【三ッ頭】 みつがしら 2850m |
【権現岳】 ごんげんだけ 2715m |
【旭岳】 あさひだけ 2672m |
【赤岳】 あかだけ 2899.2m |
【牛首山】 うしくびやま 2280.1m |
【天女山】 てんにょさん 1528.8m |
登山日 |
2013年8月17日(土) |
山域 |
八ヶ岳連峰 【 − 赤岳】 |
コースタイム |
11時間13分 (休憩約49分含む ※歩行タイムは10時間24分)
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コース |
天女山駐車場(4:34)〜天ノ河原(4:51)〜標高2000mの看板(5:50)〜前三ッ頭(6:43)〜三ッ頭(7:15)〜権現岳(7:58-8:03 休憩5分)〜青年小屋方面との分岐(8:07-8:17 休憩10分)〜旭岳(8:39)〜ツルネ(9:02)〜キレット小屋(9:26-9:31 休憩5分)〜[途中昼食休憩8分]〜赤岳(10:52-11:13 休憩21分)〜真教寺への分岐(11:24)〜扇山(12:54)〜牛首山(13:03)〜賽の河原(13:41)〜羽衣の池(14:16)〜川俣川渓谷(14:45)〜天女山駐車場(15:47)
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天候 |
晴れ(1日中、良いお天気だった) |
駐車場 |
★天女山駐車場 (無料 30台程) , 天女山方面へ少し入った所の奥にトイレ有り
※8月の土曜日の晴れの天気予報にも関わらず、登山開始前も下山時も空きはありました。
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日帰り温泉 |
甲斐大泉温泉 パノラマの湯 , 道の駅 信州蔦木宿 つたの湯 |
備考 |
★登山届は天女山駐車場から天ノ河原方面へ数分登った所に設置されていました。
★トイレは天女山付近と各山小屋に有料トイレがあります。
※有料トイレは使用料を払いましょう〜
★権現岳は双耳峰で一般的に頂上は東峰となります。西峰はギボシと呼ばれています。
★赤岳は八ヶ岳の最高峰で日本百名山に選定されており、三角点と赤嶽神社が南峰にあります。北峰には赤岳頂上山荘が立っています。
★権現岳から赤岳に縦走する区間には長い梯子やキレット、鎖場・岩場・ガレ場などがあり落石に慎重になるべき箇所もあります。
★真教寺尾根の上部に連続する鎖場があり、注意が必要です。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【行程イメージ図 天女山からの権現岳と赤岳 周回コース】

【断面イメージ図 距離の長い歩き応えのある日帰りコース】
【承認番号 平24情使 第800号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の
数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。
今年の夏季連休は真ん中 2日が仕事となり 4連休と 3連休に分かれてしまったのだが、後半の休みに『鹿島槍ヶ岳〜五竜岳』縦走を
1泊2日で計画し準備をしていた。しかし出発前日の仕事が思いのほか遅くなってしまったため、計画を諦め 16日朝から自宅を出発し (交通費をけちり地道で
登山口まで走行) 八ヶ岳日帰り山行へとやってきた。前日の夕方から『美しの森駐車場』で車中泊し、早朝に登山口となる天女山駐車場に移動する。
長丁場の日帰り山行であるため、薄暗い中ヘッドランプの明かりを頼りに登って行くが、序盤は拍子抜けするくらい歩きやすい道が続きだらだらとゆるやかに
登って行く。標高1800m 付近程から傾斜がきつくなっていき本格的な登山開始となる。ガレ場周辺には多くの花が咲いており花の写真撮影をしながら
前三ッ頭まで到着すると、雲海のかなたに南アルプスや富士山の雄姿が目に飛び込んでくる。しかしながらこの連休はまれにみる天気の良さで、こんなにも
天気に恵まれ続けた山行はあまり記憶が無く夏山に浸った満足感で一杯である。出来れば前日から入山し1泊2日で楽しめれば申し分無かったのでは
あるが… 贅沢ばかりは言っていられないのである。前三ッ頭から三ッ頭までは一登りですぐに到着し眼前にこれから歩く『権現岳〜赤岳』の稜線が
一望できる… なかなか手強そうな稜線である。。。権現岳はなかなか独特の景観をした岩山で赤岳方面から眺めるよりも三ッ頭方面からのほうが
恰好良く筆者としては気に入っている。急坂を登り切り山頂へと到着しほっと一息つくが、これから越えなければならない赤岳への縦走路が《はよこんかい》
と威圧的に挑発しているようでゆっくりもしていられない気分になってくる。あまりゆっくりしているとここから引き返したい気分も生まれてきて
しまうため、休憩も早々に先を急ぐこととし縦走路へ突入する。権現岳の下りは鎖場から始まりその後にとんでもなく長い鉄製の梯子が待ち受けていた。
この梯子の長さは筆者が今迄に見た中ではだんとつに長く、よくこんなものを設置したなと思わず感心してしまう。旭岳を越えキレット小屋目指してぐんぐんと
下って行くと鎖場の向こうにキレット小屋が現れた。ここで休憩していた登山者のおばちゃんと少々談笑をし情報を仕入れたあと、本日最大の山場となる赤岳
への登りへと取り掛かる。ずっと稜線を歩きながら眺めていた赤岳への急登は予想通りの手強さで、ガレた足元は注意しながら登らないと落石を起こして
しまう危険をはらんでいる。幸い筆者らが登る際には他に登山者がいなかったが、人が多い場合は要注意であり出来れば避けたい (避ける事は不可能で
あるのだが) 道ではある。特に下りに使う際は下にいる登山者に注意し落石を落とさないよう細心の注意を払って下っていただきたい。必死の思いで
赤岳山頂までたどり着き、ここで大休憩を取り定番の御褒美 《コカコーラ》 を購入し味わったが、やはり山はコーラでしょ!!というのが定番になってきている。
ここからは下りなので気分的には楽になるが、実際はここからが長い道のりの始まりとなるのであった。真教寺尾根の鎖場もなんのそのと順調に下って行き、
疲れた足どりで羽衣の池まで到着すると後は自然歩道歩きで終了だとほっとしたのもつかの間、この自然歩道が疲れた体には暑く長く細かいアップダウンの多い
地獄の歩道とかしていたのであった。表現は大袈裟ではあるが散々疲れた後に待っていたこの歩道はとてつもなく重く圧し掛かり、牧場の牛と戯れる気力も無く
必死の思いで天女山まで帰還したのであった。体力的には疲れ果てたが景色も良く充実した山行であり、次回は権現岳のみをゆっくりと登りたいなと考えて
いる。

