【乗鞍岳 平湯尾根〜畳平の日帰りコース】

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【大黒岳】 だいこくだけ 2772m 【富士見岳】 ふじみだけ 2817m
【蚕玉岳】 こだまだけ 2979m 【剣ヶ峰】 けんがみね 3025.6m

登山日 2013年10月13日(日)
山域 北アルプス 【 - 剣ヶ峰】
コースタイム 8時間25分 (休憩・ロスタイム約53分含む ※歩行タイムは7時間32分)
コース あかんだな駐車場(4:57)〜乗鞍岳登山口(5:21-5:29 ロスタイム8分)〜乗鞍岳(平湯尾根)登山道入口(6:40)〜白猿ヶ池(6:57)〜水場分岐(7:45)〜権現社(8:17-8:30 休憩13分)〜硫黄岳の山腹(9:27)〜乗鞍スカイライン出合(10:04-10:13 休憩9分)〜大黒岳(10:42)〜富士見岳(11:03)〜肩の小屋(11:21-11:31 休憩10分)〜蚕玉岳(11:59)〜剣ヶ峰(12:09-12:13 休憩4分)〜肩の小屋(12:47-12:56 休憩9分)〜畳平(13:22)
天候 晴れ(1日中、良いお天気だったが稜線は風がとても強かった)
駐車場 ★あかんだな有料駐車場(850台程 2013年現在500円/日)  トイレはバス停近くに有り
※駐車場内は車中泊・テント泊が禁止されており、入庫時間は営業時間のみとなります。
※駐車場の営業時間はシャトルバスの運行時間によって変わるそうです。
※十月の3連休の中日に利用しましたが、下山後は車が溢れかえっていました。(係りの方による誘導で駐車場の敷地内の道路脇にも長い車の列が出来ていました・・・恐るべし上高地人気)
日帰り温泉 平湯温泉 ひらゆの森
備考 ★登山届はお食事処あんき屋さんの建物の外に設置されていました。
★トイレはあかんだな駐車場、平湯バスターミナル、肩の小屋、畳平にあります。
★平湯ルートの入口は平湯温泉スキー場の第一ペアリフト横辺りにある柵の扉から入ります。
※平湯尾根入口まではスキー場の中を登って行きます。
★乗鞍岳は日本百名山に選出されており、畳平までバスで行ける事からかなり人気が高い山です。
★乗鞍岳は活火山で剣ケ峰を主峰とした23峰からなる山々の総称との事です。
★平湯コースは人が標高差と距離がある為、乗鞍スカイライン出合まではとても静かな山歩きが楽しめます。
★乗鞍スカイライン・エコーラインはマイカー規制されており、バスかタクシーでしか入ることが出来ません。
※岐阜県側からは濃飛バス、長野県側はアルピコ交通のバスだと思います。
★今回は畳平から平湯バスターミナルまでバスに乗り、あかんだな駐車場まで歩いて戻っています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 平湯温泉から乗鞍岳の山登りコース】


