登山日 |
2016年3月20日(日) |
山域 |
鈴鹿山脈
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コースタイム |
7時間28分 (休憩等約27分含む ※歩行+クライミングタイムは7時間1分)
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コース |
鈴鹿スカイライン通行止ゲート(4:52)〜裏道登山道の登山ポスト(5:13)〜藤内小屋(5:40-5:45 休憩5分)〜藤内壁出合(6:09)〜前尾根取付き(6:20)〜裏道合流地点(9:36)〜御在所岳(三角点)(9:55-10:04 休憩9分)〜国見峠(10:28)〜[途中昼食休憩 13分]〜藤内壁出合(11:19)〜藤内小屋(11:37)〜鈴鹿スカイライン通行止ゲート(12:20)
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天候 |
晴れ時々曇り (風が強くて寒く、岩が冷たかった)
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駐車場 |
★今回は鈴鹿スカイラインの通行止めゲート前の路肩に車を止めさせて頂きました。
※正規の駐車地ではありません。
★蒼滝公共駐車場(無料 3ヶ所で70台ほど) トイレ有り
※ロープウェイへの近道が工事で閉鎖なので遠くなり不便になりました。
★ロープウェイ有料駐車場,トイレ有り
※鈴鹿スカイラインが冬季通行止めなので蒼滝大橋駐車場は使用不可
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立ち寄り湯 |
湯の山 片岡温泉(日帰り温泉) , 湯の山温泉 ホテルウェルネス鈴鹿路
※湯の山温泉には立ち寄り湯(温泉旅館等)が多くあります。
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備考 |
★鈴鹿スカイライン(国道477号線)は12月中旬〜4月上旬頃まで冬季通行止めとなります。
★登山ポストは蒼滝大橋から少し上の裏道登山道沿いにあります。
★裏道は崩壊地もあり歩きにくい所もあります。
★裏道に水場が2ヶ所あります。(四の渡し付近と藤内小屋と藤内壁出合の間)
★前尾根はクライミングルートです。一般登山者の通行は不可です。
※前尾根はクライミング装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【行程イメージ図 前尾根から裏道の周回コース】

【断面イメージ図 クライミングルートを含む日帰りコース】
当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。
3月の3連休、最後の雪山遠征を考えていたが土曜日は全国的に雨模様、しかも気温が高そうなので雪にもならない可能性が高い …
という事で今年の冬山はこれにて終了となった。代わりに暖かいなら岩登りシーズンの開幕と意気込み御在所前尾根へと出かけて
見ることとする。鈴鹿スカイライン冬季通行止めゲートから裏道登山口へと歩き始めるのだが、ありえないくらいむちゃくちゃに風が強い。
天気は晴れか?という事ばかり天気予報を気にし何度も確認してきたのだが、風の状況確認をするのをすっかり忘れていたのである。
ここまで来たら仕方無いので取りあえず取付きまで行ってから考えようと裏道を藤内壁出合まで登っていくが、北谷には風が吹抜け
眺め見る前尾根も厳しそうな状況である。出合からP7取付きまで進んでみると流石に林の中なので風は吹いておらず、取りあえず
P7,P6だけでも練習して見るかと考え、クライミング装備を装着し準備を整える。今回で4回目となる前尾根であるため、大分慣れて
きただろうと考えていたが、いざP7に取付いて見るといきなり出だしでつまづき、どうやって登っていいか判らない … 。岩は冷たく手の
感覚も鈍い状況で戸惑いながら、なんとかインチキ気味に登り支点を確保するが久しぶりの岩登りは初めてトライした時と同様の
緊張感で常に触ってないとだめだと言う事に改めて気づかされる。P6を越えP5はいつもなら普通に確保無で登って行くところだが、
今回は前尾根初デビューの相方がいるため一応安全を見て確保し登る事とする。筆者が勝手に思う難易度で言えば P7,P6が最も難しい箇所となる
が、本日の試練はここからが本番であった。各ピッチの取付点は風裏となりそれほど寒くは無いが終了点の上部は強風が吹抜け寒く
逃げ場のない試練の地と化していたのである。しかも暖かいだろうと決め込んでいたため、薄手の防寒着で
ビレイ中はずっと苦行に耐え忍び続ける拷問のような状況が続いていく。P4を越え P3上部は
ガスに巻かれこれまでで最も寒くビレイする手も凍りつきそうな感じで早く登って来てくれと祈る心境でロープを引き続ける。相方が
登ってきた時にはようやく解放されたと安堵の気持ちで一杯であった。P2ヤグラはこの寒さのため当然見なかったかのようにスルー
して先へと進み裏道登山道へと合流、寒さに耐えた岩登りもなんとか無事終了した。初めての前尾根を楽しみにしていた相方であった
が寒さのため楽しむ余裕などは無く、寒さからの脱出を考えただけのほろ苦いデビューとなってしまったようであった。あとは一応
山頂に立ち寄り裏道を下山したが体の芯から冷えた1日であった。気温や風の条件もあるだろうが、前尾根はもう少し暖かくなってから始めた方が良いようで
あり、いい教訓となった … ただ教訓を次に活かせないのが難点でまた同じことをやっていそうな気がするのであるが。

【鈴鹿スカイライン通行止めゲート】 まずは1km強、鈴鹿スカイラインを歩く

【裏道の登山ポスト】 まだ夜が明けぬ北谷沿いを進んで行く

【七の渡し】 すぐ先に四の渡しもある

【藤内小屋で一息つく】 予想以上に風が強いのが気になる所

【北谷を登って行く】 正面に前尾根が見えて来た

【振返り見る兎の耳】 夜が明けて明るくなって来た

【兎の耳の鎖場を通過中】 歩き慣れた鎖場でも油断は禁物

【登山道沿いにある水場】 四の渡し付近にも水場がある

【藤内壁出合までやって来た】 強風で悩んだが取付きまで見に行く事に

【一ノ壁・中又・バットレス】 筆者達にはまだまだ縁遠い領域

【とりあえず藤内沢を登り始める】 水量が多く滑りやすい;;

【テスト岩】 手掛かり足掛かりの箇所が白くなっている

【テスト岩左側の高巻地点】 積雪期はここを登り、藤内滝を高巻して 藤内沢を登って行くコースが筆者等の定番

【本谷の不動滝と良く似た風貌の藤内滝】

【前尾根P7の取付き地点】

【P7上部からP6へ向かう】 熟慮の末、前尾根クライミング決行

【P6の取付き】 筆者は4回目の前尾根となる

【P6を登る相方】 相方は前尾根初チャレンジ!

【P5を登る筆者】

【お次はP4の凹角ルート】

【P4上部から下を覗く】 眼下に北沢が見える

【振返り見るP4】

【P3の取付き】

【P2(櫓)とP3】

【P2の櫓は今日は止めておこう】 ここで登山靴に履き替える

【P1へと登る】 ロープは収納したので慎重に進む

【P1を登る相方】 初挑戦の前尾根の感想は如何なものか

【裏道登山道に合流】 折角なので頂上へと向かう

【ちびっこソリゲレンデ】 今日は閑散としている

【御在所岳(三角点)】 昼食と思ったが寒いので下山開始

【裏道を下って行く】

【国見峠】

【朝登った前尾根】

【裏道の途中で昼食タイム】 総重量1.4s(入れ物含む)のお弁当

【腹も満たし再び裏道を下って行く】 人は登って来るが少ない印象

【ゲート前は車で溢れていた】 本日の山行も無事終了〜
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