天狗堂〜御池 君ヶ畑〜ミノガ峠〜T字尾根への周回コース

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【天狗堂】 てんぐどう 988m 【サンヤリ】 さんやり 958.1m
【滝谷山】 たきたにやま 877m 【鈴ヶ岳】 すずがたけ 1130m
【御池岳】 おいけだけ 1247m 【奥の平】 おくのたいら 1241m

登山日 2016年4月23日(土)
山域 鈴鹿山脈【 鈴鹿山脈の最高峰 - 御池岳 】
コースタイム 9時間30分 (休憩・撮影等約46分含む ※歩行タイムは8時間44分)
コース 御池林道横駐車場(4:36)〜天狗堂(5:59)〜天狗堂の展望岩(6:04)〜サンヤリ(6:36)〜乙十三鉄塔(7:53)〜滝谷山(8:11)〜林道出合(8:30)〜ミノガ峠(8:36)〜甲七鉄塔(9:02)〜甲六鉄塔(9:18)〜乙七鉄塔(9:22-9:36 休憩14分)〜ヒルコバ(10:14)〜[途中昼食休憩 21分]〜御池(11:31)〜奥の平(11:39-11:44 休憩5分)〜ボタンブチ(11:51-11:57 撮影6分)〜T字尾根下降口(12:15)〜T字分岐(13:07)〜P878(13:24)〜T字尾根登山口(13:47)〜T字尾根登山口(13:47)〜御池林道横駐車場(14:06)
天候 晴れ時々曇り
駐車場 ★御池林道横駐車場(無料 10〜15台程でしょうか) トイレ無し
※駐車場までの林道は狭い箇所もあります。
立ち寄り湯 阿下喜温泉 あじさいの里
備考 ★コース上にトイレは無いと思います。
★登山ポストは御池林道横駐車場にあります。
★今回登った天狗堂の東にある尾根の取付きはわかりにくいです。
※尾根に登ってしまえば印はがちょこちょこあります。
※上部に出て来る大岩を越えると少しの間シャクナゲの藪漕ぎとなります。
★サンヤリ〜大滝山は印は一応ありますが、支尾根に入りやすい箇所も多く要注意です。
※地形図とコンパスを常に見ながら進みました。油断すると道を外しそうになります。
★大滝山からミノガ峠へと下る直下の道が非常に分りづらいです。
★T字尾根は下降口さえわかれば道も明瞭で印もあるので問題ないかと思います。
★サンヤリ〜大滝山付近の間で関係者以外立入禁止の標識を見かけました。
※今回は知らずに入山してしまいましたので、申し訳なく思いながら通行させて頂きました。

◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 天狗堂〜御池岳の周回コース】


断片図

【断面イメージ図 アップダウンが多い長丁場日帰りコース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

鈴鹿ローラー作戦 第7弾は、ガッツリ登山として久しぶりのロングコースを計画してみる。最近は【 山と高原地図 】の 鈴鹿MAPに過去踏破した事のあるルートを線で塗りつぶしていく事を密かな楽しみとしており、いかにして多くの線を 塗れるかが山行計画を立てる上での重要な要素なのである。そんな目的の中、今回のターゲットは君が畑の駐車地 を起点に天狗堂 - サンヤリ - 滝谷山 - 鈴ヶ岳 - 御池岳 - 駐車地という周回コースを組んでみた…。 まあ最悪、 疲れたらミノガ峠から御池林道を歩いて戻ればいいかという軽い気持ちである。長丁場なのでまだ暗いうちから出発し、 ヘッドランプの明かりで駐車地付近の尾根に取付き天狗堂を目指すが、取付きが判りにくいというよりは判らない ため、適当に急斜面に取付き尾根まで登る。尾根に出てしまえば明瞭で尾根筋を忠実に登って行くと踏み外す事は 無いように思う(一部広尾根あり)。天狗堂までは意外と楽勝かと思いきやそう簡単にいかせてくれるはずもなく、山頂直下で大岩が行く手を遮る ように立ちはだかるのである。別に岩を越える訳ではなく巻くのだが、問題なのはこの先のシャクナゲ ジャングル地帯の突破であった。覆い茂る枝を掻き分けながら無理矢理突破し無事天狗堂展望台へと辿り着いたが、 短い距離ながらも一仕事終えた感で一杯であった。すぐ近くの三角点を往復した後は稜線上の縦走が始まるが、次の ピークであるサンヤリまでは目印も多くなんの問題も無く到着した。問題はここから滝谷山までの縦走で、当初は稜線から踏み外さ なければいいので迷う事は無いだろうと正直油断していたが、結果的には最近毎週通い詰めている鈴鹿の未踏 ルート探索の中でも最も判り難い感じであり、地形図とコンパスで常に北を意識しながら歩いていないとすぐに支尾根に 入り込んでしまいそうになる。滝谷山頂は展望も無く草が覆い茂っているため早々に突破しミノガ峠を目指す。ミノガ峠付近で 林道を下るか御池岳周りで下るかの分岐点となるが、比較的順調にここまでこれているため迷わず突破し鈴ヶ岳に向け進んで行く。桜峠では関西 電力の方々が鉄塔に登り作業をしていたため、休憩の予定を変更し鈴ヶ岳へと登って行く。鈴ヶ岳へは『ヒトリシズカ』 など花の撮影をしながら進み、山頂へと到着して今回の未踏ルートは無事踏破となった。ここから未踏の伊勢尾を下山する 選択肢もあるが、今回は御池岳まで足を伸ばし周回を完成させるという目的もあるため、やはり先に進む事としヒルコバ まで下る。ここで鈴北岳には寄らず廃道となっている谷道を御池に向って探索して見る形とするが、もはや本当に道と 呼べるものでは無く、歩きにくい岩に埋まった谷筋を突破しルートが今一わからなくなった箇所から踏み跡をたどると 鈴北岳を越えた辺りの草原へと到着して登山道に合流した。ここからは御池岳へと続くのどかな登山道を進むが、かなり お腹も空いてきたため池の畔で昼食休憩を取りのんびりとす過ごす。御池岳山頂は興味も無いのでそのまま突破し、 奥の平,ボタンブチで景色を楽しみながらテーブルランドを進みT字尾根から下山していく。T字尾根は細かいアップ ダウンを繰り返しながら進んで行く形となるため、本日の行程で疲れた足には堪えてくるが、これで終わりだと思うと 元気も出てくる。途中、すでに咲いていた『 シャクナゲ 』の撮影をしながら下って行き、道路まで出たところで長かった 行程もようやく終了となったが、久しぶりの長丁場は充実した山旅となった。行動時間9時間半に及ぶ山歩きのうち 登山者に出会ったのは御池岳周辺のみ(ここには大勢いたが)という結果に、大部分で静かな山歩きを楽しめる探索 ツアーはまだまだ止められそうになさそうである。下山後は片岡温泉で汗を流し普段なら帰宅というところであるが、 明日も登る気の我ら探検隊は帰るのが面倒くさくなり車中泊を決行、久しぶりの食べ放題のお店に行き、すぐにお腹 が一杯になるという意味の無い行動を実行したのであった。

