【空木岳〜越百山 伊奈川からの1泊2日避難小屋泊コース】

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【空木岳】 うつぎだけ 2864m 【南駒ヶ岳】 みなみこまがたけ 2841m 
【仙涯嶺】 せんがいれい 2734m 【越 百 山】 こすもやま 2613m 

登山日 2012年10月6日(土)〜7日(日)
山域 中央アルプス 【− 空木岳 , 200百名山 − 南駒ヶ岳 , 300百名山 − 越百山】
コースタイム 【1日目】 8時間54分 (休憩など1時間16分含む ※歩行タイムは7時間38分)
【2日目】 6時間12分 (休憩約44分含む ※歩行タイムは5時間28分)
コース 【1日目】
伊奈川登山口(4:45)〜金沢土場(5:50)〜うさぎ平(6:07-6:13 休憩約6分)〜八丁のぞき(6:36)〜北沢(7:04)〜7合目(7:44)〜仙人の泉(7:55-8:17 休憩約22分)〜8合目(8:50-8:57 休憩約7分)〜見晴場(9:27-9:34 撮影タイム7分)〜木曽殿山荘(10:10-10:32 昼食休憩22分)〜空木岳(12:06-12:18 休憩約12分)〜赤梛岳(13:09)〜南駒ヶ岳との分岐(13:21)〜摺鉢窪避難小屋(13:39 避難小屋泊)
※8合目を過ぎた辺りから紅葉の撮影の為、度々足が止まっています。

【2日目】
摺鉢窪避難小屋(5:54)〜赤梛岳との分岐(6:15)〜南駒ヶ岳(6:36-6:42 休憩約6分)〜仙涯嶺(7:39-7:45 休憩約6分)〜越百山(8:47-9:01 休憩約14分)〜越百小屋(9:27)〜上の水場(10:01-10:06 休憩約5分)〜7合目展望台(10:17)〜下のコル(10:56-11:09 休憩約13分)〜下の水場(11:16)〜福栃平(11:32)〜伊奈川登山口(12:06)
天候 【1日目】 曇り後晴れ (10時頃からガスが晴れ、12時すぎからガスが掛かる。19時頃から雨が降り出した)
【2日目】 曇り時々晴れ (明方4時頃まで雨。その後はガスで視界はなかったが、時々ガスが切れて景色が見えた。) 
駐車場 ★伊奈川ダム上駐車場(15台と35台の駐車場が隣接してある。 無料)  トイレ無し
※10月3連休の土曜日の早朝5時頃でも空きは多数有り、日曜日の下山後はおおかた埋まっていた。
※35台の方の駐車場は段差(窪み)があるので車高の低い車は擦らないよう注意です。
日帰り温泉 阿寺温泉 フォレスパ木曽「あてら荘」
※日帰り温泉の「恋路の湯」は平成24年5月6日より休館、向かいにある宿泊施設「あてら荘」で日帰り入浴ができます。
備考 ★登山ポストは伊奈川ダム上駐車場(小さい方)の入口にあります。
★トイレは各山小屋と避難小屋にあります。(有料トイレは使用料を払いましょう〜)
★水場は仙人の泉、上の水場、下の水場は水は汲めます。木曽義仲の力水は涸れていました。
※どの水場も水量はそんなにありません。
★摺鉢窪避難小屋は約20人程宿泊可、詰めれば30人は行けると思います。
※1泊1人1000円の維持費協力金を入れる箱が設置されています。
※避難小屋横にトイレと雨水タンクが設置されています。(水は担いだ方が無難です。)
※参考までに10月3連休の土曜日の宿泊は11人ほどでした。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 伊奈川登山口からの周回コース】