【天女山駐車場】 写真は下山時のもの

【権現岳方面の登山口】 まずは天ノ河原を目指そう

【天ノ河原】 ベンチもあり眺望も良い休憩スポット

【なだらかな道が続く】 それにしても歩きやすい道だなぁ

【開けた砂礫地】 少し行くとベンチもあった

【ハクサンシャジンだろうか?】 ツリガネニンジンとの見分けが難しい

【おっ 傾斜が急になって来た】 天女山と権現岳の標高差は1200m弱 なのでそろそろ標高を稼がないとなぁ

【標高2000mの道標を通過】 なかなかの急勾配になった;; 権現岳まで後、標高715m登らねば

【ロープが張られた急坂箇所】

【「ここが一番きつい」の立札】 2分程先に「急坂も半分」の立札有り

【ヤマボタルブクロ(山蛍袋)】 今回、登山道脇によく見かけた

【シナノオトギリ(信濃弟切 )】 イワオトギリとは葉で区別出来るとの事

【ハナイカリ(花碇)】 まだ蕾だが淡黄色の花が咲くそうだ

【おー 南アルプスが見えた〜】 左側が開けて展望が楽しめる

【雲海に浮かぶ南アルプス】

【このガレ場には花が多い】 せっかくなので撮影タイム

【アザミの仲間だろう】 う〜む ちょっとグロテスクだなぁ

【オオビランジ】 ピンクの花が一際目についた

【イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)】

【マツムシソウ(松虫草)】

【ヤマハハコ(山母子)】

【マルバダケブキ(丸葉岳蕗)】

【ヤマオダマキ(山苧環)】

【セリバシオガマ(芹葉塩竈)】

【前三ッ頭山から景色を楽しむ】 雲海に浮かぶ富士山が見えた

【さぁ 次は三ッ頭山を目指そう】 左上に見えているのが三ッ頭山かな

【三ッ頭山への登り】 再び急坂になった;;

【編笠山(左)と西岳(右奥)】 鞍部に青年小屋も見える

【前三ッ頭分岐】 三ッ頭まで15分とある

【美しい青空のもと登って行く】 景色も良いし最高の山日より♪

【おや 三ッ頭にもう着いた】 分岐から3分しか歩いてない

【ギボシ〜赤岳の山々】 ギボシ・権現岳・阿弥陀岳・中岳・赤岳

【絶景に度々足が止まる】 上達はしないのだが撮影に忙しい

【三ッ頭と富士山】 歩いて来た道が見える

【編笠山と中央アルプス】 今日は遠景も良く見える

【ヒメシャジン(姫沙参)】 萼に鋸歯がある

【キオン(黄苑)】

【権現岳への登り】 ふー キツイキツイ;;