断片図

【断面イメージ図 距離の長い歩き応えのある日帰りコース(下山はバスを使用)】




【承認番号 平24情使 第800号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。



山行のつぶやき

2日目、深夜3時起床しアカンダナ駐車場へと移動する。本日の目標は昨日の焼岳のんびり山行とは打って変わり、平湯温泉から 乗鞍岳を一気に上り詰めるハード山行である。早朝 5時前に駐車場を出発し平湯温泉スキー場より登山開始となるのだが、登山口がわからず右往左往し いきなりのタイムロスとなってしまう。迷った結果、良く分らないままスキー場を登って行くとあっていた模様で明瞭なルートへ変わって行き事なきを得たが 不安な立ち上がりである。スキー場上部には何故か羊の群れが放牧?されており、一瞬驚いたが羊に警戒されないよう端っこをそろそろと登って行く。 スキー場最上部まで登りそこから少し上部まで行くと乗鞍岳登山口となり、ここからが本格的な登山道となっていく。本日の天気は快晴で振り返れば 穂高連峰や焼岳,笠ヶ岳といった面々が恰好良く威圧的に出迎えてくれているが、久しぶりに見る笠ヶ岳の雄姿に「また登りに行くからまってろよ」と 心の中で思いを馳せながら、本日の目的地『乗鞍岳』目指して進んで行く。(筆者にとって笠ヶ岳は思い出深い山でいつも笠新道に返り討ちにあって いる印象が強く残っている…。いつの日か「楽に登れたわ」と言って見たい山であるが…一生無理だと思われる。。。)ぐんぐんと標高を稼いでいき 乗鞍山大権現までくると、正面に目指す剣ヶ峰方面が一望出来、改めて乗鞍の恰好良さが感じられる場所である。バスで畳平まで登ってしまっては この雄姿を見る事が出来ず、自分の足で登った者にのみ与えられる御褒美だなと思いながら景色を堪能しつつ先に進んで行く。昨日、初冠雪 があった模様で、稜線は薄らと雪化粧している箇所もある。硫黄岳山頂付近では雷鳥との嬉しい遭遇もあり、足の部分が冬毛に変わりつつある雷鳥を 見て本格的な雪のシーズンももうすぐであるなと実感できた。乗鞍スカイラインまでもう少しという所で本日初の登山者と遭遇したが、凍結でスカイラインは通行止め になっており、昼前までは動かないといった貴重な情報を頂く。これは滅多に無いチャンスでは無いかと考えスカイラインの道の真ん中をどうどうと歩き優越感に 浸りながら進んで行くが、大黒岳・富士見岳と進んで行くとどんどんと人が増え始める。通行止めなのになんでだろうと思っていると、どうやら通行止めは 岐阜県側のみで長野県側は朝から普通に動いているようであった…残念。肩の小屋を過ぎ剣ヶ峰への最後の登りになると渋滞となり、これで岐阜県側 も動いていたらどれだけの人がいるんだろうと考えながらのろのろと進んで行く。(このころには筆者もかなりバテ気味であった)ようやく辿り着いた 剣ヶ峰山頂は強風が吹き荒れ、とても滞在出来る状況では無かったため、写真のみ撮ってすぐに下山開始となる。ただ、岐阜県側のスカイラインが開通したせいか とんでもない人の波が押し寄せるように登ってきている。心底朝の間だけでも凍結してくれた事に感謝しながら畳平へと戻り、下山はバスで平湯温泉まで 帰還してハードな山登り山行も無事終了となった。平湯温泉で汗を流し東海圏の自宅への帰路へとついたが、帰りに立ち寄った怪しい?お店で頂いた夕食(ランチ)が 予想に反し美味しくボリュームもあり、是非また新穂高方面に来た際にはまた立ち寄ろうと思える場所であった。お腹も満たされ2日間の山行も満足した ものとなった。

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【あかんだな(第3)駐車場】
写真は下山時の物

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【第3駐車場奥から平湯温泉街へ】
道路を歩き平湯スキー場を目指す

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【平湯大滝看板からスキー場へ入る】
あんき屋さんに登山ポストが設置



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【乗鞍スカイラインにあった案内図】
手持ちの地図より登山口が分りやい

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【登山口を発見しスキー場を登る】
登山口が分らず探し回ってしまった

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【スキー場はちょと急勾配】
この辺りの紅葉はこれからかな



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【四ッ岳(左)と大崩山(右)】
どちらも乗鞍岳の一部の山

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【焼岳火山群のアカンダナ山】
溶岩流と溶岩ドームで形成された火山

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【おー 笠ヶ岳が見えている!】
筆者の大好きな山の一つだ



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【ヤマハハコ(山母子)】
まだ頑張って咲いているなぁ

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【安房平方面との分岐】
この先もスキー場をドンドン登って行く

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【乗鞍岳(平湯尾根)登山道入口】
スキー場最上部から少し登るとある



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【樹林帯の緩斜面を登って行く】
思ったより道はしっかり付いている

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【白猿ヶ池まで24mの分岐の道標】
せっかくなので池に寄り道しよう

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【白猿ヶ池】
小さな池だけど趣きはある



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【登山道脇の草には霜が付いてる】
この週末は寒気の影響で気温が低い

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【左斜面が開け振り返り見る展望】
笠ヶ岳〜穂高連峰と焼岳が一望

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【笠ヶ岳から抜戸岳と続く稜線】
右手前はアカンダナ山と白谷山



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【槍ヶ岳と穂高連峰】
この方面からの吊尾根はイカツイなぁ
むっ 上のほうが白くなってる気が・・・

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【水場まで55mの分岐の道標】
この水場は夏場は枯れるそうだ
飲料は足りているので先にへ進む

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【金山尾根は断続的に急坂の道】



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【低木帯に入り視界が開けてきた】
なんか地面が薄らと白い

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【白の正体はこれ】
雪?アラレ?霜では無い気がする

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【乗鞍山大権現】
十石山方面との分岐でもある



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【目指す剣ヶ峰はまだまだ遠い】
大権現から西側は展望が良い

