いてきた木曽駒ヶ岳からの稜線が一望でき、今までの疲れが癒されるようである。 山頂で昼食とするが疲れすぎたためか食欲が無く余り食べる事が出来なかった。茶臼山からは後は下るだけなのであるが既に足がカクカクの状態なので、 この下りがかなりしんどく感じられ時間を要し長く苦しいものとなった。行く前は10時間以内でいけるのでは無いかと考えていたが結果的に 11時間半近くかかってしまい、まだまだ体力が足りないと思い知らされた山行となった。今回のコースは予想していたが山頂付近以外誰にも出合わない 静かな山旅となった。残雪期以外でも人は少なそうなので静かな山行が好きな方にはいいコースでは無いかと思われる。


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【木曽駒高原スキー場駐車場】
奥に見える白い建物がヒルトップ

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【駐車場から数分歩くと分岐】
福島Bコース方面へ進む

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【幸ノ川を渡渉する】
ここから急坂となる



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【4合半地点に水場がある】
力水は水量が少しだ・・・

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【イワカガミ咲き誇る登山道】
なかなか見事な群生が沢山!

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【5合目を通過】
登山道は解り易く迷う箇所なし



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【見晴らし台からの眺望】
御嶽山と乗鞍岳が良く見える

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【7合目避難小屋に到着!】
この分岐から山姥岩方面へ進む

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【左前に木曽駒ヶ岳が見えてきた】
7合目を過ぎから残雪がチラホラ



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【山姥岩付近の岩場を進む】
大小の雪渓を何度も渡ります

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【木曽駒までまだまだ遠いなぁ】
腐食が進む木の橋を数度渡る

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【残雪で目印が解りにくい;;】
八合目すぎから見つけにくかった



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【玉ノ窪山荘まで雪渓を直登する】
うーむ 目の前に雪渓の壁が!

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【最後の雪渓を登る相方】
フルアイゼンじゃないと登れない雪渓

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【玉ノ窪山荘に無事到着!】
木曽駒ヶ岳まで後少しだ



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【玉ノ窪山荘からみる三ノ沢岳】
山荘からの展望をしばし楽しむ

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【木曽駒頂上付近で振り返る】
頂上木曽小屋・木曽前岳・麦草岳

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【木曽駒ヶ岳に遂に到着〜】
頂上に駒ヶ岳神社がある



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【頂上からの展望@】
奥に空木岳が見えている

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【頂上からの展望A】
岩峰の宝剣岳

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【下山は茶臼山経由の周回コース】
目の前に歩く稜線が見えている



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【稜線で見た花@】
キバナシャクナゲ

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【稜線で見た花A】
ミヤマキンバイ

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【稜線で見た花B】
イワウメ



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【くつろぐ鳥さん】
この景色に鳥のさえずりは最高!

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【振り返りみる景色】
残雪をまとう山が美しい

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【こちらのルートも残雪はある】
アイゼンはなくても大丈夫



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【西駒山荘で一息つく】
行くはずだった将棊頭山が見える

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【桂木場との分岐】
茶臼山方面は吊橋の注意書きがある

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【行者岩に登ってみた】
花崗岩の岩場となっている



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【本日最後の山 茶臼山だぁ!】
眺望がいいので弁当タイム

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【茶臼山からの木曽駒ヶ岳】
ここからみる木曽駒ヶ岳はカッコイイ

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【御嶽山もまだまだ雪があるなぁ】
名残惜しいが下山開始



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【倒木箇所が数か所ある】
目印が多いので迷う箇所はない

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【こちらの道もイワガガミが見事】
ツガザクラのコラボ箇所もある

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【5合目からは道が悪くなる】
ここまでは比較的歩きやすい



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【5合目より下の悪路】
行者水は水量が充分ある

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【作業用の吊橋を渡る】
思わずへっぴり腰になる

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【下山後温泉で汗を流しサッパリ!】
長丁場の山行も無事終了〜




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