阿弥陀岳  南沢〜北稜〜中岳のコル〜南沢の一部周回のピストンコース

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【阿弥陀岳】 あみだだけ 2805m   

登山日 2016年6月19日(日)
山域 八ヶ岳連峰
コースタイム 6時間47分 (休憩約1時間5分含む ※歩行タイムは5時間42分)
コース 赤岳山荘(2:43)〜美濃戸山荘(2:49)〜赤嶽神社の石祠(3:50)〜行者小屋(4:45-4:57 休憩12分)〜阿弥陀岳分岐(5:06)〜[途中休憩 10分]〜第1岩峰取付き(6:00〜6:10 休憩10分)〜阿弥陀岳(6:32-6:44 休憩12分)〜中岳のコル(7:02-7:08 休憩6分)〜行者小屋(7:44-7:59 休憩15分)〜赤嶽神社の石祠(8:42)〜赤岳山荘(9:30)
天候 曇り時々晴れ (午前中までに下山。昼からは多分雨)
駐車場 ★赤岳山荘・やまのこ村駐車場(1000円/日 各70台程),赤岳山荘前に有料トイレがあり
※八ヶ岳山荘〜赤岳山荘への道はダートで車高が低い車には厳しい道です。
※深夜着時は赤岳山荘Pの空きは充分に有り。但し下山時は満車でした。(やまのこ村は空き有)
※下山後に車に張られた紙を持って赤岳山荘に駐車料金を支払いに行きました。
★八ヶ岳山荘・美濃戸口蓼科観光駐車場(500円/日 計150台程),八ヶ岳山荘に有料トイレあり
※赤岳山荘まで行けない車は八ヶ岳山荘等の駐車場がお勧めです。
立ち寄り湯 八ヶ岳山荘 , 尖石温泉 縄文の湯 , 八ヶ岳温泉 もみの湯
備考 ★登山届は八ヶ岳山荘と赤岳山荘前にに設置されています。
★八ヶ岳山荘・赤岳山荘前・行者小屋に有料トイレがあります。
★阿弥陀岳北陵はバリエーションルートです。
※草付の急坂と岩場箇所は落石・滑落注意です。。
※装備としてロープ・ハーネス・カラビナ・シュリンゲ・ヘルメット等を用意しました。
※今回は岩場箇所をスタカット及びコンテで通過しました。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 赤岳山荘からの一部周回のピストンコース】


断片図

【断面イメージ図 バリエーションルートを含む日帰りコース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

本日の天気予報は午後から雨予想のため、午前中に確実に下山できるように深夜1時に起床し登山口となる美濃戸に移動する。 準備を整え午前3時前には行者小屋に向け美濃戸を出発する。ヘッドランプの明かりを頼りに真っ暗な山道を進んで行くが、歩き慣れた 道でもやはり闇夜では道を踏み外しやすくなり注意が必要である。明るくなり行者小屋まで到着するが目指す阿弥陀岳はガスの中に 隠れており少々不安になる。ただ天気はなんとか持ちそうな感じなので予定通り北陵を目指して阿弥陀岳分岐より中岳のコルに至る一般道を登って行く。 一般道の途中から北陵に入る形となり、少し登った所で草付の急斜面に取付く。かなりの傾斜である斜面は岩場以上に落石を起しやすく高度感も あり緊張を強いられながらの登りとなるが、正直なところ落石を回避するため積雪期用のコースなのではないかな?といった感覚に陥る。 急斜面を登って行くと目の前に巨岩が現れ所々にハーケンが打ってある。直登するのが普通なのかな?と思いつつも初めてなので 少し左から回り込み登り易そうな岩の窪みから登って行く。この辺りから相方をロープで確保しながらの登りとなるが、続く岩場も登り 切ると冬ならとても怖そうなナイフリッジが現れる。ここを慎重に通過するとあとはハイマツの中を登り阿弥陀岳山頂へと到着した。 北陵は南陵に比べて距離も短くあっという間に核心部を抜ける感じであるが、恐怖感という点で見れば南陵よりも怖く正直積雪期に 登る自信は無いなというのが実感であった。2日連続のバリエーションルートによる阿弥陀岳登頂は満足いくもので充実感に浸り 山頂を後にしたが、久しぶりに下る中岳コルへの道はこんなに急でしたっけ?と古い記憶を思い起こしながら積雪期に置き換えれば一般道でも十分に やばそうな感じでは無いか… という結論に至ってしまった。色々な反省点も見えた山行を振り返りながら行者小屋まで下山し、早すぎる昼食? 時間的には朝食を食べ美濃戸へと帰還した。冬に再び訪れるとして何処から目指すべきか悩むところではあるが、今の所は候補と して南陵が確率的に高いかなという感じである… 冬になればビビッてどのルートも行けない可能性は高いかも知れないのだが。。。

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【赤岳山荘有料駐車場(写真は下山時)】
昼から雨予想なので早朝3時前に出発

