【 赤岳・硫黄岳 】  美濃戸口から1日目赤岳・2日目硫黄岳

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【赤岳】 あかだけ 2899.2m 【硫黄岳】 いおうだけ 2760m

登山日 2018年2月24日(土)〜25日(日)
山域 八ヶ岳連峰【 ー 赤岳 】
コースタイム 【1日目】6時間34分 (休憩・装備替え等、約1時間2分含む ※歩行タイムは5時間32分) 
【2日目】4時間28分 (休憩等、約47分含む ※歩行タイムは3時間41分)
コース 【1日目】
美濃戸口(4:43)〜赤岳山荘(5:32-5:44 休憩12分)〜美濃戸山荘(5:49)〜中ノ行者小屋跡(6:43-6:47 休憩4分)〜行者小屋(7:32-8:09 装備替え・休憩32分)〜地蔵の頭(9:08)〜赤岳頂上山荘(9:45-9:53 休憩8分)〜赤岳(9:55)〜文三郎尾根分岐(10:15)〜行者小屋(10:49-10:55 休憩6分)〜赤岳鉱泉(11:17 小屋泊)
【2日目】
赤岳鉱泉(6:42)〜[途中休憩 5分]〜赤岩の頭(7:45-7:55 休憩10分)〜硫黄岳(8:11-8:17 休憩6分)〜赤岩の頭(8:32)〜赤岳鉱泉(9:06-9:32 休憩26分)〜堰堤広場(9:59)〜美濃戸山荘(10:26)〜美濃戸口(11:10)
天候 【1日目】晴れ時々曇り(とても寒く稜線上は強風)
【2日目】晴れ(風はほどほどで良いお天気)
駐車場 ★八ヶ岳山荘・美濃戸口蓼科観光駐車場(500円/日 計150台程),八ヶ岳山荘に有料トイレあり
※八ヶ岳山荘駐車場に止めました。駐車料金は下山後にお支払しました。
★赤岳山荘・やまのこ村駐車場(1000円/日 無雪期は各70台程),赤岳山荘前に有料トイレがあり
※冬季の赤岳山荘までの道程はスタットレスに鉄チェーンが推奨されています。
※やまのこ村の営業日はお問い合わせ下さいとの事です。
日帰り温泉 八ヶ岳山荘 , 尖石温泉 縄文の湯 , 信州原村八ヶ岳温泉 もみの湯
備考 ★登山ポストは八ヶ岳山荘と赤岳山荘前に設置されています。
★八ヶ岳山荘・赤岳山荘前・赤岳鉱泉に有料トイレがあります。
★今回はしっかりとした冬装備で入山をしています。
★冬期は天候や雪質・トレースの有無でコースタイムは大きく変わります。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

