【 鳥海山 】  象潟口(鉾立)登山口から千蛇谷・外輪山の一部周回のピストン

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【御田ヶ原】 おだがはら 1759m 【新山】 しんざん 2236m
【七高山】 しちこうさん 2229m 【行者岳】 ぎょうじゃだけ 2159m
【伏拝岳】 ふしおがみだけ 2130m 【文殊岳】 もんじゅだけ 2005m

登山日 2017年8月13日(日)
山域 出羽山地【−鳥海山】
コースタイム 7時間57分 (休憩約1時間6分含む ※歩行タイムは6時間51分)
コース 鉾立登山者用駐車場(3:53)〜象潟口登山口(3:57)〜賽の河原(4:56)〜御浜小屋(5:26-5:39 休憩13分)〜御田ヶ原(7:20-7:25 休憩5分)〜七五三掛(6:19-6:23 休憩4分)〜千蛇谷分岐(6:30)〜[途中休憩5分]〜山頂御室小屋(7:33)〜新山(7:46-7:50 休憩4分) 〜山頂御室小屋(8:02-8:14 休憩12分)〜七高山(8:29-8:33 休憩4分)〜行者岳(8:52)〜伏拝岳(9:04)〜文殊岳(9:28-9:36 休憩8分)〜七五三掛(9:59-10:04 休憩5分) 〜御田ヶ原(10:32)〜御浜小屋(10:45-10:51 休憩6分)〜賽の河原(11:11)〜鉾立登山者用駐車場(11:50)
天候 曇り時々晴れ(下山終了時に雨が降り出した)
駐車場 ★鉾立駐車場(300台程 無料) トイレ有り
※稲倉山荘と鉾立山荘前の一般駐車場では無く登山者用駐車場を利用する事
立ち寄り湯 道の駅象潟「ねむの丘」4F展望温泉 鳥海の湯
備考 ★トイレは鉾立駐車場(チップ制)・御浜小屋・山頂御室小屋(チップ制)にあります。
★登山ポストは象潟口(鉾立)登山口に設置されています。
★鳥海山(ちょうかいさん、ちょうかいざん)は幾つかの山の総称です。
★おおまかに東鳥海と西鳥海に分けられるそうです。
※東鳥海は新山(最高峰)・七高山・行者岳・伏拝岳・文珠岳など、西鳥海は笙ヶ岳・月山森・扇子森など
★鳥海山は秋田県と山形県の県境に位置する成層火山(近年は静穏ですが活火山)
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

深夜に道の駅で起きてみると夜空には星が見えており、今日は予定通り山登れそうな感じである。岩手県は雨予報だったので、はるばる遠距離を 移動して来た甲斐があったと思いながら登山口となる鉾立駐車場へと移動する。登山者用駐車場へ車を停め、象潟口登山口から歩きやすく比較的なだらかな道を 賽の河原まで進んで行く。賽の河原は休憩するにはちょうどいい感じであるが先を急ぎたいのでそのまま通過して御浜小屋まで進み 小屋の横の公衆トイレをお借りする。小屋の前には鳥海湖という湖が見えるはずだがこの時点ではガスで何も見えないため存在すら認識して いなかった。小屋を後に一登りで扇子森の御田ヶ原に到着するが、この辺りは花が多く咲いており長居したくなる場所である。のどかなハイキング 気分の登山道も七五三掛(しめかけ)の少し先の千蛇谷分岐から千蛇谷に降り一変する。雪渓歩きや火山岩が累積する斜面を登り周囲には荒々しい岩肌が展開、 しかも足元の草は予想以上に濡れておりびしょびしょになりながら標高を稼いでいく。登り切った場所には大物忌神社と山頂御室小屋が あり、真上には予想以上の荒々しい新山が聳えていた。鳥海山という山がどんな山か全く知らなかったんだなといい意味で 予想を裏切られた感じである。大岩が乱立する登山道を登っていくと山頂直下では巨大な岩の間を潜り抜ける形となるが、 まさしく冒険心をくすぐられるようなロケーションである。山頂で周囲の景色を堪能した後は山頂御室小屋へと戻り、自家製トマトで英気 を養い七高山へと歩を進める。七高山から見る新山もなかなかの迫力があり、百名山ハントだけのために新山だけ登るよりかは 山頂付近を周回して楽しんだ方がより鳥海山の魅力を感じる事が出来ると思われるので、やはり七高山は立ち寄るべき場所であろう。 周回コースから千蛇谷分岐まで戻ると後は往路を戻るだけの形となるため、後はゆっくりと花の撮影を行いながら進んで行く。御浜小屋 付近まで戻ってくると行には見えなかった鳥海湖が綺麗に見渡せて、こんな所に湖があったんだと改めて驚く… 湖がある事は知って いたが、あまり下調べしていなかった為こんなに綺麗に見えると思っていなかった。小屋を過ぎれば駐車場目指して一気に 下っていくが駐車場に着く直前で小雨が当り出してくる。車に到着後に多少降り出してきたのでタイミングとしては今日も良かった と自己満足に浸りながら鳥海山を後にし再び移動の旅にでる。お決まりの天気予報の結果、明日こそはと再び岩手山を目指し盛岡 方面へと移動し初日に泊まった道の駅に戻る事とする。そして今夜の夕食は再び盛岡冷麺と少々の豚焼肉を食べたが、やはり 盛岡冷麺ののどごしは癖になってしまう美味さで妙に気に入ってしまった。

