藤内沢から中道の周回コース

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登山日 2016年2月11日(祝日)
山域 鈴鹿山脈
コースタイム 5時間55分 (休憩等、約1時間41分含む ※歩行タイムは4時間14分)
※積雪期は雪の深さや状態・トレースの有無などでコースタイムは大きく変わります。
コース 旧料金所駐車場(7:01)〜裏道登山口(7:12)〜藤内小屋(7:40-7:45 休憩5分)〜藤内壁出合(8:04-8:17 装備替え13分)〜第三ルンゼ(9:46-9:59 休憩13分)〜朝陽台(10:11-10:47 昼食休憩36分)アゼリア前〜(10:55-11:20 休憩25分)〜富士見岩(11:36)〜キレット(12:05-12:14 休憩9分)〜地蔵岩(12:19)〜おばれ岩(12:30)〜旧料金所駐車場(12:56)
天候 晴れ
駐車場 ★登山者用(旧料金所)無料駐車場(無料 54台 ※鈴鹿スカイラインから進入) トイレ無し
★登山者用(旧料金所)無料駐車場(無料 16台 ※湯の山温泉から進入) トイレ無し
※54台と16台の駐車場は行き来出来る時と出来ない時があります。
※冬季は湯の山温泉からしか進入できません。
※登山者用(旧料金所)無料駐車場は満天星前駐車場とも呼ばれる事もあります。
立ち寄り湯 湯の山 片岡温泉(日帰り温泉) , 湯の山温泉 ホテルウェルネス鈴鹿路
※湯の山温泉には立ち寄り湯(温泉旅館等)が多くあります。  
備考 ★鈴鹿スカイライン(国道477号線)は12月中旬〜4月上旬頃まで冬季通行止めとなります。
★トイレはアゼリア前の広場横に公衆トイレがあります。
※登山前に道の駅「菰野ふるさと館」などに立ち寄ることをお勧めします。
★登山ポストは中道登山口と裏道登山口の少し上にあります。
★藤内沢はバリエーションルートです。※一般登山者のルートではありません。
※冬季に入山する場合は凍結箇所も多くあるため、アイゼン・ピッケルなどの装備が必要です。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 藤内沢(バリエーションルート)から中道の周回コース】


断片図

【断面イメージ図 歩行距離6q強の日帰りコース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

2月半ばとなり例年であれば鈴鹿で十二分に雪を堪能している季節であるが、暖冬の今年はいつもと勝手が全く違っている。毎年恒例の御在所 藤内沢計画も参加表明をしたものの雪が無くて登れないのでは?という不安とジレンマから毎日雪情報ばかりを眺めながら(諦めの気持ちが 勝っていたが…)過ごしていた。実施直前まで悩んだ結果、なんとか登れるだろうとの決断となり決行する形となったが、直前に訪れた寒気で 少しは雪が増えたかと期待しつつ菰野町へと向け車を走らせる。車窓から眺める鈴鹿山脈は思っていたよりも白く見え、これはいけるんじゃない かという期待感が膨らみ気持ちを高揚させながら出発準備を整える。満点星駐車場から裏道登山口まで鈴鹿スカイラインを下るが、道路にも 少し積雪があり予想以上に降ったような感じである。裏道を藤内壁出合まで登っていく途中も徐々に積雪は増え、今まで心配していた雪不足は 何だったんだろうと考えるが良い方に期待を裏切られたので結果的に大満足である。藤内壁出合で装備替えを行い準備を整え藤内沢を登っていくと、最初の難関となる フランケ氷柱上部の乗り越え部へと差掛る。雪が多い年であれば階段状に簡単に越えられるのであるが、積雪が少ない場合は岩が凍りピッケル とアイゼンの前爪を駆使して乗り越える必要があり少々難易度が上がる形となる。まず最初に自分が登り上部からロープで確保しながら後続の メンバーに登ってもらい無事クリアし進んで行くと、マイナス滝分岐から上部はトレースが無くなっていた。アイスクライミングの方が付けてくれた トレースはここまでで、これから上部はラッセルとの戦いとなるが予想以上に積雪が多いうえに積もりたてサラサラのパウダースノーに行く手を 遮られなかなか進む事が出来ない。急斜面では腰まで埋まるラッセルに悪戦苦闘しながら(サラサラのため掘っても掘っても埋まっていく…) 標高を稼いでいき、何とか無事に第3ルンゼまで到着し一息つく。いつも賑わっている第3ルンゼは本日無人であったため、周囲にある氷で少し 遊んだあとは(クライミングは出来ないので真似事遊び)最後の樹林帯を抜け山頂遊歩道へと合流した。朝陽台で昼食休憩をゆっくりと取った 後はトイレ休憩がてらアゼリア前に移動すると大勢の観光客で賑わっていた。なかなかの人気だなと思いながらしばらくソリ遊びをしている 人達を眺めた後は中道を下山し駐車場へと戻ったが予想以上の積雪量に雪を満喫でき充実した1日となった。

