大普賢岳・和佐又山  和佐又ヒュッテからの一部周回のピストンコース

トップページに戻る 登山紀行に戻る 2016年山登りに戻る



【大普賢岳】 だいふげんだけ 1780.1m 【和佐又山】 わさまたやま 1344.1m

登山日 2016年2月6日(土)
山域 大峰山脈 
コースタイム 5時間32分 (休憩等、約56分含む ※歩行タイムは4時間36分)
※積雪期は雪の深さや状態・トレースの有無などでコースタイムは大きく変わります。
コース 和佐又ヒュッテ(7:34)〜小峠(7:42)〜和佐又のコル(7:52)〜指弾ノ窟(8:22)〜岩本新道分岐(8:34)〜日本岳(文殊岳)のコル(8:42)〜石ノ鼻(8:52)〜小普賢岳の肩(9:03-9:11 装備替え8分)〜奥駈道出合(9:42)〜大普賢岳(9:48-10:18 休憩30分)〜小普賢岳の肩(10:48)〜小普賢岳(10:56-11:03 休憩7分)〜石ノ鼻(11:14)〜日本岳(文殊岳)のコル(11:22)〜和佐又のコル(12:17-12:28 昼食休憩11分)〜和佐又山(12:43)〜和佐又ヒュッテ(13:06)
天候 曇り時々晴れ
駐車場 ★和佐又ヒュッテ有料駐車場(1日 1000円) , キャンプ場にトイレが有るらしい
※出発時に和佐又ヒュッテの入口に鍵が掛かっていたため、料金は下山してからお支払いしました。
※冬季の和佐又ヒュッテまでの道は冬用タイヤ・チェーンが必要な時があります。
立ち寄り湯 上北山温泉 薬師湯  
備考 ★登山口に登山ポストがあります。
★トイレは和佐又ヒュッテのキャンプ場内にあるようです。
★要所に標識が付けられており、特に迷う箇所は無いと思います。
★今回のコースには修験道の行場跡を見る事ができます。
★指弾ノ窟を過ぎた辺りから梯子や鎖場が出てきます。(積雪期は難易度が上がります)
★積雪期はアイゼン・ピッケルを装備したほうが良いです。(今回アイゼンもピッケルも使用しました)
※ただ今年は記録的な暖冬で雪がかなり少なく登りやすい状況でした。
★今回、和佐又ヒュッテの案内犬「リサ」に石ノ鼻手前まで案内してもらいました!
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 和佐又ヒュッテからの一部周回のピストンコース】


断片図

【断面イメージ図 歩行距離8q程の日帰りコース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

雪を求めて彷徨わなければならない今冬、今週も迷走する週末がやってきた。鈴鹿で雪を求めるのは無理があるし、大峰山脈まで 行っても満足するほどの積雪量は無いであろう… と考えた末、同じ大峰の山でも雪が多いと入り込みにくく雪が少ない今年こそが 登頂するチャンスとなる大普賢岳へとチャレンジしてみる事とした。大普賢岳といえば梯子や階段ばかりの急登が思い浮かぶが、 それらが雪で埋まると難易度が急激に上昇し、大峰山脈の中でも屈指の難ルートとなると考えられる。だが今年は雪が少なく例年 なら埋没するであろう階段も鎖も見えているようで冬のイメージをつかむにはちょうど良い感じである。深夜、車を走らせ登山口と なる和佐又山ヒュッテに到着し(道路上に雪は無くヒュッテまで車は難なく登れた)準備を整えた後、出発しようとするといつのまにか 真横に1匹の犬が現れ、我々を誘導するかのように先導していく。あとでヒュッテの方に聞くと犬の名前は『 リサ 』といい案内犬の ようであった。ここから犬のリサちゃんと共に珍道中が始まる事となるのである。つかず離れずの状態で常に周囲を行ったり来たり しながら、時には道を踏み外すとそちらでは無いとばかり正しい方向へ鎮座し待っていたり、そうかと思えば急に姿が見えなくなり 戻ったのかなと思っていると突然再び目の前に現れたりと、なかなかの神出鬼没ぶりを披露し楽しませてくれる。石ノ鼻手前の 階段付近で凍結箇所があり登る事が出来ず、ここで楽しませてくれた珍道中は終了となったが苦になる登りの気分を紛らわせてくれる名案内犬に 充分和ませて頂いた。小普賢岳の肩でアイゼンとピッケルに装備を変更してコルまで下り、ここから核心となる大普賢岳への急登に差掛るが、予想 していた通り雪が締まっているため、急登でもアイゼンが効きやすく順調に登り切り無事に山頂へと到着した。山頂からは大峰山脈 の山々が見渡せ、最高峰の八経ヶ岳や山上ヶ岳、稲村ヶ岳方面の眺めを堪能しながら少し食事を摂る。ゆっくりと休憩した後は往路を 戻り、小普賢岳と和佐又山へ寄り道をしたのち駐車場へと戻ると嬉しい再開が待っていた。帰り準備をして出発するため車に乗り込もうとすると 車の横にいつのまにか案内犬のリサちゃんが座っていたのである。登りの途中で別れて無事に戻ったのかなと気になっていたため、 ここでの再開は嬉しく、これで思い残す事なく駐車場を後にすることができた。帰りに上北山温泉に立ち寄り汗を流した後、明日登る山の作戦会議を 行ったが、いつも通りの迷走が始まるのであった。本日何故か名阪国道『伊賀SA』で就寝 … こんな所で 車中泊するなら家に帰って寝た方がいいのでは無いか?とも思えるがそれは旅行気分で良しとするのであった。

