御在所岳の前尾根で岩登り練習

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【御在所岳】 ございしょだけ 1212m  

登山日 2016年7月31日(日)
山域 鈴鹿山脈【鈴鹿セブンマウンテン・日本二百名山 - 御在所岳】
コースタイム 7時間42分 (休憩とクライミング準備約57分含む ※クライミングと歩行タイムは6時間45分)
コース 蒼滝大橋駐車場(4:28)〜藤内小屋(4:56-5:01 休憩5分)〜藤内壁出合(5:20)〜前尾根取付き(5:29-5:48 クライミング準備19分)〜櫓 [8:26-9:23 懸垂下降練習57分]〜P1(9:32-9:51 補給休憩19分)〜裏道合流地点(9:54)〜アゼリア(10:03-10:08 休憩5分)〜御在所岳(望湖台)(10:20)〜御在所岳(三角点)(10:23)〜アゼリア(10:33-10:42 休憩9分)〜国見峠(10:57)〜藤内壁出合(11:24)〜藤内小屋(11:42)〜蒼滝大橋駐車場(12:10)
天候 曇り後晴れ
駐車場 ★蒼滝大橋駐車場(無料 10台程) トイレ無し
※数十メートル先とトンネルを越えた所にも駐車スペースがありますが週末はすぐ埋まります。
立ち寄り湯 湯の山 片岡温泉(日帰り温泉) , 湯の山温泉 ホテルウェルネス鈴鹿路
※湯の山温泉には立ち寄り湯(温泉旅館等)が多くあります。
備考 ★登山ポストは蒼滝大橋から少し上の裏道登山道沿いにあります。
★藤内小屋に有料トイレ、レストランアゼリア前に公衆トイレがあります。
※駐車場にトイレは無いので道の駅菰野に立ち寄っています。
★裏道は崩壊地もあり歩きにくい所があります。
★裏道には水場が2ヶ所あります。(四の渡し付近と藤内小屋と藤内壁出合の間)
※頂上付近の階段下、遊歩道沿いに水場があります。
★前尾根はクライミングルートです。一般登山者の通行は不可です。
※前尾根はクライミング装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 前尾根から裏道の周回コース】


断片図

【断面イメージ図 クライミングルートを含む日帰りコース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

炎天下の岩登りという事で久しぶりに前尾根に出かけて見る事とした。前回6月に訪れて以来となり毎回間隔が 空いてしまうのだが、今回はクライミングジムでのボルダリングも3ヶ月ほど間が空いている為、正直不安しかない状況での クライミングである。早朝4時過ぎに蒼滝大橋の駐車地に到着し準備を済ませ4時半前に出発、いつものように藤内壁出合 を目指し登って行く。藤内壁出合から裏道と別れ藤内沢を登りテスト岩前で準備をしていると前尾根を登ると見られる 3人組の後続がやってきた。いつも早朝に登っているため人と出会わないのだが、前尾根6回目にして初めて他の登山者に出会い正直内心 焦りが生じてくる。(下手なので他の方の迷惑にならないよう人がいない時間帯に登っていた)準備を終えまずはP7に 取付くが後続の方々が早いようなら追い越して頂こうと思いながら岩登りを開始する。久しぶりの岩登りの上に後続が いるという緊張感も重なり今までに無く岩への恐怖感が出てくる… 正直ムーブすら忘れてしまっており、どうやって 登っていたんだろう?と焦りながら気合で無理矢理登って行く。P7・P6と突破してP5はコンテで登り上部まで到達しても 後続の方は3人組で時間がかかるのかまだP7を登り中であったため、ここで追いつかれる心配は無いと気持ちに ゆとりが出てくる。P4はさくっとクリアして岩にも少しは馴染んできたが別の意味で問題が浮上してきた。久しぶりの岩登り による緊張感と恐怖心 + 炎天下の暑さで異常な疲労感が溜まり、1ピッチ登るのにも息が切れてしまうのである。 休み休み登るが、ここまで疲れるのは久しぶりで熱中症寸前では無いのか?と思わせるような状態でP3を 進んで行く。P3のBスラブ上部はいつも左側からチムニーを乗り越えていたが、今回は直登のクラックに挑戦し登ってみた。クラック内に 持つ場所が無く苦戦しながらもハンドジャムでなんとか体を引き上げクリアする事が出来た。今までと違うルートで 1つでも登れたのは成果かなと満足した所で残す敵はP2ヤグラだけとなる。疲れたのでどうしようか悩んだが、せっかく なのでノーマルルートから登り本日の岩登りも無事終了… 今回は相方も初のヤグラ登頂を果たす。(ロープで引き上げた 感が強いが… )懸垂下降でヤグラ取付きまで降りた後はクライミング装備を収納しアプローチシューズで P1上部 まで登り展望岩で昼食休憩を取る。あとはお決まりの御在所山頂を踏みアゼリア前の自販機でジュースを購入、 一気飲みで生き返った所で裏道を下山したが、異常なまでの疲労感一杯で御在所岳なのに所要時間 8時間弱を要す という事態に、どれだけ遅かったんだという形で終了となった。やはり炎天下の低山はしんどいので夏はアルプスに 出かけた方が気持ちがいいなと実感した 1日であった。