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【鉾立登山者用駐車場(写真は下山時)】
まだ夜が明けぬ早朝4時前に出発

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【一般駐車場にある看板(写真は下山時)】
一般駐車場に止めないよう注意

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【駐車場にあるトイレ(写真は下山時)】
ここから登山口はすぐ近く



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【象潟口登山口(写真は下山時)】
まずは舗装された段差の低い階段を登る

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【登り始めてすぐにある東雲荘】
TDKの保養所だが一般にも開放されている

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【登山口から7分程で鉾立展望台】
まだ暗いが稲倉岳・七高山・新山が見える



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【石段の道を登って行く】

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【秋田と山形の県境】

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【開けてきたので賽の河原は近いのかな】



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【ナナカマド(七竃)】
花言葉が慎重・安全etcで登山にピッタリ

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【賽の河原】
溶岩帯の草原

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【チングルマの果穂】
この果穂が好きでいつも撮影してしまう



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【途切れる箇所もあるが石畳の道が続く】
道は変わりやすく迷う所は無い

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【御浜(おはま)の標識】
標識によると鉾立口から3.4q

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【ハクサンシャジン(白山沙参)】
別名は タカネツリガネニンジン



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【御浜小屋】
ここで吹浦口と長坂道コースが合流

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【お花畑を眺めながら新山を目指す】
中々ガスが晴れず視界が悪い

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【ホソバイワベンケイ(細葉岩弁慶)】
筆者の好きなイワベンケイの仲間



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【トウゲブキ(峠蕗)】

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【扇子森上部の御田ヶ原】

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【御田ヶ原は一面のお花畑】



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【御田ヶ原分岐まで下る】

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【ヨツバシオガマ(四葉塩竃)】

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【一瞬でガスが晴れ御田ヶ原が姿を現す】



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【御田ヶ原分岐から登りに転じる】

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【八丁坂から見る笙ガ岳方面】

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【八丁坂から見る御田ヶ原】



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【チョウカイアザミ(鳥海薊)】
鳥海山の固有種

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【ヤマハハコ(山母子)】
かたまって元気に咲いていた

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【山頂方面もガスが晴れた!】
テンションが上がる♪



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【ハクサンシャジン等のお花畑】

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【ニッコウキスゲ等のお花畑】

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【ハクサンイチゲ等のお花畑】



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【ニッコウキスゲ(日光黄菅)】

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【ハクサンイチゲ(白山一花)】

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【ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)】



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【七五三掛(しめかけ)を通過】
七五三掛は小広場で休憩に最適

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【千蛇谷分岐は2ヶ所ある】
旧道から50m程先に新道に分岐がある