【タカネシュロソウ(高嶺棕櫚草)】 別名はムラサキタカネアオヤギソウ

【鎖場を登る】 短いので慎重にいけば問題なし

【権現岳まであと少し!】 特徴的な大きな岩が見えている

【ミヤマウイキョウ(深山茴香)】 セリ科の中で判別しやすいお花

【ウメバチソウ(梅鉢草)】

【イワベンケイ(岩弁慶)】

【タカネナデシコ(高嶺撫子)】

【権現岳(東峰)の頂上】 頂上には剣が刺さっている

【ギボシ(西峰)と権現小屋】 分岐でおやつタイムにしよう

【分岐からの権現岳(東峰)】 後ろには富士山と南アルプス

【分岐から赤岳へと縦走開始】 まずは鎖場を慎重に降りていく キレット小屋まで大きく下らねば;;

【そして長〜い梯子を下りる】 高度感たっぷりの梯子です!

【岩稜の尾根を歩く】 あの上が旭岳だろうか

【旭岳の頂上に到着】 赤岳への登りがキツそうだ;;

【トウヤクリンドウ(当薬竜胆)】 晴れているのにあまり開いてないなぁ

【赤岳を望遠レンズで撮影】 よく見ると中央辺りに道が付いている

【ツルネと呼ばれる分岐】 出合小屋方面はバリエーションルート

【ツルネからの権現岳方面】 三ッ頭(左奥)と権現岳(中央)

【コマクサ(駒草)】 ツルネ付近には沢山自生していた

【キレット小屋手前の鎖場】 右側が切れ落ちてるので慎重に進む

【キレット小屋まで下りきった】 ここから標高450m登らねば・・・

【さて、赤岳の登りと行きますか】 まずは砂礫の道をゆるやかに登る

【鎖場は数ヵ所ある】

【ガレ場を登る相方】 落石に注意しながら登る

【阿弥陀岳(左)と中岳(右)】 展望箇所でちょっと撮影タイム

【権現岳(左上)から歩いて来た】 アップダウンがあるのが良く分る

【岩場の急斜面の登り】

【梯子を慎重に登る】 だいぶ登って来た気がする!

【タカネツメクサ(高嶺爪草)】

【ミネウスユキソウ(峰薄雪草)】

【赤岳まであと一息だ】

【真教示尾根分岐】 赤岳まで行ってここに戻ってくるのだ

【赤岳の頂上に着いた〜】 ちょっとまったり休憩しよう

【天狗岳・硫黄岳・横岳方面】 見えている小屋は赤岳展望荘

【阿弥陀岳】 頂上は沢山の登山者で大賑わい 名残おしいがそろそろ下山しよう

【キオンの群生】 分岐に戻り真教寺尾根から下山開始 急坂で鎖場等があるので慎重に下る

【振返り見上げる真教寺尾根】

【鎖場は数ヵ所ある】

【この辺りはセリバシオガマが多い】 鞍部まで下りきると緩やか〜な登り

【扇山までやってきた】 小さなアップダウンが疲れた足に応える

【牛首山】 ここから急坂の下りとなる

【おー! 下界が見えた〜】 八ヶ岳横断自然歩道はどの辺りだろう

【背の高い笹原は数ヵ所ある】 足元が見えないので歩きにくい

【賽の河原】 展望も良く休憩スポット

【観光各で賑わうリフト乗り場】 乗りたい! でも方向違い・・・

【やっと羽衣の池まで下ってきた】 ここから八ヶ岳横断自然歩道へと入る

【分岐点にある道標】 各分岐点には道標があり分り易い

【右下の林道を横切る】 出合小屋方面へ行く林道のようだ

【川俣川渓谷を渡る】 手前の広場で子供達が遊んでいた

【牧場内を歩く】 おびただしい数のバッタがいた;;

【日陰で涼む牛さん】 牛さんも暑いんだろうなぁ

【展望の良いベンチで一息つく】 ゴールの天女山はどこだ?

【コウリンカ(紅輪花)】 撮影出来なかった花達も沢山あった

【ここに来てこんな道に;;】 アップダウンが多く疲労もピークに;;

【再び牧場内を歩く】 照り付ける日差しで汗だくだ

【最後は天女山への登り】 県道620号線を横切ると階段になる

【ついに天女山に戻って来た!】 長かった山行も無事終了〜

【天女山公園線から帰ってきた】 美しの森方面ではないのでご注意を
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