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【登山者用(旧料金所)駐車場】
まずはスカイラインを歩き裏道を目指す

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【蒼滝橋手前を左折して裏道へ入る】
スカイラインにも雪が積もっていた

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【裏道登山道の登山ポスト箇所】
川沿を歩いて行く



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【七の渡しを渡り】

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【すぐ先にある四の渡しも渡る】

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【その後も歩き慣れた裏道を進む】



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【もう一度丸太橋を渡ると】

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【藤内小屋に着く】

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【国見尾根方面はノートレース】



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【分岐を直進し北沢を登る】

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【雪に覆われた北沢】

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【兎の耳の鎖場に差し掛かる】



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【兎の鎖場を慎重に通過中】
足元が凍結しているので滑りやすい;;

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【一登りで藤内壁出合に到着】
ここで装備を整える

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【一ノ壁・中又・バットレス方面】
やや右寄りの谷が藤内沢



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【藤内沢にいざ出陣!】
おー 予想外に雪が深い!

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【テスト岩を目印に左折する】
写真右側の岩がテスト岩

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【左折せずに直進すると藤内滝に出る】
昨年は藤内滝から滑落する人を目撃・・・



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【左折した後、少し登り右方向へ】
ようは藤内滝を高巻するのだ

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【藤内滝を高巻中 その1】
このトラバーズゾーンは雪が深いと怖い

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【藤内滝を高巻中 その2】
高巻を無事に終えると一息付く



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【次はゴルジュゾーンへ突入】

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【前尾根P5直下のフランケ氷柱】

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【もう一枚!】



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【振返り見る藤内滝の落ち口】
ここで足を滑らせると下まで落ちる;;

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【ゴルジュを登るケンちゃん】
ご褒美の深雪で楽しそうだ♪

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【コーモリ滝手前の岩を左に登る】
先行者が今日は手強いよ〜と教えてくれた



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【難所から振返り見るゴルジュゾーン】
いまいち急坂感が写真では伝わらないなぁ

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【まずは筆者が難所を登る】
残りの3名は念のためロープを出す

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【2番手はケンちゃん】
3番手にMarkさん・4番手は相方と続く



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【難所を登りマイナス滝方面を眺める】
先行者はマイナス滝へと行くようだ

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【出したロープを収納する筆者】
Markさんも撮影に余念がない

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【少し登り右折するとトレースが無い】
いよいよラッセルの始まりだ!



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【振返り見る前尾根P5付近】

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【先頭ラッセルを頑張るケンちゃん】

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【足元が凍結している箇所もある】



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【櫓上部に見え始める頃に左の沢へ】
第三ルンゼ方面へと登る

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【深雪と格闘するケンちゃん】
ラッセルを御馳走になる相方

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【前尾根P2の櫓】
昨年はこの櫓に初チャレンジした



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【第三ルンゼを登る一行】

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【第三ルンゼにある氷瀑 その1】

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【第三ルンゼにある氷瀑 その2】



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【無人なので脇で少し遊んで見る】
奥の氷瀑はアイスクライミングで人気

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【あとは急坂を一登りするだけ】
この斜面を登り切れば遊歩道に合流する

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【遊歩道合流付近からの眺望】
国見岳・釈迦ヶ岳方面



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【ズームで伊吹山・藤原岳を撮影】
空が澄んでいて山々が良く見えている

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【朝陽台でのんびり昼食休憩しよう】
昼食後にアゼリアに寄り道しに行く

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【ちびっこソリ広場の木々達 その1】
これは降雪機による霧氷だろうなぁ



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【ちびっこソリ広場の木々達 その2】

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【見頃に育った人工氷瀑】

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【賑わうちびっこソリ広場】



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【アゼリア前のイベントで頂いた干物】
さて 中道から下るとしよう

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【富士見岩展望所で撮影タイム】
撮影が大好きな我が隊はあちこち寄り道

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【鎌ヶ岳と大黒岩】
今年はまだ鎌ヶ岳に登ってないなぁ



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【大黒岩と本谷】
本谷にもトレースが付いている

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【さぁ 中道をどんどん下ろう】
いい天気なので人が多く登ってくる

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【歩き慣れた中道でまったりする3名】
楽しみながら歩くのが我がスタイル



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【キレットを通過中】
我々は直進したが正規の道は右側にある

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【中道は変化に富んだルートで人気】
見所も多く楽しめるコースである

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【地蔵岩】
御在所岳で知名度NO.1の奇岩



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【御在所岳】
今日は雲一つない快晴が続いた

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【おばれ岩】

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【中道登山口まで下りて来た】
予想外の深雪で満足行く山行となった
本日の山行も無事終了〜





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