【唐松岳】 からまつだけ 2696m  【五竜岳】 ごりゅうだけ 2814m 

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登山日 2012年9月15日(土)〜16日(日)
山域 北アルプス 【−五竜岳 , 日本三百名山−唐松岳】
コースタイム 【1日目】 6時間40分 (休憩・テント設営・電車待ち・行列待ち・乗車時間等、約3時間4分含む ※歩行タイムは3時間36分)
【2日目】 6時間58分 (休憩・乗車時間等、約52分含む ※歩行タイムは6時間6分)
コース 【1日目】
五竜とおみ駐車場(5:50)〜神城駅(6:08-6:45 電車待ち37分)⇒白馬駅(6:56)〜八方駅(7:27-7:54 行列待ち27分)⇒【ゴンドラリフトアダム・アルペンクワッドリフト・グラードクワット】⇒八方池山荘(8:25)〜第三ケルン(9:05-9:10 休憩約5分)>〜扇雪渓(9:51)〜丸山ケルン(10:11-10:16 休憩約5分)〜唐松岳頂上山荘(10:53-11:32 テント設営と休憩約39分)〜唐松岳(11:48-12:18 休憩約30分)〜唐松岳頂上山荘(12:30 テント泊)

【2日目】
唐松岳頂上山荘(4:57)〜五竜山荘(6:55-7:00 休憩約5分)〜五竜岳(7:45-7:58 休憩約13分)〜五竜山荘(8:35-8:47 休憩約12分)〜遠見尾根分岐(8:52)〜大遠見山(9:59)〜中遠見山(10:28-10:33 休憩約5分)〜小遠見山と巻道分岐(10:48)〜地蔵の頭(11:22)〜アルプス平(11:38)⇒【五竜テレキャビン】⇒五竜とおみ駐車場(11:55)
天候 【1日目】 晴れ後ガス、昼から雨 (9時頃から稜線はガスが立ち込め、昼過ぎからは雨が降ったりやんだり)
【2日目】 晴れ (山頂付近は9時頃にはガスが上がって来ていた)
駐車場 ★五竜とおみ駐車場(600台程 無料)  トイレはエスカルプラザ館内に有り(閉館時は使用不可)
※エスカルプラザ横の駐車場は土曜日の早朝5時半頃はガラガラでしたが、日曜日のお昼頃はかなり埋まってました。
※エスカルプラザの営業時間は8:00〜17:00のようですが5:30頃には入口を開けて下さり、トイレを使わせて貰えました。
★八方駅付近に有料駐車場が数ヶ所あります。
日帰り温泉 白馬五竜エスカルプラザ 大浴場(お風呂) 
※営業期間の確認をお勧めします。テレキャビン使用で100円引き。
信州・白馬かたくり温泉 十郎の湯 ※HPより100円割引券をGETできる。
備考 ★登りは八方アルペンラインを使用しました。
※7時30分始発と思いきやその時間に行ったら既に大行列でリフトは動いてました。
★下りは五竜テレキャビンを使用しました。
★登山ポストはゴンドラリフトアダムの八方駅にあります。
★トイレは駐車場やリフトの駅、第二ケルン付近、各山小屋にあります。
※チップ制・有料トイレは使用料を払いましょう〜
★唐松岳頂上山荘のテント場は一人500円(幕営代)+200円(トイレ代 何回でも可)の合計700円。
※水(要煮沸)は500mlが80円、1リットルが150円。トイレは山荘の中にある。
※繁盛期は午前中の幕営をお勧めします。斜面にあるテント場なので上から埋まり、下のテント場は地獄の遠さ。
※9月の3連休は大変混雑します。昼すぎからの方はテント場の張り場が無く小屋泊になった方もいました。
★唐松岳頂上山荘は凄い混雑。テン場(場所無し)⇒小屋(満員)⇒テン場(凄いヘンピな場所)と放浪する人も;;
★大黒岳の標高については2511mと2393mと2つの表記があるようです。
※当サイトでは国土地理院の2393mを採用しています。

◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 八方尾根と遠見尾根の周回コース】


断片図

【断面イメージ図 八方山荘〜アルプス平間の断面図。】
※唐松岳のテント場は遠いほど標高差が大きくなります。




【承認番号 平23情使 第733号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。



山行のつぶやき

9月3連休は『2泊3日 薬師岳〜立山縦走』を以前より計画し準備をしていたが、台風の影響による3日目の天気が読めなかったため、 出発直前に行先を変更し1泊2日で山に入る事となった。相方に候補として『鹿島槍ヶ岳』と『五竜岳』どっちにすると尋ねた所、楽な方との即答で ゴンドラが使える『唐松岳〜五竜岳』に決定した。何とも軟弱なやつである。。。五竜とおみスキー場駐車場に車を置き神城駅へと向かい電車で白馬駅 へと移動する。白馬駅前には大勢の登山者がバス待ちの行列を作っており、その横を八方スキー場に向け通り抜けて行く。初日の予定は八方尾根を登り 唐松岳を経由し五竜山荘でテントを張る形で計画していたが、ゴンドラ乗り場まで来て唖然とする。ゴンドラ待ちをするすさまじい人の多さに出鼻を挫かれ いきなりの戦意喪失である。とてもじゃないがこの状況で五竜山荘まで行ったらテント張る場所はないであろうと考え、登山届にそそくさと宿泊地『唐松岳 頂上山荘テント場』と書き込み出発する。ゴンドラ・リフトを乗り継ぎ歩き始めるが登山道は大渋滞で全く自分のペースで歩く事が出来ず、人の多さにうんざりと してしまいながら唐松岳頂上山荘まで到着する。ここまでわずか2時間半しかたっていないのだが、もはや先に進む気も無くテント受付をすませ設営するが、 自分達がテント設営(11時前)した1時間後には既に張る場所が無くなっている程の混雑ぶりで、山小屋も『枕』分の幅のスペースしかないというような大混雑 ぶりだったようである。初日の行程があまりにも早く終了となり暇になるため、唐松岳山頂にビールを持参し山頂で1杯やりながらのんびりと過ごして いると小雨が降ってきたためテントに戻り初日の行程を終えたが雨は思いのほか降り続け結局、深夜まで降ったり止んだりを繰り返していた。2日目夜明け前に 外に出て見ると満点の星空が輝いており絶好の展望が得られるであろうと期待する。昨日の渋滞が堪えたため、夜が明けきらぬ中テントを撤収しヘッドランプを の明かりで出発する。まだ暗い中、牛首の鎖場はちょっと怖かったが慎重に通過した当りで朝日が登って来た。朝日に照らされた『剱〜立山連峰』を 眺めながら正面に見えるどっしりとした『五竜岳』目指し進んでいくが、時間が早い事も有り五竜山荘までは殆ど人で出会う事も無く快適な稜線散歩である。 五竜山荘前は多くのテントがすし詰め状態で張られており昨日の混雑ぶりが伺える景色となっていた。ここからは空身で山頂往復なので足取りも軽く登って いくが、先程までの稜線歩きとは異なり再び大勢の登山者が列をなす状況となり、9月3連休のメジャー山域には2度と立寄るまいとひそかに心に誓ったのである。 山頂からは快晴の天気の中、鹿島槍・剱-立山・唐松-白馬方面までぐるりと見渡せ、眺望を存分に楽しみ景色としては申し分無い山行となった。下山は とおみ尾根を下るがこの下りが思いのほか運動不足気味だった足に堪えゴンドラ駅までが妙に長く感じられてしまった。昔1度このコースを歩いた時には たまたまゴンドラが定期点検中で運休しておりアルプス平からスキー場の急斜面を歩いて下った苦い思い出があった(テント場は自分達1張りのみで小屋もお客さんが おらず無人で大変寂しかった・・・ゴンドラ点検休止のせい?)のだが今回はゴンドラ使用で一気に下山する事が出来、乗り物の便利さを改めて知る形となった。 ただ今回のコースは時間的にも標高差的にも楽な部類だと考えられるが、何故か今年最も酷い『筋肉痛』になってしまい何が原因だったのか不明 である。人の多さにより自分でペースが作れなかったためであろうか? 正直謎である。。。


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【五竜エスカルプラザ駐車場】
リフトが7時半開始なので車は少ない
ここから神城駅まで20分程歩く

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【神城駅⇒白馬駅まで電車に乗る】
快晴の空にテンションが上がる!
白馬駅は登山客が沢山いた。

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【白馬駅から八方駅まで歩く】
30分程道路を歩いて行く。
正面に白馬三山が見えている!



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【八方駅は既に大行列・・・】
始発に合わせ7時半に来たのに;;
この時点で本日の宿泊は唐松に決定

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【兎平から次のリフトへ向う】
3つのリフトで標高1060mも稼ぐ
時間は下から8分・7分・5分の計20分

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【黒菱平の時点で白馬にガスが;;】
白馬を見ながら登るはずなのに
最後のリフトに乗り八方池山荘へ



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【八方池山荘から登り始める】
左上の建物はトイレ

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【まずはあの八方山をめざす】
登山道は所々で行列となっている

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【前方に見えるのは不帰キレット】
ここにもトイレがある。



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【八方ケルンは顔みたいに見える】
八方尾根には目印のケルンが6個ある

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【第三ケルンからみた八方池】
たくさんの人が周辺を散策している

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【ハクバシャジンかな?】
思ったより花が残っている



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【渋滞の列にならび歩いて行く】
この辺は花が多い

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【扇雪渓にたくさんの人がいる】
ガスで分かりずらいが雪渓がある

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【丸山ケルン手前の坂道】
上から下方向にむけて撮った写真



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【尾根の南側の斜面を歩く】
ガレ場なので慎重に通過したい

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【唐松岳頂上山荘が見えた!】
おぉ〜 このタイミングで青空が!