写真をクリックで拡大します

【和佐又ヒュッテ有料駐車場】
料金は下山時にお支払いしました

写真をクリックで拡大します

【駐車場には案内犬のリサちゃんが出現】
和佐又ヒュッテの名犬です

写真をクリックで拡大します

【ヒュッテからすぐの大普賢岳登山口】
ここで登山届けが提出できます



写真をクリックで拡大します

【リサちゃんに導かれ登って行く】

写真をクリックで拡大します

【新伯母峰トンネル方面との分岐】

写真をクリックで拡大します

【先ほどの分岐にある歌碑】



写真をクリックで拡大します

【そして和佐又山の分岐を左に見て直進】
大普賢岳方面へと進み和佐又のコルへ

写真をクリックで拡大します

【和佐又のコルに到着】
標識によると大普賢岳まで2.4qらしい

写真をクリックで拡大します

【無双洞方面の分岐を左に見て直進】
ひたすら大普賢岳方面へと進んで行く



写真をクリックで拡大します

【巨樹ふれあいルートの分岐を通過】
標識が整備されており分りやすい

写真をクリックで拡大します

【案内を続けるリサちゃん】
時々いなくなりまた戻って来てくれる

写真をクリックで拡大します

【立派な木々が立ち並ぶ尾根道】
手前のヒメシャラも中々の幹回り



写真をクリックで拡大します

【トラバース道になった】
深雪時は嫌な箇所だ

写真をクリックで拡大します

【指弾ノ窟(したんのいわや)】
いよいよ岩窟群一帯に突入

写真をクリックで拡大します

【指弾ノ窟を過ぎると階段が出て来る】
実はリサちゃんは鉄階段が苦手らしい



写真をクリックで拡大します

【凍結する石階段】
まだアイゼン未装着なので慎重に登ろう

写真をクリックで拡大します

【行者還岳と八経ヶ岳方面】
う〜む どこも雪が少なそうだ

写真をクリックで拡大します

【朝日ノ窟(あさひのいわや)】
オーバーハングの窟は自然に出来たとの事



写真をクリックで拡大します

【そして鎖場も出て来る】
深雪時登山の為にしっかり下見しておこう

写真をクリックで拡大します

【笙ノ窟(しょうのいわや)】
5つの行場の中で一番大きな窟

写真をクリックで拡大します

【窟見物に付き合ってくれるリサちゃん】
おかげて楽しい山歩きとなっている



写真をクリックで拡大します

【窟がある岩壁は日本岳の南面】

写真をクリックで拡大します

【鷲ノ窟(わしのいわや)】

写真をクリックで拡大します

【岩本新道の分岐を左に見て通過】



写真をクリックで拡大します

【所々に氷が付いた岩場を登ると】

写真をクリックで拡大します

【日本岳のコルに着いた】

写真をクリックで拡大します

【ここからまた尾根歩きとなる】



写真をクリックで拡大します

【長い梯子があったりもする】
リサちゃんは斜面を軽快に登って行く

写真をクリックで拡大します

【まだ先導してくれるリサちゃん】
どこまでガイドしてくれるのかなぁ〜

写真をクリックで拡大します

【石ノ鼻直下の梯子ゾーン】
この梯子ゾーンの手前でりさちゃん撤退



写真をクリックで拡大します

【岩場が突き出た石ノ鼻に到着】

写真をクリックで拡大します

【石ノ鼻の岩場に立ち撮影タイム】

写真をクリックで拡大します

【石ノ鼻からの南南東方面の遠景】



写真をクリックで拡大します

【釈迦ヶ岳(中央やや左奥)方面】

写真をクリックで拡大します

【日本岳】

写真をクリックで拡大します

【小普賢岳(手前)と大普賢岳(奥)】



写真をクリックで拡大します

【少し登り小普賢岳の山腹をトラバース】
少しずつ雪が多くなってきた

写真をクリックで拡大します

