権現岳 天女山入口からのピストン日帰りコース

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【三ッ頭】 みつがしら 2580m 【権現岳】 ごんげんだけ 2715m

登山日 2016年1月11日(月 ※祝日)
山域 八ヶ岳連峰
コースタイム 8時間6分 (休憩等 約1時間15分含む ※歩行タイムは6時間51分)
コース 天女山入口(3:53)〜天女山(4:16)〜天ノ河原(4:29)〜標高2000mの看板(5:33)〜前三ッ頭(6:30-6:47 休憩17分)〜[途中 補給タイム12分]〜三ッ頭(7:34)〜[途中 装備替え10分]〜権現岳(8:27-8:32 休憩5分)〜三ッ頭(9:11-9:21 休憩10分)〜前三ッ頭(9:44-10:05 昼食休憩21分)〜天ノ河原(11:33)〜天女山(11:45)〜天女山入口(11:59)
天候 晴れ後曇り(稜線上にいる時はガスが掛かったが、下山後に晴れた・・・)
駐車場 ★天女山入口ゲート前のスペース(6台程)  トイレなし 
※天女山公園線(県道620号線)は冬季は通行止めで閉鎖される為、天女山駐車場へは行けません。
日帰り温泉 甲斐大泉温泉 パノラマの湯
備考 ★トイレは天女山にありますが冬期は使用不可です。
★登山届は天女山入口のゲートと天女山駐車場に設置されています。
★権現小屋は冬季は営業していません。
★権現岳は双耳峰で一般的に頂上は東峰となります。西峰はギボシと呼ばれています。
★権現岳直下のトラバース箇所は雪が少ないので今回は問題なく通過できました。
★冬は天候・雪質によりコースタイムが大きく変わるので注意です。
★装備は防寒具・フルアイゼン・ピッケル等の冬装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 天女山入口からのピストンコース】


断片図

【断面イメージ図 標高差は1350m弱の日帰りコース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

厳冬期の3連休、3連続日帰り登山という例年ならありえない強行山行スケジュールも、雪の少ない今年ならではの催しである。天女山入口 から例によって早朝4時前にヘッドランプの明かりを頼りに登っていく。静まり返った森の中を進んで行き、まずはなだらかな登山道で距離を稼いで いくと標高1800m付近から急登となり、この辺りでようやく夜が白み始め明るくなってくる。雪と氷が混じった急坂を足元に注意しながら 前三ツ頭まで登ると、比較的風は穏やかで強風を予想し気負っていただけにここで一息入れる。前三ツ頭は展望も良く富士山が正面に 見えるが、いまいち冬富士とは思えない黒っぽい姿で鎮座している。三ツ頭山頂まで 行くと八ヶ岳名物お待ちかねの暴風が吹き荒れ、時には耐風姿勢を取りながら進んで行く。途中の風裏箇所でアイゼンとピッケルに装備を変え、いよいよ権現岳の登りに差し掛かる。 今回、権現岳直下のトラバースゾーンは雪が少ないため危険個所も無く普通に通過し山頂へと到着、残念ながらガスで赤岳方面の展望は無かったが無事に到着できた事が何よりである。 無人の山頂から眺める稜線には暴風の通り道では無いのか?と思える場所に1張りのテントが設営してあり、凄い所に張っているなという 印象を受けたが展望としては特等席であろうと思われる。あのような場所にテントを張るのは冬山初心者の筆者達には無理であるが… 。 山頂を後に三ツ頭を越え前三ツ頭まで戻った所で昼食休憩を取ると、ここでようやく後続の登山者が続々と登って きた。冬山での昼食はご飯は凍るのでパンが基本となるが、パンでも水分を含んでいる物はもちろん凍る恐れがある。アホな我々は性懲り もなく調理パンを持参し、シャリシャリになったカレーパンとソーセージパンを食べる事になったのである。下山はアイゼンを装着したまま2000m 地点まで一気に下り、後はなだらかな登山道をだらだらと登山口まで戻って濃密で緊張した3日間の連続登山を無事終了した。

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【天女山入口の交差点(写真は下山時)】
ゲート前に数台駐車可能

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【天女山入口ゲートあるに登山ポスト】
ここに持参した登山届を提出

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【天女山登山道入口】
ゲートを直進してすぐ左側に入口がある



