【甲斐駒ヶ岳】 かいこまがたけ 2967m 

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登山日 2012年10月13日(土)
山域 南アルプス 【− 甲斐駒ヶ岳】
コースタイム 11時間5分 ( 休憩51分含む ※歩行タイムは10時間14分 [登り5時間46分、下り4時間28分] )
コース 尾白川渓谷駐車場(3:00)〜竹宇駒ヶ岳神社(3:04)〜笹の平(4:32-4:37 休憩約5分)〜刃渡り(5:45)〜刀利天狗(6:03-6:07 休憩約4分)〜5合目(6:36-6:41 休憩約5分)〜七丈小屋(7:21)〜[途中休憩5分]〜8合目御来迎場(8:11)〜三本剣(8:37 ※剣は2本)〜甲斐駒ヶ岳(9:05-9:21 休憩約16分)〜8合目御来迎場(10:02)〜七丈小屋のテント場(10:26-10:36 休憩約10分)〜5合目(11:17-11:23 休憩約6分)〜刀利天狗(11:53)〜笹の平(12:54)〜尾白川渓谷駐車場(14:05)
天候 晴れ (1日中良く晴れていた)
駐車場 ★尾白川渓谷駐車場(※北社市営の駐車場です。80台程 無料)  トイレあり
※10月の土曜日の早朝3時頃で空きは多数有り、14時頃下山したら殆ど埋まっていた。(観光客の方も使用します)
日帰り温泉 甲斐駒ヶ岳温泉  尾白の湯
備考 ★登山ポストは売店前にあります。また山梨県警察のホームページからでも提出できます。
★トイレは駐車場と竹宇駒ヶ岳神社と七丈小屋にあります。(有料トイレは使用料を払いましょう〜)
★七丈小屋で水が有料で買えます。(今回は自力で飲料は用意)
★登山道には鎖場や梯子、岩場などがあります。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 黒戸尾根の健脚向けピストンコース】


断片図

【断面イメージ図 標高差のある長丁場日帰りコース】




【承認番号 平23情使 第733号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。



山行のつぶやき

『恐怖!! 急登 黒戸尾根 vs へなちょこ登山隊 日帰り編』
先週の中央アルプス紅葉登山で満喫し今年の遠征は最後にするつもりであったが、週末の天気予報の良さにどこかに行きたくなり急遽『甲斐駒ヶ岳』 日帰り登山を決行する事とし、登山口となる尾白川渓谷へとやってきた。そうここはあの悪名高き?日本3大急登最大の難関?と言われている黒戸尾根 がある登山口である。他の方のブログに色々とマゾい尾根だとか書かれているのでそんな感じの印象がへなちょこの我々には植えつけられており、出発前 から緊張感でいっぱいである。(日帰り出来なければ小屋に泊まってもいいかくらいの気持ちで保険をかけておく。。。) 深夜駐車場に到着し少し仮眠を取った後、夜中の3時に暗闇の中ヘッドランプの明かりを頼りにいざ出発する。日が短いこの時期下山中に日暮れを迎えるのが 怖いので夜中出発としたが、樹林帯の歩きやすい道をまずはひたすら登って行くので暗闇のなか黙々と進む方が知らぬ間に高度を稼げて良かった感じである。 登り始め笹ヶ平までは拍子抜けするくらい歩きやすい道が淡々と続き『えっ!!これが黒戸尾根?』といった感じの錯覚を覚えさせるくらいである。 順調に高度を稼いでいき有名な『刃渡り』手前で日の出を迎えいざ核心に迫るが、どんなに危険な箇所かと思いきや鎖が別に付いてなくても 怖くないような何ともない岩場であった。刀利天狗を通過し5合目までは100m 程度一旦下ってしまい、これがもの凄くもったいなく感じられて 平坦な道にしてくれと心の中で叫びながら進んで行く。5合目を過ぎた時点からついにその時はやってきた。。。恐怖の急登ゾーンである。これまでの 登山道と一変し梯子と鎖の連続する急登を登って行き七丈小屋まで到着する。時刻はまだ 7:20 なので充分日帰りは大丈夫そうである。小屋の少し上部 にあるテント場からは眺めもよく紅葉も綺麗に色づいてきており、ついつい足が止まってしまうがまだまだ山頂への道程は厳しい急登の連続が待ち構えて いる。八合目御来迎場までくると目指す甲斐駒ヶ岳が眼前に迫り大分登って来た事を実感できる。鎖と岩場を次々に越えて行き有名な三本剣の岩場 まで登ってくると山頂まではもう一息といった感じである。(しかしあんな岩場に誰が剣を突き刺したのであろう?と不思議である) 最後の一踏ん張りを 終え山頂まで到着すると、今までの静かな山歩きが嘘のように北沢峠から登って来た登山客で賑わっていた。駐車場から山頂まで約6時間、我々にしては 上出来のタイムで来る事が出来たと思っているがトレランの人達は3時間程で登るらしく変人である。。山頂からは大パノラマが広がっておりしばし写真撮影をした 後、長い下山へと突入する。そう、当たり前の話であるが登ったものは降りなければならない・・・。下山は足を痛めるのが嫌なのでゆっくりと下って行く 事とし景色を眺めながら慎重に下っていく。テント場の広場で昼食を取った後黙々と下っていくが、黒戸尾根の本当の恐怖は下山にあるのかも知れないと思わせる 長い下りで、特に刃渡りを通過したあとの樹林帯の長い道程はうんざりするものがあったが 14時過ぎに無事駐車場へ帰還する事が出来た。初トライの黒戸尾根 の感想としては思ったよりは歩きやすく事前に考えていた程、大変なコースでは無いなと感じられ標高差は大きいが特に危険個所は無く(鎖・梯子がしっかりとついている) 道もしっかりしており、迷う場所も無いので意外とお勧め出来るコースではないかなと思われる。(先週行った空木岳の方が筆者的にはしんどかった・・荷物が重たかったせいもあったのだが・・・) ただしまた行きたいかと言われると微妙であるのだが・・・。


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【尾白川渓谷駐車場】
写真は下山時の14時頃のもの
駐車場ほぼ埋まっていました。

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【長丁場なので早朝の3時に出発】
他にも出発準備してる人がいて心強い
まずは竹宇駒ヶ岳神社まで行こう!