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【山荘から見た唐松岳】
凄い数のザックがデポされている



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【山荘とテント場から剱が望める!】
一番乗りで好位置にテントを設営
好位置はどんどん埋まって行く

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【さてのんびり唐松岳を目指そう】
山荘から20分程の行程
なんかガスが上がってきた気が・・・

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【くぅ。頂上に着いたらガスった;;】
不帰ノ嶮の写真が撮れず残念
下山開始直後、雨がふりだした



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【唐松岳頂上山荘は大混雑】
受付待ちの行列が外に伸びている

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【12時半頃、山荘から見たテント場】
この時点でかなり下まで埋まってる

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【17時頃、一番奥は地獄の遠さだ】
張り場が無く斜面を整地する人も



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【本日の晩御飯はレトルト食品】
食事が済んだら早めに就寝

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【2日目 3時半頃に起床し朝御飯】
リゾットとスパゲッティで満腹

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【テントを撤収し早朝5時に出発】
朝日を見ようと人が沢山並んでる



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【暗がりの中鎖場を進む】
牛首の鎖場は慎重に通過する

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【絶景の展望だが鎖場に集中する】
五竜と剱が正面に見える!

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【朝日に照らされる剱岳】
美しい景色についつい足が止まる



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【目指す五竜岳はまだまだ遠い】
今から歩く稜線が見えている

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【朝日が登った〜!】
何度見ても見あきない風景だなぁ

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【鎖場を下りてくる相方】
重ザックなのでいつもより慎重だ



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【岩場の稜線を更に進んで行く】
ここの下りは事故多し注意とある

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【剱と五竜の写真撮影に夢中】
景色が良すぎてなかなか進まない

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【振返り見る唐松岳と大黒岳】
この稜線を歩いて来たんだなぁ



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【つづら折りの坂道を登る】
ここを登りきれば遠見尾根分岐

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【ウラシマツツジが紅葉している】
秋の訪れを感じるなぁ

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【遠見尾根分岐を五竜岳方面へ】
下山はここまで戻り白岳方面へ行く



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【分岐から少し下れば五竜山荘】
まだ20張り程テントが張られている

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【ザックをデポし五竜岳を目指す】
空身の快適さで足取りは軽快

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【しばらく行くと岩場になる】
3点支持で登って行く



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【目印を頼りに最後の岩場を登る】
ここを登りきればもうすぐだ

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【八峰キレット方面の分岐】
今度は縦走してみたいなぁ

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【五竜岳頂上に到着〜】
360度のパノラマを楽しもう!



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【唐松岳・白馬岳方面】
今日歩いた稜線が見えている

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【望遠レンズで撮った白馬岳】
右上辺りの尖がっているのが白馬岳

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【鹿島槍ヶ岳方面】
双耳峰なので分かり易い



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【そしてメインはやはり剱岳】
今日は絶好の眺望だ!

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【剱岳と立山方面】
名残惜しいがそろそろ下山しよう

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【後ろ髪引かれながら下山する】
岩場は渋滞する箇所もあった



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【五竜山荘は大賑わい】
遠見尾根分岐まで戻り下山しよう

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【遠見尾根から見た五竜と鹿島槍】
ガスが上がってきた;;

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【この鎖場を下りてきた】
危険と言うほどの箇所ではない



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【西遠見山を登っていく】
アップダウンのある稜線

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【休憩に最適な池塘がある場所】
ガスが上がり五竜はもう見えない

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【中遠見山で一息つく】
中遠見山の登りは結構こたえた;;



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【小遠見山を過ぎると下りだす】
とても歩きやすい道

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【一ノ背髪 展望が良くベンチもある】
二ノ背髪・見返り坂も休憩スポット

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【木段をどんどん下っていく】
かなり疲れてきた・・・



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【地蔵の頭からの展望】
五竜岳方面は雲が掛かっている

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【高山植物園の中を歩き下る】
観光客の方も沢山散策中だ

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【アルプス平まで下りてきた〜】
テレキャビンに乗り今山行も無事終了〜




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