【機嫌よく階段を登る相方】
今年は雪が少なく難易度が下がっている

写真をクリックで拡大します

【小普賢岳の肩でアイゼンを装着する】
標識があるが頂上はここより少し上にある



写真をクリックで拡大します

【鞍部まで急坂を下る】
ここはアイゼン無しでは厳しい(凍結有)

写真をクリックで拡大します

【鞍部から少しだけトラバースする】
少し進み左へ折れる(直進しないよう注意)

写真をクリックで拡大します

【いよいよ大普賢岳の登りとなる】
ここは写真で見るより急坂箇所



写真をクリックで拡大します

【同箇所を登る相方】
階段は一部埋まっている

写真をクリックで拡大します

【そして階段を登り】

写真をクリックで拡大します

【梯子も登り高度を上げていく】



写真をクリックで拡大します

【危険注意書きの標識】
過信せず注意して進もう

写真をクリックで拡大します

【奥駈道出合まで後少し!】
危険個所から解放され気分よく進む

写真をクリックで拡大します

【奥駈道出合】
標識によると頂上まで後100m



写真をクリックで拡大します

【大普賢岳最後の登り】

写真をクリックで拡大します

【大普賢岳に無事到着】

写真をクリックで拡大します

【稲村ヶ岳〜山上ヶ岳方面】



写真をクリックで拡大します

【稲村ヶ岳と大日山】

写真をクリックで拡大します

【山上ヶ岳】

写真をクリックで拡大します

【釈迦ヶ岳・八経ヶ岳方面】



写真をクリックで拡大します

【七曜岳】

写真をクリックで拡大します

【国見岳】

写真をクリックで拡大します

【孔雀岳(左奥)と釈迦ヶ岳】



写真をクリックで拡大します

【雲が掛かった八経ヶ岳と弥山】
のんびり景色を楽しみながら休憩をする

写真をクリックで拡大します

【頂上に別れを告げ来た道を下ろう】
とりあえず小普賢岳の肩まで戻る

写真をクリックで拡大します

【小普賢岳の肩から小普賢岳へ寄り道】
頂上を踏んでここに戻って来る



写真をクリックで拡大します

【小普賢岳までの道には印がある】
結構な急坂で息が上がる

写真をクリックで拡大します

【小普賢岳の頂上を一応制覇】
肩まで戻りどんどん下ろう

写真をクリックで拡大します

【鷲ノ窟前の道に散らばる砕けた氷柱】
行きより増えている気がするなぁ



写真をクリックで拡大します

【鷲ノ窟の上部にある氷柱】
気温上昇で落ちてくるので要注意

写真をクリックで拡大します

【立派なヒメシャラ】
下りは木々達にも目をやる余裕あり

写真をクリックで拡大します

【立派なブナの木】
イナバウアーのような優雅な曲線



写真をクリックで拡大します

【和佐又のコルまで戻って来た】
昼食タイム後和佐又山を登ろう

写真をクリックで拡大します

【和佐又山への登り】
大きなヒメシャラが目につく

写真をクリックで拡大します

【和佐又山に到着!】
山頂は広く休憩に最適



写真をクリックで拡大します

【和佐又山からの大普賢岳】
手前は小普賢岳と日本岳

写真をクリックで拡大します

【さて和佐又ヒュッテまで下ろう】
北東斜面なので意外と雪が残っている

写真をクリックで拡大します

【歌碑方面との分岐】
ヒュッテ方面進み下って行く



写真をクリックで拡大します

【ヒュッテまで無事に下りて来た】
テントが1張りある

写真をクリックで拡大します

【リサちゃんが別れの挨拶に来てくれた】
今日はガイドしてくれてありがとう

写真をクリックで拡大します

【上北山温泉 薬師湯で汗を流す】
本日の山行も無事終了〜





トップに戻る  トップページに戻る