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【神社の左脇の道から橋を渡る】
この橋は定員5名らしい。
暗闇なので慎重に進もう



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【尾白川渓谷道との分岐】
2ヶ所尾白川渓谷道の分岐がある

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【真っ暗の中黙々と歩く】
道は歩きやすく迷う箇所も特にない

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【笹の平分岐点まで来た〜】
この時点で地図より1時間の短縮



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【八丁登りの急坂を登る】
おー 空が朱色に染まってきたぁ〜

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【朝焼けの鳳凰山を眺める】
左端に富士山も見えている!

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【噂の刃渡りを歩く】
ゆっくり行けば問題なし



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【ついに朝日が登った〜】
しばし写真撮影タイム

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【階段や鎖場が少し続く】
これを登りきれば刀利天狗に着く

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【刀利天狗で一息つく】
ここからしばらく緩やかな道になる



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【100m程下ったら五合目に着く】
刀利天狗〜五合目は地図では80分
となっているが30分ほどで着いた

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【目指す甲斐駒ヶ岳が見えた〜】
一番後ろに覗いている山が甲斐駒ヶ岳
目指す甲斐駒ヶ岳はまだまだ遠い

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【同じ場所から望遠レンズで撮影】
おー 紅葉している!
テンションが上がって頑張れそう



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【五合目小屋跡から直ぐ下の鞍部】
正面に見えてる岩、屏風岩を登る

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【鞍部から長い梯子を登る】
ここから梯子と鎖場が断続的に続く

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【少しずつ近づく甲斐駒ヶ岳】
紅葉ゾーンまで登ってきた〜



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【2段になった橋を渡る】
古い橋の上に新しい橋が掛けられてる

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【石碑の横に置いてある剣】
剣は2本置かれています

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【ほぼ垂直の梯子をのぼる】
どんどん標高を稼いでいきます



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【更にゴツゴツした岩の急坂を登る】
意外と足は快調に動いてくれる!

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【七丈第一小屋に着いた!】
ここまで中々良いペースでこれた

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【七丈第一小屋にある水場】
蛇口になっています



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【七丈第二小屋横の梯子を登る】
頂上まで地図では後二時間半だ

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【登山道は綺麗な紅葉となっている】
これは撮影タイムにせねば!

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【七丈小屋のテント場で撮影タイム】
鳳凰山と紅葉の見事な展望が広がる



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【テント場から撮影した紅葉】
今年の紅葉狩は絶好調!

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【眼下に広がる八ヶ岳】
そろそろ先に進まねば!

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【砂地の急坂を登って行く】
だいぶ登って来たぞ



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【八合目御来迎場】
石の鳥居は倒壊している

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【目指す甲斐駒ヶ岳までもう一息】
ずいぶん近づいてきた

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【この辺から鎖場と岩場が続く】
花崗岩の岩道を登っていく



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【花崗岩に岩道@】
急登をコツコツと登っていく

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【花崗岩の岩道A】
鎖場も慎重に行けば問題なし

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【三本剣の岩まで上がってきた〜】
昔は3本あったらしいが今は2本のみ



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【おぉ〜頂上が迫ってきた!】
もうひと踏ん張り頑張ろう〜

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【一面の紅葉をまとった鋸岳】
いつかは登って見たいなぁ

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【高度感たっぷりの岩場も後少し】
長かった登りも終了だ!



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【大己貴命がまつられている東峰】
横手駒ヶ岳神社奥社の祠がある

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【駒津峰経由で北沢峠へ至る分岐】
ここから頂上までは3分程

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【ついに甲斐駒ヶ岳頂上だ!!】
さて360度の展望を楽しもう〜



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【望遠レンズで撮影の仙丈岳】
仙丈カールがよくわかる

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【アサヨ峰・北岳方面】
手前が早川尾根・奥が北岳と間ノ岳

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【鳳凰山と富士山】
今日は本当に展望が素晴らしい!



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【名残惜しいが下山開始】
足を労わりながらゆっくり下山

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【鋸岳方面の紅葉を見おさめしよう】
せっかくの景色を楽しみながら下山

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【もう甲斐駒があんなに遠くなった】
さてひたすら下るとするか!



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【登った道をひたすら下る】
下りはうんざりするほど長い

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【更にひたすらひたすら下る】
意外と登って来る人が多いなぁ

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【刃渡りで最後の展望を楽しむ】
たくさんの方が休憩されていました



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【八丁登りまで降りてきた〜】
思ったより足は動いてくれてる

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【やったぁ!吊橋まで降りてきた〜】
満員の5人で橋を渡る

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【吊橋から見た渓谷】
とても美しい渓谷



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【竹宇駒ヶ岳神社】
長丁場の山行も無事終了♪

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【尾白の湯でつかれた体を癒す】
近くなのでお奨めです!

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【頑張った御褒美のほうとうを頂く】
さて明日に向け移動しよう〜




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