【 槍ヶ岳 】  新穂高温泉→佐俣林道→中崎尾根→飛騨沢→右俣林道の周回

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【奥丸山】 おくまるやま 2439.6m 【槍ヶ岳】 やりがたけ 3180m

登山日 2017年9月22日(金)
山域 北アルプス【−槍ヶ岳】
コースタイム 13時間51分 (休憩約1時間46分含む ※歩行タイムは12時間5分)
コース 新穂高第3駐車場(3:25)〜新穂高センター(3:33-3:44 休憩11分)〜笠新道登山口(4:40)〜わさび平小屋(4:52)〜奥丸山分岐(4:52-4:59 休憩7分)〜中崎尾根出合(6:45-6:55 休憩10分)〜奥丸山(7:43-7:50 休憩7分)〜槍平分岐(8:01)〜[途中休憩 9分]〜千丈乗越(9:29-9:34 休憩5分)〜槍ヶ岳山荘(10:25-10:29 休憩4分)〜槍ヶ岳(10:43-10:47 休憩4分)〜槍ヶ岳山荘(11:02-11:06 休憩4分)〜飛騨乗越(11:14-11:24 休憩10分)〜千丈乗越分岐(12:17-12:23 休憩6分)〜槍平小屋(13:25-13:37 休憩12分)〜滝谷避難小屋(14:17-14:25 休憩8分)〜白出沢の水場(15:24-15:29 休憩4分)〜穂高平小屋(16:09)〜新穂高センター(17:01-17:06 休憩5分)〜新穂高第3駐車場(17:16)
天候 曇り時々晴れ
駐車場 ★市営新穂高第3駐車場(登山者用無料駐車場 150台程) ・ シーズン中のみ仮設トイレあり。
※少し先にある新穂高センターに24時間使用可のトイレあり。
※金曜日に深夜2時頃着でしたが駐車場はそこそこ埋まっていました。
※通常の夏秋シーズンの週末はすぐに満車になる大人気の駐車場です。
立ち寄り湯 新穂高温泉 ひがくの湯 , 平湯温泉 ひらゆの森 , パノラマ大浴場(平湯バスターミナル3階)
備考 ★新穂高センターと各山小屋(チップ制)にトイレがあります。
※チップ制・有料トイレの為に小銭の準備をしておきましょう〜。
★新穂高センターに登山指導センターがあり登山届と下山届を提出できます。
★奥丸山登山口〜中崎尾根出合は木の根の上を歩く急登なのでスリップ注意です。
★槍ヶ岳の穂先は落石・滑落に注意です。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

朝起きると『 槍ヶ岳 』に行きなさいというお告げがあり… ある訳が無いが、突如として「そうだ槍に行こう」と思い立ち、急遽準備をして仕事終了後 登山口となる新穂高温泉へと出発した。急に決めたのでテント泊の準備は間に合わず、久しぶりの小屋泊としてザックにアルコールやつまみを 押し込んだだけの準備である。なぜ槍に突然行きたくなったのかは謎であるが、24時間テレビで登っていたからか、GWに槍を目指し敗退した から印象に残っていたのか、なんとなく行こうという気になってしまった。コースはどうせなら歩いていないコースをと考え、中崎尾根から登り 西鎌尾根経由で双六小屋泊、2日目は笠ヶ岳に立ち寄り下山しようという計画である。(体力不足の場合は1日目に槍ヶ岳山荘泊で2日目は飛騨沢から下山に変更予定) 初日は長丁場となるため、暗闇の中を中崎尾根の 取付きを目指し佐俣林道を進んで行く。登山道に入るとまずは急坂をたんたんと登り、中崎尾根に乗ったところで方向転換しいよいよ槍ヶ岳を目指し 進んで行く。紅葉はイマイチ感があるが、標高を上げていくにつれ所々で色づいており見方によっては見頃と思える箇所もあるかなといった 感じである。中崎尾根を進み奥丸山まで到着すると、槍ヶ岳の展望台と言われる事だけはあり、槍はもちろんのこと笠ヶ岳や滝谷方面など360度の展望が 堪能できるが、同時に槍の穂先がまだまだ遠いことも実感できてしまう。。。ずっと槍の穂先を見ながらの尾根歩きは展望は良い反面、精神的 疲労感は増してしまうというなんとも複雑な感じで進んで行く。体力的にも消耗しながら中崎尾根を登り西鎌尾根に合流すると、槍の方までは もう一息という形になるが、疲労感が増した体にはここからがなかなかしんどくふんばりどころで、息を切らしながら登ると槍ヶ岳山荘横に到着 した。ザックをデポし槍の穂先へと登頂を果たすと後は西鎌尾根を歩き双六小屋へという形になるが急に心変わりをしてしまう。時間的には 余裕があり双六小屋まで縦走するには十分であるが、時間に余裕があるという事はこのまま下山しても大丈夫なんじゃないかと考えてしまった … そう単純に小屋代が惜しくなってしまったのである。(2人分の小屋泊代があればもう1度北アルプスへくる交通費が出来ると思ってしまった) 一度心変わりしてしまった気持ちは修正不能であり、もはや縦走気分は吹っ飛び日帰りで下山する事しか考えていない。そそくさと飛騨沢を下って 行くが、無駄に詰め込んだアルコールやつまみは無用の長物と化しただの重しにしか感じないのであった。始めから日帰りの予定であったなら もっと軽い荷物で来たのにと後悔しつつも捨てる事も出来ず、何一つ消費することも無く持ち上げたつまみ類は全て持ち帰るという無駄な行動 のまま重い足取りで下山していく。槍ヶ岳日帰りはさすがに堪え、右俣林道まで到着した際はようやくと思ったが、ここから駐車場までの道程が一段と しんどく感じられフラフラで重い足を引きずりなんとか日暮れまでに駐車場へと帰還する事ができた。やはり山の計画は自分の体力適性を知り無理を しない計画を立てないといけないなと実感した1日であった… 初めの計画通りに歩いていればここまでの疲労感は無かったのであろうが。 下山後は温泉に入りその日のうちに三重へと帰還したが、久しぶりに体力の限界まで歩いた感じの登山となった。