山岳会の雪山山行として八ヶ岳(赤岳・硫黄岳)へと5人で出かける事となったが、今回の1番の目的は恒例の寒いテント泊 では無く暖かい赤岳鉱泉に宿泊するという事である。昔から1度は泊まってみたいと考えていたのでこの際なので奮発して 泊まり、名物のステーキを堪能しようという事になったのである… 夕食がステーキかどうかはその時になってみないと判らない のであるが。早朝、まずは美濃戸口よりウォーミングアップがてら赤岳山荘まで林道を登り、美濃戸山荘前から南沢へと入り行者小屋を目指す。 行者小屋でアイゼン・ピッケルに持ち替え地蔵尾根から赤岳を目指し進んで行くが、積雪量は少なく急斜面の固い雪面に突如右足が悲鳴を 上げてしまう。企画者でリーダーという立場にありながらも、以前痛めた右足脹脛の張りが増し(寒さと固い斜面にやられた) 足が前に出なくなってしまう。情けないがメンバーに先行してもらい1人後からゆっくりとついていく形としたが、 右足の張りは増し数歩進んでは立ち止まるという感じとなってしまう。遅れながらもなんとか稜線にたどりつくと強風により 雪煙が巻き上がる中々過酷な状態となっている。筆者的には寒さはそれほどではなかったのでゆっくりと進んで行き、みんなに 遅れながらもなんとか赤岳山頂へと到着する事が出来たが、途中で引き返そうか悩んだだけにほっとした感じであった。足も そろそろ治ったと考え阿弥陀南稜等にチャレンジしようと思っていただけに、今年行かなくて良かったとつくづく実感する… もし行っていたら確実に登れなかったであろう。赤岳から文三郎尾根を下り始めるが、風の勢いは変わらず雪を 巻き上げ顔に当たり痛いので足早に下っていく。樹林帯に入った所で一息つき行者小屋まで無事帰還すると、後は赤岳鉱泉を目指し のんびりと進んで行く。赤岳鉱泉に着いた時にはまだ昼前で、早々に宿泊手続きを行い個室でのんびりとする。 天気予報では今日の昼から暴風の予報となっていたため早く登って下りる事を心掛けたが、下山時に登って行く人々は稜線での 風に耐えられたのだろうか?と少し心配になる。チェックインの時間が早すぎてコタツに電気が入らないため(15時からしか使えないらしい) 寒い部屋の中で冷たいビールで宴会を開始する。豪勢に白ワインまでボトルで購入し山小屋ライフを満喫しながら時間を過ごすと、 いよいよ待望の夕食タイムとなる。メニューは期待通りのステーキで、予想以上に豪華な夕食に本当に山小屋の料理か?とお腹いっぱいに なりとても満足した。2日目は硫黄岳を往復して下山という予定であるが、 前日の足の張りは残ってはいるもののなんとか動きそうなので朝食後予定通り出発する。曇りで景色が見えないかなと考えて いたが、見上げる空は青空で展望も良さそうな感じである。雪質は前日と変わらないが昨日よりは傾斜もマシなため足の負担も抑えられ、 所々で止まりながらもなんとか登って行く。赤岩の頭に到着すると南八ヶ岳のパノラマ風景が 眼前に広がり撮影タイムとなる。あとは硫黄岳に一登りで到着すると山頂一帯は積雪が無く、風が強く吹き飛ばされていると いう事がわかる。景色を十分に満喫した所で赤岳鉱泉まで一気に下り、アイスキャンディーを見学しながら軽く昼食休憩、後は北沢を戻るだけだが 堰堤広場からの林道が一部完全凍結してスケートリンク化していたのは驚いてしまった。長い林道を歩いて美濃戸口まで戻り 無事に八ヶ岳山行も終了となった。下山後は温泉に入り次の山行計画に花を咲かせながら帰路についた。

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【八ヶ岳山荘の駐車場(写真は下山時)】
駐車場にはほぼ雪が無い状態だった

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【八ヶ岳山荘を4時43分にスタート】
凍結した林道を登って行く

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【50分程歩くと赤岳山荘の駐車場】
筆者達の車ではここまで来る自信なし



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【美濃戸山荘前から南沢へと入る】

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【しっかりとトレースがある南沢を進む】

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【中ノ行者小屋跡】



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【大同心・小同心が前方に見えて来た】

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【横岳と大同心・小同心】

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【美しい森の中をしばし進む】



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【樹林を抜けると今度は赤岳がお目見え】
事前情報通り雪が少なそう

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【行者小屋に到着】
ここで装備替えと補給タイム

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【行者小屋のテント場】
背後に中岳と阿弥陀岳が見える



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【中岳】

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【少しだけ見えている阿弥陀岳】

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【地蔵尾根から赤岳を目指す】



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【急坂で突然、脹脛が悲鳴を上げる】

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【最後尾で亀歩行の筆者】
一昨年の年末に肉離れを起こした脹脛が急斜面の固い雪で一気に張り出した;;

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【急斜面を登る我がPT】
他のメンバーに先行してもらい、引き返しも考慮しながらノロノロ後を付いて行く



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【一人遅れて休み休み登る筆者】
亀歩行なら何とか登れそうだ

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【横岳・硫黄岳方面】
大同心・小同心は良く目立つ

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【中岳と阿弥陀岳】
厳冬期の阿弥陀岳にはまだ登れていない



