【白馬岳】 猿倉から大雪渓のピストン

トップページに戻る 登山紀行に戻る 2017年山登りに戻る



【白馬岳】 しろうまだけ 2932.3m  

登山日 2017年5月4日(木)
山域 北アルプス【−白馬岳】
コースタイム 7時間9分 (休憩等、約52分間含む ※歩行タイムは6時間17分)
コース 猿倉荘(2:38)〜白馬尻(3:47-3:59 休憩12分)〜白馬岳頂上宿舎(6:48-6:56 休憩8分)〜白馬山荘(7:12)〜白馬岳(7:29-7:39 休憩10分)〜白馬山荘(7:47-8:09 休憩22分)〜白馬岳頂上宿舎(8:17)〜白馬尻(9:10)〜猿倉荘(9:47)
天候 晴れ 
駐車場 ★猿倉駐車場(無料 70台程) ・ 猿倉荘の前にチップ制トイレがありますが冬季閉鎖中でした。
※猿倉駐車所は非常に人気が高く、オンシーズンは満車になる事が多い駐車場です。
※GW連休の深夜2時半頃に着きましたが、充分空きはありました。
立ち寄り湯 白馬八方温泉 みみずくの湯 , 八方の湯 , 郷の湯など ※他にもいくつかあり
備考 ★登山届は猿倉荘で提出できます。(外に登山ポストがあります)
★猿倉荘前のトイレはまだ冬季閉鎖中でした。
※トイレに「猿倉荘の中にトイレがあります」の張り紙がありました。
※白馬山荘で有料でトイレを借りる事が出来ます。
★白馬尻小屋は5月に組立て10月解体される山小屋だそうです。
★白馬頂上宿舎も6月中旬〜10月初旬以外は冬期閉鎖となります。
★大雪渓を往復していますが雪崩には細心の注意が必要です。
★雪の状態でコースタイムは大きく変わります。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

槍ヶ岳撤退の後にケンちゃんと別れどうしようかと思案をするが、やはりGW山行でまだ山頂を踏んいないので何処でもいいから 山頂を踏んでおきたいと考え移動を開始する。槍沢の状況を踏まえ、そこから晴天が続き雪面もだいぶ安定しているだろうと 考え、白馬大雪渓の状況はどうかと問い合わせてみると「雪の状態は安定しているようだ」との回答をいただく。これはもう 登るしか無いだろうという事で白馬村に移動し、八方尾根無料駐車場で仮眠したのち深夜に登山口の猿倉に移動する。 白馬岳までの標高差1700mを今の自分の足で日帰りで往復するには雪が締まっている深夜から登り緩む前に頂上まで到達 するしか無いであろうと考え、深夜2時40分頃に猿倉を出発する。白馬尻まで進むとテントや斜面に取り付くヘッドランプ の明かりが見え自分たちの他にも夜中から登る人がいるのかと嬉しくなるが、これは全て主稜を登る登山者の明かりで 大雪渓を登る人は誰もいない状況であった。白馬尻でアイゼンを装着し、まだ暗闇に包まれた大雪渓へと足を踏み入れて いくが、周囲は雪崩のあとのデブリだらけで谷筋はどこもこんな感じなんだろうなと思わせられる。早朝は予定通り雪が 締まっておりアイゼンが効き登りやすい… これが日が登り雪が腐ると踏み抜き地獄と化し日帰りで登るのは筆者の体力では 至難の業となってしまうである。夜が明け明るくなってきても後続はなかなか見えず、貸切の大雪渓は中々魅力的で 気分が良いものである… 実際は1名先行者がいたのであるが殆ど上部に登り切るまで存在を補足できなかった。 何処までが大雪渓で何処からが小雪渓なのかは全て雪面で繋がっているため筆者には良く判らなかったが、雪面の上部付近には大規模なデブリ が登山道を覆いつくしており、4月下旬に発生した雪崩事故現場はここでは無いだろうかと推測できる … 正直この規模で 雪崩が発生すると逃げ場は無いであろうと考えられる。デブリの上を越えていきなんとか7時前に白馬岳頂上宿舎に到着し 雪が緩む前に雪渓を登り切ることができた。稜線は雪があまり付いていないのでのんびりと景色を堪能しながら歩き無事山頂へと 辿り着いた。晴れで暖かい山頂で撮影に勤しみ後は下山するだけなので、白馬山荘でジュースを購入してパンとともに エネルギー補給を行い往路を下る。登りはしんどいが雪面の下りは圧倒的に早く白馬山荘から白馬尻まで標高差1300m弱を 1時間あまりで到達してしまった。下山時は雪が緩み膝まで沈み込みながらの歩行となるため、直線的に降りても恐怖心 は無く駆け下る感じで進んで行くが、逆にこの時間からは大勢の登山者が登ってきており緩んだ雪に苦戦を強いられている。 こんな腐った雪の中は絶対に登りたくは無いと内心思いながら登りの方を横目にトレースの無い斜面を下っていったが、 やはり普通の登山者は夜が明けてから登り始めるのだろうなとも考えてしまう… いつも早い時間に歩いている我々が異常という 事になるのか。。。白馬尻までくれば基本的に危険個所は無いのであとはゆっくりと猿倉まで戻りGWに無事山頂を制覇 することができた。白馬の頂を踏むことができたので満足し、温泉で疲れを癒した後は信州蕎麦を食べ三重へと帰還した。