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【市営新穂高第3駐車場(写真は下山時)】
長丁場のため早朝3時半頃に出発

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【新穂高センター】
ここに綺麗なトイレと登山ポストあり

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【10分ほど歩くとあるゲート】
ゲートの先の佐俣林道を進んで行く



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【笠新道登山口】
ここには水場がある

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【わさび平小屋】
ここにも美味しい湧き水があるらしい

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【小池新道登山口(奥丸山分岐)】
ここから右折して奥丸山へ向かう



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【奥丸山と書かれた橋を渡る】
橋を渡った後は道なりに進む

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【奥丸山登山口】
出発して2時間、ようやく登山道に入る

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【少し登った後のトラバース】
初めての道はいつもワクワクする



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【下丸沢を横断】
更に4分ほど先でもう一度沢を横断する

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【急坂が始まり少し登った所からの眺望】
抜戸岳(左)と大ノマ岳(右)

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【木の根が張り出した急登】
ジグザグに登り標高を稼いでいく



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【倒木で道が分り難い箇所】
その他は比較的道は明瞭に感じた

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【抜戸岳】
樹林の切れ目の展望に癒される

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【長い急登も終わりが近づいて来た】
木の根は滑りやすいので注意



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【中崎尾根に乗った!】
新穂高〜ここまでの尾根も歩いて見たい

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【中崎尾根を北上する】
明瞭な尾根道

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【P2355からの穂高方面】
ここから少しだけ下る



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【見頃の紅葉がチラホラ】

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【槍ヶ岳を見ながらの前進】

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【360度の大展望の奥丸山に到着】



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【双六岳・西鎌尾根】
北の眺望

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【弓折岳・双六岳】
北の眺望

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【笠ヶ岳・抜戸岳・大ノマ岳】
西の眺望



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【乗鞍岳・焼岳】
南の眺望

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【穂高岳方面】
南東の眺望

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【槍ヶ岳・大喰岳・中岳】
北東の眺望



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【槍平小屋が眼下に見える】

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【奥丸山から標高100m程下ると分岐】

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【ナナカマドと槍ヶ岳】



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【飛騨沢と槍ヶ岳】

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【振り返り見る奥丸山】

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【アップダウンを繰り返しながら進む】



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【西鎌尾根】

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【歩いて来た中崎尾根】

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【笠ヶ岳と抜戸岳】



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【双六岳】

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【大ノマ岳と弓折岳】

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【中崎尾根を歩く相方】



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【飛騨沢との分岐を通過】

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【千丈乗越まであと少し!】

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【千丈乗越に到着】



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【硫黄尾根(手前)】

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【槍ヶ岳を目指してもう一踏ん張り】

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【大喰岳】



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【岩に目印が付けられた道】

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【鷲羽岳・水晶岳・赤牛岳方面】

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【飛騨沢と中崎尾根・笠ヶ岳方面】



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【槍ヶ岳山荘まで後少しがしんどい】

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【西鎌尾根・双六岳方面】

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【槍ヶ岳にようやく近づいた】



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【槍ヶ岳山荘に荷物をデポして穂先へ】
有難いことに穂先に人がほとんどいない

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【穂先の岩場】
渋滞が無いので快適に登れる

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【槍ヶ岳山荘を背後に登る相方】
一部区間で登りと下りの道が分かれている



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【気を抜かないよう慎重に登って行く】

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【頂上直下の階段】

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【槍ヶ岳の頂上に到着!】
頂上は狭いが360度の展望が楽しめる



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【奥穂高岳方面】

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【大天井岳・常念岳方面】

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【穂先から下山開始】



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【無事に槍ヶ岳山荘まで下りて来た】
ここで急遽、計画変更で下山する事に

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【槍ヶ岳に別れを告げる】
晴れかと思いきや生憎の曇り空だった

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【新穂高温泉まで14.4q】
時間はまだ11時なので下れるかな



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【槍ヶ岳山荘のテント場はまだガラガラ】

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【飛騨乗越で補給休憩】

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【殺生ヒュッテとヒュッテ大槍が見える】



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【さて飛騨沢から下山開始】

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【飛騨沢の草紅葉】

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【千丈乗越分岐】



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【紅葉真っ盛りのナナカマド】

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【すでに足が疲れてペースダウン・・・】

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【槍ヶ岳方面の最終水場】



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【槍平キャンプ指定地】
13時半頃でテントはまだ2張り程

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【槍平小屋】
小屋前のテラスで休憩させて頂く

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【増水時注意の警告看板】
しっかり読んで肝に銘じておく



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【滝谷出合からの北穂高岳方面】
筆者達には敷居が高い岩壁

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【橋を渡ると滝谷避難小屋】
疲れた足を休ませるため小まめに休憩

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【まだまだ先は長い下山路】
下りがとてつもなく長く感じる



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【白出沢出合まで下りて来た】
後は右俣林道を歩くだけだ

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【白出沢出合の水場で喉を潤す】
英気を養いもうひと踏ん張りせねば

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【白出沢ルート入口を左に見送る】
白出沢ルートはまだ歩いた事が無い



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【穂高平小屋】
ここから近道もあるが足が痛く林道を選択

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【新穂高センターまで戻って来た】
ここで下山届を提出

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【疲労困憊で駐車場へ】
本日の山行は何とか無事に終了




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