断片図

【断面イメージ図 標高差のある1泊2日避難小屋コース】




【承認番号 平23情使 第733号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。



山行のつぶやき

以前より行って見たかった伊奈川ダムから空木岳 - 越百山周回コースを山岳会の方と御一緒に急遽決行する事となった。目的は 紅葉観察と初めてとなる避難小屋泊まりであり、前回の木曽駒ヶ岳教訓を活かしアルコールの準備も万端に出発する。(何の教訓であろう・・・?) 夜明け前に 出発しウォーミングアップがわりに 6km 以上の長い林道を黙々と進んで行く。下りにこの林道を歩きたく無かったというだけの理由で空木岳周りの周回 を選定したのであるが、結果的にはこの選択は正しかったと思われる。(2日目は天気が今一であったため初日に空木平の景色を見る事が出来たのはラッキーであった) 6合目を越えると急な斜面となり一気に標高を稼ぎ、7合目の水場で今晩の水を 確保するが無駄に 8g もの補給をしたため(基本的に安心を見ていつも多めに補給し無駄に終わる事が多い筆者である・・・。)ほぼ2人で分担し背負った ものの、ザックの重量が一気に重くなってしまった。アルコールも 2g 以上持っているため、避難小屋泊まり1泊の荷物にしては異常なる重さである。 重いザックに苦しみながら木曽殿山荘までやってくると、紅葉に彩られた空木岳が出迎えてくれしばし紅葉観賞を兼ね休憩する。紅葉の季節に北アルプスや 南アルプスに登った事はあるがここまでの紅葉時期に当った事が無く最高の気分のなか、写真撮影をしながら空木岳山頂に到着すると、今までに見た事の 無いような景観が待っていた。山頂から見下ろす空木平の紅葉は素晴らしく写真ではとうてい表せない絶景で、この景色を堪能するとこの時期わざわざ人の 多い北アルプスに紅葉見物に行く必要は無いなと思ってしまうほどである。山頂を後に赤梛岳を越えた辺りで疲れもピークに達して来た所で、本日の宿泊場所である 摺鉢窪避難小屋が見えてくる。避難小屋周辺も空木平に負けず劣らずの素晴らしい紅葉が広がっており、写真を撮るために度々足が止まってしまう。 到着後、2時過ぎから既に宴会モードでビールを飲みその流れのまま夕食の鍋を囲み楽しく過した、が問題は少々鍋の量が多すぎて気持ち悪くなってしまった 事である。(山では残す事が出来ないので強制的に完食するしかない!!) 2日目起きると残念ながら外はガスで真っ白となっており期待していた 朝焼けを見る事は出来なかった。(夜中雨が降り続いていたので諦めてはいたのだが)残念ながら視界の無い中、出発し南駒ヶ岳・仙涯嶺と越えていった 所で少しガスが抜けてきた。ここで思いがけずブロッケン現象が現れ写真撮影をしながら休憩を取る。越百山山頂まで行っても残念ながらガスが抜けきる 事は無くそのまま下山となり少々残念ではあったが、様々な体験ができ比較的静かな山行を堪能した満喫登山となった。


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【伊奈川ダム上駐車場(大)】
写真は日曜日の下山時のもの
駐車場(小)は満車でした。

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【5時前に暗闇の中出発】
今朝沢橋を渡りつきあたりを左へ進む
長い林道歩きででウォーミングアップ!

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【金沢土場】
右へ折れ伊奈川支線林道へ入る
ここから1.3km先がうさぎ平



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【うさぎ平 標高1450m】
ここから急坂の登山道となる

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【八丁のぞき 5合目】
ここからしばらく横歩きとなる

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【横歩きなのでガンガン進む】
樹林帯で時間短縮を目指す



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【北沢の釣り橋を渡る 6合目】
増水で橋が流れた事もあるらしい

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【6合目から再び急坂となる】
ぬぅ〜 キツイキツイ;;

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【7合目まで登ってきた〜】
標識の時間より近いです



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【仙人の水 3人で8リットル水を補給】
水量が少ないので時間が掛かる;;

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【急坂は8合目まで続く】
水補給後はザックが更に重くなった

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【8合目まできたぁ〜】
ここで一息つき補給タイム



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【見晴場でしばし撮影タイム】
北沢尾根の斜面は一面の紅葉

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【木曽義仲の力水は涸れている】
まったく水はでてません

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【お〜 空木岳が見えたぁ!】
視界が開け一面の紅葉に感動



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【写真撮影で前に進まない】
紅葉の撮影に夢中の二人

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【紅葉越しの木曽殿山荘】
木曽殿山荘は完全予約制

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【木曽殿越からの空木岳方面】
真っ赤なナナカマドが神秘的!



