市ノ瀬から(別山・市ノ瀬道・チブリ尾根)別山ピストン目論むも途中敗退

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【御舎利山】 おしゃりやま 2380m (※今回未踏破) 【別山】 べっさん 2399.4m (※今回未踏破)

登山日 2014年5月10日(土)
山域 両白山地
コースタイム 9時間27分 (休憩等 約31分含む ※歩行タイムは8時間56分【迷った時間も含む】)
コース 市ノ瀬駐車場(5:09)〜猿壁登山口(5:37)〜最後の水場(6:40)〜チブリ尾根避難小屋(9:02-9:13 休憩11分)〜引き返し地点(10:36)〜チブリ尾根避難小屋(11:16-11:36 休憩20分)〜最終水場(13:00)〜猿壁登山口(14:09)〜市ノ瀬駐車場(14:36)
天候 曇り後晴れ
駐車場 ★市ノ瀬駐車場 (無料 数ヵ所で700台程) ・ トイレ有り
日帰り温泉 白山天望の湯  
備考 ★チブリ尾根避難小屋にトイレがありますが、使用できるのか確認はしていません。
★登山ポストは市ノ瀬ビジターセンターに設置されています。
★白山公園線は冬期は通行止めとなります。
※風嵐〜市ノ瀬については2014年は4月26日に解除となりました。
※市ノ瀬〜別山出合は2014年は5月10日現在はまだ開通していません
★最終水場より上で2ヶ所程迷いました。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 市ノ瀬からのピストンコース】


断片図

【断面イメージ図 途中敗退でもそこその距離の日帰りコース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

昨年、白山から残雪の別山の格好良さに一目惚れをし、いつか登ろうと考えていた別山にチャレンジする日がついにやってきた。 登山口となる市ノ瀬ビジターセンターに駐車し、早朝5時過ぎ満を持しての出発である。長丁場のため早朝スタートとしたが、これが後々の行動に影響を 与える事はこの時点ではまだ予想だにしていない。この日も先頭出発のようで誰もいない登山道を登って行くと、標高1300m辺りから積雪が 出始めてくる。中途半端に夏道が見え隠れする登山道は冬道の目印と夏道の登山道が交錯し、ここから筆者等の迷走が始まってしまうのである。 本来なら冬道を通り登って行きたい所であるが、トレースが全くなく別山に登るのも初めてである我々には夏道の誘惑に耐えられず、ついつい そちらに足が向いてしまう。『あっちでうろうろ…』『こっちでうろうろ…』と迷走を繰り返しながら進んで行き、時間と体力をロスしながら の行程にしびれをきらした相方から『愚痴』が連呼し始める。ここら辺は大人の対応で気にしないふりをしながらチブリ尾根避難小屋手前の 尾根まで進んで行くと正面に別山の雄姿が出迎えてくれた。絶景を眺めながら避難小屋まで進み休憩を取るが、相方の状況が少々やばそうなのが 気に掛かる…。ここでアイゼンを装着しいざ別山に向けアタック開始であるが、標高に比例して背中に突き刺さる『愚痴』の多さがどんどん増していく。 雪面は固く締まっており足を滑らせると下まで落ちてしまうため、無理をして怪我してもしょうがないとこの状態では内心登頂出来るか不安になってくる。 傾斜が増すにつれ下りの恐怖感が増したのか相方は不安ばかりが募っていくようで、御舎利山山頂直下の斜面でついに決断する事とした。体力的な不安もさる事ながら 精神的に折れた心は前を見ておらず、これ以上は不可能かなと考え残念ながらここで撤退となったが、白山や別山の雄姿が写真に納められたので筆者的には 良しと考え下って行く。避難小屋上部まで下った所で後続の登山者が登って来たのだが、トレースをつけながらの先頭登山は初めての山では なかなか厳しいなと痛感した山行であった。避難小屋まで戻り昼食休憩をとっていると、やっぱり頂上まで行けたんじゃないかと後悔 ばかりし始める相方のつぶやきをさらりと聞き流しておく。下山はのんびりと花の写真撮影を 楽しみながら往路を引き返したが、相方の遠吠えのような後悔の叫びは延々と別山の山中に響き渡っていくのであった。こうして疲労感満載・達成感無しの別山山行は不完全燃焼 のまま幕を閉じたのであるが、来年またリベンジに戻ってこようと考えている。
達成感無く自宅には帰れない?! という事で明日こそは短くても確実に山頂を踏みピーク制覇を目指すべく急遽、比較的楽に登れそうな『大日ヶ岳』登山を 決行する事とし、ひるがの高原に向け移動を開始する『へなへな登山隊』であった。