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【新道の千蛇谷(せんじゃだに)分岐】
筆者達は千蛇谷を選択



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【まずは千蛇谷まで下って行く】
見えている山は稲倉岳方面

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【分岐3分程の所にある展望ベンチ】
休憩には絶好なロケーション

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【千蛇谷】
新山から朝日が登った



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【千蛇谷の雪渓を横断する】
この先にも雪渓を横断箇所あり

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【千蛇谷からは登りとなり新山を目指す】
千蛇谷横断から新山まで標高差約440m

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【外輪山と薄らと残る月】
何とも良い景色



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【目印を辿り登って行く】

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【イワギキョウ(岩桔梗)】

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【予想以上に荒々しい風貌の新山】



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【山頂御室小屋と鳥海山大物忌神社】
先に新山に登ってからここで休憩しよう

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【大きな溶岩の岩場を登って行く】
岩には目印が付けられている

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【同箇所を登る相方】
背後には外輪山と山頂御室小屋



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【岩の隙間から新山山頂が見える】

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【吸い込まれそうな岩の隅間を降りる】

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【岩の隙間を降りてくる相方】



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【隙間を通過後に少し登ると新山頂上】
頂上は狭いが眺望は最高

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【雲海と新山頂上付近】
独特の風景は見応えあり

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【貸切の新山から下山開始】
下りは更に慎重に歩かねば



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【胎内くぐり】
また岩の隙間へと入って行く

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【胎内くぐりの中はこんな感じ】
隙間は狭い

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【外輪山と雪渓】
今から歩く外輪山は眺望が良さそう



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【雪渓を少しあるき山頂御室小屋へ】
小屋前でしばし休憩

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【次は七高山を目指す】
小屋近くの分岐から一度下る

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【外輪山への登り】
岩場の急坂は落石注意



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【分岐を左へ進み七高山へ】

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【先程までいた新山】

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【新山に劣らず荒々しい七高山】



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【七高山山頂も眺望が良い】

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【ホソバノイワベンケイ(細葉岩弁慶)】

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【イワブクロ(岩袋)】



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【チョウカイフスマ(鳥海衾)】
鳥海山の固有種

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【分岐に戻り外輪山方面へと歩を進める】
外輪山は風が心地よく気分が良い

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【岩袋や細葉岩弁慶などのお花畑】
花を撮影していたら前に進まない



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【ネバリノギラン(粘芒蘭)】

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【チョウカイアザミ(鳥海薊)】

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【お花畑の中を進んで行く】



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【ウサギギク(兎菊)】

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【行者岳】

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【行者岳から伏拝岳は600m】



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【行者岳付近からの新山と七高山】

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【伏拝岳のすぐ近くにある石仏】

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【オクキタアザミ(奥北薊)】



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【図根点があるので多分ここが伏拝岳】
山頂標識は見当たらず

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【伏拝岳からの新山・七高山方面】
十分景色を満喫出来て満足♪

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【湯ノ台道との分岐】
筆者達は御浜方面へ進む



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【ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)】

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【ハクサンフウロ(白山風露)】

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【文珠岳で補給休憩】



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【ハイマツ帯もある】

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【そして溶岩帯を下って行く】

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【トウチソウ(唐打草)】



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【七五三掛まで戻って来た】
後は往路を戻るだけだ

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【御田ヶ原から鳥海湖が見えた!】
プリンみたいな小山は何だろう

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【ミヤマトウキ(深山当帰)】
全部の花を撮影するのは到底無理



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【御浜小屋からの鳥海湖】
沢山の方が鳥海湖を眺めていた

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【賽の河原まで戻るとまた青空に】
ガスが出たり晴れたりと忙しい天気

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【鉾立展望台に戻ると一面のガス・・・】
撮影は諦めて下り無事終了



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【下山後、鳥海の湯で汗を流す】
麓はずっと良い天気だったのかな

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【田沢湖のたつこ像観光】
明日岩手山に登るため更に移動開始

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【夕食は豪勢に豚焼肉と盛岡冷麺】
道の駅に移動して就寝




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