写真をクリックで拡大します

【猿倉駐車場】
準備をしてまずは数分先の猿倉荘へ

写真をクリックで拡大します

【猿倉荘に設置されている登山ポスト】
登山届を提出していざ出発!

写真をクリックで拡大します

【真っ暗の中、林道を歩いて行く】
雪が緩む前に雪渓を登り切りたい



写真をクリックで拡大します

【1時間10分程歩き白馬尻に到着】
数張のテントがあり賑わっている

写真をクリックで拡大します

【灯りが見えない大雪渓へ突入】
主稜方面にはヘッドランプの灯りがある

写真をクリックで拡大します

【デブリだらけの大雪渓】
雪は大方落ちた様子



写真をクリックで拡大します

【シュプールが描かれた大雪渓】

写真をクリックで拡大します

【振り帰り見る美しい朝日】

写真をクリックで拡大します

【大規模なデブリの中を進む】



写真をクリックで拡大します

【右上の斜面に先行者が見えた!】
自分達より早く登った方がいたようだ

写真をクリックで拡大します

【ビビリの相方は今日はご機嫌】
調子も良いらしく足取りも軽そう

写真をクリックで拡大します

【先行者の方が近づいて来た】
標高2400m付近で下山者とすれ違う



写真をクリックで拡大します

【上部に見える稜線上の雪庇】
この時期の縦走は筆者にはハードルが高い

写真をクリックで拡大します

【杓子岳(奥)】
手前の岩峰が槍っぽい風貌

写真をクリックで拡大します

【杓子岳と鑓ヶ岳を背後に登る筆者】
雪渓歩きも後少し!



写真をクリックで拡大します

【白馬岳頂上宿舎が近づいて来た】
頂上宿舎は現在冬季閉鎖中

写真をクリックで拡大します

【頂上宿舎のベンチで少し休憩】
白馬岳まで後標高210m程登るだけだ

写真をクリックで拡大します

【杓子岳(手前)と鑓ヶ岳(奥)】



写真をクリックで拡大します

【稜線に出ると雪は少なく歩き易い】

写真をクリックで拡大します

【白馬岳と白馬山荘】

写真をクリックで拡大します

【白馬岳まであと一息】



写真をクリックで拡大します

【白馬岳の東側の斜面】

写真をクリックで拡大します

【大展望の中を歩く筆者】

写真をクリックで拡大します

【白馬岳に到達!】



写真をクリックで拡大します

【山頂の雪庇】

写真をクリックで拡大します

【雪倉岳・朝日岳方面】

写真をクリックで拡大します

【旭岳】



写真をクリックで拡大します

【毛勝三山(毛勝山・釜谷山・猫又山)】

写真をクリックで拡大します

【一際存在感のある「剱岳」】

写真をクリックで拡大します

【眺望を満喫して白馬山荘に下りて来た】



写真をクリックで拡大します

【立山〜剱岳までのパノラマ風景】



写真をクリックで拡大します

【スカイブルーの空とと旭岳】

写真をクリックで拡大します

【杓子岳】

写真をクリックで拡大します

【鑓ヶ岳】



写真をクリックで拡大します

【バックカントリーの方々】
楽しそうだなぁ〜

写真をクリックで拡大します

【緩んだ雪渓を下山開始】
足が膝まで埋まり相方は大苦戦

写真をクリックで拡大します

【大雪渓は大盛況】
予想以上の登山者の数



写真をクリックで拡大します

【雪道が得意の筆者は爽快に下山中】

写真をクリックで拡大します

【左右の斜面には多くの雪崩跡があり】

写真をクリックで拡大します

【快晴の大雪渓を振返る】



写真をクリックで拡大します

【白馬尻のテントが見えて来た】

写真をクリックで拡大します

【白馬尻に張られたテント】

写真をクリックで拡大します

【後は林道を歩いて猿倉に戻るだけ】



写真をクリックで拡大します

【猿倉の駐車場が見えた!】
もうゴールは近い

写真をクリックで拡大します

【猿倉荘前のトイレ】
立派なトイレだが今は閉鎖中

写真をクリックで拡大します

【猿倉荘】
本日の山行も無事終了〜





トップに戻る  トップページに戻る