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【蒼滝大橋の駐車地(写真は下山時)】
下山時は満車で縦列駐車も出来ていました

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【早朝4時半に蒼滝大橋を渡り裏道へ】
本日はいつもより遅めの出発;;

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【裏道の登山ポスト地点】
ここから北谷沿いを歩く



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【七の渡し手前でなんと山蛭に遭遇】
最近(時期的に)、鈴鹿で蛭遭遇率が高い

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【出発して30分程で藤内小屋に到着】
この辺りで夜が明けて来た

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【北沢から振返り見る四日市市方面】
曇り予報だったが意外と天気が良さそう



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【裏道を登って行くと藤内壁出合に着く】
ここから藤内沢へと入る

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【出合からの一の壁と中尾根バットレス】
前尾根は藤内沢の右側にある

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【藤内沢に咲くオオバギボウシ】
ついつい花に目が行ってしまう



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【大きな岩がゴロゴロの藤内沢】
岩が滑り易く慎重を要する区間
前尾根取付き迄も侮れない道程

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【テスト岩】
前尾根の取りつき(P7下部)はすぐそこなので、ここでクライミング装備を準備する

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【P7のノーマルルート(X)】
装備替えが終了しP7から前尾根へと取付く
流れは悪いがピッチを切らず上の終了点へ



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【P7の核心部であっさりズルをする相方】
いつもより出発が遅かったため次の
PTが待っているので苦戦よりズルを
選択したもよう(これでは上達は望めない)

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【P7からP6へはコンテで進む】
前尾根はピークと取付き間は歩いて進む

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【P6のリッジルート(W)に取付く】
1ヶ月以上空くとリードが怖い怖い;;



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【P6を登る相方】
後方は3人組なので間が開いて来た

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【P6上部でビレイ中の筆者】

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【P5はノーマルルート(V)へ】



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【振返り見るP5の上部】
P5はコンテで通過した

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【P4は凹角ルート(V)を登る】
P4は途中で一度ピッチを切る

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【モスラのような蛾】
真横でビレイしても微動だにしない



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【P4の2P目を登る相方】
カムが外れず苦戦している・・・

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【P4上部でビレイ中の筆者】

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【P6上部に後方PTが見える】
それにしても予想外の快晴で暑い;;



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【P4上部からのP3とP2(櫓)】

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【振返り見るP4】

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【P3のAスラブ(V)に取付く】



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【お次はP3Bスラブ(V)】

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【Bスラブを登る相方】
下部はV級なので問題ないが、上部の
クラック・チムニーが筆者的に核心部

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【今回クラック(W+)に初トライ】



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【P3のCスラブの取付きからの中尾根】
今の所、中尾根に登る人は見えない

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【P3のCスラブ(V)に取付く】

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【P3上部からのP2(櫓)】



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【P2(櫓)の取付き】

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【少し苦戦するも登りきった筆者】

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【櫓上部からのP3とP4】
前回、途中敗退の相方は核心部をプルージックで登りなんとか櫓の上部に初見参



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【櫓からは懸垂下降で下りる】

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【登山装備に変更してからP1へ向かう】

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【振返り見る櫓とP3】
登山装備に替えたとは言え、P1への道程はそこそこ厳しい岩場も有るので注意



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【P1に無事到着!】
後方に御在所レーダ雨量計が見える

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【P1の展望地で休憩】
暑さのせいか疲れた・・・

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【櫓の上でくつろぐ人が見える】
さて、恒例の御在所岳に向かうとしよう



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【裏道の合流地点】

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【この花は何だろう?】

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【イベントで賑わうアゼリア前】



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【遊歩道からの鎌ヶ岳】

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【望湖台からの雨乞岳】

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【大賑いの御在所岳三角点】



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【スキー場から下り裏道へ入る】

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【国見峠(八合目)】

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【裏道を脇目も振らず 下り中】



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【兎の耳付近の鎖場】
今から登る方は暑いだろうな〜

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【振返り見る前尾根方面】
ここからでも櫓は良く目立つ

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【七の渡しまで下りて来た】
駐車場まで戻り無事終了〜




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