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【長い鎖場の急坂は階段がほぼ露出】

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【長い鎖場に差し掛かる筆者】

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【それにしても雪が少ない感じがする】



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【何度も見てしまう中岳と阿弥陀岳】

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【高度感がある斜面】

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【地蔵尾根の頭までもう少しの筆者】



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【地蔵尾根の頭まで登って来た】
稜線に出ると強風が吹き抜け更に寒い

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【地蔵尾根の頭からの横岳方面】
冬期の横岳にも登って見たい

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【赤岳を目指して稜線を進む】
見えている小屋は赤岳展望荘



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【ガスが上がり青空が無くなって来た】

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【鎖場の急坂はキツイキツイ】

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【赤岳頂上山荘(赤岳北峰)まで後少し】



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【雪煙が舞い上がる斜面】

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【赤岳頂上山荘からの硫黄岳・横岳方面】

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【北峰から三角点のある南峰へと向おう】



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【赤岳(南峰)に到着】

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【阿弥陀岳】

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【権現岳】



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【寒いので文三郎尾根から下山開始】
頂上直下の岩場・鎖場は慎重に通過

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【振返りみる下りて来た道】
雪が少ないので難なく下る事が出来た

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【文三郎尾根分岐】
阿弥陀岳方面との分岐点



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【文三郎尾根に登って来る人が見える】
昼前から暴風予想だが大丈夫だろうか

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【急斜面は滑落に注意】
階段が雪に埋もれている所もある

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【中岳と阿弥陀岳】
中岳に立っている人が見える



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【時折、雪煙が巻き上がる】

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【硫黄岳・横岳方面】

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【完全防備のケンちゃん】



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【樹林帯まで下りてきたら一安心】
滑落の危険から解放され一息つける

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【阿弥陀岳分岐】
この分岐まで来れば行者小屋は近い

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【行者小屋で休憩後、赤岳鉱泉へ】
中山乗越まで緩やかに登って行く



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【中山乗越】
ここから標高150m程下れば赤岳鉱泉

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【本日の最終目的地、赤岳鉱泉に到着】
早すぎる11時半前にチェックイン

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【4人部屋の個室に宿泊】
なんと部屋にコタツが!



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【筆者達は5人なので一人は押入で寝る】
身長的に相方が押入で就寝決定

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【廊下に設置された暖房器具】
恐ろしいぐらい暖かく離れがたい

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【楽しみにしていた晩御飯】
明日に備えて早めに就寝



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【2日目、赤岳鉱泉を6時42分出発】

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【大同心沢分岐からの大同心・小同心】

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【ジョウゴ沢を横断】



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【樹林帯の急坂】
一部夏道とは異なり直登箇所あり

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【楽しそうなO君としょうちゃん】
冬期の八ヶ岳を満喫している様子♪

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【朝日が登った!】
予想以上に天気が良く清々しい



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【今から登る硫黄岳】

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【森林限界を抜け斜面を登る】

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【赤岩の頭までもう少しの我がPT】



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【赤岳・中岳・阿弥陀岳】

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【赤岩の頭】

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【天狗岳】



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【硫黄岳】

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【硫黄岳への登り】

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【横岳〜阿弥陀岳】



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【振返り見る赤岩の頭方面】

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【広い山頂の硫黄岳に到着】

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【硫黄岳の山頂標識】



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【硫黄岳の爆裂火口】
硫黄岳は見る角度で風貌がかなり異なる

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【頂上からの横岳〜阿弥陀岳】
眺望を満喫したので赤岳鉱泉まで下ろう

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【赤岳鉱泉のテント場】
このテン場は何回かお世話になっている



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【アイスキャンディーを見学】
見学しながらコーヒーブレイク

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【北沢から下山開始】
何度か橋を渡りながら下って行く

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【北沢】



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【堰堤広場まで下りて来た】
ここから長い林道歩きの始まり・・・

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【一部スケートリンク化した林道】
この道を赤岳鉱泉の車は走ったのか!

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【その後も黙々と林道を歩く】
八ヶ岳山荘まで戻り無事終了〜





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