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【6分ほど林道を歩くと美濃戸山荘】
美濃戸山荘で北沢と南沢に分かれる

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【我々は南沢へと歩を進める】
今年2回目の南沢



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【南沢に入ってすぐカモシカに遭遇】
昨日に続き縁があるようだ

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【2つ程鉄パイプの橋を渡る】
その後はゴーロ状の道が多くなる

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【『美濃戸40分←→行者40分』 の標識】
筆者達は40分で行者小屋に辿りつけない



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【赤嶽神社の石祠】
先程の標識横辺りにある

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【その後も南沢沿いを登って行く】
一般道なので道は明瞭で目印も有り

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【南沢の白河原に入り視界が開ける】
この辺りから横岳が見え始める



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【朝焼けの空と横岳】
左の尖がりは小同心

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【そのまま河原沿いを遡上してしまった】
左岸の樹林帯が正規の登山道

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【ヘリポート】
ここから5分程で行者小屋に着く



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【ようやく行者小屋小屋に到着】
後に見えているのは横岳

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【小屋前にある水場】
積雪期の水場はもう少し奥になる

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【テント場も賑わっている】
今年3月に筆者達もここでテントを張った



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【大同心(一番左)と小同心】

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【赤岳に掛かる雲ももうすぐ抜けそう】

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【阿弥陀岳も姿を現し始めた】



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【小屋で休憩後、阿弥陀岳へ出発】
天気が持つと判断し予定通り決行

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【阿弥陀岳分岐から阿弥陀方面へ】
しばらく一般登山道を登る

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【樹林帯の明瞭な登山道】
ここを歩くのは何年ぶりだろうか



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【この少し先辺りから北稜へと入る】
正規の入り口かは不明です・・・

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【振返り見る北稜】
小さく行者小屋が見えている

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【今から歩く北稜方面】
この少し先からが核心部となる



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【左に目をやると中岳のコルが見える】

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【装備を装着していざ出陣(大袈裟)】

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【草付の急斜面を登る相方】



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【この草付斜面が結構手強い】

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【ビビリながら登る相方】
草が滑りやすく浮石もあるので要注意
この付近が第一岩稜と思われる

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【第二岩稜の第一岩峰の取付き】



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【赤岳と中岳】
取付きでロープを用意する
初めてなので第一岩峰を左から巻こう

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【第一岩峰の左側の窪地から登る】

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【第一岩峰付近からの第二岩峰】
冬季の下見だがやはり怖そうだ;;
ここからは岩稜を忠実に進む



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【振返り見る景色】
見えているのは中岳沢だろうか
中々凄い高度感だ・・・

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【岩稜を慎重に前進】
積雪期をイメージすると我々にはまだ時期
早々かな・・・訓練を積むしかないな〜

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【第二岩峰の登り】



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【同箇所を登る相方】
ビビリの相方も愚痴一つ言わず登っている
ロープを出すと安心して登れるようだ

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【そして核心部のナイフリッジ】

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【ナイフリッジを這うように歩く相方】
冬はトレースが無いと相当怖いそうだ
後はハイマツ帯を一登りするだけだ



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【二日連続で阿弥陀岳の頂上を踏む】
朝早いので筆者達以外に1組のみ

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【三ッ頭・権現岳・編笠山】
手前は阿弥陀岳南稜

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【南稜のP4とP3】
巻きルートだが昨日歩いた南稜



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【本日も眺めるだけの赤岳】

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【天狗岳・硫黄岳・横岳】

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【硫黄岳と横岳】



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【中岳のコルへと下山開始】
雨が降る前に下らねば

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【振返り見る阿弥陀岳】

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【岩稜の急斜面を下る相方】
この区間は落石・転倒に注意



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【イワベンケイ】

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【中岳のコルまで後少し】

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【梯子を慎重に通過中】



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【中岳のコルまで下りて来た】
ここで一息つく

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【コルからの阿弥陀岳】
2日連続で無事に登れて満足♪

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【これは桜の仲間なのかな】
豆桜かとも思ったが良く分らず



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【ナナカマドも咲き始め】
花の撮影が忙しい季節がやって来たなぁ

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【ロープの張られた箇所】
ここを下れば歩き易くなる

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【キバナコマノツメ】
今回登山道沿いで一番見かけた花



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【一般登山道から北稜の岩峰を眺める】
この少し先からは往路を下るだけ

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【行者小屋まで戻って来た】
思いのほか良い天気になった♪

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【本日登った阿弥陀岳】
北稜の岩峰が良く見える



【うろこ雲と赤岳】

【ギザギザの横岳】

【絵になる大同心と小同心】



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【復路は正規の登山道から下山】

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【咲きかけのコミヤマカタバミ】

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【ダケカンバと苔が美しい森】



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【シロバナノヘビイチゴ】
登山道沿いに沢山咲いている

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【ボチボチと赤岳山荘まで下ろう】
早々に数組に抜かれるが何故か追いつく

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【レンゲツツジ】
本日の山行も無事終了〜




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