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【撮影しながら空木岳を登る】
徐々に岩場になって行く

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【熊沢岳・檜尾岳方面】
この斜面も見事な紅葉

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【秋の空が美しい!】
急坂に息があがる



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【空木岳頂上までもう一息】
美しい景色に癒される

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【宝剣岳・木曽駒ヶ岳もみえる】
あそこは凄い人だろうなぁ

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【東川岳と御嶽山】
後方にある御嶽山の方がデカイ



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【岩場を更に登って行く】
重い荷物だと岩場がキツイ

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【3点支持で登って行く】
目印を確認しながら進む

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【わぁ 空木平の紅葉が凄い!】
眼下に広がる紅葉に釘付け



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【紅葉に囲まれる空木平避難小屋】
四方かこまれて絶好の立地だぁ

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【空木岳頂上は大賑わい】
空木平の逆側はすでに展望なし

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【さぁ次は赤梛岳を目指そう】
砂混じりの稜線を歩いて行く



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【本日最後の登り赤梛岳】
距離は短いがなかなかの急坂

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【頂上から摺鉢窪が見えた!】
摺鉢窪も見事な景色

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【赤梛岳を下ると摺鉢窪への分岐】
正面に見えているのが南駒ヶ岳



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【鞍部から摺鉢窪へおおきく下る】
このザレ場は滑り歩きにくい

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【本日の宿泊地の摺鉢窪避難小屋】
中々凄いとこに建っている

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【小屋に一番乗りで到着】
小屋の中はこんな感じです



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【摺鉢窪からの南駒ヶ岳】
しばし付近を撮影タイム
青空だったら言う事ないのになぁ

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【一息ついて宴会開始!】
大量の食材でお腹がはちきれそう;;
明日は荷物が軽そうだ〜

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【まっかに燃えるようなナナカマド】
腹ごなしに再び撮影タイム
その後明日に備えて早めに就寝



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【二日目はのんびり6時前に出発】
まずは稜線の鞍部まで登り返す

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【鞍部の分岐から南駒ヶ岳へ】
大きな岩場を登っていく

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【南駒ヶ岳頂上に着いた!】
残念ながらガスで全く視界なし



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【緑と赤が綺麗なウラマツツツジ】
目立つので目につきます!

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【南駒ヶ岳から下っていく】
この箇所(ロープ場)は滑り易い。

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【岩場を回り込んで頂上へ】
右側が切れているので注意



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【仙涯嶺の頂上はここかな?】
標柱は朽ちていて良く解らない

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【次は越百山をめざそう】
思いのほかガスが晴れない

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【ブロッケン現象に遭遇】
しばし撮影タイムに突入



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【稜線の岩と紅葉】
撮影を切り上げ越百山へ向かおう

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【仙涯嶺から少し下り登り返す】
越百山までもう一息だ

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【越百山に着いた〜】
おぉ〜 青空が覗いた!



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【次の目的地、越百小屋へ出発】
さぁ下山開始だ!

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【屋根がカラフルな越百小屋】
ここから少しだけ登り返す

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【小屋から34分で上の水場に到着】
登山道から1分ほど奥に水場がある



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【さぁ ドンドン下ろう〜】
写真撮影も終了しイソイソと下山

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【7合目の展望台】
展望台なのに展望はない・・・

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【上のコルを登り後は下りだけだ】
木の根の登山道は滑ります;;



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【下のコルで食事タイム】
7分ほど下ると水場がある

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【下の水場はこんな感じ】
水量は少ないが水は汲めます

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【福栃平まで降りてきた〜】
後は林道を歩き戻るだけで終了♪




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