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【標高160m程登り天女山に到着】
冬期以外は天女山駐車場まで車で来れる

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【駐車場の奥から登山道へと入る】
ここにも登山ポストがある

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【天ノ河原】
展望も良くベンチもあるので休憩に最適



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【天ノ河原からの夜景】

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【しばらくは緩斜面をダラダラ歩く】

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【標高1800m付近で勾配が強くなる】



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【2000mの道標地点】
スタートから標高630mほど登ってきた

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【急坂が延々と続く・・・】
雪が溶け所々で道が凍っている

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【 「ここが一番きつい」の看板 】
今までも充分急坂だったが・・・



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【ちなみに一番きつい坂はこの辺】
写真ではイマイチ急坂感が伝わらない

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【6時を過ぎてようやく空が白み始める】
前三ッ頭の直下も中々の急坂

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【 「前三ッ頭まで後10分」の看板 】
ここまで調子よく登って来れた



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【前三ッ頭まで登って来た〜】
見えている山は三ッ頭

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【朝焼けの富士】
思ったより風が弱いので撮影タイム!

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【奥秩父方面】
神々しい景色にしばし見とれる



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【稜線上には樹氷がお出まし】

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【さぁ次は三ッ頭を目指そう】

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【振返り見る今にも昇りそうな朝日】



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【待ちきれず登ると朝日が昇った;;】
こんな時に限って樹林帯の中・・・

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【朝日に照らされながら三ッ頭を登る】

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【何とも神秘的な景色】
見事に染まる木々が美しい



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【編笠山(左)と西岳(中央奥)】
今日もいい天気だなぁ〜

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【前三ッ頭分岐】
三ッ頭まで15分とあるが5分程で着く

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【三ッ頭がもう目前の相方】
背後に富士山がど〜んと鎮座している



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【三ッ頭に到着〜】
ここから見る権現岳がお気に入り

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【ギボシ(左奥)と権現岳(中央)】
この角度の権現岳はカッコイイ!

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【絶景のパノラマを見ながら歩く】
むむっ 北方面はガスが湧いて来た



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【真っ青な空と真っ白な霧氷】

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【鞍部付近で装備替えを行い先へ進む】

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【強風に耐えながら登り中】



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【権現岳が近づいて来た】

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【厳つい風貌の阿弥陀岳】

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【権現岳と阿弥陀岳】



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【一面の樹氷の中を気分よく進んで行く】

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【登るにつれガスが迫って来た;;】

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【振返り見る歩いて来た稜線と相方】



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【トラバーズゾーンも難なく通過】
雪が付くとこの箇所は怖いのだ

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【雪が少ないので鎖も使える】
ここは慎重に通過したい箇所

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【特徴的な岩塔が近づいて来た】
あ〜 ガスに包まれて来た・・・



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【権現岳(東峰)に到着〜】

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【頂上には桧峰神社の祠が祀られている】

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【貸切の頂上で満足な筆者】



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【稜線上に1張りのテントがある】
凄い所に張っているなぁ

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【少しアップで撮影してみる】
方向的に風裏になるのかな

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【権現岳(西峰)のギボシ】
ガスで眺望が悪くなったので下山開始



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【樹氷と雲海】

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【権現岳を下る相方】

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【南アルプス方面の遠景】



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【権現岳と三ッ頭の間の小ピーク】
ここにも桧峰神社の祠が祀られている

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【三ッ頭まで戻り権現岳を眺める】
粘るも雲が抜けない・・・

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【鳳凰山〜鋸岳の山々】
二日前に鳳凰山に行ったばかり



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【前三ッ頭まで戻り撮影タイム】
望遠レンズに切り替え撮影に挑む

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【1日中よく見えていた富士山】
アップで見ると雪の少なさが良く分る

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【甲斐駒ケ岳と仙丈ヶ岳】



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【間ノ岳・北岳】
景色を見ながらお腹も満たす

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【あとは樹林帯を下るだけだ】

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【振返り見る三ッ頭と権現岳】
もうすっかりガスが抜けている



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【天ノ河原まで下りて来た】
ここで地元の方から雪の情報を頂く

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【天女山駐車場(冬期閉鎖)】
雪はまったくない

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【天女山】
後はダラダラ下り本日の山行も無事終了〜




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