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【御池林道横駐車場(写真は下山時)】
準備をしてまだ夜が明けぬ4時半頃出発

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【目印となるお地蔵様(写真は下山時)】
このお地蔵様付近から尾根へと取付く

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【無理矢理斜面を登り尾根に乗る】
尾根の正規の取付き口がよく分らず;;



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【尾根は比較的明瞭】
薄い踏み跡を辿る

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【目印もちょこちょこと有る】
雑木林の中を進んで行く

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【この辺りは立派な松の木?が点在】
この先は少し広尾根となる



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【急坂となった所でイワウチワ発見】
長丁場だが今回のメインは花の撮影

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【今まさに見頃のイワウチワ】
3番を過ぎると郡界尾根分岐は近い

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【小さな虫達が群がるイワウチワ】
ピンボケを量産した所で先へと進もう



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【この辺りはシャクナゲが多い】
花の季節に来るのも良いのかも!

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【立ちはだかる大岩】
どちらに巻くのか迷い右へと巻いて見る

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【シャクナゲジャングル・・・】
左巻だったのか?・・・正解は不明



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【今にも咲きそうなシャクナゲの蕾】
今年はシャクナゲの開花が早そうだ

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【天狗堂の展望岩まで登って来た】
先に少し南にある天狗堂に行って来よう

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【天狗堂】
樹林に囲まれ展望は望めないようだ



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【展望岩に戻り展望を望む】
おぉ 今日は天気が良さそうだ♪

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【展望岩からの眺め】
御池岳から藤原岳方面

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【さてミノガ峠まで縦走開始!】
次なる目的地はサンヤリ



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【タチキランソウ(立金瘡小草)】
よく似ている花にキランソウがある

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【この区間は標識・目印が多く迷わない】
何の問題も無く順調に進む

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【青空に映える美しい雲】
サンヤリまで後ひと登り



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【サンヤリに到着】
縦走路から少しだけ東に頂上がある

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【サンヤリ頂上のイワウチワ】
ここはまだ咲きかけのようだ

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【斬新すぎる「すずかちゃん」】
「下山は早めに」了解しました。



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【次の目的地「滝谷山」目指し縦走開始】
この先は極端に目印が少なくなる

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【細い明瞭な尾根の箇所もあり】
アップダウンを繰り返しながらの前進

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【咲いているシャクナゲを発見!】
今年は多分シャクナゲの当たり年



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【咲き終わりのタムシバ】
付け根に一枚の葉があればコブシ

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【西南西のアカイシ方面の遠景】
足元には数本のワイヤーが伸びている

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【P832付近は道迷い注意】
西の尾根に入らないように気を付けたい



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【P844付近を越えると伐採地ゾーン】

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【この区間はアップダウンが多すぎ;;】

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【チェックポイントの乙十三鉄塔】



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【3分ほど進むと甲十二鉄塔がある】

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【滝谷山への最後の登り】

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【滝谷山に着いた〜】



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【滝谷山の山頂にある松】
山頂は藪で休憩できる感じでは無い・・・

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【さて次なる目的地はミノガ峠だ】
滝谷山北方面の下りは不明瞭

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【コンパスを頼りに下ると目印発見】
北へと進む旅は後少しだ



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【林道出合(振返り見る写真)】
ここからミノガ峠は林道歩き

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【折り返し地点のミノガ峠】
まだ8時半過ぎなので鈴ヶ岳を目指そう

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【鈴ヶ岳方面の入口】
「飛び出し坊や(山バージョン)」が新設!