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【市ノ瀬の駐車場(写真は下山時)】
左の建物がビジターセンター

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【まずは道路から斜め右方向へ入る】
冬靴を履いたけど残雪はどうだろうか

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【登山者通行用のボタンを押して入る】
登山者に配慮頂けて有難いなぁ



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【1.4q程で猿壁登山口に到着】
ここから別山は8kmもある

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【トチの大木】
大きな木々に圧倒される

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【これが噂のカツラの大木】
やっぱり写真で見るより本物が一番♪



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【下から見るとこの迫力】

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【小さな沢を渡り進む】

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【むー この辺りから道が分り難い】
ここ迄はあまり残雪もなく迷わず来れた



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【最終水場の道標は埋まっていた】
この上から地図と格闘しながら進もう
所々で夏道が顔を出している

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【白山釈迦岳】
お〜 山は良く見えている!
白山の撮影が楽しみだ♪

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【慎重に道を探しながら登って行く】



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【この先でまた道を見失う】
またしても地図を片手にウロウロ;;

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【尾根を意識し道を探すと道標発見】
別山まで後4.9kmになった

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【先は長いが撮影で足が止まる】
残雪は有ったり無かったりの状態



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【赤兎山と大長山】

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【赤兎山】

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【大長山】



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【御舎利山に向かって右手の尾根】
たぶん吹向尾根だろう

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【残雪が増えてきた尾根を登る】
とりあえずあの丘を目指そう

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【亀のような足取りの相方】
どうやら今日は絶不調のようだ



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【雲を纏った白山】

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【白山のアップ】

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【おー 遂に別山が見えた♪】



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【御舎利山と別山】
逆光で上手く撮影できない;;

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【チブリ尾根避難小屋に着いた〜】
ここで一休みしよう

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【雲が少し晴れ白山頂上がお出まし】
撮影メインなので大満足♪



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【トレース無しなので1歩1歩登る】
何処から登るのか思案しながら進む

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【筆者の付けたトレースを辿る相方】
どうやら相方は限界のようですなぁ

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【白山釈迦岳方面】



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【振返り見る景色】
右下がチブリ尾根

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【う〜む このルートであってるのか】
御舎利山(左)と別山(右)は近づいて来た

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【本日はここで引き返そう】
相方の体力を考慮し御舎利山直下で断念



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【引返し地点からの白山】
標高約2250m、別山まで後150mだった

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【チブリ尾根避難小屋まで戻ってきた】
なんとこの区間で10人以上とすれ違った

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【避難小屋からの別山方面】
相方は登れなかったのでへこんでいる



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【あの尖がっているのは何だろう】
さて写真を撮りながら下るとしよう

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【曲りながらも逞しい木】

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【登って来た道を戻って行く】
最終水場ちょい上でまた少し迷った;;



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【ショウジョウバカマ】

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【これが下の水場かな】

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【調べ中】



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【定番のスミレさん】

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【朝は蕾だったニリンソウ達】

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【ニリンソウ】



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【サンカヨウの群生】

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【咲いているサンカヨウ発見】

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【調べ中】



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【フキノトウ】

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【オオカメノキ】

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【立派なブナの木】



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【トキの大木】

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【カタバミ】
虫さんが蜜を狙っている

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【市ノ瀬に咲くシャクナゲ】
本日は達成感無く疲労感満載で終了




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