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【硫黄岳・大丹生岳・四ッ岳】
これから歩く稜線が見えている

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【鞍部まで下り硫黄岳へ登ろう】
この辺りは少し紅葉がいい感じかも



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【黄葉と剣ヶ峰】
天気も展望も良く撮影に忙しい

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【とても小さな池に薄氷りが!】
好奇心で氷の厚さが気になるO君

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【振返り見る金山岩】
左の平らな所が乗鞍山大権現



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【趣きある風景に癒される】
笹原とハイマツの緑のコントラストが美しい

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【登って来たスキー場を眺める】
平湯温泉も見えている

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【稜線上は本当に見晴らしが良い】
槍穂高方面を眺めながら歩く♪



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【ハイマツ帯を登って行く】
風が強くて体がブレる;;

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【槍穂高と金山岩】
今、歩いてきた道が見えている

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【硫黄岳は残念ながら頂上は巻く】
頂上への道は見当たらなかった



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【硫黄岳山腹の登山道で雷鳥発見】
遠くからそっと撮影させて貰おう

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【足元はもう冬毛に変わっている】
足はもうフサフサだなぁ

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【雷鳥に別れを告げ先に進もう】
まだ本日の行程の中間辺りなのだ;;



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【再び大展望の稜線を進む】
また鞍部まで下って登らねば・・・

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【因みに白く見えているのは雪】
やはり初冠雪だったようだ

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【乗鞍スカイラインまであと少し】
ここで下山者から貴重な情報GET



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【振返り見る金山岩と硫黄岳】
硫黄岳の巻道はごらんの通り

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【乗鞍スカイラインに合流!】
道標には「平湯・十石山登山口」とある

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【平湯からのバスは凍結で停止中】
貴重な情報のおかげで道を悠々と歩く



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【富士見岳・剣ヶ峰・恵比寿岳】
乗鞍岳は23峰の総称、主峰が剣ヶ峰

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【絶好の撮影ポイントでの1枚】
ここでバスが動くとの情報をもらう

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【大黒岳への入口】
地図にない道だが整備されてる道



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【桔梗ヶ原は一面のハイマツ帯】
乗鞍岳一帯に8つの平原があるそうだ

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【大黒岳の頂上】
貸切かと思いきや人がいる

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【剣ヶ峰もだいぶと近づいて来た】
最高の天気の中歩を進める



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【畳平(バスターミナル)と鶴ヶ池】
左から不動岳・里見岳・恵比寿岳
山頂部に名前が付いている池は7つもあり、のんびり池巡りも楽しそうだなぁ

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【振返り大黒岳を見上げる】
すでにワサワサと人がいる!
気になって聞いてみると、長野県側のバスは通常通り動いてたとの事だった

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【富士見岳と不動岳】
富士見岳は登らず進む道があるが、せっかくなので制覇をしておこう
富士見・大黒岳は展望とご来光スポット



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【富士見岳の頂上に到着】
風が強い中撮影タイム

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【不消ヶ池(きえずがいけ)】
摩利支天岳にはコロナ観測所がある

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【槍ヶ岳〜常念岳パノラマ】
左手前が先ほどいた大黒岳



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【剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳】
さぁ、剣ヶ峰目指して先に進もう

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【しばらくは道路を歩く】
おっ 道標に剣ヶ峰まで1時間とある

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【この辺一帯が位ヶ原なのかな】
見えている道路は乗鞍エコーライン



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【肩の小屋】
少し奥に公衆トイレがある

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【登山道には沢山の人】
観光客の方々もいるので大賑わい

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【岩がゴロゴロする道を登る】
足がだいぶと疲れて来た;;



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【大日岳と屏風岳】
大日岳には奥の院がある

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【権現池】
日本で2番目の高所にある湖沼らしい

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【蚕玉岳の頂上に到着】
正面に見えているのが剣ヶ峰



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【絶景の展望を楽しむ】
左下は頂上小屋(売店のみ)

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【乗鞍本宮奥宮】
狭いのに人が多く身動きできない;;

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【剣ヶ峰の頂きに立つ】
体が飛ばされそうな風が吹いている



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【畳平に下山しよう】
渋滞に並んでのんびり下山

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【恵比寿岳と畳平】
左に見えているのは散策路

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【鶴ヶ池と大黒岳】
それにしても最高の天気だった♪



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【畳平バスターミナル】
ここから平湯までバスに乗る

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【平湯バスターミナル】
相方はバス酔いで撃沈状態

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【平湯温泉街を抜け橋を渡る】
駐車場に戻り山行も無事終了〜




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