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【鉄塔の巡視路を暫く進んで行く】

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【火の用心の看板から細道へ入る】

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【この区間は印もあり道も明瞭】



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【チェックポイントの甲七鉄塔】
右上に見えているのが甲六鉄塔

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【東方向にトラバース気味に進む】
一部ロープが張られた箇所あり

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【甲六鉄塔では関西電力の方が作業中】
休憩は邪魔になるので鈴ヶ岳へと進む



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【乙七鉄塔からの甲六鉄塔の作業員】
ここで本日初の休憩を取る

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【少し進むと花の撮影が忙しくなる】
マクロレンズに替えて本腰を据える

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【ハルリンドウ(春竜胆)】
お天気が良いのでよく開いている



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【ヒトリシズカ(一人静)】

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【ヒトリシズカ(一人静)】

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【オオタネツケバナでしょうか?】



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【鈴ヶ岳へと続く道】
右上に鈴ヶ岳のシルエットが見える

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【ヤマエンゴサクかな?】

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【石灰岩がゴロゴロした道を行く】
鈴ヶ岳はもうすぐだ



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【鈴ヶ岳に到着!】
伊勢尾を下る選択もあるが次回にしよう

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【ネコノメソウ(猫の目草)】
足元に沢山咲いている

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【ニリンソウ(二輪草)】
まだ咲き始めで蕾が多い



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【ヒルコバまで下って行く】
まだ登山者とは一人も遭遇していない

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【鈴ヶ岳と鈴北岳の鞍部であるヒルコバ】
直進して鈴北岳へ登るルートが一般的

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【我々はヒルコバを右折して少し下る】
写真上の廃道になった谷道を登る



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【廃道の谷道は目印も無く荒れている】
正直な所お勧めしません

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【薄い踏み跡を辿り一般ルートへ】

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【一般ルートに合流し分岐点で一息つく】
ここから沢山の登山者と出会う



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【風景に情緒を醸し出す苔達】

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【御池岳方面かな?】

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【真ノ池の畔で昼食タイムとしよう】



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【本日の筆者手作りお弁当】
しばしまったりした時を過ごす

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【真の谷・コグルミ谷との分岐】
御池岳へと歩を進める

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【御池岳を登る相方】
長丁場だが体調は絶好調らしい



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【御池岳に到着〜】
山頂は興味が無いので先へと進む

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【奥の平を目指しまい進中】
実はまだ行っていなかった;;

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【ボタンブチとの分岐を通過】
奥の平へ行って戻りここから下ろう



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【奥の平】
広〜い草原が広がり休憩によさそうな所

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【奥の平からの御池岳】
この辺り一帯は眺望が良く本当に良い所

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【綺麗に穴が開いた石灰岩】
自然の力は凄いなぁ



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【ボタンブチに下ろう】
草原についた踏み跡を辿り歩く

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【ボタンブチ】

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【今朝歩いた稜線を眺める】
左の尖がったのが天狗堂



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【ボタンブチからの天狗の鼻】

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【今から下るT字尾根】
名前の通り見事なT字状の尾根

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【一面のバイケイソウ】
バイケイソウが増殖してる気がする



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【キクザキイチゲ(菊咲一華)】

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【ドリーネを覗き込む相方】

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【振返り見るテーブルランド】



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【T字尾根の下降口】
いよいよ下山開始!

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【急坂をどんどん下り中】
目印は多く有り

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【鞍部まで下るとP967の登りに転じる】
下り一辺倒でない尾根なのだ・・・



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【イワウチワ】

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【シャクナゲ】

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【イワカガミ】



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【T字分岐(P918)】
次回は御池橋へと下って見たい

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【ブナが多い広い尾根】
T字尾根登山口方面へと歩いて行く

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【最後のピークであるP878】
ここからようやく下りだけとなる



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【樹林帯の急坂をどんどん下る】
T字下降口から一人も会わなかったな

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【T字尾根登山口まで下りて来た】
ここにも飛び出し坊やが新設

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【蟻とキケマン】
花を撮影しながら林道を歩き駐車地へ



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【目の前を横断する蛇】
おぉ ビックリした・・・

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【ムラサキケマン】
本日もピンボケを量産してしまった;;

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【フデリンドウ?】
充実した山行も無事終了〜




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